「広樹! 後はお前だけだ!」
「頑張って!」
「あんなクズに負けるな!」
「「「「広樹! 広樹! 広樹!」」」」
S5中堅は影山広樹。
この試合に勝てば次に繋ぐ事ができる。
「広樹君!」
「雅美……」
「勝って………」
「当たり前だ!!」
二人は抱き合う。
必ず勝って帰ってくると言う誓いだ。
「行ってくる」
「頑張ってー!」
「僕の計算だと勝率………90%」
「負けるわけないだろ。俺たちのNo.2が」
□ □ □
「まだあいつら勝つ気あるのか?」
「頭が大丈夫なのかアイツら」
「逆に心配になってきましたな」
わーもう中堅戦か。
まだ奴等の火が消えてないとはこれはこれで凄いな。
逆境ナインがうっすらと頭に浮かぶ。
「・・・殺」
「・・・・・・股・・・・・・」
「「殺・・・・・・・・・・・」」
「・・・・・・・銃・・・・」
「・・・・・・殺・・・」
なんか物騒な話が続いている。
今唯も話に入っていた。
あっ唯がこっちに来る。
「ね~ヒロ」
「……なんだ?」
顔は笑ってるけど内心怒りに燃えている顔ってとこだろうか。
「クソ親父の会社の名前って何?」
「まさか………」
「はーやく」
「えっと、アダマンタイト産業だったかな……」
「わかった」
クソ親父の末路が唯によって決められるとか。
ざまぁ。
「広人、そろそろ」
「ああ、殺ってくる」
□ □ □
「はぁ~次はお前かよ。クズの広人君」
「さっさとポケモン出せよ」
『おおおおおおっと次の中堅戦。"不知火"の影山広樹VS"底王"影山広人だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
森屋君に聞いたが、不知火と言う二つ名はかげぶんしんを使用するポケモンを主に使うらしい。
かげぶんしんを積んだ後に攻撃しまくるだそうだ。
ちなみに木嶋君が戦って勝ったので、攻略法を教えてもらった。
意外と簡単な攻略法のようだ。
「聞こえなかったのかゴミクズ? さっさと出せと言ったんだが?」
「広人さ、分をわきまえたらどうだ? お前が俺に勝ったことあったか?」
『こ、この二人は兄弟だそうです! さあ、どんな戦いになるのか!!』
さて、事故でポケモンけしかけると言うのは無しだ。
後ろにいる人間が何か企んでるみたいだからな。
そうだ良いこと考えた!
「成る程~この試合勝てるって言うんだなクズ兄貴。だったら俺が勝ったら~言うこと聞いてくれるんだよなぁ~この戦いは不平等だしよ~」
「はぁ~!? 何でそんな提案受けるかよバーカ」
「なんだ勝てないのか雑魚。やっぱいいわ」
「舐めてんのか………お前が負けたら自殺するんだったら考えてやっても良いぜ」
「いいぜ。俺が勝ったらお前の家の資産を全部寄越せ」
「………は?」
「俺が勝ったら路頭に迷えって言ったんだよ。今言質を取ったからな。棄権するならこの話は無かったことにする」
「何言ってんだお前………」
「お前がポケモンを出したら合意とみなす」
全部を賭けたギャンブルだ。
負ける可能性が少ないから。
さ、答えは?
「バカには勝てないことを教えてやる。行け! キリンリキ!!」
「キィィィィ」
「はぁ~」
受ける、か。
大口叩いといてエスパー出すんだ。
俺が悪タイプ使うの知らないのか?
「ほうらポケモン出したぞ。臆したのかバカが」
「行け、サザンドラ」
「ほぉ広人にしては強そうな奴いるじゃねえか」
先手はあげるか。
「キリンリキ! かげぶんしん!」
「リキィ」
キリンリキが10体ほどに分身する。
はぁ。
「サザンドラ、打ち合わせ通りに。あれにあくのはどう」
「ギャオオオオオ」
「え」
「キィ!?」
あくのはどうがバカのキリンリキにヒットする。
実はかげぶんしんは本体にだけ影が見えるのだ。
「キリンリキぃぃぃぃぃぃぃ!?」
一撃で倒れました。
舐めてるのかな?
「嘘だろ……テメェなにインチキしやがった!!」
「インチキ? お前俺をどうやって家から追い出したっけ?」
「クズが、行け! バリヤード!」
「バーリィィ」
フェアリータイプの事は知っていたか? こいつが悪タイプだってことも?
「ひかりのかべだ!」
「バーリィィ!」
おーっと頭が回るじゃないかバカが。
特殊攻撃の事は知っていたか。
「ラスターカノン」
「ギャオオオオオ」
「なっ!? バリヤード!!」
むなしくバリヤードが倒れる。
ひかりのかべ程度で防げると思ったのか?
