「さてと、ゲーム持っていこう」
「充電器あればの話なんだけどね」
今日は待ちに待ったアメリカへ。
世界会議に出席してきます!
「あ、そう言えばコンセントとか違うんだっけ?」
「飛行機の中で充電できるかな?」
「聞いてみようか」
日本とアメリカじゃコンセントの形は違うよな?
「あー機内食楽しみだのう」
「アルセウス、飛行機内はポケモンの持ち込み禁止だそうだ。身分証明書も無いし、パスポート作れなかった」
「え"」
「貨物室で待っててくれ。埋め合わせはする」
ハイジャック防止らしい。
ポケモンを持ち込んでいるかどうかわかる機械があるらしい。
配下達はエアカーゴで大人しくしている。
だから前にエサをやっていた。
…………アリスは身分証明書を偽造できる人間に知り合いがいるのか?
マフィアと知り合いの時点でいそうだ。
「取り敢えず持っていくもの確認するぞ」
アイマスクに常備薬、他にもリュックを入れる。
「あれ? カップラーメン持っていくの?」
「小腹が空いたら食べようかなって」
たまに異様に食べたくなる事があるのだ。
お湯が切れないように気をつけなければ。
他にもウエットティッシュやマスク。
洗濯バサミ、S字フック。
「一応耳栓持っていこう」
「途中で飴でも買ってこう」
確かファーストクラスだし、音は小さいだろうけど持ってても損は無い。
物音には敏感だからな。
「先輩! 迎えに来ましたよ!」
「広人さん。行きましょう!」
さあ、空港へ。
■
ってな訳で到着しました。
カウンターでチェックインしよう。
「おいパスポートもったよな?」
「持ってますよ」
「確認しましたし」
だよなー…………あれ?
「しまった。忘れてきた」ガサゴソ
「「はい?」」
やっべぇやらかしたー!
どうしようどうしよう!
「仕方ない。儂が何とかしよう」
「アルセウス?」
アルセウスに連れられて外へ。
そして人気の無い場所に連れてかれる。
「ひとっ飛びして戻ろうか。まだ時間はあるしな」
「アルセウスさん…………」
君って重臣は…………。
「よし、乗るぞ!」
「合点承知之助!」
俺はアルセウスに乗る。
浮いて上空へ。
ビュゥゥゥゥゥゥゥン!!
速い!?
何これ? 新幹線超えてるんじゃないの?
アルセウスをガッチリ掴んでるので振り落とされない。
加護の力は偉大なり。
「ほら着いたぞ」
「助かった」
結構早くついた。
パスポートパスポート。
■
「いや、お待たせしました」
「先輩〜気をつけて下さいよ〜」
「スマンスマン」
「広人さんなにか食べます? まだフライトまで時間ありますが」
「チョコレートパフェとドリンク」
「お腹壊すよ?」
「儂は軽食とデザートとかかの? 時間かかるし燃費が悪い方だから食べておきたい」
確か13時間くらいフライトって話だし、陸の食べ物を食べておきたい。
アルセウスも燃費悪い方だし、食い溜めをした方がいいだろ。
「このパフェ美味いな」
「このカツサンドも肉汁たっぷりじゃの。主の飯の方が美味いが」
「小声で喋ろ」
それ言ったら失礼だろ。
外食する時の美味さってものがあるだろうに。
「そういえば主よ」
「なんだ?」
「四つ子の神の担当トレーナーとオフ会するって聞いたが? 何食べるのじゃ?」
「ステーキだって。企画したトレーナーがいてさ、言い出しっぺで費用を持つんだって。靴職人だから儲かってるらしい」
「へー靴職人ですか」
靴を作る仕事か。
どんな事をして靴を作るのだろうか。
仕事で思い出したが、木場君は昆虫学者になるらしい。
好きなものを仕事にするのは最高だろう。
俺は何の職業につこうか。ポケモン関係だろう。
公務員とかは? あ、でもこの前の事もあるし嫌だな。
唯のパパのコネで就職って手もある。
それだとパパに愚痴愚痴言われそう。
最悪、きんのたま売ったりして無職のままも良いかもしれないが虚しい。
あ、きんのたまを資金源にして起業するのも良いかも。
ポケモン関係の会社もあるし。
何を売り物にしてけばいいのか分からんがな。
「ふぅ、腹いっぱい」
「ゲフ」
■
「ここがファーストクラスか」
金属探知機やパスポートしたりしたので搭乗ゲートへ。
色々入っていくと伸び伸びとした座席が。
「うっわー足伸ばせる」
「あ、パソコンとか繋げる事とか出来ますね」
あ、ファーストクラスを見渡してみると人が少ないようだ。
騒いでも平気だ。
「そういえば海外旅行とか行ったことあるのってどれくらいいる?」
「私よく海外いきますヨ?」
「へ〜」
アリスもよく行くんだ。
どうせ組関係とかだろ。マフィアとかと繋がってるし。
「イタリアとかによく遊びに行きますね。ママの本拠地なので」
そういえばアリスのママってどんな奴なんだろう。
黒田組の人間にも聞いたけど知らなかったり口を濁していた。
詮索しない方がいいな。
「そろそろ離陸らしいな。シートベルトしよう」
アナウンスが聞こえてきたので素直に従おう。
離陸したらパソコン開いて情報収集するか。
「ワクワクしますね」
「初めて飛行機乗る人はそう言う」
「緊張する…………」
唯、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%である。
結構安全だぞ?
次回、アメリカへ!