オーバーロードは大混乱   作:紫苑01

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そろそろ話を進めないと…


バーの片隅にて

「だからどうしてパーティーメンバーが私じゃなく貴女なのよ」

アルベドがバーの片隅でクレマンティーヌに絡んでる 質の悪い絡み酒である

「至高の御方 しかも長の御命令だから しょうがないでしょ」

意外にも常識人なクレマンティーヌ…もしかしたら挑発するとマズイと本能的に察しているのだろうか

そんな二人を見ながら肴をジュースで食べてる二人のダークエルフと 赤い血のようなワイン…いや葡萄ジュースを煽ってるシャルティア

「人間種になれるなんて思いもしなかったでありんす」

「ぼ…僕もぶくぶく茶釜様と同じ種族になれるなんて嬉しいです」

「マーレもシャルティアも そんな事言ってるけど 至高の方々が人間種にならなかったら なりたいなんて思わなかったでしょ」

どうやらギルメン達が本当は人間種だったのはナザリック大墳墓の僕達に良い方向に影響を与えたらしい…

 

バーに今日来ているのは階層守護者や新たな人間種のメンバーである

ニグンとカジットが対抗意識をギラつかせて一気飲みして潰れているのはご愛敬なのだろう…

 

「しかし…これでモモンガ様に御子が御生まれしても不思議では無くなったのだねぇ」

デミウルゴスが不穏な発言をする

「ソレハドウイウコトダ」

コキュートスが心意を問い質すと

「この先のナザリック大墳墓の事を考えると御世継ぎ問題もクリアしてないと ナザリック大墳墓が世界を支配する為にもね」

「「「「「ナザリック大墳墓が世界を支配?」」」」」

バーに居るデミウルゴス以外の全員の声がハモった

「ナザリック大墳墓が この地に移転した時にモモンガ様が仰ったのだよ なんて美しい夜空なのかと 私がこれはモモンガ様がお手にする為の美しさだと言ったら モモンガ様が『それも良いかもな』とね だから我ら僕はモモンガ様に この世界を献上するのが当然の使命だと思うんだがね」

「流石デミウルゴスね それは当然の使命だわ」

アルベドは さっきまでの酔いは どこにいったのか統括守護者の顔をしている

「当たり前でありんす 今や至高の方々も続々帰参して下さってるのだから今こそ我ら僕の忠義を御見せしないと」

どこまで理解してるかは わからないがシャルティアはやる気を出す

「当然よね」

「御姉ちゃん頑張ろうね」

平常運転のダークエルフ兄弟である

「ソレト御世継ギハドウカンケイスルンダ?」

コキュートスがデミウルゴスの先の発言の事を聞いてくると

「ナザリック大墳墓が世界を支配した時に モモンガ様の代だけで終わらせるつもりかい?次代のナザリック大墳墓の主にも世界を支配していただかないといけないだろう? 考えてごらん次の主にも使える事を…」

「ナントイウナントイウコトダ ソウナレバスバラシイゾ ジイハ ジイハ…」

これでは違う世界に旅立っている

「モモンガ様の御世継ぎ…」

アルベドも違う世界に…

「モモンガ様の御世継ぎ…でも…ペロロンチーノ様が…」

ネクロフィアな吸血鬼は悩んでる

「モモンガ様の御世継ぎかぁ ぶくぶく茶釜様は どうお考えなんだろう」

アウラは自分がって考えは無くとも創造主のぶくぶく茶釜がモモンガ様を どう考えてるのか聞いて見たくなってるようだ

 

 

「ところで…モモンガ様が人間種になったのを見た人居るの?」

クレマンティーヌが質問すると…

「「「「「あっ‼」」」」」

 




ちゃんと1度人間種になってるんですけどね( ̄▽ ̄;)
因みに独活はバーには顔を出してません

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