ラブライブ!サンシャイン!!~Step! ZERO to OOO~ 作:白銀るる
前回まで三つの出来事
一つ、とある動画を見ていた人々が倒れるという怪事件が発生。
二つ、転生者であった慎司と津島善子を勧誘するため堕天使アイドルを考案する。
そして三つ、サゴーゾコンボを使い、怪事件の実行犯だったヤミーを撃破するも、ヤミーは倒される前に分離。もう一体を取り逃してしまうのだった。
カウント・ザ・メダルズ
現在、オーズの使えるメダルは?
タカ×2
クワガタ×1
カマキリ×1
バッタ×1
ライオン×1
トラ×1
チーター×2
サイ×1
ゴリラ×1
ゾウ×1
ウナギ×1
タコ×1
善子の動画と千歌さんの一言から始まった堕天使アイドル。Aqoursのランキングをアップさせることと善子をAqoursへ勧誘することが目的である。
まあ
「この前の衣装より短い……。踊ったら流石に見える……」
曜さんが持ってきた堕天使衣装のスカートを押さえながら恥じらう梨子さん。何が見えるのかは聞かないでおこう。
「大丈夫だよ、ほら!」
そして千歌さんはなんの躊躇いもなくスカートをまくった。ここは天国ですか?
「ちょっと千歌ちゃん!?慎司くんもいるのにそんな……!」
梨子さんに睨まれ、視線を落とす。俺は何も見ていない、そう何も……。
「本当にいいの?」
「いいんだよ!この衣装でライブして、みんなに堕天使の魅力をアピールするの!」
「堕天使の……魅力……」
今の千歌さんの一言が善子を妄想の世界へと
今この場面を耀太先輩に見せたら彼はどっち側になるのだろう。
その後、梨子さんが高海家の飼い犬であるしいたけに追い回され、ダイナミック帰宅を披露したのちにAqoursの新しい動画をアップロードしたのだが、これがまたすごかったな。
衣装合わせ後、今日の活動は解散になった。
バイクで帰宅……しようかと思ったが、善子を一人にしてはいけないので彼女たちと一緒にバスで帰ることになった。
***
『伊豆のビーチから登場した待望のニューカマー、ヨハネ!みんなで一緒に堕天しない?』
「やってしまった……」
昔の名残というか後遺症的なものに苦悩している元中二病患者のような姿の梨子さんであった……。
が、やはり効果があったのかランキングはかなり上昇していた。
というかルビィと果南さんSU・GO・KU・NA・I?
二人に関するコメントが突出して多い……。よくよく見てみるとグラマラスな果南さん当然として、ルビィの方はというと……、
『ヨハネさまのリトルデーモン四号、黒澤ルビィです……一番小さい悪魔……かわいがってね!』
……これはいけない。何がいけないのか言うと、絶対にヤバい層、言うなれば大きいお友達が何か大変なことをしでかしかねないくらいの可愛さを誇っているということだ。
「慎司くん、鼻血出てる。大丈夫ずら?」
「へ?だ、大丈夫だ。問題ない」
あぶねぇ……、ルビィのリトルデーモンになるところだった……。
真逆の武器を持つAqoursの秘密兵器の片鱗に触れたのだった。
そして……。
「Oh!Pretty bomb a head!」
「プリティ……?どこがですの?こういうものは破廉恥というのですわっ!!」
ダイヤさんの逆鱗に触れました。
「果南さん!耀太さん!貴方たちというものがありながら何故止めなかったのですか!」
「って言われましても俺は昨日いなかったし……」
「大体ルビィのスクールアイドル活動を認めたのだって、節度を持って自分の意志でやりたいと言ったからです!こんな格好をさせて注目を浴びようなど……!!」
「ごめんなさいお姉ちゃん……」
「とにかく、キャラが立ってないとか個性が無いと人気が出ないとか、そういう狙いでこのようなことをするのはいただけませんわ」
繰り返される過ち。かつての
「でも、一応順位は上がったし……」
「あんなもの一時的なものにしかすぎませんわ」
ダイヤさんが見せてくれたスクールアイドルランキング。昨日見たものより順位が落ち、現在も落ち続けている。
「本気で目指すならどうするべきか、もう一度考えることですね!」
「はい……」
「俺がヤミーを探してる間にそんなことがあったのか」
「結局昨日は見つからなかったんですね」
