悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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今回の標的

「もう飽きたから帰ろう」

「だな、色違いだからなんだって話だ」

 

 色が違うからと言って珍しいだけで強いとは限らない。

 大事なのは中身だよ。

 

 ポケモンバトルをよくやっているが、そこまで強くはないので退屈。

 

 見てたらトレーナーがポケモンの技を命令する時に、変なポーズしてるけどあれって意味あるのかな? アニメでも多少気になってた。

 勿論俺はそんなことやらないよ? 恥ずいし。

 

「あれ? S5でしたっけ? なんかやってますよ」

「クソ兄貴はロシアですね」

「今頃クマとかと戯れてるんだろうな…………」

 

 どうせクズ兄貴は雪国生活を楽しんでるだろうな。

 雪合戦とか一度やってみたいな。

 

「面白そうだから行ってみようぜ」

 

 変装してるからバレないだろうし、関わらなければ厄介事にはならない。

 

 

 

 ■

 

 

 

「くっ!」

「遊星!?」

「おいおいどうしたぁ? もう終わりかぁ!」

 

 聖沢遊星だったけ? 

 お前結構強いって聞いたけど。

 

「ジャパンはポケモン発祥の地だって聞いたが大したことねーな」

「くっ……」

 

 観戦モードにしているが聖沢のポケモンは一体。

 相手のポケモンは残り四体。

 

 日本トップクラスなのに負けるってことは加護持ちか? 

 

 だけど変態達の中にはこんな奴いなかった。

 

「トドメだ! バシャーモ、ブレイズキック!」

「グレイシアァァァ!!」

 

 あー聖沢負けた。

 

「やっぱり弱いな。二体倒せたのはよくやったが」

「お前、なんなんだ!」

 

 何処のトレーナーだ? 

 

「ああ、実はな、ヒロト・カゲヤマと同じトップクラスの実力を見て来いってMr.ゲスーロに頼まれてな」

「カゲヤマヒロトの?」

 

 あれ? 俺関係? 

 敵かよ。

 

「それでゲスーロ派で一番強い俺に白羽の矢が立ったって訳だ」

 

 俺とコイツの強さ違うぞ。

 コイツらの派閥は色々と勘違いしてるんじゃないか? 

 

「何をする気だ……」

「決まってるだろ世界大会でコテンパンにするつもりさ」

 

 無理だな。

 俺にたどり着くまでに他の変態に返り討ちにされそう。

 

 今、コイツがボロクソになるイメージが出たわ。

 

「……させない」

「は?」

「お前がたどり着くまでに倒してやる!」

 

 たどり着くまでに倒しても倒されても俺に負けるって結果は変わらないがな。

 

「フッ面白い奴だ。俺の名前はレックル、世界大会で会おう」

 

 レックルだっけ? 満足して去って行った。

 

 酷いこと思うが、今のは茶番とかしか思わなかった。

 

 

 

 ■

 

 

 

「って言ってたけど」

「途中から見てましたけど先輩の方がはるかに強いですよ」

「またいつもの無双か……」

「ピザ美味いの」モグモグ

 

 俺もシーフードピザを頬張る。美味い。

 

 トレーナーの集まりから離れ食事をしていた。

 目立ちたい奴らとか多かったな。

 

「それにしてもゲスーロか……」

 

 嫌な事言ってくるし、汚い事とかもやりそう。

 ポケモンバトル前の下剤とか注意だな。

 

 Prrrrrrrr

 

 あ、スノウからだ。

 なんだろうか? 

 

『…………よう』

『ヤア、オヒサジブリ』

「スノウとポリゴンか」

 

 天才ハッカーと電脳ポケモン様が何のご要件で? 

 

「スノウどうした?」

『…………レックルってトレーナーの事』

「盗聴じゃないですか」

 

 今さっきのトレーナーの事か? 

 

『…………確かにトップクラスのトレーナー』

「うんうん」

『…………だけどタイプ加護持ちのトレーナーには劣る』

「だろうね」

 

 見れば分かると思いますがね。

 言われなくても圧勝。

 

『…………技マシンは沢山持ってるって話』

『ウン、タンケンセットッテノガアルケド、ワザマシンガトレルッテ』

 

 あ、技マシンを発掘出来るんだ。

 ボールやきのみを取れるからありそう。

 

『…………あとポケモンとエンカウントしやすい加護を持ってるって』

『オンオフキノウツキダッテ』

 

 加護っても色々あるんだな。

 

「ハッキングして聞いたの?」

『…………違う、ブログ作ってるから見た』

 

 あ、分かる。ポケモントレーナーのブログとか結構儲かりそう。

 自分のポケモンを公開してそうだな。

 

 技マシンとか売って生活する方法もあるか。

 

『…………だから大して気にしなくていい』

「オーケー今後の敵は変態達か…………」

 

 鋼使いのディアンは強そうだったな。

 他にもメリルのカイリューも早くてヤバかった。対策はあるのだが

 

 胡座かいてちゃダメだな。

 

 

 

 ■

 

 

 

 夜。

 

「凄い綺麗ですね…………」

「まあな、予約して空いてたから良かったぜ」

 

 話したら今の時期空いてるらしく、予約を取ったら簡単に出来たし。

 

 で、今いるのは夜景の見えるレストラン。

 

「うっひょーロブスター!」

「ムール貝もあるな」

「日本じゃ食べませんよね」

「お昼も食べたから太りそう…………」

「私は胸の方に栄養が行くんで平気デース」

「あ、私もです」

「…………」

 

 やっぱそんな体質の人とかもいるんだな。

 少しくらいお腹に脂肪があっても俺は気にしないのだが。

 

「美味しいですね」

「夜景も綺麗ですしムードがありますよ」

 

 一度ニューヨークの100万ドルの夜景を見ながら食事をしてみたかったのだ。

 

「後で展望台に行くか。屋上にあるらしい」

「いいですね。行きましょっか」

 

 屋上から見た方が雰囲気あるだろう。

 全方位見渡せる。

 

 食後も俺らは夜景を楽しむのだった。

 

 

 

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