「さ〜て、行きますか」
「負けませんよ」
「何やってるの?」
「まあ、色々」
実はそろそろ世界会議なのだ。
マネージャーがついて行って良いらしく、もう1枠あるらしい。
なので玉川とアリスがそれを賭けてバトルするらしい。
「行きますよ…………」
「負けませんよ」
俺が金を出すので一緒に行けばいいと言ったのだか。
譲れない事なのか? 俺の隣は。
ちなみに勝負は2対2の戦い。
頼むから庭は壊さないでくれよ。
お、バトルの音楽がなり始めたぞ。
「行け、バンギラス!」
「ヘルガー! 行って」
わお、エースポケモン同士の戦いじゃないですか。
「あくのはどう!」
「あくのはどう!」
ドカアアアアアアアン
あくタイプの攻撃同士、高威力だ。
加護で強化されているからな。相殺された。
「かえんほうしゃ!」
「ストーンエッジ!」
ストーンエッジの方が強かったのか勢いが止まらず、ヘルガーにダメージが入る。
確かバンギラスは攻撃力高かったな。
そしてヘルガーは特攻が高かった。
「かみくだく!」
「だいもんじ!」
だいもんじは高威力の技。
かみくだく前に当たりダメージを与える。
動画とかで見るポケモンバトルよりも迫力があるな。
この前聞いた話だと、海外でも実は大会がよく開かれており、賞金稼ぎのトレーナーも既にいるとか。
この前見た戦いだと優勝賞金が三千万程だった。
Lv40程度のポケモンだったので、俺らでも弟子たちでも余裕で優勝できる。
強くて有名なトレーナーだと二つ名を付けられるらしい。
木島君は『鳥頭』、紳士のおじさんは『幽騎士』。
この前会ったシンシアは『氷結の魔女』だそうだ。
アリスは最近『処刑人』とか二つ名を付けられたそうだ。
かっこいい。
他のトレーナーはどんな二つ名を付けられるのだろうか?
「あくのはどう!」
「ストーンエッジ!」
お、いつの間にか2人のポケモンのHPが四分の一以下になったぞ。
つーかメガシンカしないのか?
「ガウ……」
バンギラスがやけどを受けてた。
「かみくだく!」
「あっ!」
ヘルガーにかみくだくが入った。
戦闘不能になる。
「ガウ…………」
バンギラスがやけどのダメージで倒れた。
両者後は一体づつ。
「ゴー、キリキザン!」
「行け、ダーテング!」
コマタナが進化しキリキザンへ。
玉川はタネボーを前から捕まえて育てていた。
コノハナ、そしてダーテングへ。
今玉川は4体ポケモンがいる。
アリスは5体である。
総合力ではアリスが高いがこの戦いはどうなるか。
「アイアンヘッド!」
「ローキック!」
おっと、キリキザンには効果抜群だな。
わざマシンで教えていた。
キリキザンはすっ転ぶ。
しかしローキックは威力の弱い攻撃、素早さを下げるが低ダメージ。
「もう一度ローキック!」
「させない! 飛び込んでシザークロス!」
まあ、ローキックは足を蹴るからな。
飛び込んでくるから払うこともできないだろう。
「カゥア!」
キリキザンのシザークロスがダーテングに当たる。
ん?
「ガワッ!」
当たったけど後ろに反らして衝撃を逃がし、そのまま両手を使い倒立のような感じになる。
それで体を捻りキリキザンの足を攻撃。
なんだこの神業。
「やりますね」
「そっちこそ」
互いにダメージを多く受けている。
俺ら選ばれたタイプ別のトレーナーの次にトップクラスだ。
「シザークロス!」
「だましうち!」
あ、シザークロスをして突っ込んでくるのに対し、ダーテングは空中でクルクル回転し、腰部へ蹴りを入れる。
あ、キリキザンのヒットポイントがゼロになった。
玉川の勝利だ。
「いやぁやっぱり強いですね」
「いやいやどっちが負けても可笑しくありませんでした。ツイていただけです」
「手強いですね…………」
礼節も玉川はわきまえている。
やるね。
「お前らよく頑張ったな」
「先輩!」
「広人さん…………」
「そんなお前らにプレゼントだ」
俺は二人にあるものを配る。
「え? なんですコレ?」
「食いかけデスヨ?」
食べ残しだ。
ポケモンに持たせておくと、毎ターン終了時にHPが最大の1/16回復する。
カビゴンだったり、ゴンベだったりが関わったりしてる持ち物である。
偶然ジグザグマ共が持ってきた。
他にも珍しいかったり、高価な道具を拾ってくる。
アイツらレベル上がったし、いいのを持ってくるし優秀だな。
「あー持たせると回復する道具」
「そんな道具あるんですね…………」
不思議ですね。
こっちもよく分からない事が沢山あるんだ。
「さ、今日も夕方だし飯食ってくか?」
「いいんですか? やったぁー!」
まあ、多く食材を買いすぎたし問題ない。
■ ■ ■
「うっひょー、このお好み焼き美味しいですね!」
「ソースとマヨネーズが合いますね」
「ありがとよ」
「美味い美味い美味い!」
「チーズとエビ入れてみようっと」
俺も後で食おう。
「そう言えば飛行機降りてから世界会議まで時間ありますよね」
「あ、そうだな。ニューヨーク観光しようかなって思ってるんだけどどこ行きたい?」
「ブロードウェイミュージカル!」
「自由の女神!」
「タイムズスクエア!」
「セントラルパーク!」
アルセウスまで答えた。
この世界に結構浸かってるねキミ。
取り敢えず予定立てておくか。
俺はチーズと海老が入ったお好み焼きを頬張るのだった。
うめぇ。