ラブライブ!サンシャイン!!~Step! ZERO to OOO~ 作:白銀るる
前回の三つの出来事
一つ、鞠莉を救出し、カムイを止めるべく、耀太たちは彼との最終決戦に挑む。
二つ、耀太は、女神の助力により鞠莉を助け出すことに成功し、時を同じくして、慎司たちも大量のヤミーの猛攻に耐え切る。
そして三つ、鞠莉を救い出した耀太たちの前で、平行世界のコアメダルの生みの親、錬金術師ガラが理性を失った状態で復活したのだった。
カウント・ザ・メダルズ
現在、オーズの使えるメダルは?
タカ×3
クジャク×2
コンドル×2
クワガタ×2
カマキリ×2
バッタ×2
ライオン×2
トラ×2
チーター×2
サイ×2
ゴリラ×2
ゾウ×2
シャチ×2
ウナギ×2
タコ×2
プテラ×2
トリケラ×1
ティラノ×2
「ウオオオオオオ!!」
雄叫びをあげながら、伸びた両腕で建物や地面を破壊するガラ。
「ふふふ……素晴らしい!流石は平行世界の生みの親、完全体にならずともこの力とは……愚かな人間どもを断罪するのに相応しい!!」
そんなガラを見て、カムイは喜び、否、悦びの声をあげる。
「またとんでもない
「ですね。八対二なのにさっきより最悪な状況な気がします……」
慎司と晴也が今の戦況に対して、感想を述べる。
まさかガラまで手中に収めていたなんて……。
しかし、奴が用意していたのはそれだけではなかった。
「ウヴァさん、確か先程、『質より量という考えは通用しない』と言いましたね?それならばこれはどうです?」
「「っ!?」」
カムイは、ガメルとメズール、そしてカザリとウヴァ目掛けて二つの光球を飛ばし、四人はそれに閉じ込められてしまい、光球は消滅してしまった。
「メズールさん!?ガメルさん!?それにウヴァさんにカザリさんも……」
「テメェ……アイツらに何をした!?」
「彼の中に閉じ込めたんですよ。正確には、彼の力の供給源にですが。彼らには彼のエネルギーになってもらいます。心配はいりません。キミたちも、すぐに会えますよ──あの世でね!!」
刹那、カムイから黒いオーラ……否、冷気が発生し、地面が凍り付く。
「ざっけんなぁぁぁっ!!」
「セルバースト!!!」
「ふん!」
奴は剣で光線を掻き消す。
「なっ……威力を最大限まで引き上げたのに……」
「なるほど。今の羽虫のような技が、貴方の切り札の一つ……やはりわたしが直接手を下すまでもありません」
「アクアヴォルテックス!!」
次いで
「くっ……攻撃が通らない……!」
「貴方の攻撃は中々です。並のヤミーやグリードでは耐えきれないでしょう。ですが、彼を相手に同じことが言えるでしょうか?」
カムイがそう言うと、奴の背後にいたガラが腕を伸ばし、アクアを拘束して地面に叩きつける。
「佐藤ちゃん!待ってろ、すぐに助ける!!
「カッターウイング ドリルアーム」
バースCLAWsを二つ装着し、ガラに突撃していくバース。
「待て、慎司!俺も……!?」
俺もそのあとを追おうとするが、斬撃波がそれを許してくれなかった。
「貴方たちの相手はわたしです。アレの完成に必要なメダルを渡してもらいます」
「誰がお前なんかに渡すか。それより、俺のメダルを返せ!」
アンクは怒号を飛ばしながら火炎弾を発射した。
しかし、その全てを奴の剣の刀身に吸収されてしまう。
「お返ししますよ。この炎をですがね」
剣を振るい、火炎弾が一の字を形作るように飛来する。
「「ぐあああああ!!」」
攻撃は全て俺たち二人の足下に着弾。
地面を抉り、俺たちを吹っ飛ばす。
「攻撃を吸収するなんて……」
「本当に面倒な相手だな……」
俺とアンクはほこりを払いながら立ち上がる。
奴の持つ剣……確かに攻撃を吸収してはいたけど、それはアンクの炎だけ……。
慎司のバースバスターでの一撃は、防がれてはしまったが吸収はされていなかった……。
「分かった!アンク、アイツの剣は多分、属性を持つ攻撃を力に変えられるんだ。その証拠に、さっきのお前の攻撃は吸収したけど、慎司の攻撃は弾いただけだった」
「なるほどな、対コアメダルに特化した剣ってわけか」
アンクは頷きながら手のひらで作った炎を握りつぶす。
「なら直接叩くまでだ!!」
翼を広げ、地面を蹴って奴の目の前まで飛ぶ。
だがアンクの攻撃は簡単に躱され、逆にアイツは蹴りを貰い、建物まで吹き飛ばされた。
「クソッ!はああああっ!!」
俺はメダジャリバーを振りかぶりながらカムイに接近。
自分の剣と奴の剣を衝突させる。
「キミのその洞察眼は大したものです。先程の推測は半分正解ですよ」
「へぇ、それじゃあもう半分は何なんだよ?」
「その手には乗りませんよ。わたしはそんなに単純ではありませんので」
「だよな……」
カムイは俺の剣を弾き、俺自身へ攻撃を加えようとするも、紙一重で躱すことに成功する。
そこからは攻撃と攻撃の応酬。
しかし、斬っては弾かれ、蹴撃や打撃を躱し、お互いに決定打を決められてはいない。
「アンク!コンボで行こう!」
「は?お前バカか?属性攻撃は吸収されるっつたろうが」
「パワーでゴリ押しするんだよ!!くっ……はあ!」
鍔迫り合いから、カムイの剣を弾き飛ばし、振り返ってアンクからメダルを三枚受け取る。
「サイ!ゴリラ!ゾウ!サゴーゾ!サゴーゾ!!」
「うおおおおお!!
