「ここか…」
あの高身長の女に出会い、気絶してる間に科学者らしき人物を助けた夢を見た…気がする。場所も正直適当だ。
しかし、それっぽい建物があるし、そうなのだと思う。
「インターホンは無いのかしら…」
と呟くと、ドアが開き、夢で見た人物が出てきた。
「…ん?朱里ではないか」
「…もう、驚かないわ」
「よく分からんのだが、取り敢えず記憶が無いと言いたいんだな?」
「まあ、そういう事で良いわ。…それより、一つ…いや、二つ聞きたいんだけど」
「なんじゃ?」
「私、人間じゃないでしょ」
「…何故分かる?」
「夢を見てね。明らかに人とは思えない動きだったもの」
「まあ、その通りじゃが。二つ目は?」
「今の私の運動能力、結構低いのよね。だから…改造お願い♪」
「…良いのか?お前のねが…いや、金はあるのか?」
「ちょっと前、とある事情でレントゲン検査したけど異常なしって言われたわ」
「それは…つまり、人の体に限りなく近いということか…?」
「たぶんね。気になるんじゃない?そんな顔してるわ」
「分かった。引き受けよう。要望はあるか?」
「絶対に外から見られてもバレないようにして」
「ふむ、武器はどうする?」
「武器?」
「ああ、ちょっと前に送られてきたのだ。昔お前に付いていたこの七つがな。バレないとなると四つが限界かのう」
見せられた七つの武器。その中に他と違う存在感を放つ四つがあった。
ていうかこれ全部入ってたの?ホントに?
「…これが良い」
「良いのか?これなんて多分使い物にならんぞ」
「それでもお願い」
「分かった。じゃあそこに仰向けになってくれ」
指定された手術台のような場所に仰向けになると、麻酔をかけられたのか意識を失った。
「…私達が勝つには、これしかない」
「朱里ちゃん、頑張ってね」
「お願いね、朱里」
(…絶対に…勝つ。勝って…生きてやる)
闘技場までは少し短く感じた。それは、私の心が落ち着いているのか、それどころじゃないのかはどんなに考えても分からない。
相手の顔が少し歪んだのが見えた。当たり前だ。本来内蔵されているはずの武器が三つも剥き出しなのだから。
戦闘開始の宣言がされ、相手がこっちに向かってくる。当たり前だが私よりも速い。
全力のパンチを繰り出したが、いとも容易く受け止められてしまう。
「それは…反則じゃないの…?!旧型ッ…!」
「……」
残念だが、この状況は私が一番作りたかった状況だ。
私なら体の動きはコ・ブレインに任せられる。だからその隙に…
「これは…レーザーブレード…。まずい!」
逃げようとする相手の腕を掴む。
「どこに行くつもり?」
「くっ…死」
言いきる前に首を跳ねた。これ以上声も聞きたくなかったからだ。
控え室に戻ると、私に武器を提供した一人が戦っている映像を流しているモニターを見た。が、言うまでもなく、瞬殺されていた。
モニターから逃げるようにトイレに駆け込み、鏡を見るが、鏡も見れなくなるほど涙が止まらなかった。
「朱里、終わったぞい」
「…あいつ、なんて事忘れさせてんのよ。くそう…」
「……?にしても…医学なんぞかじっとらんから苦労したわい…」
「ありがとう。助かったわ」
外に出てみると、もう日が出ていた。ただ、家を出た時間がよく分からないからどれくらいここに居たのかは不明だが。
「…今日こそは、聞かせてもらうわよ……貴方が何者なのか」
(あちゃあ、やっぱりこうなったかあ…)
(まあ、らしいと言ったららしいけど)
(あはは、そうだねぇ。朱里らしいや)
「……!今のは…」
(…私のこと、見守っててくれてるのかしら)
未だに名の分からぬあの女の所へ向かい、私は走り出す。もう名前は思い出せないが、彼女達3人も私を見ていてくれているだろう。
今回、もうちょい上手く出来たのかなぁって思います。さて、話は変わって。next stageとは違ってボツになったシーン集とか作れないと思うので。
朱里のトンネル・バスターなどの新型から奪った三つの武器は朱里が武器を譲り受けた旧型3人を殺した相手から奪ったものだと思ってます。…特に展開には関係ないんだけどね。
いつもの
ごめんなさい。ボツシーン作れる可能性もあります。少し悪い方向に行けばバッドエンドになった可能性のあるシーンがあったので、何とか1000文字超えればやってみます。
次回、最終回の予定。