悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

39 / 103
また日常回。


水族館

「せーんぱい、お早うございます」

「おはよう」

 

今日の玉川の服装は白いワンピースに灰色のカーディガンで決めている。相当気合い入ってますな。

 

「よく似合ってるぞ」

「え! いやー嬉しいです!」

「髪も整えているし綺麗だ」

「ど、どうも。先輩何分前から居たんですか?」

「今さっき来たとこ」

 

嘘である。本当は一時間ほど待った。

暇だから朝食を軽く摂った。

 

「それにしても唯さんとアルセウスさんで遊園地とかいいですよねー」

 

そうアルセウスの口が滑ったのである。

そしたら玉川が一緒に行きたいと言ってきた。

 

置いてけぼりは嫌だそうだ。

 

「さ、今日は水族館ですね、ポケモンの説明をお願いしますね」

「善処はしてやる」

 

今日は水族館にデートに行くことになった。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「わぁ凄い水槽!」

「確かにデカイな」

 

うわー色んな水タイプのポケモンいるな。

 

ホエルコ、タッツー、テッポウオ、マンタイン、ホエルオー、ヨワシ、ラブカス、ママンボウ、うわっプロトーガまでもいる。

 

確か水タイプって全タイプの中で一番多く、全てのタイプの複合があるとか。

水タイプの加護を持つトレーナーはどんな奴だろうか。

 

「先輩、あれ何ですか?」

「どれだ?」

「あれですよ、あれ。あ、居なくなっちゃった」

 

逃げ足が早いポケモンなのだろうか。

 

「どんな奴だった?」

「えっと水色でクリオネみたいなポケモンでした。あと二つ触角がありました」

「………」

 

あれ、もしかしてマナフィ?

確か珍しいよね。俺も見たかった。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「見てください、ヒトデですよ」

「ヒトデマンか」

 

ふれあいコーナーにヒトデマンがいた。

 

ヒトデマンは面白いポケモンで赤いコアを壊されない限り再生する。そのためネオラントに囓られても全然気にしないそうだ。

 

赤い点滅をするのは夜空の星と交信する為だとか言われているんだって。

 

「へー無機質なポケモンですね」パキ

「あ」

 

玉川がヒトデマンを触ったら少し欠けた。

 

「シュワッ」

 

俺の顔に軽くみずてっぽうがかかった。

何故俺に?

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

「あれってトドですよね」

「実はセイウチ」

 

寒い動物がいる場所に俺達は来ていた。

玉川がアシカ見たいってさ。

 

それで今見ているのはトドゼルガだ。

トドが付くが、長いキバが生えるのはセイウチであり、トドとは別種である。(トドはアシカ科、セイウチはセイウチ科)

トドゼルガはその牙で10トンの氷塊を砕くらしい。

 

「先輩? アザラシが転がって来ましたよ」

 

タマザラシだな。

泳ぐよりも転がった方が早いと言われている。

 

その転がってきたタマザラシをトドゼルガが上手くいなしヘディングの様にして、数回上下したら尾の方に持っていき尾で投げてタマザラシを水の中へ入れる。

 

直後水槽のトドゼルガ達はこっちを見て様子を伺っている。

……リアクション待ち?

 

「「…………」」パチパチパチ

 

うん、凄いや。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

 

さてお次は深海コーナーだ。

深海を模しているのか暗めの照明になっており、薄暗い感じがある。

 

俺もルビサファやってたけどダイビングとかできそうだな。海の中にも道具とか落ちてそう。

 

「へー深海にはこんなのがいるんですね」

 

パールル、サクラビス、ハンテール、チョンチー、ランターンが見られた。海底に居そうだよな。

 

また予習をしてきたのだが地球の海の平均水深は 3,729 m であり、深海は海面面積の約80% を占める。

 

21世紀の現在でも大水圧に阻まれて深海探査は容易でなく、大深度潜水が可能な有人や無人の潜水艇や探査船を保有する国は数少ないなどから、深海のほとんどは未踏の領域であるそうだ。

 

そこにカイオーガがいる可能性が高い。

 

「先輩、あれ見てください」

「ん、おっ!」

 

ミロカロスじゃあないか。リュウグウノツカイがモデルのポケモンであり、美しいポケモンと言われ、争いを鎮めるとか。

 

「綺麗ですね~」

「ああ」

 

リュウグウノツカイって食えるって話を聞いたことがあるが本当なのだろうか? 旨いらしい。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

 

次はショーをやるらしく、座っている。

 

なんのポケモンが出てくるのだろうか。

 

「あれってクジラっぽくありません?」

「クジラだな」

 

ホエルコである。

ミナモシティで調教されている場面を思い出す。

 

何か鈍そうなイメージがあるが大丈夫なのか?

そして音楽が鳴り始めた。楽しい感じのやつだ。

 

サバン

 

え、陸の方に上がった!

 

ブシャー

 

潮吹いたな。クジラだし。

 

おっと次は水中に入ったぞ?

何するんだ?

 

バシャァァァァン

 

水の中から垂直跳び!?

その上にはボールがあって体に当てる。結構な高さを跳んだな……。

 

次はなんだ? トレーナーが水中に潜ったぞ。

暫く潜ったままだ。

 

ザバン

 

うおっ! 泳いでいるホエルコの上にトレーナーが乗って立っている。もしかしてなみのり使えんの?

 

とまあ予想外に色んな事をやっていた。

 

 

 

 

□ □ □

 

 

 

「凄かったですよね。普通の動物からポケモンに変わったんで面白味があったというか」

「他にもそんな施設あるかもな」

 

色々な発見をして楽しかったな。

面白そうな施設とかまだありそうだし機会があったら行ってみよう。

 

「さて、締めにあそこに行きますか」

「え、まさか……」

「ああ、あのレストランだ。ハンバーガーが美味しいってさ」

 

玉川が一時硬直した。

変な事は言ってないぞ?

 

「この鈍感」ボソッ

「ゴメン、何だって?」

「何でもないですよ、行きましょう」

 

ハンバーガーは美味しかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。