悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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ダブルバトル

「さて、二日目ですね」

「それで二日目は広場でポケモンを出して全員で参加するって」

「のんびり行かない?」

「時間守る義務はないしな」

 

 はい、二日目である。

 今日はトレーナーとの交流を行う日なのだ。

 

 皆どんなポケモンを育ててるか気になるし、トレーナー同士の情報交換なんてのもある。

 

 バトルで偵察や小遣い稼ぎのトレーナーとかもいそう。

 

 まあアメリカまで来たんだし、金持ってそうなトレーナーに声を掛けて挑んでみよう。

 気分はラスベガスだ。多分金持ちとか多そう。

 

「あ、スノウさん達は観光して帰るそうですよ」

「行かないんだ。この前の事あるし」

「ブロードウェイへ行くとか言ってました」

 

 この前の会合で絡まれたからな。

 あれ気分悪いし関わりたくないか。

 

 あ、もしかしたらまた囲まれるかもしれない。

 

「変装しよう」

「賛成です。その手のお店が近くにあるので行きましょう」

 

 俺はアフロのカツラ、マスクを装備。

 

 他は化粧や髪型を変える。

 

「私やった事ないわ」

「ああ、教えるので御安心を」

 

 アリスが玉川と唯にレクチャー。

 すると見違えるほどに。

 

「どこの美人かと思った」

「やだ、先輩ったらお上手!」

 

 お世辞じゃないぞ。

 ホントだぞ。

 

 

 

 ■

 

 

 

 ってわけで広場に。

 

 トレーナーの数が日本と違い多い。

 なので沢山ポケモンを出している。

 

「もしナンパされそうになったら守ってくださいね」ギュ

「ん………まあな」

「俺の女に何をする! って言ってください」

「気分が乗ったらな」

 

 悪質なのからは遠ざけてやる。

 日本のトレーナーと同じくフーリガンみたいな奴らとかもいるだろうし。

 

「だけど色んな人がいるね」

 

 ホントだな。

 見渡してみると準伝説や600族とかいる。

 

 ゲームとかやった事ある人間も結構いるようだ。

 

「あ、色違いのぺリッパーですよ!」

「あそこには色違いのカクレオンが」

 

 他にも色違いのポケモンを自慢する奴らもいるようだ。

 出会いとか待ってるのかね? 

 

 あ、青いヤンヤンマとピンクのユレイドルだ。

 

 ドン

 

 あ? なんだあれ? 

 いきなりバトルフィールドが出現した。

 

「な、なんですかあれ!?」

「ああ、確かフィールドクリエイトって加護らしいですよ」

「何それ?」

「私も聞いた話ですけど、バトルフィールドを具現化する加護です。持ってる人によってフィールドの種類が違うとか」

 

 どこでも戦えるってことだな。

 

 今出現しているフィールドは砂のフィールドだ。

 他にも種類とかあるのか? 水とか森とか。

 

 さてさてトレーナーが戦い始めている。

 あ、観客に被害が受けないようにバリアを張ってるな。

 

「YO兄ちゃん!」

「ん?」

「俺らと戦おうZE?」

「やろうYO!」

 

 なんだろうか? ラッパーみたいなコンビが勝負を仕掛けてきたぞ。

 

 世界会議の部屋で見かけたな。

 話さなかったけど。

 

「げ、ロッスレイ兄弟……」ヒソヒソ

「格闘使いの唯一の傘下が何故ここに」ヒソヒソ

「この前マルチバトルの大会で優勝してたな」ヒソヒソ

 

 あ、マルチバトルの大会ってあったんだ。

 ダブルバトルの大会とかもありそうだ。

 

 格闘使いの傘下? 加護持ちか。

 

「まあ、いいけど」

 

 少しくらいはバトルしても問題無し。

 

「兄ちゃんYO、どっかで会ったことないかYO?」

「どっかで会ったことあるZE?」

 

 コイツら……鋭いな。

 

「そのアフロどっかで見た事あるYO!」

 

 そっちかよ。

 

 

 

 ■

 

 

 

 ドオォン

 

 って事でフィールドクリエイトの加護持ちがいたんで頼んで作ってもらった(有料)。

 金はあるので痛い出費ではない。

 

「行くYO!」

「準備はいいZE?」

 

 ルールはダブルバトル。

 手持ちは二対二。フィールドは草むら。

 

 俺は一人だが、そっちは二人。

 

 玉川達と組めって話だが、この世界になってマルチバトルはやった事ない。

 ゲームでもバトルタワーでマルチバトルは不得意だった。

 

 向こうはマルチだが俺はダブルバトルで挑む。

 不慣れ。

 

「行くZE、カポエラー!」

「行くYO、カイリキー!」

「ゲッコウガ、ヤミラミ。行けっ!」

 

 カポエラーか。

 攻撃と防御を一緒にするんだよな。薬使ったのか。

 

 カイリキーも通信交換しないと進化しないポケモンだ。バックにトレーナーがいるのは間違いない。

 

 で、格闘使いの傘下。

 玉川達レベルのトレーナーと見る。

 

「カポエラー、こうそくスピンだZE!」

「カイリキー、クロスチョップだYO!」

「ヤミラミ、カイリキーにいばる」

「ヤミ」

 

 特性、いたずらごころ。

 変化技を先手で撃てる。

 

「リキィ!?」

「ゲッコウガ、カポエラーにじんつうりき」

「クガ」

「カポォ!?」

 

 カイリキー、こんらん。

 カポエラー、吹っ飛ぶけどしぶとく後2・3割のHP。

 

「カポエラー! ギガインパクトだZE!」

「カイリキー! かみなりパンチだYO!」

「ゲッコウガ、もう一度カポエラーにじんつうりき。ヤミラミはもう一度カイリキーにいばる」

 

 ヤミラミ、カイリキーにまたいばるをぶつけて攻撃力を上げる。

 ゲッコウガはじんつうりきをカポエラーに当てる。案の定瀕死に。

 

 あ、カイリキーが自分を攻撃。

 ヒットポイントが三分の一に。

 

 自分の攻撃力が仇になるとはな。

 

「諦めるなよYO、カイリキー! バレットパンチだYO!」

「ヤミラミ、いばる。ゲッコウガはじんつうりき」

 

 先制技か。こっちの方が優先だしヤミラミはまた攻撃力を上げる。

 カイリキーの攻撃。

 

「クガ!?!」

 

 ふぇ!? 当たった!? 

 うおっと危ねぇ。HPが一・二割残った。

 

 そしてカイリキーにじんつうりきがヒット。

 俺はバトルに勝利したのだった。

 

 

 

 ■

 

 

 

「次は世界大会でやろうYO!」

「ああ、機会があればな」

 

 一応素性をばらした。

 ゲスーロを打倒するのに協力関係は必要。

 

「さて、他のトレーナーも見るか」

「主よ、あそこにアイス売ってるから買って」

「いいよ」

 

 

 

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