最近の物語によくあるあの場面、あのキャラならどうする? 作:二色蓮赤喋
あらすじ
王国に凄まじい力を持つ化け物が襲来→主人公が襲われてる盗賊の女を助ける(この際、自暴自棄になってる盗賊の女に檄を入れる)→その周囲一帯に存在する化け物を殲滅する。この際、なんやかんやで僧侶の少女を惚れさせる→化け物への恐怖に震える民間人をその勇姿で奮い立たせる→王国壊滅の危機を救い、英雄と祀り上げられる→若き王女が報奨として自分を差し出す→僧侶の少女と盗賊の女乱入(いまここ)
王女→イアン=Q=フレナ
盗賊の女→リーン
僧侶の少女→ティオ
その男は凱旋式の中心人物となっていた
そして凱旋式も半ばまでさしかかり、王女イアンがその男との婚約を民衆に発表しようとしたとき、一人の女が乱入した
「ダーリンはアタシのモノよ!アタシの全てを理解して、臆せず本音をぶつけてきたのはダーリンしかいないのよ!ダーリン以外と恋をするなんてもう考えられないの!アンタなんかに渡すものですか!」
そう言うのは盗賊、リーン。その熱い瞳はダーリンと呼ばれてる男に向けられている
それに対して、王女のイアンが反論する
「彼は王国の危機を救った英雄です。未曾有の化け物相手に果敢に立ち向かい、人々を奮い立たせたのです。英雄への感謝の形としては地位と土地、そして美しく慎ましく、地位のある女性こそが相応しいのです。あなたのような下品な女性は彼にとっては役不足です!」
役不足の本来の使い方を理解して使う王女、。しかし遠回しに自分を美しく慎ましいと言う辺り、自身の容姿と立ち振舞いには少なくないプライドがあるようだ
教会に仕える僧侶、ティオはそのやり取りを民衆の一人として見つめていた
「盗賊のリーンに王女のイアン様がライバルなんて…ううん、誰が相手でも関係ない!あの人のようになるなら、あの人にふさわしくなるならまずは強い心を持つことなんだ!例え誰が相手でも臆せずにアタックします!!」
そう決意したティオは二人の押し問答に割り込む
その意味を理解したリーンとイアンは顔を合わせる。そしてリーンから提案する
「そうだ、だったらダーリンに選んでもらえば良い。ダーリンの意志で決めるなら文句はない、そうだろう?」
イアンもそれに賛成する
「確かにそうですね。心に決めた女性が既にいるならば、その方と添い遂げることこそが幸せなはずですね」
ティオは慌てる。なぜならほとんど会話をしていないから彼に自分のことを印象付けることをできていなかったからだ
しかし諦める、と言う言葉はとっくに捨てていた
「たとえ他の方がいても私は諦めません。正々堂々とこちらに振り向かせるだけです!」
三人の意見は固まった。そして目線は渦中の男に向けられる
「「「さあ、誰を選ぶの(ですか)!」」」
その様子を見ていた民衆も固唾を飲む。物語でしか聞いたことのない押し問答が目の前にあるのだ。全ての人間の目線は男に向けられる
そして男は___
___おそろしく不機嫌な顔で、空条承太郎は三人の女を怒鳴り付ける
「もう凱旋とやらは終わりか?なら俺は帰らせてもらうぜ。こんなところでのんびりしてる暇はないんでな…」
そう言うと承太郎は民衆をかきわけ、都の出口の門へと向かう
国の英雄とはいえ、黙って見過ごすほども門番も無能ではない。慌てて引き留めようとしたが、見えない壁……いや、見えない力に行動を阻まれ、素通りを許してしまった
残された女たちはというと___
「ああ、ワイルドなところも素敵ねぇ。ますます惚れちゃいそうよ…」
「私は諦めませんわ。私と結婚するのに相応しい英雄は彼だけなのですから」
「こ、怖かった…でもこのドキドキは怖さだけじゃないかも…」
……元の世界の、承太郎の取り巻きと似たような感じのようだ
「ハァ、DIOを倒したと思ったらこんなところに飛ばされ、訳も分からないでいたらジジイが話してた吸血鬼の群れに襲われ、全員ぶちのめしたと思ったら今度はやかましい女共に追い回されるとはな…やれやれだぜ」
そう言い承太郎は都の外の荒野を一人、歩く。元の世界にどうやって戻るかは分かってない。しかし自分をここに連れてきた元凶をぶちのめせば戻れるだろう、と考えていた
承太郎が最後説明口調…
色々とすみませんでしたァァ!
ジョジョの奇妙な冒険より空条承太郎です。自分がモテモテなのは理解してる上でやかましいッ!!と叫んでそうですね
ヒロインの名前はジョジョの登場人物をこねくりまわして作りました
リーン→徐輪から
イアン→ジャン・P・ポルナレフをこねくりまわした
ティオ→ディオから