悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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600族

「お願いしますよぉ! ゲット手伝って下さいよ!」

 

今日はアリスが遊びに来ている。

 

「先輩……また女ですか」

「モテるわね……」

「選ばれたポケモントレーナーなんですよね? だったらお願いしますよ!」

 

ん?

 

「待て、何故俺が選ばれたポケモントレーナーだと知ってる?」

 

市役所の人間や知り合い以外には一度も言ってはいないはずだ。

何処でその事を知った?

 

「ウチの組には太いパイプがたくさん有るんで市役所の情報なんて筒抜けなんですよ」

 

うっ、ヤバい事を聞いてしまった。

あの市役所は個人情報はどうなっているのだろうか?

 

「それで私を弟子にすると色々得ですよ?」

「わかったよ、ただし言うことを聞くように」

「はーいお願いします」

 

3人目の弟子ができた。

これから騒がしくなりそうだ。

 

「あっそう言えば」

「どうした?」

 

玉川が何か思い出したようだ。

 

「聖沢先輩の事なんですけど従兄弟が選ばれたポケモントレーナーなんだそうです」

 

へぇ~それで?

 

「それでつい最近ポケモントレーナーなってバッジを2個ゲットしたって話を聞きました」

 

あのバカに付き合わされるポケモンが可哀想だ。

 

ちなみに俺はバッジ6個目をてにいれた。

追加された機能はお菓子作り機能と化石復元機能だ。

 

お菓子作り機能でポフィンやポフレを作れる様になり、ミロカロスやニンフィアに進化させることが可能になるだろう。

ちなみに今試作品を食べており玉川達に好評だ。

 

化石はたんけんセットで何個か調達ができる。他のトレーナーとの取引に使えるかもしれない。

 

「それで周りの女の子にポケモンゲットを手伝っているそうです」

「アイツらしいな」

 

アイツはハーレムのお願いをよく聞くタイプだ。それにハーレムが言った事を信じて疑わないため例え嘘でも信じて疑わない。根拠が無くても殴りかかる事がよくある。

本当に面倒くさい野郎だ。

 

「そう言えばこの県のもう1人の選ばれたトレーナーも女の子のゲットの手伝いをしてるそうですよ」

「それも市役所からの情報?」

「ええ、チャラ男らしいです。二つの意味で」

 

チャラ男? 二つの意味?

 

「グマグマッ!!」

 

あれジグザグマ? どうした急に?

 

「森に乱暴者が出て来たと言っておるぞ」

「乱暴者?」

 

アルセウスはポケモンのため言っている事がわかるらしく通訳を頼んでいる。ロケット団のニャースのようだ。

 

それでその乱暴者が俺の森で絶賛大暴れ中らしい。

 

最近知った事なのだがウチの森は大人しいポケモンが集まり暮らしており、平和だそうだ。

 

山の方に行くと高レベルのポケモンの縄張りがあり争いが多く激戦区らしい。そのため避難してくるポケモンが多いとかなんとか。

 

「OK,わかった行こう」

 

俺の土地で争いが起こり、荒らされると腹が立つ。行って何とかしなければ。

 

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

「ガアアアア!」

「ギラッ!」

 

乱暴者の正体はジヘッドだった。

Lvは58だ。何故か身体中に傷を付けており中々強そうだ。

 

そいつに対抗するはヨーギラスだ。Lv20はあるが攻撃は効いておらず跳ね返される。

 

「ギラ!!」

 

必死の攻撃が効かず簡単に吹き飛ばされる。

Lvに差があるため勝負にならない。

 

「ギ……ラ」

「おっと危ない!」

 

踏ん張ったが限界がきたらしく倒れそうになった所をアリスが支える。Lvに大差あるのにかなり頑張ったじゃないか。さて次は俺が戦う番か。

 

「行け! ヤミラミ!」

「ヤミイ!」

「おにびだ!」

 

ただいまLv38だ。

眠らした方が捕まえやすいけど眠らせる技を持ったポケモンがいない。ダークライは何処にいるのだろうか?

 

とまあおにびか直撃しやけどになる。確かサザンドラと違い種族値は攻撃の方が高かったはず。

 

ジヘッドのりゅうのはどう!

 

だよね、特殊技持っているよね。

 

「ヤミラミ、ふいうち!」

 

技を出す前に叩く、後ろに突然現れ攻撃する。HPバーが1/4ほど減った。

 

「畳み掛けろ、バークアウト」

「ヤミ!」

 

バークアウトがジヘッドの胴体に命中する。

文章が出てきて急所に当たったらしくHPが減っていく。

やけどのダメージも追加される。

 

もうそろそろゲットできるだろうか?

やけどを負っているためボールを投げる回数は2.3回しかないだろう。

まずはハイパーボールを投げてみるか。

 

投げて当たり、ボールに吸い込まれる。

1回動いた。だがその後ボールから飛び出る。

 

「ギャオオオ!」

 

ダメだったか……。初っぱなからクイックボールを投げて置くべきだった。

 

もう一度ハイパーボールを投げる。……が1回も動かずボールから出てくる。HPから計算すると1回しかボールを投げるチャンスがない。

 

最後のボールを投げる。

……あっゴージャスボール投げちゃった。少し似ているから間違えた。

 

ジヘッドに当たりゴージャスボールに吸い込まれる。

1回動くが出てこない。2回目も動くが出てこない。3回目来たが出てこない。あれー? これはもしかして……、

 

カチッ

 

あっゲットしちゃった。ゴージャスボールよりハイパーボールの方が捕獲率が高いのだが運が良かったらしい。

 

こうしてジヘッドを手に入れるのであった。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

「ギラギラッ」

「ん? なんです?」

 

ヨーギラスがアリスの靴下を引っ張る。

それじゃ動けないだろ。

 

「ギラッ」

「何言ってるかわからないんですけど」

「一緒に連れて行ってくれと言っておるぞ」

 

便利だな通訳は。だけど丁度良い。

 

「ほらボールだ」

「ありがとうございます」

 

ヨーギラスは育てると最終進化は強いポケモンに成るだろう。かなり性格は凶暴だが強い味方だ。

 

「あのー広人さん?」

「なんだ?」

「これからよろしくお願いしますね」

「……ああ」

 

笑顔がまぶしい。

 

こうしてアリスがトレーナーになったのだった。

 

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