ラブライブ!サンシャイン!!~Step! ZERO to OOO~ 作:白銀るる
前回の三つの出来事
一つ、ポセイドンと手を組んでいたカザリは、彼に裏切られてコアメダルを奪われてしまう。
二つ、力を失い、倒れていたカザリ。彼を救ったのは鞠莉だった。
そして三つ、カザリは鞠莉に呼ばれた耀太に同盟に誘われ、一度は断るも、鞠莉に興味を持ち、彼女と行動を共にすることで、その同盟にも参加するのだった。
カウント・ザ・メダルズ
現在、オーズの使えるメダルは?
タカ×2
クジャク×1
コンドル×1
クワガタ×3
カマキリ×2
バッタ×3
ライオン×2
トラ×1
チーター×1
サイ×1
ゴリラ×2
ゾウ×1
シャチ×1
ウナギ×1
タコ×1
今回はやや短めです。
新学期と転校生と再スタート
長いようで短かった夏休みが終わり、ついにやって来た新学期。
今までは何とかやってこれたが、ここからは本当に未知の領域だ。
でもそれはそれでありだなと思う今日この頃。
鞠莉ちゃん、そしてダイヤさんの話が終わり、転校生紹介に入る。普通はHRで済ませてしまうものだが、どうせなら全校生徒に知ってもらおうという鞠莉ちゃんの提案で、始業式という場で行われることになった。
「今学期から一年生と二年生、それぞれ一人ずつ転校生を迎えることになりました。それでは二人から自己紹介をしてもらいたいと思います」
まず段の上に立ったのはカザリだ。
カザリとは夏休み中に色々あり、現在は協力関係になっている。
「ボクはカザリ・
「うわー!イケメン!」「一年生羨ましい…」「わたし狙っちゃおっかな」などなど、かなり人気なようだ。
ちなみにカザリと十千万で働いているウヴァは、かけると誰でも五感を得ることが出来る「五感メガネ」(神にも耳が聞こえなかったりする
そして二人目。こちらに関してはほとんど情報が無い。敢えていえば、彼が仮面ライダーであることのみ。いや、それだけで結構なことなのだが、この転校生の自己紹介は強烈過ぎて、どんな人間なのか、仲間になってくれそうかなど、そんな思考は一瞬でぶっ飛ばされた。
「
「「ええええええええええええっ!?」」
そこにいるほぼ全員が驚愕の声をあげる。てか叫ぶ。
なんか普っ通にカミングアウトしましたけど!?何その「趣味でヒーローをやっている者だ」みたいな!?
「この町には仮面ライダーがあと二人いると聞きます。その二人と共にこの町と世界を守っていきたいと思っています」
「「お、おお……!」」
その一言一言に驚きを通り越し、もはや拍手まで起こるレベル。すげぇよ、あの転校生……。
大したものだと彼を見ていると、一瞬だけ目が合った気がした。いや、目は合った。けど彼、佐藤晴也は視線をすぐ元の高さに戻した。
新学期始まって早々、とんでもない人が来たようです。
空前絶後の始業式が終わり、授業も今日は無いため部室に集まった。二年生以外は全員揃っている。
「自己紹介…凄かったね」
「うん、あれはバッチリ覚えられるだろうね」
やっぱりあの自己紹介は、脳裏に鮮明に刻まれたようだ。
「一年生のクラスも凄かったずら…」
「上級生も見に来てたもんね…」
「まさに神々の黄昏…ラグナロクッ……!」
一年生の教室に押し寄せる上級生か……確かに一年生からすればとんでもない事態だな…。
「で、件のカザリは来てないようだけど?」
「カザリくんなら学校を探索するって言って、行っちゃいました」
「なるほど、んじゃそのうち来るかもな」
鞠莉ちゃんを除く全員、特に果南ちゃんは警戒心が強く感じる。
そりゃそうだ。休み前にはあんな目に遭わされて、恐れたり怒ったりするなという方が無理だ。
「ノープロブレム!心配いらないよ!なんたって耀太と慎司がいるんだから!」
「もちのろん!バースドライバーもこうして戻って来たし、第一完全復活してないカザリなんて余裕余裕!」
それは盛大なフラグなのでは?
「ふ…シン、フラグ立ちまくりね」
「不吉な事言わない言わない。にしても千歌ちゃんたち遅いな…」
……まさかカザリに何かされて…。いやそんなわけないよな。……ないよね?
