『あーモモンガさんモモンガさん 聞こえますかー』
ヘロヘロからのメッセージだ
『はいはい聞こえてますよ アウラから聞いてはいましたがヘロヘロさんもこの世界に来たんですね』
まだ今の状況を把握しきれてないんだが…
『ええまぁでっかいハムスターとなんとかやってますよ どのみちスライムの この体だと擬態でなんとか誤魔化せはでいいますが色々不便ですしね』
『あーそうかヘロヘロさんはリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを外せばリアルの姿になれますよ』
『え?本当ですか?』
『装備したらユグドラシルのアバターに外せばリアルの姿になります』
『そうだったんですか』
『そういえばヘロヘロさんはナザリック大墳墓に来ないのですか?』
『ハムスケも居る事ですしね…暫くは此処で生活していこうかと…』
『……今ナザリックにはたっちさんを始めギルメンが戻ってきてくれてますよ』
モモンガは是非ともヘロヘロにもナザリックに来て欲しいのが本音なのだが…
『たっちさんが居るんですか? うーーん…』
実はヘロヘロは今目の前に居るアーコロジーからの逃亡者によりぷにっと萌えが居るのを知っているのだが…
『またギルメン全員で円卓の間で遊びたいですね』
モモンガは後一押ししたらの期待を込めて言うが…
『そうなれば嬉しいですね』
なんとなく歯切れの悪いヘロヘロ
『ええその時にはヘロヘロさんもナザリックに顔を出して下さいよ』
無理強いは出来ないかと諦めモードに入るモモンガ…それ故にユグドラシル最終日に数えるくらいしかログインしなかったんだろうと自己反省してるのだが…
『ところでヘロヘロさんは生活に不都合はないのですか?』
『ハムスケが食事とかを用意してはくれるけど…できれば僕の手があれば嬉しいですけどね』
『それでしたら んー森の中ですしアウラとマーレに行かせましょうか?』
『ええ?嬉しいけどナザリックは大丈夫なんですか?』
『他の階層守護者も居ますし 元々アウラ達は情報収集の為のメンバーに入れてますから』
モモンガは内心ハイエナ達もヘロヘロさんの所に顔を出させて驚かそうと考えている
『それじゃ甘えてお願いしますね』
「モモンガさんは どうするって?」
「アウラとマーレをこっちに送ってくれるそうですよ」
ヘロヘロは指輪を外してリアルの姿になって珍客と話す
「と…殿のお姿が変わったでござる」
ハムスケの目の前で変わったから流石の森の賢王も驚いている
「ヘロヘロさん…」
逃亡者も動揺を隠せないようだ