サゴーゾコンボまで使えるようになり、ヤミー自体は一度倒したらしいのだが、その直前に分離されて逃げられたとのこと。昨日も探し回ったのだが、結局姿を見せなかったらしい。
「善子と同一化……そんなはた迷惑な欲望のヤミーなんて俺が……!」
「耀太くん、今の話……」
向こうで千歌さんたちといたはずの梨子さんが来た。どうやら今の話を聞いていたらしい。
「聞かれちゃったか。なるべくみんなに心配かけないようにしたかったんだけど」
「ごめんなさい。でも今の話が本当なら不味いんじゃ……」
「どうしたんですか?」
「善子ちゃん帰っちゃったの。二人に今日は解散って言おうとしたんだけど……」
最悪の事態になってしまったらしい。
タカカンドロイドを飛ばして彼女たちを捜索させた。
結果、善子は案外あっさりと見つかった。
「やっぱりここにいたのか」
「シン……」
「懐かしいなこの公園も。あの時は『わたしは天使なの!』って言ってたっけな。いつからだろうな、善子が堕天使になったのって」
「いつかしらね。それも今はもうどうでもいいことだわ……」
辺りは既に暗くなっていて、俯いている善子がどんな
「もう堕天使は卒業。明日からは普通の高校生、『津島善子』よ」
「いいのか?それで」
「………」
返事は無い。今彼女は葛藤の中にいる。堕天使でありたいのか、普通に戻るのか。
そして水を差すようにヤツは現れた。
「見つけましたよ、ヨハネさま」
耀太先輩が取り逃がしたヤミー。
「え、なに、あれ?」
「お前の動画を見てたやつの誰かから生まれた、欲望の怪物だよ」
「わたしの動画を……」
詰めてくるヤミーに対して善子は引いていく。
「ヨハネさま。わたしたちと一つになり、真の堕天使として覚醒するのです!」
ヤミーは翅を広げて大げさに振舞う。それをバースバスターで妨げた。
「悪いなヤミー。堕天使ヨハネはもういないんだよ。だからとっとと倒させてもらう!」
ドライバーを腰に巻いてセルメダルを取り出して装填、レバーを回転させる。
「変身!」
カプセルがいくつも展開されて全身に装着される。
バースバスターを撃ちながらヤミーに近づき、飛び掛かった。
***
何よこれ……一体どうなってるの?
シンと話してたら怪物が現れて、その怪物はわたしの動画を見ていた誰かから生まれた欲望の怪物で、そのシンもいきなり姿が変わって戦い始めて……。
あの怪物が言ってたことはよく分からないけど、わたしが原因なのよね、多分……。
怪物は腕の翅をを広げて飛んだ。
「空中戦はお前だけの特権じゃないぞ!」
「カッターウィング」
今度はシンのアレの背中から羽が生えて怪物を追いかけて飛んだ。
「ショベルアーム」
今度は左腕に武装が追加されて怪物をたたき落とす。すると、怪物から光の粉がまき散らされた。
「同士の魂が……」
「まだまだいくぞ!」
「ドリルアーム」
シンは右腕にドリルを装着して怪人に突き立てる。ドリルは刺さったまま回転して怪物の体を抉った。
怪物から肉の抉れるような生々しい音はせず、ガリガリと金属が削れる音が響く。怪物からは血の代わりにメダルが零れていた。
ドリルに突き刺さった怪人を思い切りぶん投げる。
「クレーンアーム」
右腕がさらにごつく(?)なり、ドリルが射出される。また刺すのかと思いきや、ドリルとアームの間にワイヤーらしきものが伸びていて、怪物をそれで拘束し、ドリルを地面に突き刺して完全に自由を奪った。
「ここまで来たらこいつと、おまけにこれでフィニッシュだ!」
「キャタピラレッグ。ブレストキャノン」
足にキャタピラ、胸部に砲身が装着されて光が収束されていく。
「セルバースト!!」
そして怪物目掛けて、アニメで見るようなエネルギー波が発射された。
「が…があああAAAAAA………!?」
エネルギー波を受け続けている怪物は声にならない悲鳴をあげる。
『ば、ばかな……!僕のヨハネへの想いが!こんなガキに負けるなんて!』
シンでもあの怪物のものでもない声が響く。
「想い?こっちは十年以上の片想い中なんだ!善子と同一化したいなんてふざけた欲望叶えさせるわけにはいかねぇんだよっ!!!」
それに負けないシンの大きな声が公園に響いた。って……え?
