悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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本日2話目。


閑話 スノウとの初対面

「………ジュース」

「ありがとう」

 

 オッス、おらスノウ。

 

 今日は広人が家に来ている。

 やべえ……興奮してきたわ。

 

 ちなみに二人っきり。襲いたい。

 

「スノウの話し方っていつもそんな感じなのか?」

「………いつも」

 

 頭の回転は早いのだが人と喋るのは苦手であり、不登校だけど頭は良かったので特に問題は無い。

 

 同世代の奴等が頭の色とか話し方をバカにする事があるので行きたくない。

 

「………話したくないときはコイツを使う」

「コイツ?」

「ヤッホーハジメマシテ」

「うおっ!」

 

 パソコンの画面に私の相棒が現れる。

 

「ポリゴンか」

「………よく広人の監視とか任せてる」

「共犯だな」

 

 実はポリゴンはインターネット上に入ることが出来、情報収集とかも可能だ。

 

 ポリゴンとの初対面は企業ハッカーのアルバイトをしてる際に出会った。

 私が凄腕だと見抜き、そのまま一緒にいることとなったのだ。

 

「アップグレードは?」

「………何ソレ?」

 

 グレードアップしそうな言葉だけど……何ソレ? 

 

「ポリゴンにアップグレードを持たせて交換するとポリゴン2に進化するんだ」

「………マジ?」

 

 初耳だぞオイ。

 ポケモンって道具を持たせて通信交換すると進化する奴もいるんだなぁ。

 他にも特殊な進化するポケモンとかいそう。

 

「アップグレード持ってるからやってみる?」

「………ポリゴンは?」

「イイヨー」

「即答だな」

 

 ポリゴンにアップグレードを持たせ、通信交換のアイコンを使用する。

 トレードし、またトレードする。

 

 すると、

 

 ピカァァァァァン

 

 ポリゴンは光輝く、そして

 

「アレ? スマートニナッテル」

「………丸くなってる」

 

 なんつーか少しかわいくなったな。

 似合ってるぞー(棒)

 

「かわいくなった」

「………それでも私の初対面を思い出さないか」

「ごめんさっぱり」

 

 よしヒントを出そう。箪笥を私は探す。

 ガサゴソ

 

 取り出したのは帽子とワンピースだ。

 

「何か……思い出しそう」

「アキバ」

「思い出したぁぁぁ! でも分かりにくいって!」

 

 チッ、ようやく思い出したか。

 二年前の夏の事だ。

 

 

 

 

 □ □ □

 

 

 

 

 二年前、アキバ。

 

『おえええええええ』

 

 パソコンの部品を買いに行ったのだが夏の季節や人混みの中だって事もあってあの時吐いていた。

 

 正直インドア派なので慣れていない。

 目が気になるので白髪染めして来てた。

 

『………ヤバい意識が』

 

 インドア女子にコンクリートジャングルはキツいですな………。

 

『おい平気か?』

 

 倒れそうなのを助けてくれたのが広人だった。

 その他の人間は通りすがるか写メを撮ってる。

 

『日陰に行くぞ』

『………助かる』

『お前ら失せろ!! 見せ物じゃねえんだよ!!』

 

 写メ撮ってる奴らに怒鳴る。

 他人の不幸にコイツら腹立つな~。

 

 広人は私をおぶってくれた。

 この時の好感度は結構高くなってる。

 

 日陰を見つけ、ベンチがあったので寝かしてくれた上に近くの自販でポカリ買って飲ましてくれた。

 やべえイケメンだわ。見ず知らずの人間にここまですると凄い。

 

『………ありがとう』

『いいさ。体調は?』

『………だいぶ良くなった』

 

 日陰で水を飲んだおかげか、体の調子が良くなってきた。

 もう動けるだろう。

 

『………一緒に店を見て回ろう?』

『フィギュア見に来たんだけど引かない?』

『………問題無し』

 

 こっちも部品を探しにきたし特には問題無し。

 帰りに何か一緒に食べるか。

 

 私の奢りでな。

 

 

 ってことで一緒に歩き回った。

 パソコンは不馴れなのか広人は何の機械かわからないみたいだ。

 

 広人の方のフィギュアを見て回ると、造形がいいと感じる。

 つーか芸術だな。スゴい。

 

 

『あーくたくただ』

『………私も』

 

 広人とラーメンを食っている。

 私は味噌、広人は塩だ。二人共にチャーハンもついてる。

 少し早いが晩飯だ。

 

『うまい』

『………同意』

 

 本当に旨いなこのラーメン。

 

『あっトイレ』

『………どうぞ』

 

 広人はトイレに入る。

 あれ? 置いていったバックの中に財布が。無用心。

 

 開いてみると身分証明書が。

 素早く覚えて戻す。

 見ただけじゃ犯罪じゃないし、何も盗っていない。

 

 そして帰ってくる。

 

『………ラーメン旨い』

『? そうだな』

 

 バレてないよな。

 

 そして二人共にラーメン食ったら会計し、私の経済力を見せてやったぜ。

 

 店を出ると夕方だ………。

 

『駅まで送る』

『………ありがとう』

 

 そして駅まで私は送られた。

 

 

 

 

 □ □ □

 

 

 

 

「………それでストーカーが始まった」

「身分証明書を見られたのは気づかなかった………」

 

 広人って東京出身だったんだね。

 身分証見て気づいた。

 

「………部屋のパソコンから盗撮してた」

 

 レアなシーンもあったし最高だったぜ。

 

「程々にしろよ………」

「………わかってる」

 

 今はしていない。直に会ってるからな。

 

「………そうだウチで飯食ってく?」

「ゴメン、唯とアルセウスがいるからまた今度で」

「………そうか」

「日にち決めてまた誘ってくれ」

 

 まあ急に誘うとダメか。

 今度デートに誘ってみよう。

 

 




これにて書き貯める為にお休みします。
第三部は世界が舞台となります。バトル多めで、個性的なトレーナーが出てきますのでお楽しみに。
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