「おー結構トレーナーとポケモンがいる」
「100人程いるって聞きましたし」
って事でやって来ました会議に。
神様が選んだから皆美男美女である。
ポケモンのゲームの話題を降る事の出来る奴等なのである。
色々仲良くならないといけないな。
「取り敢えず声を掛けて交流を深めてくるわ」
「わかりました。私達はアソコにいるので」
アリスはベンチを指差す。
「それじゃ行ってくる」
輪の中に入ってみると御三家だったりレート戦で使われるようなポケモンがちらほらいるようだ。
おっイーブイ発見。
中学生程の女子の集団だ。
何に進化させるのか聞いてみよう。
「やっぱイーブイだよねー」
「いやいやピカチュウだよ」
「アチャモだよー」
多分可愛いのが何か話しているな。
話を降ってみよう。
「あれーイーブイじゃん。何に進化させるの? 進化の石あるけど譲ろうか?」
「「「…………」」」
「あれ?」
………え? 空気が変わった?
話しかけた瞬間女の子達の目から光が失われ、無表情になる。
………見た事あるぞ。アニメとかでよく見るレイプ目だ。
つーかなんで話しかけただけでこんなになるの?
「うわ……」
「"ていおう"だ……」
「………」
"ていおう"?
「行こう……」
「空気みてよ……」
「警察呼びたいわ……」
えっどっかに行っちゃった。
俺は何やったの?
"ていおう"ってなんだ? 確かにポケモンバトルは強い方だけど……。
まあいい!! 次行くか。
ん? 次は男子高校生かな。
同年代だから話が合うかもしれない。
「お前ボール持ってないのダッセエー」
「ダウジングマシン使えよー」
「近くに山とか海とか無いんだ………時間もないし」
ほうほうボールが無いと。
もしかしたら他の道具も無いかもしれない。
仲良くなるチャンスだ。
「よう、ボール無いんだって? 結構余ってるからあげようか?」
「「「………」」」
「ん?」
あ、あれ? また今さっきと同じく目にハイライトが無い?
男子高校生のレイプ目なんて誰得なんだ?
「チッ"ていおう"か………」
「うっざ」
「話しかけてくんな」
「行こうぜ」
「ああ」
「キメェ」
んー? あれれどういう事?
そう言えば変な噂が流れてるんだっけ?
それが原因が?
噂は噂だよな。
信じるやつは子供かそこらだ。
次は大人に話しかけよう。
探して見るといた。
社会人見たいな人達発見。
「ピチューってどう進化するんだったけ?」
「なつきですよ。なついた状態で進化です」
「すっごーい物知りね!」
「いやぁ好きでやってるんですよ」
「ねえ! みつあつめって何?」
「きあいだめってどういう技?」
「せんせいのつめってどんな道具なの?」
「えっーと困ったな………」
ハーレム状態で困ってるようだ。
手助けして上げよう。
「すいません、みつあつめはあまいミツを集める特性。きあいだめと言うのは急所に当たりやすくなるようか技で、せんせいのツメはたまに先制攻撃ができる道具ですよ」
「「「「………」」」」
「あれ?」
またレイプ目だ。
俺この人達に何もやってないよ!?
「私トイレ行きたくなってきた」
「私も」
「ウチも」
「あ………」
どっか行っちゃった。
なんで逃げるんだよ。
「しゃしゃり出てくんなよ"ていおう"がよ……」
え? その名前なんなの。
つーかなんなの全然話が出来ない。
相手側が話そうともしてくれない。
「なんなんだよホント」
「まあ理由があるんだよね」
後ろから肩を叩かれ、振り替えると。
「やぁこの前ぶり」
「木羽……」
「立ってるのもなんだしあっちの方座ろう」
「ああ」
□ □ □
俺はサイダーを買って変態達と座る。
玉川達も一緒にいる。
「まさか私達がこんなに敬遠されてるとは」
「心外ですな」
「しかたないぜ、好きなこと楽しんでるんだが他人にはわかんないだろ」
「あははは………元気そうだね」
「本当に元気そうだな」
そう、鞍田のおっさん、紳士のおっさん、木嶋、木羽、そして俺。
加護持ちが勢揃いである。
「それにしても何なの"ていおう"って?」
「広人って悪い噂あるだろ。そこから来ているらしい」
「………」
は? 何故に俺が変な噂たてられなきゃならないんだ?
