チーズ系転生者   作:カチカチチーズ

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筆が乗った以上。
二亜は可愛い。

あ、そういえばドールズフロントライン、ようやくUMP45がうちに来てくれましたやったね。



漫画家と主夫高校生のD×D:Ⅱ

 

 

 

 

主夫系男子高校生の朝は早い。

郵便受けに朝の新聞が投函される頃に起床、なにゆえか下着姿で俺の隣で寝ている自称美少女漫画家の顔にペンギンクッションを被せ、寝間着からそうそうにワイシャツと学生ズボンに着替えてから自室を後にする。

部屋を出れば真っ先に目指すのは洗面所。

顔を洗い、寝癖を軽く整えれば洗面所を後にし玄関を出て、外の郵便受けへと向かう。やはり、朝早くだからかほんの少し冷えた空気に頬を擦りつつ郵便受けを開いて新聞等を取り出してから家の中へと戻る。

 

リビングのテーブルに新聞等を置いてそのままキッチンへ。

軽く冷蔵庫を覗き今日の朝食から夕食までをどうするか考えていく。

今日の朝食は北海道の大叔父が送ってくれたすじこがあるから、すじこご飯に付け合せとして玉子焼きと昨日のニラと卵の味噌汁にしよう。

ふと、ビール棚を見れば違和感がある。あながち有り得ない話ではない為、すぐさま俺はビール棚のビール缶の本数を確認するとやはりというか記憶にある本数と数が合わない。

そうすればどうして二亜が俺のベッドにいたのか自ずと答えが導けてしまう。いや、二亜が俺のベッドに侵入もとい寝ているのはそこそこ有り得る話だが、流石に下着姿なのはそういう事なのだろう。

ひとまず二亜の朝食からすじこと玉子焼きを没収し、焼き海苔とご飯にニラと卵の味噌汁そして朝っぱらから肉も無いのにサンチュを食わせることを決定しフライパンに油を引く。

流石に弁当へすじこを入れるという暴挙は出来ない。

二亜にサンチュを食わせるついでに今日の俺の弁当は焼肉弁当にしよう。一昨日の夜に下校中、値下げしていた為に買ったプルコギ風の味付けをされた肉をフライパンへ投入、それと同時作業にヤカンに水を注ぎ込み麦茶のパックを放り込み火にかける。

適度に火が通ってきた肉を見て、弱火に調節し弁当箱を用意する。

あらかじめ用意しておいたサンチュをまず先に敷き詰め、その上から肉を乗っけていく。

別の容器には昨晩の角煮の煮汁で煮詰めた大根を入れ、白米も用意する。

 

何か男子高校生の弁当としては物足りない気がするがそれは登校中に学校近くのコンビニでデザートを買えばいいのでこれで良しとしよう。

さて、時計を見てみれば時刻はまだまだ六時前。

俺はヤカンにかけていた火を少し弱め、グラスに砂糖を大さじ一掬い放り冷蔵庫から出したコーヒーのボトルを軽く降ってからグラスに注ぎ込み次に牛乳を注ぐ。

おおよそ、コーヒー4の牛乳6の割合なコーヒー牛乳を作って軽くスプーンで混ぜ、何口か飲み喉を潤してから、茶の間にかけている洗濯物を次々と洗濯バサミから外していき一つ一つ種類ごとに分けて畳んでいく。

途中、当たり前な事だが二亜の下着類も出てくるがそれも構わず畳んでいく。そもそも今更下着の一つ二つで動揺するほど初心でもない。なんなら、この前二亜が買ったという馬鹿みたいに透け透けな下着ですら、それを着て見せた二亜ごと鼻で笑ってやった。

童貞を殺すセーター?DIOが似たようなの着てたな。透け透けな下着?素っ裸の方がマシなのでは?とまあ、そんな風にだが。

 

 

 

「あおはよぉーしょーねん……あ」

 

「ぁ?」

 

 

リビングの扉が開いた音がすればその数瞬後に声が響く。

視線を動かさば案の定、寝惚け眼な二亜がいるわけだが……訂正寝惚け眼じゃあないまるで面白いものを見つけたかのような喜悦の浮かんだ面倒な眼をしている。

 

 

「おや?おや?どうしたの?しょーねん、私の下着なんか手に持って!」

 

「黙れエロ親父」

 

 

とてつもなく面倒くさいもといウザったい表情で近づいてきた二亜の頬を先程から地味に食べていたサンチュのまだ口をつけていないモノで叩く。

 

 

「チシャッ!?」

 

「そういや、お前俺が寝た後ビール飲んだろ」

 

 

だから、お前秘蔵の大吟醸はもれなく神社の不知火爺行きな。

そんな俺の宣告に二亜は文句を言おうと口を開けたのでそこにサンチュを突っ込み、沸いて音が鳴っているヤカンのもとへ向かう。

 

 

まったく、朝から大変だ。

これだから主夫系男子高校生の朝は早い。

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

主夫系男子高校生の学校生活?普通に前世と何も変わりませんが?

