悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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ロワイヤル

「あれ? まだ終わらないの?」

「長いなー」

 

 俺達がクリアして3時間後。

 まだ終わってないみたいだ。

 

「この焼き鳥いまいちだな」

「でもこのたこ焼きは美味しいぞ」

「そうです? お好み焼きとかも美味しいですよ」

 

 頂上に着いた人間には無料で飲食できる。

 退屈を凌げる。

 

「結構難しいってさ」

「分かる。だいばくはつだったり毒だったりあるし」

「トレーナーとか道具や金関係で襲いかかってきましたし」

 

 やっぱり皆も同じか。

 

 暗さがマシになるだけではなく道具も欲しいし。

 道具はランダム落ちてるから分からない。

 

「階段近くで待ち伏せて何人か倒して道具をゲットしたぜ」

「あ、そんな手があったか」

「族の仲間数人と合流してな」

 

 俺と鉢合わせしなかったし、ずっとはいなかったんだな。

 

 だけどコイツら賞金首だからピラミッド内では結構襲われてそう。

 返り討ちにして道具とか大量だろう。

 

 トレーナー同士の共食い行為とかもあったかも。

 それで人数少ないとか。

 

「そういえば宝物庫とかあった?」

「ん? 俺の所はあったぞ? 木の実が沢山あったぜ」

 

 俺の所は無かったな。

 もしかしたらモンスターハウスみたいなエリアもあったかもしれない。ミミック部屋を連想。

 みちづれを覚えてる奴とかもいたりして。

 

「それにしても何人残ってるかな?」

「今の所クリア者は50数人ってとこか?」

 

 時間経ってるのにまだ戦ってるトレーナーがいるのか? 

 確かに128人まで到着し、ピラミッド内のトレーナーが居なくならない限り終了じゃあない。

 

「俺の族の仲間も数人見えないな」

 

 ちらほら木島の仲間が見られる。頑張ったな。

 コイツら最大勢力だ。

 

 だけど過酷っぽいから落ちてる可能性もあり。

 麻痺や氷の所でダメージとか受けてそう。

 

「あ、リンゴジュース美味しいですね」

「本当だ美味しい」

 

 

 

 ■

 

 

 

 更に3時間後。

 

「まだかよ」ŧ‹”ŧ‹”

「トランプでも持ってくればよかったですね」

 

 数人上がってきたが、まだ終わらない。

 

「ZZZZZ」

「…………」

 

 あ、唯が寝てる。

 わかる。暇だからな。

 

 ジリリリリリリリリリ

 

「あ、終わった?」

「やっとだよ」

 

 六時間いて凄い暇だったな。

 軽食があったのは良かったけんど、それでも暇だったな。

 

 …………それで60人程しかいませんが? 

 やっぱりキツイなこのピラミッド。

 

 俺もエメラルドやった時に苦労したよ。

 

『お待たせしましたあぁぁぁ! 一次予選終了です!』

 

 やっとか。

 

『はい、では二次予選始めたいと思いまーす! それではスクリーンをご覧下さい!』

 

 あ、スクリーンが出てきたにゃ。

 何をやるんだろうか。

 

『二次予選はあぁぁ、バトルゥゥゥロワイヤルゥゥゥ!』

『YAAAAA!!』

 

 あ、スマブラを連想した。

 中学生を島に閉じ込め殺し合いをさせる映画があったな。

 

 それでそれで、どんなルールでやるつもりだ? 

 

『まずは16ブロックのエリアに別れてバトルロイヤルをしてもらいまーす』

 

 エリアの大きさは1×1kmの広さ。

 更に全員倒れるまで6対6でバトルするそうだ。

 ついでにピラミッドの道具を繰り越しで使えるってさ。

 

 シンプルだな。俺としては舞台とかでやりたいが。

 

 それで早く着いた順から入るブロックを決めていいんだって。

 

 で、勝ったら本戦出場&世界大会へ。

 確かベスト16で世界って言ってたし。

 

「皆別ブロックでな」ヒソヒソ

『それでは到着順からどうぞっ!』

 

 それで皆別ブロックへ。

 うちらが居ないブロックへは木島の舎弟達が占めている。

 で、淡々とうちらと一緒のブロックへ入れてくる人間がぞろぞろ。

 

 あ、俺の所に数人入ってる。

 

 ん? あれ? 

 

「先輩、本戦で会いましょう!」

「ああ、ん? チャラ男がいないな……S5もいない」

「チャラ男だったら私達が倒しましたヨ。あとS5は他のトレーナーに倒されちゃったって他の人が言ってました」

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

『それではぁぁぁぁー第一ブロックヴヴヴ!』

 

 ああ、俺が初手か。

 

『それでは影山広人、佐家本一郎、佐家本二郎、佐家本三郎! 準備お願いします!!』

 

 あ、やっぱり顔そっくりだから三つ子だと思った。

 

「影山広人」

「あ?」

「見せてやるよ」

「俺達の」

「パーフェクトな戦いを」

 

 …………油断はしないぞ? ここまで来てる時点で優秀だしな。

 

「貴様に勝つ為に『それでは始めまーす! 3! 2! 1!』

 

 

 ヒュン

 

 

 おっと着いた。

 ここは荒地か? 

 

 岩場ばかりで見通しが悪い。

 

「見つけたぜー! 影山広人!!」

 

 うわっ、早速見つかった。エリートトレーナーみたいなのが勝負を仕掛けてきた。

 1㎢なのに見つかるの早い。

 

「行け、プテラ!」

「ベトベトン、君に決めたっ!」

 

 ベトベトン、やっておしまい! 

 

「おっ、いたいた! 行け、ライチュウ!」

「よし! 手筈通りに畳むぞ。行け、スターミー!」

 

 同じ顔の人間が二人出てくる。

 他の所も結託してやることが有り得そう。

 

「「「行くぞ! 俺ら三兄弟の力を見せてやる!」」」

 

 …………ポーズもとって息ピッタリだ。

 三人同士で連携とかよくやってそう。

 

「二郎、三郎! フォーメーションΔ!」

「「応!」」

 

 あ、なんか囲まれた。

 

「プテラ、はがねのつばさ!」

「ライチュウ、10万ボルト!」

「スターミー、なみのり!」

 

 少しダメージが入ったな。

 

「ベトベトン、スターミーにかみくだく!」

「ベト」

「しまった! スターミー!」

 

 エスパータイプいたしな。

 さて、次は、

 

「ライチュウにもかみくだく!」

「ライ!?」

「プテラ、ほのおのキバ!?」

「いわなだれ」

「しまった!」

 

 ライチュウを瀕死にほのおのキバで突っ込んできたプテラをいわなだれし瀕死。

 

 油断しない。

 まだ始まったばかりた。

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

「先輩、お疲れ様です!」

「ふぅ、勝った勝った」

 

 案外すんなり勝てたな。

 世界大会進出だ。

 

「それじゃ次は私の番ですね」

「頑張れアリス」

「頑張ります!」

 

 次はアリスか。

 

 スノウの情報だと俺らの派閥以外でもうS5以上の実力のトレーナーはいないらしい。

 木島の配下も数人だがうちらと一緒のブロックに入ってサポートしてるやつもいる。

 これで日本のゲスーロ派は全滅したかな? 

 

「あ、始まったよ」

 

 今はアリスの勇姿を見るとしよう。

 

 

 

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