雄叫びとともにドラミング。
それからカムイと向き合った。
奴の剣をガントレットで防ぎ、逆の腕で腹部に打撃を与える。
「ぐはっ……」
カムイが退いたところに、さらにゴリバゴーンを飛ばして追撃を食らわせた。
追い詰めるべく、俺は奴に近づいていく。
「カムイ……こんなことはもうやめろ!人間を滅ぼして……一体何になるんだ!」
「……キミは何も分かっていない。人間は実に愚かな生き物だ。誰も幸せにならない争いを幾度も繰り返してきた。それによって失われた命のことを考えたことはありますか!?」
「がはっ!?」
「何っ!?」
怒りに満ちた声で黒いメダガブリューを真一文字に振ったカムイ。
その一撃は俺のドライバーを捉え、コアメダル三枚が破壊されてしまう。
受け身を取りながらタトバにコンボチェンジし、剣と斧を構えながら膝立ちになる。
「苦しい、辛い、怖い、助けて……罪の無い命が、兵器と無慈悲な殺意と……人の心無き
冷気を発し、地面を凍り付かせるカムイ。
その氷は俺の方へと向かい、脚を拘束する。
「っ……ヤバい……!」
「ヨータ!コアを変えろ!!」
投げ渡された二枚のメダルをキャッチ。
タカ、バッタのメダルと入れ替え、スキャンする。
「ライオン!トラ!チーター!ラッタァ・ラッタァ!ラトラーター!!」
「はああああ!!」
ライオディアスを発動して脚の氷を溶かす。
だが、脚の自由を奪おうとする氷に気を取られ、奴の剣の特性を失念してしまっていた。
「ちっ……はあっ!!」
灼熱の風刃が三度にわたって放たれ、二発目はアンクが火炎弾で防ぐも、一発目と三発目をもろに食らってしまい、二枚のメダルが外れてしまう。
「ふん!!」
メダガブリューの一閃で、そのメダルも砕かれてしまった。
「たった数分で五枚も……」
「ヨータ、今のは一体なんだ!?」
「……あれが俺と奴のコアの力だ……。お前は俺が変身した紫のコンボに何か感じなかったか?」
「……そういうことか。あの得体の知れない感覚……恐怖か……」
やっぱりな……。
恐竜系メダルの話はしていはいたが、俺はどうやら肝心な話をし忘れたらしい。いや、敢えてしなかったのかもしれない。
「さあ、次はどのメダルできますか?いずれにせよ、キミたちが持つメダルはすべて破壊させてもらいますがね。おっと、もちろん最後のメダルは渡してもらいますよ」
最後のメダル……カムイが回収出来ていないのは、アンクの持つタカメダル。
アンクだけ、あの光球から外されたのはそのためか……!
