悪タイプ使いの成り上がり   作:煽りイカ

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バトルチューブ 後編

「しまった! ケッキング!」

 

 こいつケッキングを二体所持してやがった。

 

 ちなみに全部で四体、後はアイアントとレパルダスを持ってたぜ。

 

 こいつ変態組の人間なのにイーファンよりも弱い。

 マルチ専門だとしてももっとやるだろうに。

 

「お前やっぱり強いよ」

「あ〜あ、お兄ちゃんと組めばもっと戦えたんだけどな〜」

 

 シュン

 

 何の加護を貰ってるんだろうか。

 さ、前に進むか。

 

 

 

 ■

 

 

 

 うん、また三つの扉だ。

 本当に一定数潜り抜けたらクリアなのか? 

 

 クリア条件がなんなのか分からない。

 

 運って言ったら色々ある。

 例えば力が偶然強かったから喧嘩に勝てたとか、頭良くても足が遅いから運悪く殺人鬼に追いつかれて殺されたとか。

 

 強かったり頭良くても生き抜けるとは限らないからな。

「この世に生き残る生物は、激しい変化にいち早く対応できたもの」ってのがダーウィンの進化論。

 つまり適応力だ。

 

 先着32人とか言ってたしゴールがあるのか? 

 

 シュウウウ

 

 あれ? 体が消えかかってる? 

 

 シュン

 

「あ? なんか飛ばされてきたぞ?」

「あ、もしかして俺飛ばされてきたのか」

 

 対戦コートのような場所に着く。

 相手が対決マスに入ったらランダムで飛ばされるってシステムなんだ。

 

 で? コイツは? 確かロミスさんの近くにいたパンクロッカーだな。

 黄色いモヒカンでサングラス。

 

 木島の奴と組ませたら違和感無いかも。

 

「ほぁ、ロミスと同じくタイプ別の加護か」

「毒か」

 

 大体毒だってよくわかる。

 

「それでは聞いてくれ」

「?」

「紅月のぁぉぁぁぁぁぁ腸がァァァあぁぁぁぁ昨日のォォァァァァ_灬☆●ゞ)☆●灬〃))(㋢㊥((°д°)」ギィィィィン

 

 三分後。

 

「ああおあああああ(´・_・`)あああああっ!! 」ギィィィィン!! 

「…………」パチパチ パチパチ

「センキュゥゥゥゥゥ」ジャァァァン

 

 なんか凄いきあいだったから拍手を送ってしまった。

 何最後の? シャウトが凄い。

 

『…………あ、終わりました? バトルをとっとと初めてくだちゃーい(笑)』

 

 こいつ聞いてたのか? 対応酷くね? 

 あ、バトルの音楽が鳴った。

 

 ん? 五体だが現在全部で三体? 

 しかもそのうち2体は状態異常。

 

「いけぇ! ダストダス!」

「ガオガエン、GO」

 

 やっぱり毒タイプを繰り出してくる。

 

「ガオガエン、じしん!」

「ダトァ!?」

「くっ!」

 

 よし、一撃で地面に沈む。

 

「クソ、クロバット…………」

「………………」カチン コチン

 

 …………ツイて無さすぎだな。

 

「…………かみなりパンチ」

 

 クロバットは瀕死となる。

 まさか氷漬けにされていたとは。

 

「…………行けっゲンガー」

「…………」カチン コチン

「…………」

 

 なんか可哀想になってきた。

 

「かみくだく」

「ガオ」

 

 うーんゲンガーが瀕死になって勝利した。

 

「くっ、やっぱり運って大事だな…………」

「俺も教訓になった…………」

 

 シュン

 

 元の所へ戻った。

 

 

 

 ■

 

 

 

「お、ピカチュウの人形」

 

 ここはセーフって事ね。

 ってかいつ終わるんだ? 

 

 もう一時間経ってるぞ。

 

 一応置物とかの位置を変えてるが、同じ所を通っていないみたいだ。

 この建物の構造はどうなってる? 

 

 さ、扉入ろ。

 

「キュオオオオン」

 

 ぬおっ! サマヨールがぶつかってきたぞ。

 …………もしかして、まさか!? 

