悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

80 / 103
ピラミッド 前編

「やっぱ暗いなー」

 

外装がピラミッドの中みたいだ。

盗掘者みたいな気分になってきたし。

 

そういえば遺跡とかでもポケモンとか出るのだろうか。貴重な遺跡をバトルで壊したら問題ありそう。

 

古墳とかに行くのも面白いかも。

 

「ラッフ!」

 

ラフレシアか………毒麻痺眠りの状態異常をしてくると予測する。

 

「ガオガエン、ほのおのパンチ!!」

「クガ!」

「ラフレ!?」

 

ラフレシア レベル30

 

俺にはこのレベルじゃ容易い障害だ。

多分ここは状態異常のフロアだと思う。

 

今さっきベトベトンが毒の技とかやってきたし、ジュペッタとか出たし、おにびとかやりそう。

 

それでここのルールその1。

ポケモンを倒したら暗闇が少し和らぐ。

 

数体倒したら周りが明るく照らされた。

なのでトレーナーに見つかりやすい。

 

「あ、モモンのみだ」

「あ、影山広人! 行くぞ!」

「うぜーな」

 

この通りトレーナーが襲ってくる。

やめとけって……体力温存しとけよバカ。

 

「ガオガエン、かわらわり!」

「なっ、しまった! イノムー!?」

 

このトレーナー、3匹しか持ってなかった。

で、最後を倒したら、

 

「あ!」

 

シュン

 

このように緊急脱出するのだ。

これなら目の前が真っ白になっても安心。

 

それでルールその2。

 

「右か……お、なんでもなおしか……」

 

トレーナーを倒すと視界がだいぶ良くなる。さらにさらに階段への矢印を示してくれる。

 

そして倒された後に道具が残る。

簡単に言えばドロップ品のような感じだ。

 

「よし、道具を探しながら階段へ行くぞ〜」

 

てかこのピラミッド広くない?

結構歩いてるし、トレーナーに会うのが少ない。

 

あ、すごいキズぐすり見っけ。

 

「あ、影山広人!」

「見つけたぞ!」

「懸賞金二億は俺らのものだ!」

 

3人がかりだとコイツら……確かにピラミッドで失格になっても俺に勝てれば賞金貰えるからな。

 

「行け、サイドン!」

「カイロス、君に決めた!」

「ピジョット! 頑張れ!」

 

クソ……3人がかりで来るのか。

前多数で襲いかかってきた時は相手のレベルが低かったからどうにかなったけど、コイツらバッジ8個持ってるからな。

 

「DDラリアット!」

「しまった! カイロス!?」

 

はい、カイロスは瀕死になりやした。

すばやさが高いってのもいいものですな。

 

「ピジョット、はがねのつばさ!」

 

あまりダメージは無いが面倒だな。

数ってのは嫌なものだ。

 

「かみなりパンチだ!」

「ピジョッ!?」

「かわらわり!」

「あ、サイドン!」

 

2体とも一撃で倒れる。

 

あ〜時間かかるな。

制限人数が128人だから急がねえと。

 

「ドククラゲ、行け」

「殺れ、テッシード!」

「行っけールカリオ!」

 

うわー悪、炎に嫌なタイプだ。

 

「ガオガエン、じしん!」

『ギャユアアアア!?』

 

偶然効果抜群のタイプだからな。

 

………あれ? 全員瀕死?

 

「負けるな、ウインディ!」

「頑張れ、ベトベトン!」

「行っけー! ギガイアス!」

「じしん!」

 

また効果抜群のポケモンじゃないですか。

 

「な、しまった」シュン!

 

1人緊急脱出した。

あれ?三体しか持ってなかったの?

 

「クソッタレ! いけ、ラプラス」

「アイアント! 頑張れ!」

 

アイアントは炎で一撃。

 

「つのドリル!」

「アイアント、ハサミギロチン!」

 

相手側が攻撃側よりレベルが高い場合は無効。

効かないから。

 

ラプラスはつのドリルを覚えてたんだな。

 

「ほのおのパンチ!」

「な、アイアント」

「かみなりパンチ!」

「ラプラス!」

 

なんかちょろいな。

 

「頼むお前が頼りだ! ピクシー」

「いけ、俺の切り札! フリーザー!」

 

!! フリーザー!?

クソッタレ!! モブが何故もっている!

 

「くっ、ピクシーにどくづき!」

 

フリーザーにはじしん効かんからな。

 

「ピッ!」

 

あ、気合いのハチマキもってるから堪えた!

 

「ピクシー! この指とまれ!」

「フリーザー、こころのめだ!」

 

あれ? これはこれは?

絶対零度来るじゃん! しかもこの指とまれでターゲットなってるし。

わートレーナーが薄笑いしてる。

 

……だけどね。

 

「戻れガオガエン。いけ、ベトベトン!」

 

入れ替えればいい話なのだ。

 

「な、れいとうビーム!」

 

一応当たったがそこまでダメージは無い。

 

「ゆ、ゆびをふるだ!」

 

ギュウウウウン

 

なんだいやなおとか?

脅かすなよ。

 

………ん? 様子がおかしい。

 

ドカアアアアン!!

 

あ、じばくかよ! 多少だがダメージが入る。

まあいいや。

 

「ベトベトン、いわなだれ!」

「キュオオオ!」

 

よし、勝った!

あまりダメージないから大金星。

 

「く、負けた……」シュン!

「すまねえ、真理子、佐藤さん……」シュン!

 

二人が緊急脱出して消失した。

さて、道具だ。

 

「かいふくのくすりとげんきのかけら、あとは……コールドスプレーか」

 

回復系は嬉しい。

欲を言えば塊の方が良かったが。

 

「えっと……真っ直ぐか」

「………広人」

 

うわっ!? スノウ!!

いつからいた?

 

「びっくりした〜」

「………意外と早く会えたな」

 

よし、味方と合流。

これで俺の生存率はかなり高まった。

 

「いつからいたんだ?」

「………フリーザーとピクシーが出てきたところから」

 

気づかなかった。

よくあるんだよなぁ。集中してて気づかない事とか。

 

「さて、上に行きますか」

「………行こう」

 

俺はスノウを仲間に加え、上を目指すのだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。