対魔法国家建国記/生存園を確保する為に国を作ります/ 作:SimoLy
その上非常に少ないです。
それと一時的な更新停止をお知らせいたします。詳しくは後書きにて。
では今回は少ないですが、どうぞ!
半ば自慢するかの表情と共に、俺は自身の剣技を放った。それを可能にした『彼』の化身とも思えるその剣身には、残り香の様に白いもやが揺らめいていた。
俺はそのもやを振り払うかの様に剣を振り、その技を見ていた者達へ笑顔を向ける。
「こんな感じなんだけど、どうかな?」
精一杯の力を振り絞って一言そう言うと、志久兄は驚きと喜びが入り混じった様な表情をしていて、詩織姉は話に付いて行けてないみたいだった。
そんな二人の反応をしっかりと確認した俺は、先程と同じ様に意識を手放した。
次に俺が目を覚ました時には、俺は自身のテント内に寝かされていた。未だに覚醒を拒む身体を従わせ外の様子を探ると、志久兄と詩織姉が二人で話していた。
「ふーん。じゃあ私には見えないんだ。」
「ああ、そうみたいだな。でも良かったと思うぞ?戦わなくて済むんだから。」
「そんな事...!
いや、なんでもない。あ、さっきの頼みってそれ関係?」
「そうだな、まぁそれはまた後で話すよ」
丁度話が途切れたので、俺はテントから顔を出す。
「おはようございます...」
「おう。撃つ度に倒れてたんじゃ使い物にならんぞ?調整を覚えないとな」
余りの不甲斐なさに、俺は申し訳無さそうに一言挨拶をすると、志久兄は優しく微笑みかけてきた。詩織姉は「もうとやかくは言えないけど、無理だけはしないでね?」と顔を伏せながら続けていた。
だが彼女は、何かに気付いた様に顔を上げると、わなわなと震え始めた。
「....やばい。何も指示して無かった。」
彼女はぶつぶつと呟く様に先程も使っていたメモを取り出して中身を確認している。
「これと、ここと、あとこれもやっておきたかった...あああああ」
「やっぱりここにいたの」
唐突に口を挟んできたのは、俺は4回目の襲撃以降殆ど話していなかった絢香だった。
「冬夜に用があって来たんだけど、詩織も見つけられて良かった」
「俺に?何かあったっけ?」
てっきりそこで震えてる詩織姉を迎えに来たと思っていた俺は、絢香の言葉で過去の記憶を漁る。...だが当然の如く見つける事は出来ず、代わりに既視感に襲われていた。
「冬夜には、今から仮設部隊の移動に付き添って欲しいの」
彼女は詩織から見て学んだのか、まるで彼女の様に話し始める。
「詩織が用意した面々は、あくまでも資材運搬や、実際の施設敷設用の人数しか用意されてないの。だから安全確認、先導する人を冬夜に頼みたいの。」
「分かった。今すぐに用意するから少し時間くれるか?」
絢香は小さく頷く。だが意外な所から声が上がる。
「それは私がする予定だっ----」
「お前は俺の頼みに付き合ってもらう」
「うぅっ...ごめんね...使えないお姉ちゃんで...」
「志久は詩織をお願い。冬夜は準備が終わったら広場に来て」
てきぱきと役割分担をしていく絢香の姿が、詩織姉と重なって見えた。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
私の作品が今回初見という方は、前の話も読んで頂けるとより楽しめるかと思います。
それと作者が喜びます。
続けて読んでくださっている方は本当にありがとうございます。今回遅れてしまい申し訳ないです。
前書きで書いた更新停止の件ですが、今までは週1更新を目標に投稿してきました。
ですが最近の更新では正直言うと無理してる所がありました。
なので少し時間を頂きたいと思います。
今後の話の流れとか、設定とかをしっかり練り直す時間です。
帰ってきてからはまた週1更新をしていきます。
次回の更新予定は....年内には帰ってきます。
感想、お気に入り登録などして頂けると、作者が大変喜びます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。