しばらくして。
「こっちだよ、晴也くん!」
さっきまで話題になっていたその名を呼ぶ声は、確かに千歌ちゃんだ。
「みんなお待たせー!」
「うん、何となく予想は出来てたよ。千歌ちゃん」
「へ?何が?」
千歌ちゃんの後ろから梨子ちゃんと曜ちゃん、そして千歌ちゃんに佐藤晴也の姿があった。
「まあいいや。晴也くん、ここがスクールアイドル部だよ!」
「……た、高海さん、スクールアイドルって何ですか?」
「え!?晴也くん……スクールアイドル知らないの!?」
「知らないものは知りません。俺はこの町の仮面ライダーに会えると聞いたから来たんですよ」
スクールアイドルを知らないことはひとまず置いておいて、仮面ライダー──つまり俺と慎司に会いに来たってことか。
「会いに来たって……いやぁー、俺たちも有名人になったんですねー!」
「島村耀太だ。こっちは宮沢慎司。よろしくな、佐藤」
「よろしくお願いします」
俺は手を差し出し、佐藤もまたその手を握ってくれた。
……なんか佐藤の手、凄い濡れてるような……。
「島村先輩はここで何を?」
「あ、ああ。マネージャーだよ。スクールアイドルAqoursのね」
佐藤は俺の言葉に首を傾げる。……何かおかしいことを言っただろうか?
「その……さっきから言っているスクールアイドルとは一体……?」
「スクールアイドルっていうのは、千歌ちゃんたちみたいに学校での活動の一環としてアイドルをする人たちだよ。かなりポピュラーなジャンルで、もう全国に五千ものスクールアイドルはいる。そして彼女たちが目指すもの、それは──」
「ラブライブだよ!かつてμ’sが優勝して伝説を作った、スクールアイドルの祭典、ラブライブ!」
「なるほど……“ラブライブ!”と“μ’s”とはそういうものだったんですね」
それは知ってたのか。じゃあやっぱりアニメは知ってた感じなのかな?
「じゃあ俺はこの辺で……」
「ちょちょ!え?今のって入部してくれる流れじゃないの!?」
「悪いですけど、俺はあまり興味ないんで」
「そんなぁ…」
やっぱりすげぇ……。本人たち目の前にして、興味ないとかバッサリ言えるのか。俺出来ないわ、そんなこと。
「興味はないけど──ラブライブ?を本気で目指すのなら、応援くらいはしますよ!それじゃあ」
そう言い残して佐藤は部室を去って行った。
「何が『応援くらいはしますよ』だよ!格好つけやがって!」
佐藤が帰った後、練習を始めたAqours。
その端で、慎司は佐藤に対して悪態をついていた。
「まあまあ、応援してくれるならいいじゃない」
「それを抜きにしても、あれは無いです!」
「はいはい」
慎司は佐藤のことをお気に召さなかったみたいだ。良い奴だと思うんだけどな。
一緒に戦うことはもちろんあるだろうし、なるべく仲良くやって欲しいよ、俺は。
「はい、みんな休憩。二人ともー」
「お疲れ、飲み物とそれからまだ暑いし、アイスも用意してあるからねー」
それぞれ一つずつみんなに手渡す。
「どう?耀太たちから見るAqoursの練習」
「そうだね──みんな楽しそうだよ。みんなのあの笑顔見てると、不思議と大丈夫って思える気がする」
「そうそう!今のAqoursならラブライブ決勝大会出場、廃校阻止も夢じゃない!」
そう、夢じゃない。そう思ってた。だけど、俺たちは大事なことを忘れていた。それを思い出すのは、もう少し後になる。
Aqours、仮面ライダー、グリード、そして神々。
それぞれの想いと思惑がする物語が再スタートした。
鞠莉)あれ?作者ならここにいるって耀太が言ってたけれど……。
曜)どこにもいないねー。
善子)まさか、既に天界の使者に!?
曜)そのうち戻ってくると思うし、先にやっちゃおうか。
鞠莉)そうね。いつも頑張ってるみたいだし、サプライズでシャイ煮を…。
善子)ならわたしは、堕天使の涙を…。
曜)ははは……次回ラブライブ!サンシャイン!!〜Step! ZERO to OOO〜「雨と個性と超バイク」
カウント・ザ・メダルズ
タカ×2
クジャク×1
コンドル×1
クワガタ×3
カマキリ×2
バッタ×3
ライオン×2
トラ×1
チーター×1
サイ×1
ゴリラ×2
ゾウ×1
シャチ×1
ウナギ×1
タコ×1