悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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ベスト3にはいるちからをもったチーム

 ? side

 

「コイツも面白いな」

「次はゴーストの人?」

「まあね」

 

 二方ともコーヒーを片手に資料を見る。

 

「真田剣兵の弟なんだけど、これまでの経歴は凄くてさ」

「何かあったの? 兄弟なんだから一緒に働いてるイメージがあるんだけど」

「実は跡継ぎを決める争いがあってね。それで負けて出ていってしまったらしい」

「仲良くすれば」

「そういう伝統らしい。蠱毒に催してるって」

 

 ちなみに三人兄弟。

 

「それで? その後は?」

「海外に移り住んだらしくてね。その後傭兵団に身を置いたらしいんだ」

「傭兵団に? なんで?」

「……本人曰く、死に場所が欲しかったって」

 

 コーヒーをグイッと飲む。

 

「でも兄弟同士は縁は切れてないらしくてね。たまに会うそうだって」

「そうなんだ…………」

 

 マスターの方は、甘いものが恋しいのか大判焼きを口にほおる。

 

「それで頭が冷えたのか日本に移り住んだって訳。戦場で身につけたスキルを使ってやりたかった覗きをしてるそうだ」

「もっといいスキルの使い方あるでしょ」

「うん、相当余罪あるみたい。多少のコネもあるそうだって」

「へーロクじゃなさそう」

 

 マスターがつまんでいだ大判焼きを貰う。

 

「……で、マスター。それ関係で調べたことがあったんだけどさ」

「ん? 何があったの」

「真田槍兵の事」

「ああ、次男で確か選ばれたトレーナーだって? 会ったの?」

「そりゃ会えないよ。だって行方不明になってるらしい」

「…………なんで?」

「僕も分からない。色んな人に聞いてみるとポケモンが現れた時期を境に行方不明になったらしいんだ」

 

 少なくなったので相方にコーヒーを注ぐ。

 

「ポケモンが現れた境って事は神が関係してるって事?」

「確証は無いけどね。だけどその日を境に数人だけど選ばれたトレーナーが行方不明になってる。余りにも不自然だ」

「ろくな奴らじゃないだろうし、変なイベントとか考えてるんじゃないのか? 例えばダンジョンのボスとかやぶれた世界やドリームワールドに飛ばされたとか」

「ろくな奴じゃないだろうし有り得る……」

 

 少なくなったので自分のにもコーヒー注ぐ。

 

「確かその行方不明メンバーの中に影山━━━━」

「あ、準決勝始まる」

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

「さ、やりましょう」

 

【幽騎士】真田弓兵 懸賞金 1億8600万

 

 コイツそろそろ二億じゃん。

 ゴーストか。あくタイプの方が基本有利だが、虫や格闘の技を使う可能性も高い。

 

 6対6のフルバトル。

 お、音楽がなり始めた。

 

「行け、ギルガルド」

「頑張って、サザンドラ!」

 

 まずはこれで様子見。

 

「サザンドラ、あくのはどう!」

「ギルガルド、キングシールド!」

 

 やっぱり使ってきたか。

 守られてるのでダメージは入らない。

 

「もう一度だ。あくのはどう!」

「ギルガルド、キングシールド!」

 

 また塞がれる。

 そろそろ潰れそうだ。

 

 連続で出し過ぎると失敗するぞ? 

 特攻とメガネとタイプ一致だし相当な威力。

 

「あくのはどう!」

「くっ、せいなるつるぎ!」

 

 ジリ貧なのか攻撃してきた。

 

 あくのはどうは当たるがダメージを受ける。

 こっちもダメージを受けるが少し。

 

「戻れ、ギルガルド!」

 

 やっぱり戻すか。

 何が出てくる? 

 

「行け、ミミッキュ!」

 

 ここでフェアリーの登場だ。

 ヤバい! 悪、ドラゴンの天敵だ! 

