格好良いんだけど表現しにくい
考え方を爺ぃにしてやろうかと思ったけど無理でした…
しょうがないから涸れにはトラウマを付けてみました( ̄▽ ̄;)
コキュートスは困惑していたナザリック大墳墓にて自分が守護する六階層まで敵性NPC及び敵対プレイヤーが攻めてきたのだ
階下の仲間達が奮戦したお陰か コキュートスが最初に対面したのは右手にネタ武器のバナナが握られていたのだ バナナを振りかぶった敵プレイヤーが肉薄してきた時に『バカニスルナ』そう声をあげたかったのは言うまでもない
憐れなプレイヤーは首と身体が離れ離れになった
然しながら大量の敵を相手に獅子奮迅の勢いのコキュートスといえど
数の暴力に敗退してしまった 階層守護者たちの苦い記憶である
尚余談ではあるが「バナナ」の敵との攻防は録画されており
『凍った世界だとバナナで釘が打てます だけど敵は討てません』というタイトルでネットにアップされており
再生回数が歴代2位の高視聴率なのをユグドラシルのNPCである階層守護者達は知らない…
一時期はギルドアインズ・ウール・ゴウンズで毎日のように話があがったりもしていたのだが
その会話をするプレイヤーがモモンガ独りになってしまったからだが…
そして今、モモンガ様の御命令でナザリック大墳墓の警戒レベルが最大限に引き揚げられている
あの悪夢がまた訪れるのだろうか?
「バナナ」を右手に握り締めた敵プレイヤーが自分を攻め滅ぼしに来るのか
そんな想いに囚われながら自分の守護階層を確認していくコキュートスだった
無事に階層の安全を確認出来た時にデミウルゴスが現れた
「第五階層も異常は無いようですね」
ナザリック大墳墓第七階層守護者にして防衛時における責任者は
各階層をも見回っているのだろう供として三魔将も引き連れている
「デミウルゴスカ ウムイジョウハナイノダガ…」
何時もとちがって歯切れが悪いコキュートスを気遣ってかデミウルゴスは三魔将に先の巡回を促しコキュートスの胸中を聞くのであった
朋友デミウルゴスに胸中を聴いて貰えて敵に対する想いは軽くなったが
その逆に告げられた ウルベルト様がお目覚めになられた事を嬉しく感じながら 大白球に帰りつく
コキュートスは考える 他の階層守護者の創造主は御帰還されたのに
何故武人建御雷様は御帰還されないのだろうか
至高の方々が御隠れされたのは モモンガ様が仰るには
リアルという別世界にて我ら階層守護者等では相手にならない程の強敵を相手に戦っていらっしゃるとの事だったが武人建御雷様程の強者でも苦戦為されているのだろうか
もしも そうであるならば武人である我も敵わないまでも露払い役を仰せつかりたい
そんな想いに囚われている
配下でもある雪女郎は そんなコキュートスを心配げに見つめていた
『コキュートスよ 今急ぎ円卓の間まで参上せよ』
そんなコキュートスにギルド長から呼び出しがあった
このネタ武器がわかる人には「おっさん」の称号を進呈致します
次回もコキュートス絡みだから難産だろうな…