オーバーロードは大混乱   作:紫苑01

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漸く円形闘技場にやってこれた…
少し短いですが どうぞ


忠誠の儀

骨故に察せられる事が無いのだが

モモンガは目の前で食事中の二人を心底羨ましく感じていた

飲食不用の指輪をしているから必要ないが…

旨そうに食ってやがるな…

 

 

「アルベドを見る限り僕達の忠誠心はユグドラシルに準じていますが 安全の為に私1人が会ってみますね」

そんなモモンガに異を唱えたのがぶくぶく茶釜だ

「私もアウラとマーレに会いたいよモモンガさんだけズルい」

「フンガフフンフフンガ…」

「飲み込んでから喋れ弟」

とぶくぶく茶釜は鉄拳制裁をペロロンチーノに繰り出す

「イテ」

端から見ると微笑ましい?兄弟ケンカだったが…

モモンガの表情が強ばった

 

「二人共指輪をして殴ってみてくれませんか?」

「ハァ?何を言ってるんですか?モモンガさん

ふざけてたのは謝り…」

「良いからやってみて下さい」

ただならぬモモンガの指示に二人は戸惑いながらも指輪を外して

やはり姉が弟を攻撃する

 

 

あっやっぱり攻撃するのは姉なんだ…

「イテ」

ペロロンチーノが痛みを訴えた

そしてぶくぶく茶釜の顔色も変わる

「フレンドリーファイヤーが解禁されている」

ぶくぶく茶釜が それを口にした

「色々考察したいところですが…時間オーバーです

私は僕に会いに行きます 絶対に来ないで下さいね」

万が一があれば誘った自分が悪いと思い

危険から二人を遠ざける心積もりでモモンガは円卓を後にした

 

 

既に闘技場には各階層守護者がモモンガを待ち構えるように

膝間付いていた

「第一第二第三守護者シャルティア・ブラッドフォールン御身の前に」

ペロロンチーノが創造したトゥルー・バンパイアだ

「流石俺が創造したシャルティアだ スッゴく可愛い‼」

モモンガの後方からペロロンチーノが声を弾ませながらやってくる

「ぺ…ペロロンチーノ様‼」

シャルティアが伏せていた顔を上げ目を見開きながら声のする方を向く

「「ぶくぶく茶釜様ー」」

双子のダークエルフが今にも飛びかからんと立ち上がる

それを見たアルベドが

「御身の前です 控えなさい」

嗜めるが無理もないだろう

二度と戻ってこられないかと考えてた創造主がいきなり現れたのだから

 

一方モモンガは顎が外れそうな位大口を開けながら

俺の顎が外れたら一体どんな状態になるんだろう

なんて事を心のどこかで考えていた

 

しかし事態は そんなモモンガをほっておいてはくれない

セバスが普段の落ち着きを忘れたかのように足早にやってきて

「お話の途中失礼します モモンガ様 ウルベルト・アレイン・オードル様

そしてハイエナ様が御帰還されました」




奇跡的に連日更新してますが
次話は少し開きそうです
1000文字はやはりキツいです‥( ̄▽ ̄;)
200文字位でどうにかなりませんかね運営様…

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