「アンク、アイツの狙いはお前の持つコアだ!」
「んなもん分かってる!だが逃げたところで、コイツを止められなきゃ意味が無い」
アンクのそれは全くもって正論だった。
今ここでアンクを逃がしても、俺が負けてしまえばどっちみち終わりだ。
「コアをコイツに変えろ。奴の間合いに入らせるな!」
「分かった」
「シャチ!ウナギ!タコ!シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!!」
シャウタコンボにコンボチェンジして、再びカムイと対峙した。
***
光球に取り込まれてしまったカザリとウヴァ。
彼らが目を開けると、そこは見慣れない場所だった。
「……ここはどこだ」
「さあね。内浦でないことは確かだけど」
青い海の代わりに、眼前に広がるのは緑色の草原。
色とりどりの花々が風に揺れている。
「ここがどこであれ、早く戻らないといけないことに変わりはないよ」
「確かにそうだが、どうするつもりだ?」
「それはこれから──っ!」
「っ!」
これから考える、そうウヴァに告げようとしたカザリだったが、黒い竜巻での攻撃によって阻まれる。
咄嗟に回避したおかげで、二人は傷つくことすらなかったが、花たちは無残にも引き裂かれてしまった。
「……なかなか酷いことをするじゃないか」
「っ!なんだと……!?」
攻撃が飛ばされてきた方向に目を向けると、そこにはカザリ、ウヴァに瓜二つの二人が立っていた。
「黒いボクたち……悪趣味だね」
「だがやるべきことは分かった」
ウヴァが黒い自分たちを睨み付けると、その爪が日の光で反射する。
黒いウヴァとカザリは、二人の敵意を認識したのか、再度攻撃を仕掛ける。
黒ウヴァの電撃をウヴァが相殺し、偽物に殴り掛かった。
だが、たやすく防がれ、腹部に反撃にパンチを食らう。
カザリも、黒い自身と交戦を開始する。
高速移動しながら拳を交え、その度に衝撃で空気が振動する。
「コイツ……!偽者のクセに強い!」
「ああ。完全体の俺たちと同等、いや、それ以上か」
「ボクたちがこうしているってことは、ガメルとメズールも……」
カザリの読み通り、二人とは別の空間に飛ばされたガメルとメズールも、黒い自分たちと戦っていた。
「俺の偽者……強い……」
「ええ。以前、カザリたちのメダルを取り込んだことがあったけれど、その時のわたしたちより、数段……いえ、数倍は強いわ……」
水流同士、拳同士をぶつけ合い、その威力を図った二人。
カザリたち同様、その力は彼女たちを凌駕していた。
しかし、そう簡単にやられてやる気はない。
離れ離れになってしまった四人の気持ちは同じだった。
メズールが前に出ると、それを止めるように黒メズールが立ちふさがる。
蹴撃を蹴撃で防がれる、否、押し返される。
「くっ……負けたくはないけど、どうやったら勝てるのかしらね……」
あらゆる面でオリジナルの自分たちを上回る偽者。
今度は黒メズールから攻撃を仕掛けられる。
一気に接近してからの格闘戦。
やはりメズールの方が押され気味だ。
また、ガメルも手を組み合って押し相撲のようになっている。
が、やはり完全体とセルメンでは体格差があり過ぎる為、勝負になっていない。
張り手を食らい、よろけたところを左腕の砲身で撃たれ、更なるダメージを負う。
「ガメル!」
「メズール、危ない……!」
ガメルの身を案じ、目の前の敵から目を離してしまったメズールは、黒メズールに背後から回し蹴りを食らってしまう。
「ボクに……キミに居場所なんて無い……」
「俺は弱い……力を持たない俺は……お前は何も出来ない……」
「愛なんて無い……貴女がしているのは、所詮ごっこ遊び。本当の愛なんて、分かるはず無い」
「誰も振り向いてくれない……メズールもルビィも……誰も……」
黒いグリードたちは、四人にそう語りかける。
彼らを受け入れてくれたものは、全て虚構なのだと。
絶望へと
「鞠莉たちのことを何も知らないクセに、よくそんなことが言えるね」
今の彼らには微塵も響かなかった、否、響かなかったわけではない。
「そのセリフ……わたしの友達を侮辱した、と受け取って構わないわよね?」
「以前の俺なら、そう思ったかもしれない。が……」
「ルビィたちがウソつくなんて、あり得ない!!」
感情を爆発させた彼らは、その感情が高まり、不足してるコアメダルの力を補い、それどころか、更なる力を与えていく。
完全体の姿へと変わっていく彼らを前に、黒いグリードたちは初めてうろたえて見せた。
