「んあ? 何処だここ?」
「あなたは選ばれました」
「ぬおっ!?」
知らない場所にいて、後ろから行きなり声を掛けられ驚く。
この青年は拉致られた。
「いやいや誰だよ」
「神なのですが……」
「はぁ? なに言ってるんだ胡散臭い」
「ホントですってば」
青年には疑惑しかない。
神なんている確証無いし、元いた場所とは違うし誘拐犯とかしか思えない。
「ポケモンって知ってますか?」
「知ってるけどそれがなんだ?」
「実は──」
神様達がやらかしたことを話す。
「で? 俺に何やらせるんだ?」
「均衡を守る為にポケモントレーナーになって欲しいんです」
「俺エメラルドまでしかやったこと無いんだが」
「それでも大丈夫です」
そうこの青年はエメラルドしかやったことしか無いのだ。
なぜこの神は大丈夫と言うのか。
「実は貴方には特典があるのでなんとかなりますよ」
「特典って?」
「加護です。二つあります」
「どんな加護なんだ?」
「えっとですね……」
神様はデバイスを操作し見せてくれる。
◎ブイズ強化セット UR
・ブイズのステータス2倍
・ブイズの技威力2倍
・ブイズの経験値2倍
・ブイズの成長限界 Lv200まで
・ブイズのエンカウント上昇
◎技マシンセット C
「なんだブイズって?」
「イーブイや進化後の事です。全部で8体いますよ」
「5体しか知らねぇ……」
「残り3体は条件は私もよくわかりません。他のトレーナーに聞くのが一番でしょう」
「あんたは知らんの?」
「私もエメラルドしかやったこと無いんで」
「神様もゲームするんだな」
「RPGよりも格ゲーの方が好きです」
「俺も」
ゲームの趣味が合うようである。
性格が合うからここに来たのだろうか?
「一応最初のポケモンはイーブイにしてますのでご安心を。道具も沢山持たせておいたので後で確認してください」
「助かる、感謝するぜ」
「あっ! そろそろ時間です。元いた場所に戻りますので安心してください」
「だよな。戻さないと誘拐だしな」
「それでは頑張って下さい!」
青年の目の前が真っ白になっていく。
何が起こるか知らずに………。
□ □ □
「あれ? ここは何処だ?」
戻った青年は戸惑う。
ここは元いた場所ではない。
そして青年はステータスに気付く。
モンスターボールを取り出し投げる。
「ブイ!」
「本物かよ……よろしくな」
握手する。相棒である。
「で……ここどこかわかるか?」
「ブイ?」
首を横に振る。
取り敢えず歩く事になった。
「Lv14か……成長したな」
「ブイブイ!」
歩いてるとポケモンが襲ってくる。
なので返り討ちにした。傷ついても回復アイテムがあるため回復し平気である。
「ん? あれは………」
遠くを見るとトレーナーが襲われている。
ふと青年は気付き驚愕する。
「待て待て何故奴等が………」
襲われているトレーナーは見たことがある。
襲っているトレーナー達も知っている。
「まあいい助太刀するぞ! 行くぞイーブイ!」
「ブイ!」
青年とイーブイは助けに走るのであった。
伏線を。