オーバーロードは大混乱   作:紫苑01

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もう感想欄とかでネタバレしてますが
リングの秘密回です


リング・アインズ・ウール・ゴウンズの秘密

また新たな至高の42人の帰還にさしもの階層守護者もざわつく

「至高の方々の前ですよ 静まりなさい」

アルベドが守護者総括の任を果たす

「うむ、セバスよ それで二人は今何を…何故此処に連れてこないのだ?」

モモンガはセバスに問い掛けてみた

「はっ 至高の42人であらせられるお二方は交戦されており互いに地にお伏せになられておりました所をお連れ致した次第で御座います ペストーニャに治療させました所お命に別状ない所まで快復なされましたが 今尚意識が戻られておりません」

何故?二人が戦っていたのだろう

意識が戻ってないなんて

モモンガは胸中千々乱れたが発光し抑制される

先ずはナザリックを守る事が先決だ

「わかった二人には後で会うとして ナザリック周辺は変わり無かったのか?」

「はっそれが…沼地であった周辺は今は見渡す限り野原になっておりました」

野原?どういうことだ

ユグドラシルがアップデートされたとしても

既存の地形を変えるのは遣り過ぎだろ

フレンドリーファイヤーの解禁にしろ情報が無さすぎる

しかし僕の前で多事ログ事は出来ずに魔王ロールを続ける

「ナザリックの警戒レベルを最大限に引き上げよ 各階層守護者は担当区域に異常が無いか

調べるのだ そしてシャルティアお前の担当区域である第一層の半分 このナザリックの入り口周辺の担当をゲートキーパーである独活に譲位し共にこれを護れ」

「はっ」

声を揃え階層守護者達が任を果たそうと闘技場を後にした

後に従ってるのはアルベドとセバスを残すのみである

「アルベド セバスの代りに戦闘メイドプレアデスの様子を その後で円卓の間に」

「はっ」

残るはセバスである

「セバス我々をウルベルトさん達の居る場所に案内せよ」

「はっ どうぞこちらに」

 

 

 

セバスに案内されウルベルトの私室に案内された

そこに居たのは山羊頭の悪魔ではなく

額にキズがある人間種だった

「セバス?この人間種がウルベルトさんだと判るのか?」

「はっ 至高の方々がどの様なお姿に成られようとも 我ら僕が間違える事は無いと存じます」

何処かしら得意気にセバスが報告してきた

これも検証しないとだが…今はまずウルベルトさんの状態が知りたい

セバスを下がらせてペストーニャを呼ぶ

 

 

「ペストーニャ・S・ワンコ御身の前に」

「ペストーニャ それでウルベルトさんは どういう状態なの?」

ぶくぶく茶釜さんが心配な顔をしながらウルベルトの様子を伺う

「御身体に異常は見当たりません 後意識だけが戻ってない状況です」

「あ‼もしかして…」

「五月蝿い弟」

ペロロンチーノが突然大声を上げた

すかさずぶくぶく茶釜が突っ込む もはや様式美である

「モモンガさんゴニョゴニョってここらへんに耳があると思って良いんだよね?」

頭蓋骨だから耳そのものが無いのだが

内緒話をするには耳元近くで小声で囁くのが普通

結果多分ここらに耳があるって場所にペロロンチーノは囁いた

「ふむ…ペストーニャ下がって良い 」

ペストーニャが部屋を出るのを確認した後

「ペロロンチーノさん ウルベルトさんにリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンズを装備させろって…」

「いいからモモンガさん付けてみてよ」

「あーなるほど流石我が弟 私に似て頭が良い」

…結局良い所は自分にもっていく姉である…

まだ理由をイマイチ把握してないモモンガは困惑しながらもウルベルトに指輪を装備する

一瞬強い光に包まれたウルベルトは その姿を山羊頭の悪魔に変えた

 

 

「ナザリックに栄光あれー‼って此所は…」

ウルベルドの私室に設定されてるとはいえ 来たことがない部屋である

余談ではあるがナザリック大墳墓には

データとしてはあったけど ゲームの特性上使わなかった物がかなり作られてる

一部のヤリコミ過ぎのギルメンのせいなのだが…

大浴場や食堂、バー等が作られてる 各ギルメンも私室が用意されていたが

殆どのギルメンは物置にしか使ってなかった

そんな中で私室に運び込まれたウルベルドは子供の頃に見たことがある

古いアニメのセリフを言ってみる

「知らない天井だ」




山羊頭の悪魔になったウルベルトさん
寝転んでたから頭の角が邪魔になっただろうな

尚リングを装備する前にペストーニャを退室させたのは
未だに忠誠心を信用しきれてないモモンガさんの考慮です
まぁアルベドには見られてるんですけどね

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