悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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ぼうそうぞく 前編

「いやぁ~昨日は大変でしたね先輩」

「また唯パパが遊びに来るってさ」

「ははは……」

 

唯パパの襲撃の翌日、玉川と帰り道歩いていた。

 

かなり暴れたので襲撃者側に直してもらった。壊れたものとかは後日直しにくるとか。

 

トレーナー部隊の奴らはボコボコにしたのでしばらく再起不能だそうだ。

 

「まったく家の中に多人数入られるとはびっくりしたぜ」

「ガサ入れみたいですね」

「まったくだ」

 

俺が誘拐したようなものだからな。

まさか見つかるとはな。

 

だが情報源は何処からだ?

 

「そういえば先輩の上の先輩に仲が良いって人がいるって聞いたんですけど、居るんですか?」

「懐かしいなクズゴミカストリオか」

「え? 何ですその悪意混じった呼び方は?」

 

それを言ったら爆笑だったなあの先輩達は。

とりあえず玉川に説明して置こう。

 

まず一人目にクズこと九頭竜大輔先輩だ。

二つ上の先輩でありかなり頭の悪い。しかしケンカは強く暴行事件が多く恐れられており、俺を助けるために流血事件とかよく起こしていた。

卒業後は自転車で日本一周するとか言って旅に出た。数ヶ月前北海道から絵葉書が来て以来消息不明だ。

今何処にいるのだろうか?

 

それで二人目はゴミこと六堂寺和水《なごみ》先輩。

一つ上の先輩であり、体が弱くよく休んでおり中々学校に姿を見せない。しかし実家が剣術道場で幼い頃から剣を握っており、剣の神童とも言われる程の才能がある。よく木の棒で不良をボコボコにしていた。

今は休学中で体を休めている。

 

「とまあこんなところかな」

「変わった先輩何ですね……」

 

俺も思う。九頭竜先輩は頭は悪いけどいい人だし、なごみん先輩は病弱で血とか吐くし。二人とも攻撃力がかなり高かった。

 

「聞いてましたけどいい人ですね」

「スゴい世話になった」

 

退学してないのはこの人達のお陰だ。

 

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

さて家に帰って来ましたがポストに変な封筒が入っているな。取り出してみると、

 

『挑戦状』

 

…………ん? 何だこれ? 開けてみよう。

 

ええっとナニナニ、

 

『ポケモンを使い調子に乗っているためポケモンバトルを申し込む。今日20時に迎えを寄越す』

 

うん、これこの前アリスが言っていたトレーナー狩りじゃないか。今日疲れたから早く寝たいんだけど。

 

それでアリスから聞いた事だがこれに無視すれば直接乗り込んでくるらしい。そして問答無用でボンタン狩りをしてくるってさ。

メンドクサイな本当に。

 

「主よ飯」

「お腹すいたー」

「待ってろ今日は秋刀魚の炊き込みご飯だからな」

「イヤッホゥー」

 

さ、ご飯を作ろう。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

20時

 

ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン

 

うるせぇなオイ! ガキかよ。

ハイハイ出ますよクソッタレ。

 

戸を開けると不良みたいな奴等が数人。

 

「影山広人だな? 連行する。鬼島さんがお呼びだ」

 

挑戦状を送ったのはソイツか。

送ってもらうのでハイエースも用意されている。

 

「……あっ待っててくれ準備とガス消してなかった」

「わかった早くしろよ」

 

戸を閉め、俺は部屋に入り布団をかぶりタイマーを1時間でセットする。

 

俺は仮眠をとることにした。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「着いたぞ」

 

声がなんかキレてる。まあ一時間も待たしたんだし文句は言いたいだろう。

それで何時間か車に揺れたけどどこだろうか?

 

周りは沢山人がいる。

 

「こっちだ来い」

 

着いていくと直径20mの穴みたいなバトルフィールドが用意されている。

そしてリーゼントの大柄な男が腕を組んで待ち構えていた。

 

「よぉ待ちくたびれたぜ」

「挑戦状とか粋な真似するじゃないか」

 

古風だけど嫌いではない。

 

「さあ始めようぜぶっ潰してやる」

「待て、俺が何をしたんだ?」

「そりゃ色々だ。そっちも聞いてるだろ」

「ほぉ……」

「女に乱暴したとかよく聞くなぁ」

 

コノヤロウ………また冤罪が広がってやがる。

心の底から本当に不愉快だ。

 

「おおっ殺る気あるじゃねえか」

「…………」

 

腹立ってきたな。

もう言い返して良いよね。

 

「あのさーお前の髪型自分でかっこいいと思ってんのか?」

「………あ?」

「本当と事言うけどさ……ダサイ!!」

 

観客のヤンキー達がワンピースのギャラリーみたいに驚いている。やっぱ貶されると怒るのかな?

 

「なん…だ…と」

「その頭、野鳥になら巣として使ってもらえるんじゃないかい?」

「てめぇ……」

「このリーゼント豚野郎が! そのアトムみたいな頭を刈り上げっぞ!」

「言いやがったなああああああ!!」

 

あっポケモンバトルの音楽が鳴り始めた。

 

「行け! ゲッコウガ!」

「ガオッ」

「潰せ! チルタリス!」

「クァ」

 

さて返り討ちだ。Lv50だ。

 

「チルタリス! ムーンフォース!」

「チル!」

 

はっ、その程度で俺のゲッコウガを倒せると思ってんのかこのアトムヘアーは。

 

ドドドドド

 

ムーンフォースが降り注ぐ。

 

「クガッ!?」

 

バタン

 

ゲッコウガのHPがゼロになる。

 

 

 

 

……………え?

 

 

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