艦娘と麻雀してみたよ!から分離しました。
向こうは麻雀知らない人でも読みやすくするため、こっちは熱心なファンの方を満足させるため、です。
それでは一読お願い致します。
特第一話「決起でち!」
ばん!
提督の個室の扉が勢いよく開く!(鍵はかけてたはずなのに)
「てーとく!雪風を倒すでち!」
そう言ってずかずか入ってくるのはゴーヤこと、伊58潜水艦である。
「おい、カギを掛けていたはずだが...?」
「細かいことは気にしないでち!」
「おいこら」
カギは壊されていた。ドアを蹴破るとは何事か。
「そんな事よりてーとく!雪風を倒すでち!」
「いやだからカギをだな...」
「倒すでち!」
むふーと鼻息を荒くしてゴーヤは言う。
「第一、雪風を倒すなんて無理だろ...」
提督がそう言うのも無理はない。なぜなら雪風は幸運なんて言葉じゃ計れないほどの幸運艦。対戦すれば雪風以外全員が飛ぶ。通称死神と言われる由縁である。
もちろんゴーヤも挑戦して何度も飛ばされた1人である。勝ったことはおろか、飛ばなかったことがない。
「そんなことはないでち!ゴーヤには作戦があるでち!」
鼻息が荒い。おそらく今しがた飛ばされてきたところなのであろう。
鍋でも置いたら湯が沸かせそうなその頭をなでて落ち着かせてやる。
「わーっ!何するでちクソ提督!ゴーヤは今それどころじゃないんでち!」
どうやら収まりそうにない。こりゃ言うことを聞くしかなさそうだ。
「はいはい...で、作戦ってなんだよ…」
「よくぞ聞いてくれたでち!」
えっへんと胸を張るゴーヤ。色々と忙しいやつだ。
「でも、みんな揃って言うからちょっと待つでち〜♪さあ、メンツを確保するでち〜♪」
忙しいやつだ。
「てーとく、一緒に行こ?」
忙しいなぁ...
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場所が変わってここは個室棟廊下。空母達の部屋の前だ。
ゴーヤは一つの扉の前に立ち、こんこんと上機嫌にノックをする。
「俺の時にはノック無しだったよなぁ?」
「しっ!うるさいでち!」
上官に向かってうるさいとは何事か。
一方で扉ががちゃりと開く。
「あら、確か潜水艦の...」
「ゴーヤでち!お邪魔するでち!」
出てきたのは蒼龍だった。中では瑞鶴、翔鶴、飛龍、そして蒼龍が打っている様だ。
(ちなみに、潜水艦と航空母艦では役割も戦果も全然違う種類のものなので上下関係はない。)
「あら、提督...!どうしよう、お化粧直さないと...!」
「あ、いや、お構いなく...」
ずかずかと部屋に入っていくゴーヤについて部屋に入る。
さすがは蒼龍さんの部屋。いい匂いがする。
「瑞鶴!さあさっさと来るでち!提督がお呼びでち!提督命令でち!」
「いや俺は呼んでねえよ!?」
「なに?提督命令?じゃあもうちょっといいわねー...っと、これでどうかしら?」
「うーん...通しよ...」
「おい待てお前ら」
そのまま続けようとする瑞鶴。ちょうどド危険牌の{5}を切ったところだ。
対する飛龍の手牌は
{2334499 横白白白 発横発発}
捨牌は
{九①③四九北
⑦西④17④}
ゴリゴリの混一色。案の定{5}は当たり牌。しかし飛龍は上がれない。
現在オーラスにして親は蒼龍。一位は瑞鶴で飛龍とは18000点差ある。
ドラは{2}、ここでは和了がれないのはもうお分かりであろう。
安目ではまくれないのだ。
「じゃあ、これはどう...?」
打{中}。大三元が見える手でそれ。
「ちょっと...瑞鶴...」
「...通しよ...」
流石に蒼龍も呆れ顔であるが、通しである。
「流石でち」
「おいゴーヤ、どういうことだ。」
計画通りといった表情で見つめるゴーヤに問いかける。
「瑞鶴は絶対振り込まないんでち。着任したてのころはそうでもなかったけど、最近なんか毎回ああなんでち。」
「瑞鶴も成長したなぁ」
「アウトレンジ、決まってるでち!」
瑞鶴が振り込まないのは先ほどゴーヤが話した通り。一方瑞鶴は人並みに和了るので、なるほど強い。
「雪風に振り込まないから安心ってことか...」
「それもあるけど、逆もまた然りでち!」
「と言うと?」
「瑞鶴の振り込まなさは運から来るものでち。きっと振り込みたいと思って打てばそれが当たり牌になるんでち。」
「なるほど。そりゃ重要な戦力だな。」
「やっぱり居てもたってもいられないでち!瑞鶴!行くでち!」
卓を囲んでいる最中だというのにゴーヤは瑞鶴を引きずり出す!
「あーん!いいとこなのにー!提督のバカー!」
「俺かよ」
「そうでち!提督が悪いんでち!さあさっさと行くでちよ!」
もうツッコミが追いつかない。
こうして3人が揃った。そして集まった2人が聞かされる衝撃の作戦!
...次回に続くよ!
お粗末さまでした。
再三申しておりますが私は元は「かんま!」でやっております。こっちの更新は向こうがお気に入り数手配の倍数になる度に一章ずつ書いていくようになるので、遅いです。
気長にお待ちください。かんま!も応援してくださると嬉しいです。
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