悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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練習試合

さてと今日は弟子の修行に付き合おう。

 

「へぇ~ヤミカラスって言うんですか~」

「玉川さん今日はお願いしますね」

 

玉川と唯はすっかり打ち解け仲良くなっている。

弟子同士だし穏やかにやってくれ。

 

玉川のデルビルはすっかりLvが上がり22となっている。もうそろそろ進化だろう。

 

唯のヤミカラスは今はLv19になり、昨日たんけんセットでやみのいしを採掘したためもう進化の準備は整った。

 

だけどゲコガシラやニャヒートよりもLvの上がりがいいような気がする。こっちの方が戦っているという自信はあるがなんだろうか。

 

……まあいいレベル上げしようか。

 

 

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

 

もうそろそろ夕方になりそうだし帰るか。

 

「デルビル、かみつく!!」

 

デルビルがポッポにかみつき、ポッポが逃げていく。

 

「あ!」

 

玉川の声で振り向くとデルビルが光輝く。

光が消えてくると、

 

「ガヴッ!」

 

へルガーに進化した。やったじゃないか玉川。

 

玉川はへルガーをよくやったと抱擁している。

 

さあ帰るかな。

 

「あの玉川さん。お願いがあるんですけど」

「なんですか?」

「私とポケモンバトルしてください」

 

へ?

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

 

時刻は夕方、今俺の庭の広い場所に来ている。

そこで俺はバトルの審判をすることになった。

 

唯曰くトレーナーとバトルしたいとの事で、玉川もやってみたいと乗り気だ。

 

そうだ勝った方に賞品をあげよう。

昨日拾ったポケモンがいるからどうしようか迷っていたんだ。

 

 

「先輩準備OKです」

「こっちも」

 

おっ準備が整ったか。

 

「じゃあルールは簡単。使用ポケモンは1体、道具の使用は無しの方向で」

「うん」

「わかりました」

 

そういえば他のトレーナーのバトルを見るのは初めてだ。

 

「それじゃ両者ポケモンを」

「いって! ヘルガー!」

「行け! ヤミカラス!」

 

ヘルガー Lv24

ヤミカラス Lv20

 

両者とも前よりもLvが上がってきた。

師として嬉しい。

 

「それでは初め!」

 

さあバトル開始だ。

実はステータスで他人同士のバトルを見ることができる観戦モードがありそれを使用する。

 

「ヘルガー! かみつく!」

「ヤミカラス! そらをとぶ!」

 

ヘルガーが噛みつこうとするが、唯のやつはそらをとぶをして回避している。そらをとぶを技マシンで覚えさせていた。

 

そして急降下して体当たりしてくる。

 

「ヘルガー! ひのこ!」

 

威力は低いけどやや遠くに当てられる事ができる。

 

「カアッ!?」

「ヤミカラス!?」

 

あっ当たった。攻撃するときに下に降りてくるからそこが狙いか。

 

「カアッ……」

 

あれ? なんか様子がおかしい。

あっやけどになっているみたいだ。

 

「ヘルガー! スモッグ!」

 

ヘルガーが畳み掛ける。攻撃が半減するためチャンスだ。

スモッグがヤミカラスにもろに当たる。

 

「ヘルガー! かみなりのきば!」

「ガヴッ!」

 

黒いガス状のため視界が無くなる。そこを狙いに来たのだろう。

 

「カアアアアアッ!」

「ヤミカラス!」

 

飛行だからこうかばつぐんだ。これは効いただろう。

 

……と思ったがHPが僅かに残った。

だけど、

 

「カア」

 

やけどのダメージがあるため倒れてしまった。

玉川のヘルガーの勝利だ。

 

 

 

 

 

今回の戦いの勝因は運が良かったというところだろうか。やけどになったり、電気タイプを持っていたのが大きい。

 

だがヤミカラスはきょううんを持っていたから攻撃が当たるとどうなっていたかはわからない。

次戦う時は楽しみにしていよう。

 

「二人共頑張ったな」

「ええ強かったです」

「またやりましょう」

 

さあ家に帰るか。

 

「玉川、夕飯どうだ?」

「あっいただきます」

 

 

 

□ □ □

 

 

 

今日の晩御飯はカレーライスだ。

隠し味はインスタントコーヒーを入れている。香りと深いコクが特徴だ。

 

「うわっ美味しいですね」

「うまい」

「主よお代わり」

 

もっと味わって食ってくれ。

 

「ヤミ!」

「ニャー!」

「ブイ!」

「ゲコ!」

 

昼飯が余ったためポケモンにあげた。

反応を見ると好評のようだ。

 

「それで先輩その子は新しいポケモンですか?」

「ブイ?」

 

そうソイツが本題だ。

イーブイを拾ったんだ。

 

「玉川、コイツを育てろ」

「この子をですか?」

 

実力がついてきたお前にプレゼントする。

 

「わかりました。大切にします」

「頼むぞ」

「だけど可愛いわね、どこで拾ったの?」

 

それにしてもあの時はスッキリしたな。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

昨日俺はスーパーの帰りに公園近くを歩いていた。

 

『肉が4割引のタイムセールスがあってラッキーだったな』

 

結構多目に買ってしまった。しばらくは肉を使った料理をするか。

 

『イエエエエイ!』

 

あっ! 頭が悪そうな声が聞こえたと思ったらいつぞやのクソガキとその取り巻きじゃないか。

 

俺に冤罪をなすりつけやがってこのクソが。何処かに鉄パイプはないだろうか?

 

それで何をしようとしているんだ? なんだあの箱?

 

『ブイブイッ!』

 

あっイーブイだ。箱の中に入っている。

隠れて話をこっそり聞くとドブ川に捨てるきらしい。

 

俺は学習した。バレなければ犯罪じゃないと。

 

買い物袋から紙袋を取りだし目が見えるように穴を開け被る。絶望くんと言えばわかるだろうか。

 

さあミッションスタートだ。

 

 

 

『ギャハハハハ』

 

ガシッ

 

『ハハハ……ぎゃああああ!?』

 

クソガキを片手で持ち上げドブ川に投げる。そこまで深くないし、はしごで登って戻ることができるだろう。

 

『うわああああ!?』

 

当然取り巻きも投げ捨てる。

 

さあ帰るか。

 

『『ギャアアアアア!!』』

 

なんだろうと見てみると二人共クラブにケツをはさまれ悲鳴をあげていた。

 

そしてはしごを使いあがろうとするが、

 

『おい! 退けよ!!』

『ふざけんな俺が先だ!!』

 

見事にケツをはさまれたまま争いあっている。

 

俺は爆笑しながら逃げるのであった。

 

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「と言う訳だ」

「何それ自業自得じゃない」

 

ちなみに今朝牛乳飲んでいたら吹き出しそうになった。

 

ああースッキリした。

 

「それで勢いで連れてきたからどうしようかなって迷っていたんだけどバトルに勝った方に渡そうかなと」

「良いなー私も欲しい」

「また今度な」

 

いいポケモン拾ったら唯にもあげよう。

 

「主よお代わり」

「あっ私も」

「私も少しお願いします」

 

人気だな俺のカレーは。

 

こうしてイーブイは玉川のポケモンとなった。

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