悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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大会前

「おはようございまーす!」

「おはよう」

 

 登校日、玉川が家に寄ってきた。

 食事したので行くのは準備万端。

 

 コーヒーブレイクタイムの最中だ。

 

「今日雨が降るそうですよ」

「傘もっていくか」

 

 ニュース見てたら雨予報が会ったし、持ってた方が良さそうだ。

 

 もしポケモンバトルするならばゲッコウガとか活躍しそう。

 

「あ、玉川さん」

「唯さん。おはようございます」

 

 よくよく考えれば唯は学校行ってないな。

 聞いた話だと学校に融通聞かしているらしい。

 

「おや、お客さんかい?」

「わっ! 喋った!?」

 

 ああ、ゾロアに会うの初めてだよな玉川は。

 アルセウスとかよく喋るので違和感とか無い。

 

「ゾロアといいます。よろしゅうな」

「玉川柚子です。よろしくお願いしますね」

 

 玉川が頭を撫でようとすると、

 

「さわんなぁ!」

「えっ!?」

 

 あ、ゾロアが引いた。

 おいおいどうしたよ? 

 

「ヒロイン同士、馴れ合いはせん!」

「「ヒロイン?」」

 

 …………こいつヒロイン狙ってるのか? 

 

「先輩、何言ってるかわかります?」

「よく分からん」

「あのーゾロアさん? ヒロインとかどうでもいいので仲良くしましょうよ。クッキー食べます?」

「あ、ありがと〜」

 

 ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”

 

「美味しそうに食べてますね」

「ふむ、ヒロイン力が高いなぁ。こりゃ手強い」ŧ‹”ŧ‹”

 

 可愛いキツネが食事してるので絵になるだろ。

 

「まだヒロイン力高そうなのいますよ?」

「な、なんとー?」

「学校行くぞ」

 

 

 

 ■

 

 

 

「面白そうな子が仲間になりましたね」

「他にも加わったぞ」

「…………唯さんと旅行ですよね〜。私も行きたかったな〜」

「気分乗ったらな。まだ行ってない所もあるから」

「約束ですよ」

 

 北海道とかも行こうかな? 

 他にも強化スポットは日本にある。

 

 もしかしたら準伝説に会えるかもしれない。

 また未開の地は沢山あるし。

 

 あ、未開と言えば深海だな。

 カイオーガとか生息してそうだ。

 

 駿河湾とかで急に大雨が振るってことがたまにあるって聞いたが…………マジでいるのか? 

 

 海底とかアイテムや遺跡がありそうだ。

 ダイビングはいつかやろう。

 

「先輩って将来なりたいのってあります?」

「うーん」

 

 玉川がいきなり進路聞いてきたけど。

 あんま考えて無かったな。

 

「進学……かな」

「なるほど、お婿さんとかには?」

「お婿さん?」

 

 あ〜料理美味いからか? 

 どっかのジムリーダーが料理とかやってたな。

 

 木の実使った料理とか良さそう。

 どの木の実も栄養価高いから人気だってさ。

 

 あの眼鏡野郎も稼いでるとか。

 

「アリスさんとかスノウさんも専業主夫として養いたいとか言ってましたよ」

「肉食共め」

 

 確かに金ありそうだから養えそう。

 

 スノウとかハッカーの仕事してるとか言ってたな。

 スタンガン持ってるしリスクはありそうだが。

 

 でも悔しいから少し働きたい。

 

「まあ、ポケモントレーナーであるからな。それを軸にしていきたいかな」

「どんな仕事です?」

 

 ありきたりのは嫌だな。

 YouTuberとかブロガーとかありきたり。

 

「冒険家とかかな……」

「冒険家ですか…………」

 

 イエス。ゲームでも冒険だったからな。

 密林や砂漠とかも行ってみたいかな? 

 

 南極ってのもいいかも。

 あ、入るのに許可っているんだっけ? 

 

「オンラインサロンとか出したら面白そうじゃないですか?」

「ありきたりだな」

 

 トレーナーズスクールってのもいいかもしれないがありきたり。

 

「ん〜でもマンツーマンの塾とかいいかもな。加護とか使って弟子作りとか」

「いいかも知れませんね。人手は多い方がいいかも知れませんし」

「まあ、俺のお眼鏡に叶えばの話だがな」

 

 認めた奴しか育てたくない。

 

「他の変態トレーナーは何仕事してるんだろう」

「メリルさんは貴族だそうで事務とかしてるそうです」

「シンシアも組の経理とかやってるらしい」

 

 みんな仕事してるんだね。

 ちなみに鞍田のおじさんや紳士のおじさんは仕事をしてないらしい。

 

「や、止めてくれ!」

「はっ、やだね」

「はっはー」

「これが自然の摂理だ。弱いから悪い」

 

 あらら?

 またヤンキー共が悪さしてるぞ? 

 

 相手は中学生だぞおい。

 

「止めろ」

「あ、なんだテメェ……影山!?」タタタッ

「クソッタレ! 逃げろ!」タタタッ

「覚えていろ! 必ず落日を迎えさせてやる!」タタタッ

 

 あれ? 逃げた。

 前やった事がそんなに? 

 

「あ、ありがとうございます!」

「良いってことよ」

 

 

 ■

 

 

 放課後。

 

「先輩、一緒に帰りませんか?」

「いいぞ」

 

 放課後、偶然玉川と鉢合わせる。

 

「あれ? 少し雨降ってきましたね」

「予報で言ってたもんな」

 

 傘用意しておいた。

 

「さ、帰りましょ」

「だな」

 

 校門をでると、

 

 ザアアアアアアア

 

「あ、凄い雨降ってきたな」

「風も吹いてきましてね…………」

 

 雨降るとは聞いたが、こんなに降るなんて聞いてない。

 

「先輩、ファミレスあるんで休んでいきませんか?」

「入ろう」

 

 小腹が空いたので飲み物や軽食もいいかも。

 俺たちは注文を取る。

 

「俺はサンドイッチとコーヒーか」

「私はイチゴパフェを」

 

 やっぱ甘い物か。

 俺は玉子、カツ、ハムチーズの三種。

 

「それで大会の準備はOKですか?」

「まあな。切り札も揃えた」

 

 まさか昨日唯がやらかすとは思っていなかった。

 何故あんなケミカルが起こったのだろう。

 

「まあ、見てのお楽しみだな」

 

 みんなビックリするだろう。

 楽しみにしたまえ。

 

 あ、食事が来たようだ。

 

 俺達は大会前の英気を養うのだった。

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