いや、元が女子高だった為か女子生徒の人数が多いな、その分前世の普通の共学高とはまた違った感覚はある。

まず、男の同級生が少ない事だろう。俺のクラス内での比率としては女子8

男子2というモノ、まあその辺は適当にやっているから問題は無い。別にコミュ症という訳でもないから普通に女子生徒とは接してるというかぶっちゃけ対応が歳下へのソレなんだよなぁ、と自覚している。

成績は……まあ、英語が些か悲しいが世界史と国語は基本的に上位を走っている。入学した頃は卒業後は大学へ進学せずに専業主夫として二亜の世話をするつもりだったんだが、その二亜本人に大学へ進学しろと言ってきた為に仕方がなく、誠に不本意ではあるが大学進学をする事にその為に成績はそれなりの所を維持している。英語を除いてだが。

さて、そういった些事は置いといて、だ。

『ハイスクールD×D』と言ったら……やはり気になるは主人公だろう。

 

兵藤一誠。二天龍もといウェールズの赤き竜を封じた神器の持ち主にしてこの世界の主人公、どうして捕まらないのかいやそれ以前に何故に退学になっていないのか分からないほどの変態・性犯罪者。教室内で女子生徒がいるにも関わらずそういった本やDVDを取り出し同じ阿呆共と猥談を始める男。

ふと思ったが高校二年生は十七歳だからそういった本やDVDは購入出来ないのでは?ただの猥談ならば思春期の男子高校生として割り切れるが……いや、周囲の女子生徒の事を一切考えずに猥談をするなど普通の男子高校生でも流石にしないか。

あと覗きは普通に退学または停学案件な気がするのだが。

 

 

「────!」

 

「────!!」

 

「────!」

 

 

さて、まあ、件の変態三人衆だが。悲しい事に俺とアイツらは同じクラスというまあ、二次創作ありがちな関係にあり、朝から猥談をかましている三人衆に五月蝿いなぁと感じているわけだ。

ここでオリ主ならだいたい……まあ、兵藤一誠とそこそこの関係とかアンチ系オリ主ならば朝っぱらから猥談かましてる奴らに文句の一つや二つ、正論または奴らが持ち込んでいるそういう本やDVDを破壊する等の強行手段をするのだろうが、残念ながら日常系主人公な俺はあんな変態三人衆のもとに首を突っ込むなんてノーサンキュー。

というわけでアレらは無視して俺は自分の席で大人しく主婦のお役立ちグッズ本を読み耽る。……うーん、買ってもいいんだが似たようなのが家にあるからなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

授業風景?アイツらは良い奴だったよ。英語以外はな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は夕方、既に帰りのホームルームは終わり部活動に勤しむ者、図書館で勉強する者、そのまま帰宅する者、頭が痛くなるような事をする為に馬鹿をしに行く者。各々が各々の目的で教室を後にしていく。

無論、俺は帰宅する者だ。

今日の夕食はどうしようか。朝、冷蔵庫を見たは良いがいまいち決めてないんだよな。

 

 

「二亜に聞くか」

 

 

ポケットからスマホを取り出し、そのまま二亜へと夕食の注文を聞く。

と、すぐに返信が届き確認する。

 

 

『女体盛り』

 

「…………」

 

 

女体盛り……女体盛りねぇ。そうだな、別にそれでもいいか……確かまだプルコギ風の味付け肉が残っているから、昼食と被るが仕方がないプルコギ風の焼肉丼を女体盛りでやってやるか。

その旨を二亜へと送ればすぐさま、先程よりも早くに返信が来た。

 

 

『すいませんでした』

 

「まあ、メインはそれでいいとしておかずは何にするかだな。帰りに惣菜でも買ってくか」

 

 

ポテトサラダ……いや、生ハムが食べたい。昨晩のロー〇ンでの二亜の金の余りでそこそこ高い生ハムを買ってサラダの上に乗っけるか。

あー、あとついでに明日の弁当のおかず買わないといけないな。

……唐揚げにするか。てことは鶏肉買わんと……安かったら嬉しいな。

 

 

 

 

この次の日、兵藤一誠に彼女が出来たという常日頃の彼を知っているものならば有り得ないと断ずるであろう出来事を耳にし、俺は一人細く笑みつつも面倒くさくなる事にため息をついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




武器製造。武器ならいける。
戦車とか軍艦とかヘリとか戦闘機とか乗り物系兵器とか神の杖とか皇帝爆弾とかは無理だけれども軍用バイクとかはまだ武器の範疇。
ところで何処からが兵器なのか、それが一番の問題だけれどもそこはやっぱり宗像鴎の認識による。


さて、アンドロイドは兵器なのか武器なのか

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