ふざけんな。
「それで僕達の様な底辺と仲良くしている上にポケモンバトルが強いだろ? だから底辺の王、略して"底王"だってさ。心の底から失礼だね」
はあ? なんなのその二つ名は!?
ふざけんなボケェ!!
第一にコイツらそこまで底辺じゃないぞ!
変態だけど性格はいいぞ?
「多分殆どの悪い噂は嘘だと思うけど、どうなの?」
「……さあな」
確かにカツアゲとか唯を匿ったりしたけど。
多分アイツらが関わってるか?
「で? 鞍田さんはズボンを履いて上半身だけ裸になってるけどなにがあったの?」
「服を全部着ろとは言っていない!」
「何だそのこだわりは。約束は守ってるけど」
確かに服を着るという約束だが全部着ろとは言ってない。問題あるがな。
「ちょっとジュース買ってくる」
「あっ私も行きます」
□ □ □
「結構いい人達ですね」
「まあ変態だけど」
「先輩も変わってる方ですけどね」
「そうか?」
俺はグレープジュースを。
玉川は緑茶を買った。
「今さっきから皆レイプ目だよ。まったく失礼な奴等だ」
「でもおかしくありません? 噂ですよ、信じる根拠あるんですかね?」
確かに噂でレイプ目って可笑しい。
何なんだろうか?
ジュースを飲んでいると後ろから気配が。
「あ~れ~広人じゃないか。何でお前みたいなカスがこんな所に居るんだ? マジキモイ~」
「プッ! 広人じゃん? まだ生きてたの!? 早く死ねよ!」
なっ!! お前ら!? なぜここに居るんだよ!?
「先輩? 誰ですこの人ら?」
「………」
俺はこの男女らと深い因縁がある。
玉川達にはその事をなにも話してはいない。
「あれれ~もしかして彼女? 脅されてるの~」
「は?」
「広人みたいなグズが彼女なんて出来る訳ないじゃん」
「もしかしてレンタル彼女?」
「先輩、この人達知り合いですか? 低俗ですし距離を取った方が良いですよ。」
「何だとクソアマ………S5を知らねえのか?」
「痛い名前ですね」
「広人さ、何で皆から避けられてるか分かるか~?」
このカス共は何か知ってんのか?
「俺の神様は上位のランクの神様でな。権限があるからお前が雅美に過去にした事を他の神様に言いふらしてるんだよ。それで神様経由で他のトレーナーに伝わってるんだよ」
「………テメェ」
「何キレてんだキモイー」
「身の程をわきまえろよ」
コイツ……何様のつもりだ? 証拠も無いのに何故そんなことが出来る?
何度でも言ってやる俺は無実だ。
「頼んだら話を拡散してくれてさ~本当に助かるよ」
「先輩、行きましょう。こんな人達と一緒に居ると不愉快ですし」
俺は玉川に連れられてフェードアウトする。
玉川はいい判断したかもしれない。
数十秒後俺はキレて暴れ回っていたかもしれないし。
□ □ □
「S5? 確か日本でトップクラスの強さを持つトレーナーって聞いたかな。Sはストロングの略だって」
木羽君にS5の事を聞いてみた。
え~と、あのカスがトップクラス?
「S5って言ったら俺戦ったな」
「勝敗は?」
「全員チルタリス一匹で完封した」
「弱っ」
アイツらには普通に勝てるな。
調子乗ってきたら挑発してフルボッコにしよう。
「あっ僕も戦いましたよ」
「森屋君も?」
「ええ、アゲハントで完封でしたけど」
奴等は負けた事を黙ってるな。
選ばれたトレーナーでも無いのに負けたんだし。
「そう言えば、皆は何県から来てるの?」
それ結構気になっていた。
「私は長野県だ」
鞍田のおっさんは長野県。
「私は愛知県ですな」
紳士のおっさんは愛知県。
「俺は神奈川」
木嶋は神奈川県。
「僕は山梨県」
木羽は山梨県。この前お邪魔したな。
それで俺は………。
皆こっちを見ている。言うしかないか。
「静岡だ………」
囲まれてしまったな。
コイツらとは長い付き合いになりそうだ。
主人公の所在地が判明しましたね。