転生したらスライムだった件 ミリムと大地の竜王   作:ラ・ピュセル

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第7話

実りの秋!ということでジュラの大森林でも様々な果物が収穫され美味しいものも増える。

筈だったのだが、どうやら違うようだった。

 

「森の果実が少ない?」

 

警備部隊の内、食料調達も兼任している部隊からの報告を聞いていた。

 

「はい、全く実っていないという訳ではないのですが、心なしか例年より少なく感じるのです」

 

うーん。乱獲になるような収穫はしないように言い含めてあるから、それに関しては影響ない筈なんだけど。

 

「わかった、今では畑とか輸入で食料の供給は安定してるから、しばらくは収穫を控えるように皆に伝えてくれ」

 

「了解しました」

 

部隊長が一例をして部屋を出て行く。それと同時にソウエイから念話の報告が来た。

 

「リムル様、少々よろしいでしょうか」

 

「どうした?」

 

「はい。森林内の自然発生した魔物の状況なのですが、気になることが」

 

魔王になった俺はジュラの大森林全域を領土としていて、領域内の魔物の管理も俺の役目である。

 

「ここ最近、死霊系《アンデッド》の魔物が多く発生しているのです。以前から死霊系は発生していたのですが、次第に発生数が増えてきているようで」

 

「対処は大丈夫なのか?」

 

「既にベニマルには伝えてあり、警備部隊は魔法武器を持った者を中心に行動するよう指示をとばしています」

 

今は特に問題はないようだが、そのうち深刻な事態になるかもしれない。更に詳細をソウエイに確認していく。

 

「特定の場所では発生率が高いとかいうのはあるか?」

 

「そこまで差は無いのですが、強いて言えば元クレイマン領であるジスターブに近いほど発生率が高いかと」

 

「わかった、調査を進めてくれ」

 

「御意」

 

そこで念話が切れる。すぐに調査に向かったのだろう。

森の恵みの減少と死霊系の増加か…。何かしら因果関係があるだろうし、少し嫌な予感がする。どうか杞憂であってほしいものだが。

 

一方町ではマルスからもたらされた竜林檎を使って、シュナと吉田さんが腕を振るっていた。林檎のタルトにゼリー、お菓子以外にも林檎を隠し味にした様々な料理が振る舞われちょっとしたお祭り騒ぎになっていた。

 

「美味い!美味いのだ!」

 

ミリムは出される料理をすぐさま平らげている。

 

「まだまだありますから、皆さんもどんどん食べてくださいね!」

 

シュナと一緒に調理している吉田さんも活き活きとしていた。

 

「こんなすごい林檎は初めて見たよ!こりゃあ俺も全力で応えないとな!」

 

そう言って吉田さんは調理のパフォーマンスで場を盛り上げていく。

それにつられ、住人や冒険者達だけでなく動物達もお祭り騒ぎに加わり、宴は連日連夜続いたのだった。

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