「クッソォォ!」
自分の無力を嘆いてな。
「行けっ! キノガッサ!」
あれれ? 結構強いポケモンが出てきたな。
キノコのほうしとか覚えてたらめんどくさいな。
「かえんほうしゃ」
「キノガッサァァァァァァ!!」
まあ一撃で倒れる。
よくもまあトップクラスを名乗れるな。
「クソクソクソ広人の分際で………」
「ほぉぉぉぉら後3体。臆したかバカが」
この屈辱。俺が受けてきた怒りだ。
因果応報ってのはこんなモンだ。
「クソォォォォォォ行け、ライチュウ!!」
「ラァァイ」
なんだライチュウか。
効果抜群の技か無いが。
「サザンドラ、あくのはどう」
「ガアアアアア」
「ライチュウゥゥゥゥゥゥゥ!」
うるせぇなコイツ。
殴って黙らしてあげたい。
後2体か。
「クソッタレェェェェェェ!」
次を繰り出した。? バクフーンだ。
御三家はみんな好きなんだよね。
「あくのはどう!」
「グガアアアアアア!」
「グファ!?」
「あ……バグフーン………」
バクフーンは倒れた。
あらら弱いですねクズ兄貴。
骨のあるやつなんだよな~最後の一匹はよぉ~。
「おまえ、弱いな」
「ふざけんなインチキ野郎!!」
汚い手で俺達に勝負を仕掛けてきた人間に言われたくない。
「最後のポケモンを出せよ。てーのー」
「くっ………」
「ハーリーアップ♪」
「イッケェェェェェェェェ! 俺のエースポケモン!」
エース(笑)
何が出てくるんだろうか?
「ボーマンダ! 全員倒してこい!」
「…………」
「なんだ? ビビってんのか? 土下座でポケモンと道具を献上したら許してやるよ」
えっ、まだ勝つ気あったの?
お前みたいなカスが600族持っていたのにビックリしすぎて沈黙してただけだけど?
「ドラゴンクロォォォォォォォ!」
「グアゥゥゥゥー!」
「りゅうのはどう」
「ガアアアアア!」
ドラゴンクロォォ中のボーマンダにりゅうのはどうをぶちこむ。
さてどうなるか?
「グア…………」
「ボーマンダァァァァァァ!!」
サザンドラの勝利だ。
「思い知ったかこの雑魚が」
「クッソォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」
お前の家の資産頂きます!
□ □ □
「広人、お疲れさん」
「全然歯応えが無かった」
あれでトップクラスとか笑わせる。
「さて、アメ横寄って食べ歩きしようか」
「いいですね先輩」
小腹がすいてきた。
しかし、周りが許してくれないか。
殆どのトレーナー達に囲まれてしまった。
「広人ぉ………」
「あの家いくら位するかな? 二千万は超えると思うけど」
「黙れや広人!! 絶対許さねえ!!!」
許されないのはお前の頭だバカが。
周りの奴は見たよなコイツの低次元さをよ。
「テメェら空気見ろよ。お前らのせいで賭けてた金がパァーだ」
「大損だ。どう責任取ってくれるんだ?」
「第一お前らは噛ませの筈だ。S5に恥を掻かせやがって!」
「ふざけないで、あんた達卑怯者よ!」
「俺達はお前らの道具を奪うのが楽しみだったんだ」
「無事に帰れると思うのか?」
「この変態集団が! 皆に謝りなさい!」
えっ? コイツら何様よ。
何なんだこのクソ集団は?
「み、みんな」
聖沢リーダーが驚く。
次にお前が吐くセリフはこうだ。『消してやるぜそのニヤついた顔を』と言う。
どうだ!?
「やめろ! 何故そんな姑息な事をするんだ皆!」
え? まともなセリフだ。
「仕方ねえだろ遊星。このままのさばらしといていいのか?」
「コイツらが皆に迷惑をかける確率………100%」
「って事だ。許すわけないだろ」
「コイツら極悪人じゃない! 戦ってわからなかったのか!! 皆おかしいぞ!」
「遊星、お前頭おかしいんじゃないか? 誰かーこいつを連れていってくれ」
「何をするんだ!! やめっ!」
無理矢理連れていってしまった。
あれぇ? 良い奴じゃね。
「さて、逃げられると思うなよ」
嫌なトレーナーだな。
「………全員固まって触って」
「あれをやるんだな」
そう、この前その事実に気づいたのである。
本当に便利だなこの技。
「………全員くっついた?」
「みんなくっついた」
「………ネイティ、テレポート」
バイバーイ。
テレポートは複数人を一緒に転送出来るのである。
□ □ □
「先輩、散々な目でしたね……」
「あいつら顔が良いだけの猿だな」
アメ横で食事中である。
他は秋葉原行ったりしてる。
「それで御3方は何をしようと考えてるのさ?」
「さっきから不吉なワードしか言ってませんよ………」
今さっきからカス共が痛い目に遭うイメージが浮かぶんだけど。
「………実はね」ゴニョニョ
「ふむふむ」
おお……神様、仏様、二葉様………感謝します…………。
ようやく腐った豚クズ共に裁きの鉄槌を喰らわせることが出来るんだな!!
楽しみにまっていろカス共が。
アーッハッハッハッハッハッハッ。
「広人さん。凄い悪い顔ですよ」
「ナチュラルハイさ」