さーて今日は土曜日だ。
明日はアルセウスと唯で映画館だ。
prrrrr prrrrr
ん? 電話?
『ああ影山君? 市役所です』
「何かありましたか?」
『明日の交流会で変更があったので連絡を』
ん、交流会?
「あの~交流会って?」
『トレーナー同士の交流が市役所であって選ばれたトレーナーは参加するんですけど2週間前に携帯に連絡しましたよね?』
「いえ、知りませんが?」
初耳ですが? 留守電にもそんなの無かったけど……。
交流会なんて始めて聞きましたにゃー。
『いやー困りますね。忘れるのは私もよくありますけど』
「だから知りませんってば」
『事前に連絡したのに覚えていないのはどうかと思いますよ』
「連絡されてませんが?」
記憶に無いな。
『明日○○市役所に8時に変更になりましたので』
「ちょっと? 明日用事があるんですけど?」
『先約はこっちですが……選ばれたトレーナーがいないと交流会が困るので私達が恥を書くんですよね……』
うわっ! ウザい。なにこの態度。
連絡されてないのに酷い。
アイツに相談だな。
『それではまた明日』ガチャ
明日映画館なんだけど。クソッタレ。
楽しみにしていたアルセウスと唯に謝らなければ。
「主よ……」
後ろを振り返るとアルセウスと唯が。
「大丈夫だよ、次の休みに行けば」
「気持ちだけでも嬉しいぞ」
「お前ら……」
ごめんなお前ら。絶対連れていくからな。
□ □ □
翌日。
ちなみに調べてみたが留守電にも連絡は無いし通話履歴にも無い。家電の留守電と調べたり、アルセウスや唯にも聞いたがそんな話無かったそうだ。理不尽だなオイ。
ちなみに交通費は自費だ。悲しい。
「ここが○○市役所か」
片道1000円くらいだろうか。金があるから出費は痛くはないが映画がおじゃんになった為精神的につらい。
あそこが受け付けか。
とりあえず済ましておくか。
ドス
「おい邪魔だ」
後ろから追突された。
俺ずっと止まって立っていたけど?
「あーん? なんだその目は」
チャラチャラしていて柄が悪い奴だな。
ぶつかってきたのはそっちだ。
「肩ぶつけといてあやまんねえのかお前?」
「よそ見していたのはそっちだろう?」
「生意気だな~お前。顔は覚えたからな?」
偉そうだなぁ。
受け付け済ませよう。
□ □ □
中庭の方にいくと沢山のトレーナーとポケモンがいた。この県に多くのトレーナーがいるようになったなぁ。
レディバ、ベロリンガ、パチリス、ヒノアラシ、ヤドン、スバメ、アーボ、ブルー等色々いる。
「おっ色違いのトランセルだ……ん?」
今さっきぶつかった柄の悪いチャラ男が女子に囲まれちやほやされている様子だ。
そう言えばアリスが選ばれたトレーナーがチャラ男と言っていたな………奴か?
「え?」
おいおいよく見てみたら退学したクソ女がいるぞ!? いつも聖沢に取り入っているような顔してるな。
尻軽過ぎないだろうかコイツ。
「あ!!」
ビッチが俺に気づいた。
そして釣られる様にチャラ男も視線を俺に向く。
「何やってるのよカス山!」
「何しようが俺の自由だボケ」
コイツの名前なんだっけか?
未だに思い出せない。
「あっお前さっきの! テメェがカス山か………」
ん? 俺の事知ってるのか?
「お前が明日香に濡れ衣着せて退学にした男だな!!?」
「はい?」
何か真実が歪んでませんかクソビッチ?
取り入る為に虚偽言うのかお前は?
ふとクソ女を見てみると困惑した顔をしている。虚偽だと分かる証拠はもう揃っているし、沢山の悪事の証拠を掴んでいる。言い逃れは出来ない。
「他にも聞いてるぜ、悪事を指摘した生徒をポケモンバトルで公開処刑して学校から追い出したそうじゃねえか」
真実だけど俺が悪者みたいじゃねえか!?
後で覚えていろよクソ女。
「影山くん! いたいた。探したよ」
あっ俺の住んでいる市の市役所の人間だ。正直腹立ってきた。
「あれ茶頼君じゃない? この前はありがとう」
「どうってこと無いですよ。………あの~コイツのフルネームって何ですか?」
「?影山広人君だけど」
一瞬表情が真顔に戻る。
そして、
「ぶっはっはっははは!」
な、なんだ急に笑いだした!?
どうゆうことだ?
「何がおかしい?」
「お前の担当の神様は貧乏神なんだろ!? ド底辺の人間を選んだって神様の間じゃ有名だぜ!」
貧乏神?
そう言えば服とか家の中とか古かったような……。
だけど俺は神様のおかげで貧乏な生活を送ってはいないんだけどな。でかいきんのたまが最近多く発掘できた。
ありがとう二葉。
「だったら何だ?」
「帰れ、不幸が移るんだよ貧乏神のトレーナーwww」
よーし帰ろう。
用事を潰してまで参加したのにこの扱いだ。無理して付き合う必要は無い。自分の市の市役所のメンツなんてどうでもいいし関係ない。
「ちょっと!? 困るってば影山君」
「知るか」
あそこまで言われたんだぞ。やってられるか。
職員が駆け寄ってくる。そしてふと書類が見えた。
ん?
「なあアイツの名前何なの?」
茶頼って言ってたんだよな。
書類に茶頼って苗字があったけど下の名前まで見ていなかった。
「ええっと茶頼呂己男って名前だけど?」
茶頼呂己男……
チャライロミオ……
チャラオ……
チャラ男!?
あ~だから二つの意味でチャラ男か。納得。
皆からチャラ男とか呼ばれてるんだろうな。
「じゃあなチャラ男。せいぜい猿山のボスを気取っていろ」
「は?」
チャラ男の顔がみるみる赤くなる。
本当に猿みたいになった。
「チャラ男だと………人をバカにしているのか?」
「先にバカにしたのはお前だバーカ」
めんどくさいなコイツ。
「人が気にしている事を……許せねぇ……」
「だったら何だ?」
「ポケモンバトルだ!!」
「はぁ?」
ポケモンバトルするの? 何故? Why?
「俺が勝てば土下座しろ。明日香にもだ」
「こっちが勝ったら?」
「手持ちの道具全部やるよ」
風の噂でバッジ6個と聞いたからダウジングマシンは持っているだろう。だけど、
「断る。面倒臭い」
「は?」
道具はかなり沢山あるし木の実も技マシンも増えてきた。戦っても普通に勝てるしそっちが損するだけだ。
「あーわかった担当の神様はカスだもんな! 選んだトレーナーもカスでチキン野郎か!」
ぶちっ
チャラ男の大声の挑発で俺の中の何かがキレた。
そっちの為に戦わないのにそこまで言うのならば戦ってやろう。覚悟しろチャラ男。