 

「よし、戻す! 行け、ベトベトン!」

「ベト!」

 

 ここでベトベトンへ入れ替える。

 さすがにヤバいと理解出来る。

 

「ベトベトン、かみくだく!」

 

 一応当たるのだが、コテンとなってしまう。

 ばけのかわか。

 

「じゃれつく!」

 

 ダメージを受けるも等倍。

 自分に毒を持てとかあったな。

 

「ベトベトン、どくづき!」

 

 やっぱどくを与えるに限るでしょ。

 効果抜群だ。

 

「キュ」

 

 な、僅かに残ってるだと? 

 あ、タスキが布の下から少し見える。

 

「じゃれつく!!」

「どくづき!」

 

 半分程減ってしまったな。

 ここで一体倒せた。

 

 あと五体。

 

「行け、シロデスナ!」

 

 シロデスナか。

 じめん ゴースト。

 

「かみくだく!」

「だいちのちから!」

 

 かみくだくがヒットする。

 しかしまだHPが終わってないのでだいちのちからが命中。

 僅かに残ってしまった。

 

「かみくだく」

「ご苦労、シロデスナ」

 

 シロデスナは瀕死になる。

 これで二体目。

 

 次は何で来る? 

 HPが少ないからアレを使いたいけど使えない。

 

「行け、ギルガルド!」

 

 ここでギルガルドか。

 

「かみくだく!」

「せいなるつるぎ!」

 

 かみくだくは当たるも半分にも至らず。

 せいなるつるぎは当たり瀕死となる。

 

「行け、ガオガエン!」

「ガオ!」

 

 炎・悪だからな。

 鋼・ゴーストに対抗。

 

「DDラリアット!」

「キングシールド!」

 

 あ、能力値下げられた。

 

「DDラリアット!」

「キングシールド!」

 

 そろそろやめた方がいいんじゃない? 

 まもると同じく連続すると失敗するぞ。

 

「DDラリアット!」

 

 よし、当たった。

 効果抜群だ。

 

「ご苦労、ギルガルド」

「少し休めガオガエン」

 

 ガオガエンを休ませよ。

 能力値を低下させられたんだし。

 

「行くぞヤミラミ!」

「ヤミ!」

「行け、ガラガラ!」

「ガァララ!」

 

 ヤミラミ、最近出番が少ないような気がする。

 気張れよ! 

 

「ヤミラミ、いばるだ!」

「しまった!」

「ヤミ!」

 

 ヤミラミのいたずらごころだ。

 変化技なら一手早い。

 

「ガラガラ! ホネブーメラン!」

「ガラアアアア!」

 

 いきなり自分で攻撃しだした。

 確か三分の一で自分に攻撃だったけ? 

 

 うわ、物理だから余計にダメージを食らってる。

 

「どくどくだ!」

「ヤミ!」

「もう一度ホネブーメラン!」

 

 炎タイプなのでやけどは効かない。

 特性は避雷針なのででんじはも効かない。

 

「くっ、戻れ」

 

 こんらんで毒だし戻すよな。

 

「やれ、ゲンガー!」

「ンガー!」

「ゲンガー、メガシンカ!」

 

 くっ、ゲンガーがメガシンカされる。

 

「ヤミラミ、でんじは!」

「ヤミ」

 

 麻痺はさせておこう。

 ここは倒れそうだし邪魔しておこう。

 

「ゲンガー、ほろびのうた!」

 

 やっぱりやってきたか。

 ゼロになるまで交換しないつもりだな。

 

「ヤミラミ、いばるだ!」

「ヤミ」

「ゲンガー! シャドーボール!」

 

 いばるや麻痺をかけるも動いて使ってきた。

 ほろびのカウントが3となった。

 

「ヤミラミ、不意打ち!」

「ンガー!?」

 

 効果抜群、更には動けないらしい。

 ほろびのカウントが2となる。

 

「ヤミラミ、もう一度不意打ち」

「ゲンガー! シャドーボール」

「ヤミ!」

「ンガー!」

 

 ヤミラミ、不意打ち成功。

 ゲンガー、自分で自分を攻撃。

 

 ほろびのカウントが1となる。

 ヤミラミの最終ターンだ。

 

「戻れ、行け、ガラガラ!」

「いばるだ!」

 

 読めてましたよ?