 

「4体氷漬けになってる!?」

 

 氷状態になってるのはゲッコウガ、ダークライ、ヤミラミ、サザンドラ。

 動けるのはガオガエンとベトベトンのみ。

 

 嘘…………だよな? 

 こんな時に格闘とかフェアリーとか虫タイプの加護を持ってるやつにエンカウントしたらタヒぬぞ!! 

 

 とりあえず先に進むか。

 回復の扉も今さっき会ったし。

 

『は〜い! バトルですよ!』

 

 嘘だろ? 

 あのベビー服や発狂のやつとか来ないよな? 

 

 シュン

 

「あ、ヒロ」

「唯…………」

 

 知り合いとエンカウントしちゃった。

 

「ああ〜やっぱりそんな感じはしてたよ…………」

「俺も」

 

 そりゃ玉川達と戦う可能性もあるか。

 

「んじゃ行くよ!」

 

 バトルの音楽が鳴り響く。

 手持ちは四体、生きてるのは二体のみ。

 内、一体は状態異常だ。

 

「行けっアブソル!」

「ベトベトン!」

 

 ……エースを繰り出すか。

 あ、麻痺してる。

 

「ベトベトン! かわらわり!」

「ベトォ!」

 

 おっと、素早さ半減してるからなのかスムーズにダメージを与えられた。

 効果抜群なので瀕死。

 

「…………行け、ドンカラス!」

 

 あ〜ヒットポイントが半分以下だ。

 

「いわなだれ!」

 

 効果抜群である。

 俺の勝利だ。

 

「あちゃ〜やられた…………」

「惜しかったな」

 

 シュン

 

 さ、進むか。

 

 

 

 ■

 

 

 

 三十分後。

 

「まだ終わらねぇのか……」

 

 次はコダックの人形か。

 そういえばポケモンの人形とかカンナとか集めてたな。金銀でも主人公の部屋の模様替え時にあった。

 こっちも面白そうだし集めてみようか? 

 

「さて、こっちの扉だな」

 

 ちなみにまだ氷漬けの四体は治っていない。

 回復扉には入ったが、ガオガエンとベトベトンのみ回復された。

 

『はい、バトルでぇーす! 強敵同士のマッチングですね〜』

 

 あ? 誰だ? 

 

「おや? 君は」

「…………ゲッ!!」

 

 コイツは…………格闘タイプのデイス! 

 ま、不味い! 

 

 ポケモンバトルの音楽が鳴る。

 

『それではバトルしてくださーい!』

「行けっ、ベトベトン!」

「ベトベト」

「カモン、ルカリオ!」

「オォゥ!」

 

 不味い。

 非常に不味い。

 

「ルカリオ、じしん!」

「ルカ!」

「ベト!」

 

 く、やっぱり効果抜群か! 

 ギリギリHPは残った。

 

「かわらわり!」

「ベトォ!」

 

 一応攻撃は当たり効果抜群何だか。

 

「…………」

 

 硬い! 

 半分程くらいしかダメージを与えられてない! 

 

 コイツ強敵だ!! 

 

「バレットパンチ!」

「ベトォ!?」

 

 ベトベトンが瀕死になる。

 

「頼む! ガオガエン!」

「ガオ!」

 

 ガオガエン以外は氷漬け! 

 

「ルカリオ、じしん!」

「ルッカリオッ!」

 

 効果抜群じゃあないか。

 それに気合いの襷を装備しといた。

 

「ガオガエン! フレアドライブ!」

「ガ、ガオ!」

 

 あ、外れた。

 

「バレットパンチ」

「ガオオオ!?」

 

 嘘だろ……瀕死になった。

 ああ、後は氷漬けのポケモン達。

 

 ……俺の負けか。

 

ピンポーン! 

 

 何の音だ? 

 

『はーい! 32人になりましたので二次予選を終了しまーす!』

 

 あら? これバトルロイヤルみたいな感じだったの? 

 

「命拾いしたね」

「ああ」

「決勝トーナメントで再戦待っうっ………………ごあああああああああああああああっ!」

 

 シュン

 

 こうして間一髪で二次予選をクリアしたのだった。

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