しかし、時すでに遅し。
カザリは髪のような触手を黒カザリに向かわせ、ウヴァは先程とは比べものにならない電圧の電撃を放つ。
一方、メズールは体を液状化させて黒メズールを翻弄し、ガメルは再び黒ガメルと激突して吹っ飛ばす。
力に圧倒的な差があった四人が、偽者たちをじわじわと追いつめていく。
「あり得ない……グリードにこんな現象はあってはならない……」
「「これで終わりだよ(だ)(よ)!!」」
四人は最大限までパワーを引き上げて、カザリとウヴァ、メズールとガメルが、それぞれ二人でエネルギーボールを形成する。
そしてそれを、黒い偽者たち目掛けて発射、命中。
黒いグリードたちは爆散し、カザリたちのものとは違うコアメダルに変化する。
が……。
「ボクたちのにそっくりだけど、別物だね」
黒いモヤを纏っていた銀色の縁のメダルは、カザリたちがキャッチすると、数秒で形が崩れてしまった。
「それよりもカザリ、あれを見ろ」
ウヴァが指さした場所には、今までそこにはなかったワームホールが出現していた。
「彼らを倒したから現れたのか……行こう、耀太たちが待ってる」
そしてメズールたちの前にもワームホールは現れ、彼らはその空間から脱出するのだった。
***
ヤミーはもちろん、グリードすら凌ぐ強敵ガラの前に、
「大丈夫か、佐藤ちゃん……」
「俺はなんとか……そっちこそ平気ですか……?」
「問題無い……って言いてえけど、そんな余裕ねーな……」
バースの最強形態、バース・デイのその装備のうちのクレーンアームとドリルアームは完全に機能停止、カッターウイングも右翼がへし折られ、バース本体の損傷率も四十パーセントを超えていた。
「ま、まだキャノンが生きてるのは不幸中の幸いだな」
だがそれも完全な状態とは言えない。
これまでに何発もガラに撃ち込み、次にフルチャージして撃てば、壊れてしまうだろう。
「ウガアアア!!」
腕を伸ばし、鋭い爪で二人の装甲を斬り裂こうとする。
「アクアヴォルテクス!!」
アクアは蹴りで全て跳ね除け、ギリギリでバースを守りきる。
「済まねぇ、佐藤ちゃん……」
「お礼はいいです。こういう時こそ助け合いですから。けど、これじゃあいつまで経っても勝てません。むしろ体力を消耗してる分、俺たちに勝ち目はほとんどありませんよ」
「でも何とかするしかない。ここで負けたら、コイツは全てを破壊しようとするだろう。それだけは防がねえと……」
どうすればいい?
二人は同時に思考を働かせる。
高い攻撃力と防御力、加えて伸縮自在の体。
それでもなお、このガラは完全体では無いと言うのだ。
もしこの怪物が完全体になってしまったら……そうなる前にどうにかして倒さなければいけない。
「宮沢さん」
そんな状況の中、慎司は晴也に名前を呼ばれ、彼の方を見る。
「何だよ、佐藤ちゃん。良い作戦でも思いついた?」
「ブレストブレイカー、今の状態の最大火力でどれだけアイツにダメージを与えられますか?」
「そうだな、上手く当てられれば一撃で倒せると思う。ブレイカーモードの威力を最大まで上げれば、街一つを吹き飛ばせるって、女神さま言ってたからな」
「……俺がアイツの動きを止めてみせます。そしたら宮沢さんの……“慎司”さんの全力全開をガラにぶつけてください!」
「……了解!そんじゃいっちょ頼んだぜ、“晴也”ちゃん!」
一人でガラを足止めすることがどれだけ困難なことか。
そしてそれを敢行すると申し出た晴也の覚悟が如何程のものか。
二人はお互いにそれを理解した上で、各々の準備を始める。
晴也は、慎司ならガラを倒せると信じて奴と見合い、慎司は、晴也なら、自分が技の準備を整えるまで耐えてくれると信じ、CLAWsをブレストキャノンを除いて全て解除し、収束の体勢に入った。
「ブレストバスター!ブレイカー!!」
慎司はセルメダルを連投し、双槍状になったブレストブレイカーにエネルギーボールが収束され始めた。
そして晴也は、ガラとの一対一の戦いに挑む。
万全の状態ならまだしも、やはりヤミーたちを相手にしていた所為で体力のない今はかなり苦戦している。
パワー、防御力、攻撃範囲、その全てにおいて晴也はガラに劣っている。
しかし、それでも立ち向かってしまうのは、仮面ライダーとしての
ガラの重い一撃を身に受け、全身に強い衝撃が走る。
だが、その瞬間にガラの動きが鈍る。
晴也はそれを見逃さず、その攻撃を繰り出した腕を掴み、ジャイアントスイングで空中に投げ飛ばす。
