「ここが世界会議の場所か」
「大きなホテルですね〜」
世界会議に会場に来た俺たち。
その会場が高級ホテルなのだ。
「こういうホテルにはあまり来ないから緊張する」
「私は来てるけど……」
お嬢様だもんな。
品のある場所には結構来てるだろ。
「それじゃみんな入ろうか」
入口に入ると受付のようなところがあった。受付に俺らの名前を言う。
説明を聞くと案内してくれる人間について行くことに。
長い廊下を歩く。
流石高級ホテル。歩くだけで社交界デビューした気分だ。
あ、前方を見るとチャラ男がいる。
それとS5だっけ? クソ兄貴を除いた奴らもいるぞ。
そういえば兄貴は家族と仲良くシベリアにて働いているらしい。
結構寒い場所に送られたので雪が多いとか。
雪だるまやかまくらを作る事ができるな。
俺の住む地域じゃ雪はあまり降らないからな。
まあ、スノウにたまに様子を見させてるから面白いことがあったら教えてくれるって。
ちなみにクソ兄貴は不参加。
スノウ曰く、連絡ミスだそうだ。
「こちらです」
あれ? チャラ男達は違う部屋に案内された?
トレーナー事に部屋が違うのか?
…………少し理解出来た。
混ぜるな危険って事?
「こちらです」
俺らが案内されたのは別の部屋。
他のトレーナーは違う扉に入っている。
まさか狂ったトレーナー共が押し込められてるんじゃ…………。
まあ、いい。
とりあえず入ろう。
ガチャ
「おっーほっほっほっほっ! 豚のように泣きなさい!!」
「もっとぉ! もっとぉぉぉ!!」
ガチャ
「今の何だった?」
「…………」
「…………疲れてるんですかね?」
そうだよな。SMプレイなんて見てないよな。
時差ボケかな?
「帰ったら温泉でも行くか」
「い、いいですね……」
ガチャ
「あーハッハッハッハッ!」
ガチャ
今、海パンで走り回ってる中学生っぽいのがいたんだけど。
リアル海パン野郎じゃねえか。
「普通陸で海パンするか?」
「…………やっぱ疲れてるんですかね?」
幻覚見るほど疲れてるのか?
でも加護の力であまり疲れないんだが。
「次は閉めないぞ」
「もう諦めましょう」
そうだな現実逃避はやめよう。
少し虚しい。
さて、
ガチャ
「いゃっほおおおおおおおおおう!」
「もっとぶってぇぇえええ!!」
「あっはっはっはっはっ」
「ひゃっはぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
「…………」
案の定頭のネジが吹っ飛んだ人間だ。
数十人だが騒いでいる。
「おい、ジゼルが騒がしいから止めてこいよ」
「断る。コレクションの整理で忙しいんだ」
何か写真を整理してるぞコイツ。
…………盗撮か? 紳士のおじさんに紹介しようか?
ガシ
「うおっ!!?」
「こんにちは、確か日本のトレーナーですね?」
何かを踏んだと思ったら人間が寝てた!?
なんなのコイツは?
「私、カルロと言います。草タイプの加護をもらったトレーナーです。今後よろしく」
「お、おう」
そういえば踏まれるのが好きなのとか聞いたがこいつか? SMプレイしてる人間もそうなのか?
踏まれるのに何か理由があるの?
「もう、日本の方だったら数人来てますよ? ほら、あの上半身裸の」
鞍田のおじさん。
やっぱり服きてない。
あ、木羽のやつもいる。
森屋君もいるみたい。
「そうか。自己紹介いるか?」
「ええ」
「影山広人だ。悪タイプを使う」
「ほう…………」
「よろしくな」
他にも色々居そうなので声掛けてみよう。
見渡してみたら個性的なの多いな。
「とりあえず座って何か食って飲もう」
「賛成」
あ、あの机に座ろう。
空いてる。
「よっこいしょ」
「それじゃ何か持ってくるか」
少し軽食が置いてある。
頂こう。
「えっとー」
スナック菓子多いな。
あ、ドリンクバーミッケ。
「さて、コーラ行くか」
「おい」
「ん? わっ!」
後ろを振り返るとゴリゴリマッチョ。
それは問題では無い。
「コーラ切れてるぞ。もうそろそろ係員が持ってきてくれる」カラン カラン
「あ、うん」
よく、赤ちゃんが着るヘビー服である。赤と白の横縞模様だ。
手に持つカランカランするのも持ってる。
大人に慣れない子供がいるとか言ってたな。
「サイダー飲むか」
「サイダーよりもメロンソーダの方がオススメだ」
勧められたの飲んでみたら美味しかった。
■
「そいつバーブンよ。フェアリータイプ使うのよ」
「外見からは考えられないな」
「そうね。でもいい人だからいいわよ」
女言葉なのだが男だ。しかも真っ赤な長髪のイケメン。
ヴォンさんって言うらしい。
炎タイプを使うとか。
「………………」
で、近くにいるパンクロッカーの服装の奴がロミスさん。スイッチが入ると騒がしいとか。
毒使いらしい。
この二人は大学の同級生で仲良いらしい。
「それで海パン小僧がジゼル。水タイプをつかうわ」
「すっげー元気そうだな」
「めちゃくちゃ強いらしいわよ? タイプ別の加護持ちのトレーナーを数人返り討ちにしたって」
「わぉ」
俺と同じか。
手強そうだ。
「それでー」
「へ〜そうなんですか〜」
「やっぱり面白いね〜」
ふと、横を見ると引率女子三人とスノウとシンシアと……だれだ? 赤髪のツインテール、気の強そうな顔立ちだ。
「あの子? メリルって言ってどっかの貴族って聞いたわ? ドラゴンタイプ使うそうよ」
ドラゴンか……強いそうだな。
伝説とか持ってそう。
要注意っと。
「ハッハッハ、それでうっ…………うっううううううつう!!!?」
? なにか悶え始めた?
右方向の金髪の青年だ。イケメン。
「あれ何あった?」
「デイスよ。注意してなさい」
「注意?」
「ガアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
発狂するトレーナーがいるって聞いたな。
「あいつよく発狂するのよね」
「濃いヤツしかいない」
「ここに普通の人間なんていないわ」
「俺も普通じゃないんだなぁ」
平気で喋ってる時点で確定だな。
コイツらは特に問題無しって思ってるし。
むしろ話してて気が合う。
「他には━━━」