「わーい」
「イヤッハー」
「ああやっと来れた」
待ちに待ったみんなで遊園地である。
前は色々用事があったので来たくとも来れなかったのである。ようやく来れたぜ。
「よしあれ乗ろうよ」
「主あれ乗りたい」
「わかったジャンケンで決めな」
今日は一日中付き合ってやろう。待たせてしまったからな。
「よーし私だ」
唯からか。行こう。
さーて今日は楽しむぞ。
□ □ □
初っぱなからジェットコースターか唯。
「うん、一回乗ってみたかったんだ」
ジェットコースターの方を見ると結構並んでいるな。
見てみると一時間くらい待つそうだ。
「主、儂は座っている」
「ああ、これジュース代な」
暇だろうしジュースくらいは飲ませてやろう。
「さあ並ぶか」
「うん」
おっきたきた。後ろの座席か。
ジェットコースターで後ろの座席は怖いらしい。
車両が急降下を始める際、前方の車両が先に下り始めると、後方の車両はそれに引っ張られるように加速しながら下る。
その際にゼロGやマイナスGが発生するため、乗客は強烈に引き込まれたり、上方向に飛び出されるような感覚となるので、一般的に後方の座席の方が怖いとされる。
なお、車両の連結が長ければ長いほど怖さも増す。スリルを求めるマニアの間では、後方の座席を好む人が多いとか。
遊園地に行くのでジェットコースターの雑学を調べてみた。
「私乗ったこと無いんだ……」
「俺もあんまり乗らないな」
カタカタ
そろそろコースターが上に着きそうだ。
そして、
「きゃあああああ」
凄いGだな。
□ □ □
「ん、終わったか」
「す、凄かった」
「次は儂だな、あれ行きたい」
お前あれお化け屋敷じゃないか。
まあ付き合おう。唯はその辺で休むみたいだ。
そういえばアルセウスって何が怖いのだろうか?
メチャクチャ強いし苦手な物ってあるのか。
ちなみに食べ物の好き嫌いは無い。
「おお儂らの番じゃ」
このお化け屋敷は病院をモチーフにしたやつだ。元々はホテルだったらしい。
それでキャストも白衣だ。
確か何かの記録でギネスブックにのったんじゃなかったけこのお化け屋敷?
「ん、御守り売ってるぞ」
「別にいいや」
どうせ脅かし方が弱くなるとかそんな感じだろう。
とまあ俺達は入口に入った。
「いやーキャストが凝っていたな」
「ああ少し不気味だったの」
俺達はリタイアせずに完走した。
長かったな………。途中にリタイア用のドアを数個見つけた。
「それにしても螺旋階段の所にいた女ってなんだったんだ? キャストとしては個性無いような気がするけど」
「………女なんて居なかったぞ?」
え?
□ □ □
「おー凄いぞこれ」
お次はゴーカートだ。
アルセウスが調子に乗って走り回している。
俺と唯は2人乗りの奴に乗る。
「マリオカートやってるみたいだ」
「ねえレースしようよ」
公道をよく走っているのをテレビとかで見るが、あれは普通自動車の分類に入るらしく免許が必要らしい。
外国人に人気だそうだ。
「じゃあいくぞ」
「3.2.1スタート!」
よく考えれば俺ら2人乗りだから不利じゃん。
ってことでアルセウスが有利で最後の一直線だ。
「よーし勝……り?」
うわぁ時間切れでゴーカートが動かなくなった。
そして俺達がゴールした。
□ □ □
「んじゃ最後は3人で観覧車乗ろうか」
「もう夜になりそうだから夜景みたいな」
最後は観覧車で締めだ。
あと一時間で閉園だからガラガラだ。
すぐに俺達の番がきた。
「で? 隣に来るんだ2人共」
二人とも俺の隣に座る。
「いいじゃん美少女二人に挟まれてさ」
「少しは甘えていいじゃろう」
取り敢えずこのままでいいか。
この観覧車の全長は高い方で夜景の絶景スポットだ。
アルセウスで見た方が早いと思うが雰囲気というやつだ。
それであっという間に一番上に着いた。
「わぁ綺麗」
ここら辺は人が多く住んでいるので街灯が多い。
「あ、前のカップル……」
「前? あ」
前を見るとアベックがキスしている。
クソッリア充め。
「どうする、キスする?」
「………」
上目遣いで見つめられる。
いやいやそんなこと言われたら困惑するよ。
正直したいけどさ。
「つーか儂が居ないところでやったらどうだ」
□ □ □
「今日はどうだった?」
「最高!」
「また行きたい!」
そうかよかった。連れてきたかいがあった。
「さ、帰るか。その前に夕食食べてくか」
「「えー」」
「だって食材買ってないし疲れたもん」
こうして今晩のご飯はマックだった。