悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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バトルチューブ 前編

「ふぅ、まさか開始1時間以内に戻ってくるとはな」

「うん。星持ってる人結構いたからねー。足運ぶのめんどくささが無くて良かったよ」

 

 俺は三番目にクリアしたらしい。

 早いなコラ。

 

 ちなみに1番は、

 

「…………」チュパ

 

 バーブン。

 クリアした後に壁に寄りかかって沈黙しながらミルク飲んでいた。

 

 で、2番目は、

 

「…………」

 

 パンクロッカーのロミスさん。

 暇そうに黄昏ていた。

 

 声掛けにくい2人だな〜。

 その後ヴォンさんや木場氏が来たので安心したが。

 

「終わるまで暇ね。なんか団欒しないかしら?」

「いいぜ」

「他の変態組の奴らとか来そうだね」

 

 多分、どっさり来そう。

 

「じゃ私から。なんか趣味とかある? 私は美容かしら」

「僕は昆虫観察かな? そういえば山奥行くとたまにアトラスオオカブトが発見されるんだよ。まったく、非道な奴らがいるね」

「確かにポケモンが世界出てくる前までいたわね。飼い主のモラルが分かるわよ」

「本当に酷いな…………」

 

 沼の泥水を排出したりする番組とかあるよな。

 そこに外来種がいるとかよくある。

 

 ミドリガメとかも外来種らしい。

 

「広人の趣味は?」

「うーん。漫画かな〜」

「漫画か……」

 

 至って普通だな。

 

「じゃ特技は?」

「あー自覚は無いけど料理。自覚があるのはキャンプ」

「「キャンプ?」」

 

 実はこの世界になる前はカツアゲとかされてたので金が無く食べる物が無かったのだ。

 って事でたまに森の中に籠り、自炊して食べていた事がある。

 

 一人キャンプってのも楽しいぞ? 

 火を見て星空を見るんだ。

 

 銛で取った魚や弓矢で捕まえた鳥を捌いて食べる。

 

「…………」

「?」

 

 なんかバーブンやロミスに哀れな目を向けられてるんだが? 

 原始人みたいで楽しいぞ。

 

「いゃっほほほほほほぅ!」

「あ、先輩」

 

 あ、ジゼルが出てきた後に玉川が戻ってきた。

 早いな。

 

「一人だったんで怖かったです…………」

「確かに賞金首だもんな」

「私ら悪いことしてないのに賞金首なんですね……」

 

 本当だな。

 ゲスーロの方が悪人に見えるんだけどね。

 懸賞金が絡むとウチらが悪人に見えるんだ。

 

 あ、よく見ればドリンクコーナーあるじゃん。

 

「玉川、飲みに行こ」

「いいですね」

 

 多分時間がかかるだろうからゆっくりしよう。

 

「先輩、何飲みます?」

「ハワイに来たしフルーツジュースでいいか」

「私も飲みます」

 

 あ〜美味しい〜。

 味が濃いし、日本のフルーツジュースとは違うぜ! 

 

 それにしても時間たったが変態しか見ないな。

 

「あ、広人さん」

「アリス、やっときたか」

「ええ、早く来れました」

 

 まあ、やわな腕前じゃあ無いからな。

 もっと勝ち上がってくるだろ。

 

「あ、そういえば」

「?」

「レックル。って名前のトレーナーでしたけど、勝負を仕掛けてきたので返り討ちにしちゃいました」

「そうか」

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 半日が経過した。

 

「クソ、暇だな」

「ゲーセンでも置いてくれれば良かったのに」

 

 だいたいの変態組はクリアした。

 比率だと一般人達の方は少ない。

 

『ほい! お待たせしてしましたー!!』

 

 ん、やっと終わったか。

 んと? 80人程か? 

 

『それでは二次予選の方に行きたいと思いまーす!!』

 

 で、二次予選は? 

 

『二次予選は〜バトルゥゥゥゥチューブ!!』

 

 バトルチューブ?

 あれだろ。バトルフロンティアでハブネークのような施設に入り、トレーナーと戦ったりポケモンにエンカウントしたり、毒入れられたり回復したり。

 運要素高いし毒とかぶち込まれたのが記憶に残っている。

 

『この予選で先着32人が決勝トーナメントに出場します!』

 

 これをクリアすれば決勝か。

 さて、自分の運はどうなってるのかね? 

 

 なんか状態異常の部屋の他にも新しいナニカがありそうだ。

 この前のピラミッドでも宝物庫見たいのがあったからな。

 例外があっても不思議では無い。

 

『ルールを詳しく説明しますよー! ポケモンは6匹まで所持OK。道具の使用は禁止ですが持たせるのはOKです!』

 

 前やったバトルピラミッドと同じだな。

 ゲームとは違うルールとかもありえる。

 

『そーれーでーは! 準備OKですか!? 1分後に転移します!』

 

 早いなコラ。

 えっと、道具のせいなるはいを使う事が出来ないし、たべのこしとか持って行こう。

 

『ではスタートします!!』

 

 

 シュン

 

 

 お、豪華な内装の場所に着いた。

 なんだろここ? 

 

 あ、三つの扉がある。

 ここから選べって事なのか? 

 

 ちなみにメイドさんはいない。

 

 よし、まっすぐ行くか。

 俺は真ん中の扉を開く。

 

「ん? モンスターハウスか」

 

 ここポケモンが出現するんだな。

 サマヨールやミロカロスとか出てたけど。

 

「ミォォォ」

「サマヨールか」

 

 やっぱり出てきやがったな。

 この野郎! 

 

「ガオガエン!」

「ガオ!」

「かみくだく!」

 

 かみくだくがヒットする。

 あ、瀕死になった。

 

 さて、速やかにここを抜けよう。

 だけどトレーナーよりポケモン出現の方がリスクが少ないかもしれない。

 逃げることもできるし、タイプの幅が小さいから対策を練られる。

 

「…………」

 

 よし、出た。

 で、また三つの扉。

 

 …………どれだけ進めばいいんだろうか? 

 一定数超えればとか場所によって違うとか。

 

 まあいい、真ん中行くか。

 ん? 人がいない…………バトルフィールドか! 

 

『ピンポンパンポーン! ここではトレーナー同士戦って貰いマース! ちょっと待っててね?』

 

 は? ここバトル? 

 ちょっと待っててって事は…………マッチングするって事? 

 

 シュン

 

「ふむ、吾輩が飛ばされるのであるな」

 

 太った老紳士が現れた。

 ちなみに変態組では無い。

 

「中々の強敵…………血湧き踊るのである」

 

 あれ? こいつ舐めた目をしてないぞ? 

 あ、もしかして金目的じゃなくて純粋に勝負が好きなトレーナーか。

 マトモな方なトレーナーもいるんだな。

 

「行くぞ、ドククラゲ!」

「カモン、ベトベトン」

 

 さて、切り抜けますか。

 

 

 

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