地面を力強く蹴って跳び、ガラの頭上まで来た。
「オーシャニックブレイク!!」
水を噴射しながら、その勢いを利用してライダーキックを放つ。
落下したガラによってアスファルトの地面に大穴が開く。
「タイミングバッチリだぜ、晴也ちゃん!!」
ガラの落下とほぼ同時にバースのブレストブレイカーのエネルギーの充填が完了する。
「ロックオン!見ろ、これが俺の全力全開!!ブレストブレイカー!シュート!!」
「ガアアアアアAAAAAAA!!!」
バースがガラに照準を合わせ、トリガーを引くと、収束砲は眩い閃光を放ち、立ち上がろうとしていたガラを飲み込んだ。
「……やったな、晴也ちゃん」
蓄積されたダメージに加え、ブレストブレイカーをフルパワーで発射したことにより、慎司の変身は強制解除された。
「ええ、これであとは……」
「っ!?晴也ちゃん!?」
突然、晴也が倒れてその変身が解かれる。
ボロボロの体に鞭打って、彼に近づく慎司。
晴也を仰向けにすると、腹部に刺傷があり、そこから出血していた。
「あの時か……」
ガラを投げ飛ばした時、晴也は鋭利な一撃をその身で受けきり、カウンターを決めた。
その際にガラの鋭い爪がアーマーを貫通して、晴也の体を傷つけてしまったのだ。
「よっと……やあ、さっきぶりだね」
「カザリ!お前らも!無事だったんだな!」
そこに、偽物たちを撃破したカザリたちがワームホールを通ってこの場に戻って来た。
「そっちも無事……というわけではなさそうだな」
慎司の腕の中で苦しそうにしている晴也を見たウヴァが、心配そうな顔をする。
「済まねぇ……俺が危険な役目をやらせちまったばかりに……」
慎司の声は震え、悔しさが滲み出ているのがよく分かる。
一度もならず、二度までも
その事実が、彼の心に大きな打撃を与えているのだ。
『そう悔やむな。ぬしらは見事か
十千万で千歌たちとともにいるミコが、慎司たちに向けて念話で話しかけてきた。
『ぬしらはもう休め』
彼女がそう言うと、慎司と晴也の体が光の粒子になり始める。
「あとは耀太とボクたちに任せておいて。必ず戻って来る」
「ああ。任せたぞ、お前ら……」
二人はこの場所から完全に消失した。
「さてと、行こうか」
「良かったの?
二人がいた場所から振り返り、歩き出すカザリ。
そんな彼をメズールが止める。
「ボクは
「貴方……」
その場にいる誰もが、彼が死ぬ気でいることを悟る。
だがそれは、
「ふ、水臭い。お前一人にはいかせんぞ」
「ウヴァ……」
「アイツらには、返しても返しきれない恩がある。だからこの身をもってして、出来るだけのことをする」
「俺もいく。俺も、みんなのこと、守りたい!」
「全く……しょうがない子たちね。でも……友達の為に命を懸けるのも、案外悪くないわね」
四人は空を見つめる。
黒い雲のすぐ側で戦っている三人を。
彼らの「命」が、風前の灯火であることを、まだ誰も知らない。
鞠莉)本当にごめんなさい、みんな……。
梨子)鞠莉ちゃんが謝る必要はないですよ。けど、もう二度とあんなことしないでね?
鞠莉)オフコース、分かってるわ。
善子)今回はシンは良くやったと思うわ。
慎司)いや……今回は晴也ちゃんが一番頑張った。あんなボロボロになるまで、時間を稼いでくれたんだ……。
梨子)慎司くん……。
善子)シン、貴方だったからこそ、晴也は背中を預けたのよ。
鞠莉)その通りでーす。慎司をベストフレンドと認めたからこそ、晴也は貴方を信じた。
梨子)確かに怪我は負ってしまったけれど、そんなに状態じゃない。目を覚ました時、良い報告ができるように、今は元気を出しましょう。
慎司)……ありがとう、三人とも。俺はもう大丈夫です。今は耀太先輩たちの帰りを待ちましょう。
Guilty Kiss)次回「理由とぶつかる二人とMIRAIのコンボ」
慎司)先輩、頼みましたよ!!
カウント・ザ・メダルズ
タカ×3
クジャク×2
コンドル×2
クワガタ×2
カマキリ×2
バッタ×2
ライオン×1
トラ×2
チーター×1
サイ×1
ゴリラ×1
ゾウ×1
シャチ×2
ウナギ×2
タコ×2
プテラ×2
トリケラ×1
ティラノ×2
特報
ラブライブ!サンシャイン!!~BUILD the Rainbow~
制作決定!
ラブオーズ 外伝
「第1弾 仮面ライダーアクア(仮)」
「第2弾 仮面ライダーバース(仮)」
「第3弾 仮面ライダーオーズ(仮)」
制作決定!