「えぇぇぇぇぇぇぇっ!?!?」
「うおおおおおおおっ!!」
エネルギー破の光はさらに力強くなり、怪人は爆散。銀色のメダルが降り、さっきと同じ金色の光が分散していった。
「ね、ねぇ今の……」
「多分捕まってた人たちの魂じゃないか?」
「そうじゃなくて!その……か……片想い中って……」
「ん?悪い、なんて言ったけ?」
意地の悪いカオでそういうシン。
「ちょっ!そういうボケはいいから!」
「しょうがねぇな」
シンはそう言うと一呼吸おいて、
「ずっと昔に堕天使に魅入られたただのリトルデーモンだよ」
屈託のない笑顔でわたしにそう答えた。
***
翌日、屋上まで来た善子ちゃんを前に俺と宮沢を除いて茫然としている。
「昨日はごめんなさい!」
頭を下げる善子ちゃん。彼女の言葉はさらに続く。
「わたしに合わせてくれたばっかりに生徒会長に怒られて、挙句の果てに逃げて……。こんなの、虫が良いことだって分かってる。でも!わたしをスクールアイドル部に入部させてください!」
最初こそ戸惑っていたものの、千歌ちゃんたちはすぐに笑顔になり、
「顔を上げて、善子ちゃん」
千歌ちゃんがそう言って手を伸ばし、善子ちゃんはゆっくりと顔を上げる。
「ようこそ、スクールアイドル部へ!堕天使ヨハネちゃん!」
こうして新たに一人のメンバーを加え……「ちょっちょっちょっ!」
「何だよ。せっかくいい感じに締めようとしてたのに」
「メタいわ。ていうかもう一人忘れてませんか?」
「んー?そうだっけ?」
「この人ヒデェ」
「冗談だよ、冗談。これからよろしくな、慎司」
「こちらこそですよ」
新たに二人のメンバーを加え、Aqoursは次なるステップへ。
しかし、そんなAqoursに既に黒い欲望の影が迫っていることを誰も知る由は無かった。
耀太)本当に出番ほとんど無かったな……。
作者)言ったじゃん、オーズは休みだって。
慎司)いやー、かなり小っ恥ずかしいはあのセリフ。
耀太)PC起動っと……コッチハジュウネンイジョウカタオモイチュウナンダ!
慎司)ちょっとぉぉぉ!?何してやがるんですか!?今すぐそれを消せください!
耀太)面白いから着メロにしよう。
作者)鬼だ…鬼がここにいる。
耀太)設定完了っと。
慎司)それをよこせぇぇぇ!
作者)これは終わんねぇな。というわけで次回予告……の前に一つお知らせがあります。今まで週一投稿を続けてきましたが、諸事情によりペースが落ちてしまうと思います。ですが、極力早い投稿を心掛けたいと思います。
それではラブライブ!サンシャイン!!〜Step! ZERO to OOO~「PVと進化と守りたいもの」次回もよろしくお願いします。
カウント・ザ・メダルズ
タカ×2
クワガタ×1
カマキリ×1
バッタ×1
ライオン×1
トラ×1
チーター×2
サイ×1
ゴリラ×1
ゾウ×1
ウナギ×1
タコ×1