 

「ヤミ」パタリ

 

 ほろびのカウントがゼロになる。

 ご苦労、ヤミラミ。

 

「行け、ガオガエン!」

「ガオ」

 

 ガオガエン、あと頼むぞ。

 

「ガラ!」

 

 あ、自分で自分を攻撃しだした。

 

「かみくだく!」

 

 よし、戦闘不能だ! 

 あと二体だ。

 

「行け、ゲンガー!」

「ンガ!」

「かみくだく!」

 

 よし、あと一体。

 最後の一体は何だ? 

 

「まさかこのポケモンを出すとは」

 

 ? スノウと同じく伝説か? 

 もしかしたらどっからかギラティナを捕まえてきている可能性もある。

 

 山奥とか行ってもサバイバルとか出来そうだしその最中伝説と会ってもおかしくない。

 

「頼むぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体はほっそりとした人型をしており、両腕の先は鎌のような形をしている。

 

 全身はピエロの衣装ように黄色・水色・ピンクのカラフルな模様で彩られており、頭は色とりどりのふしぎな火花の集合体で、この頭を爆発させて人を驚かし、生気を奪う習性がある。

 

「…………」

 

 はなびポケモン ズガドーン。

 

 うわ…………コイツもウルトラビースト持ってたのか。

 って事は他の奴らも持ってそうだ。変態行為してたらエンカウントなんかしてるかも。

 

 エスパー使いとか伝説の宝庫っぽい。

 

「ズガドーンか…………」

「ええ、アフリカ遠征中にバッタリあってしまいまして、それから仲良くなって行きました……」

「アフリカ……」

 

 自然が豊富な場所だから遠征とか行くのもいいかもしれない。

 海外遠征か……考えておこう。

 

「それから一緒にポケモ」

「ガオガエン、かみくだく!」

「なんの! 目覚めるパワー!」

 

 目覚めるパワー? 

 まさか効果抜群や等倍の技がないんじゃ…………? 

 

「ガオ!?」

 

 あ、効果抜群がよ!? 

 なんのタイプだこの技? 

 

 うわ、半分以上ダメージを食らう。

 まあかみくだくを入れたのであっち側も半分程、

 

「…………」ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”

 

 たべのこし食っとる! 

 体力が少し回復した。

 

「めざめるパワー!」

「かみくだく!」

 

 あっちの方が素早さが高いので先に当たる。

 

「ガオ……」

 

 ガオガエンは倒れる。

 その隙にズガドーンは体力回復。

 半分以上のHPだ。

 

「行け、ゲッコウガ!」

「クゥガ!」

 

 頼むぞゲッコウガ! 

 

「ゲッコウガ、あくのはどう!」

「クゥガ!!」

「ズガドーン! 目覚めるパワー!」

 

 先に目覚めるパワーが当たった……あ、急所に当たった!?

 あくのはどうはささるが多少の体力が削られる。もう赤のバーだ。

 

「目覚めるパワー!」

 

 く、ゲッコウガは倒れた。

 サンクス。仕事はしたぜ。

 

「頼むぞ! サザンドラ!」

「ギュアアアアアア!」

 

 多少HPを削られてるがな。

 

「ズガドーン! 目覚めるパワー!」

「サザンドラ! あくのはどう!」

 

 ズガドーンがはやく、目覚めるパワーが当たる。

 しかし、

 

「ギュアアアアアア!!」

 

 赤色バーになったが生き残っている。

 サザンドラがあくのはどうを放つ。

 

「やっぱりお強いですね……」

「そっちもな」

 

 

 

 

 ■

 

 

 

「さ、急ぎましょう」

「ああ、見物の試合だ」

 

 俺らは観覧席の間を小走りする。

 

「先輩、そろそろ始まりますよ〜」

「あ、ポップコーンとコーラ忘れた」

「コーラありますヨ。ポップコーンは移動販売があっちから来るので待ってましょう」

 

 準決勝 木島聖騎士VS木場明人

 

 

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