悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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リアルが忙しい……。

今回は玉川さん視点


閑話 後輩

今日は先輩と山へレベル上げに来ています。

 

「ゲッコウガ、みずしゅりけん!」

「ヘルガー、かみくだく!」

 

2匹の連携によりLv30のドンファンが倒れます。山の中に象とかいるように成ったんですねこの世界……。

 

「玉川、昼飯にしようか」

「はい」

 

そう言えばお腹が空いてきましたね。

時計を見ると2時です。

 

私は敷物を引いて先輩は食事を用意します。

 

「今日は時間がなかったからおにぎりだわ」

 

と言い出したのは三角の形になったおにぎりです。私三角を作るのは難しいんですよね。

 

とまあお腹が空いているため食べましょう。

 

「! 美味しい」

「そうか? 簡単に作ったやつだけど……」

 

外は固くて中はふわっとして塩加減が効いてます。具のツナマヨもクリーミーですし。今まで食べてきたおにぎりの中でも断トツですよ先輩。

これ本当に簡単に作ったんですか?

 

「全部を何分位で作ったんですか?」

「ん~と10分位か?」

 

料理の天才じゃありませんか!?

女として自信とか無くなりますよ。

 

「料理する時にコツとかってあるんですか? 前から気になってたんですけど……」

「いや? 特に普通に作っているだけだぞ」

「普通って……」

 

普通に作って料理ってこんなに美味しくなるもんなんですかね? 不思議ですよ。

 

 

 

□ □ □

 

 

 

「あ~このお茶も美味しいですね」

「そうか?」

 

食後何だか動きたくなくなりました。もう少しのんびりしたいですね。

 

「そう言えばさ玉川」

「なんでしょう?」

「何で俺ばっか構うんだ?」

「あれ? 覚えていないんですか?」

「あれでここまで構うのか?」

 

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

私が入学当初、道がわからなくなり路地に入ってしまいました。

 

「よぉ姉ちゃんどっか遊びに行こうぜ」

「兄貴が奢ってくれるってさぁ」

「や、やめてください!」

 

案の定顔が怖い人達に絡まれました。

通行人がチラチラ見るだけで通りすぎていきます。

 

「もーいーやここで遊ぼうぜぇ」

「ヒャッハー!」

 

いきなり服を引っ張られ、ボタンが取れ下着が見えてしまいました。不味い逃げないと。

 

「おっ~と逃がさないぜ」

 

逃げようとすると羽交い締めにされて身動きが出来ない。もがいても振りほどけない。

 

誰か……助けて……。

 

「やめろぉぉぉぉ!」

 

不意をついて出て来て羽交い締めを解き、そして助けてくれた人間の後ろに付く。

 

「あ゛? 何だお前は?」

「テメェ~邪魔した覚悟はできてんだろうな?」

 

覚悟って……私に乱暴しようとしたのに何言っているんだろう?

 

「お前ら女子によってたかって恥ずかしくないのかよ! 警察に通報してやろうかクソどグボハッ!」

「うるせえ黙れクソが!!」

「調子に乗んなよカスが!!」

 

喋ってる途中殴られる。

 

リンチされていてもまだ意識はあり、口で私に逃げろと伝えてくる。

 

本当に最低ですけど逃げます。

 

「あっ逃げるぞ。あ、テメェ足を掴むな!」

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「あの時逃げてしまいすいませんでした」

「いや、逃げていなかったら嫌な目に逢っていただろ。間違っていない」

 

先輩の優しさに感謝します。普通の人だったら無視する所を助けて貰い、あのまま放って置かれたら酷い目にあったでしょう。

あの後先輩を見つけて感謝し謝ると、それでも気にしていない様な態度を取って逃げてしまいました。

それから先輩をよく追いかけるようになっていくようになりました。

 

「先輩って意外と照れ屋なんですね」

「はぁ?」

 

感謝されると恥ずかしい様な顔とかしてるじゃないですか。気付かないとでも思っていたんです?

 

「でもまだあるんですよね理由が」

「まだあんの?」

「先輩、1年の頃の授業中に隣の席の女子の頭にバケツで水をかけましたよね?」

「……ああ、あったな」

「あの人は私の従姉妹です」

「!?」

 

やっぱ驚くだろうな……。その事件で先輩が苛められるようになりましたし……。それで従姉妹が罪悪感でその後転校してしまい、全校生徒に知れ渡りましたからね。そして色んな人間にボコボコにされたと聞きましたよ。

 

「ああ大丈夫ですよ、従姉妹から真実を聞きましたから。先輩に何度も感謝したかったらしいですよ」

「そ、そうか……」

 

先輩はいつも抱え込むタイプですよね……。でも抱え込んでくれたからこそ従姉妹の名誉が守られた様なものですよ。

先輩は本当に損をできる人ですよね。良くも悪くも。

 

「そろそろ休憩終わるか」

「はい」

 

 

 

□ □ □

 

 

 

「結構有意義なレベル上げだったな」

「はい、レベルが少し上がりました」

 

先輩が道具を多く拾ったので分けてもらった。

悪いので安いボールを貰いましたけど……。一番安いモンスターボールでも600円しますし絶対は捕まえられないので貰ったり拾ったしたほうが得ですね。

私は今バッジが4個のためにまだダウジングマシンはまだゲットしていません。あー欲しい。

 

「そうだ玉川これを渡しておく」

「なんですこの玉?」

 

2つの球を渡されましたけどなんですこれ?

 

「メガストーンとキーストーンって言ってヘルガーを進化させる道具だ」

「ヘルガーを?」

「ああメガシンカってやつだ。前よりもパワーアップするし姿も変わる」

 

そんな進化があるのか……奥が深いですねポケモンは。

 

「ちょっとメガシンカさせて見るか」

「え? どうやるんです?」

「ヘルガーにスカーフ付きのメガストーンを巻いてキーストーンに進化と念じて見ろ」

 

えっと念じて……うわっ!

 

キーストーンから光が出て来てヘルガーを包み込み輝き、そして前と違った姿で出てくる。

これがメカシンカ……。

 

「わぅん」

 

姿形は違ってもヘルガーだと言う事には変わりはないし強く見えます。頼もしい限りですよ。

 

「キシャアアアッ!」

「おっ、野生のエアームドか。練習相手に丁度いいか、やってみろ」

 

ちなみにLv35、ヘルガーはLv29。

 

「ヘルガー! あくのはどう!」

 

先輩に覚えさせられた技を使う。威力が強い技だ。

 

放たれた波動がエアームドに当たり、そのまま一目散に逃げてしまいました。戦闘終了みたいですね……。

 

「おっ、一撃で戦闘不能か」

「先輩、やりましたよ」

「よくやったな」

 

ヘルガーは強くなりましたよ。全部先輩のおかげです。ついていきますよ。

 

「……そろそろ帰るか、晩飯の時間だ」

「はい!」

 

こうして私は先輩にまた夕食をご馳走になりました。

特に青椒肉絲が美味しかったです。




閑話を数話と言いましたが事情により1話だけという事で終了します。すみません。

第二部からは日本のトレーナーとの交流やポケモンバトルをしていく予定です。書き溜めるためお待ち下さい。
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