別にモヒカン頭ではないですよ
俺様の名前は独活(うど)今までナザリック大墳墓のゲートキーパーをしていたんだが
最近になって出世してナザリック大墳墓の第一階層の前半部を任されたんだ
俺様が出来る男だと漸くモモンガ様がお気付きになられたようだ
御隠れされた我創造主ハイエナ様も草葉の蔭からお喜びだろうさ
そういや先程セバス様が運んでた人間種は誰だったんだろ?何か懐かしい気持ちがw湧いたんだが…まっいいか
モモンガ様が警戒レベルを引き上げられたけど
元々ゲートキーパーだった俺様は警戒レベルを関係無しで厳戒態勢だったし
職務が代わっても今までと代わらないままでいいんだよな?
取り合えず自分の担当空域でも見回るか 薄衣のバンパイアブライドを拝めるかもだし
役得だよな
(注)独活と呼ばれてるNPCはハイエナが作成したウェアウルフである
異形種であり尚且つ人間種の姿も併せ持つ故にナザリック大墳墓のゲートキーパーとして配置された
所謂目眩まし程度なのだが 何故か筋肉馬鹿な設定が施されている
レベルも20を上回る程度だが獸化すると30程度には成るようだ
「独活の大木」から名前をつけたようだがハイエナは意味を間違えて覚えてしまっているので
独活の大木イコール力自慢の脳筋野郎になっているのだ「そうあれ」を地で行ってる稀有なキャラである
他階層守護者等には手も足も出ないのだが バンパイアブライドには触手が動くのか しょっちゅう手を出そうとして その度に撃退されている 当然ながら配下は居ない 先に述べたようにゲートキーパーの任を解されたのは未確認勢力との関係を交戦状態にされない為なのだが本人は理解でくてないようだ レベルが低い為なのか能筋のせいなのか
ハイエナの人間状態にも気が付けない
そんな彼の元にマーレがやってきた
いや、単に通り掛かっただけなのだが…
「独活さんご機嫌ですね」
マーレは独活を苦手にしている 力関係だと瞬殺できるのだが「男」を前面に出す独活とは相容れない関係になってしまっているのかもしれない
「ナザリック大墳墓の第一階層前半部を任されたからには そりゃ頑張らなきゃな」
独活は鼻高々に言ったのだが…
「あれ?ハイエナ様が御帰還されたからじゃないのですか?」
マーレが不思議そうに聞いてみる
「何だってー」
某MMRの要に愕然とする独活にモモンガからのメッセージが届いた
『至急円卓の間に参上せよ』
まるで校則を破った不良生徒を呼び出すようなメッセージなのは モモンガがハイエナを苦手にしていたからなのは
独活には分からなかった
職員室に呼び出された独活君は…
初のナザリック高校を退学させられるのか?