金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
イギリス 大学
鈴芽のお見舞いを終えて清麿達は戻って来た。そして、夜になった。
清太郎「鈴芽のお見舞いはどうだったか?」
清麿「とりあえずは、特に障害は残ってなかった」
清太郎「ところで、最近は清麿にも意識してる女性はいるのか?」
清麿「べ、別にいる訳じゃ…」
清太郎「私が言い当ててみよう。意識してる女性は…日本の人気アイドル、大海恵かな?」
清麿「げえ~~っ!!何で親父が言い当てる事ができたんだよ!」
清太郎「母さんが電話でその事を話しててな。私としても、清麿が付き合うのに相応しい女性だと思っている」
清麿「(お袋…、何で恵さんの事を親父にペラペラ話してるんだよ…!)」
ガッシュ「恵は料理などもできるのだぞ」
清太郎「料理もできるのか。ははははっ、清麿はいい恋人に巡り会えたな。正直言って、恵は清麿の同級生の鈴芽よりもかなりしっかりしてるから、清麿を支えてくれる素晴らしい奥さんになれると思うぞ。私も付き合うのを認めよう」
清麿「(親父まで恵さんとの付き合いを勧めるのかよ…)」
???「メルメルメ~~ッ!」
話をしてる最中、ガッシュ達の後を追いかけていた仔馬が割り込んで来た。
清麿「(何だ?こいつ。小さいが…馬!?)
仔馬「メルメルメ~」
清太郎「羊か?」
ガッシュ「違うのだ!えっと……ウヌゥ……」
親友であるこの仔馬の名前を言おうとしたガッシュだったが、本名を思い出せず、前
の戦いで呼んでいた仔馬の名前が出てきた。
ガッシュ「ウマゴン、ウマゴンなのだ!」
清麿「(こいつがウマゴン…ってか、いつの間にいたんだ…?)」
ウマゴン「メ、メル!?メルメル!!」
ガッシュ「スマヌ、お主の本名を思い出せぬのだ」
ウマゴン「メル…」
本名を覚えていないガッシュにウマゴンは落ち込んで体育座りした。
ガッシュ「ヌオオッ、ウマゴン!泣くな、泣くでない!」
清麿「こいつとは知り合いなのか?」
ガッシュ「そうなのだ!知り合いどころではない、大親友なのだ!」
本名を忘れられた事で一旦落ち込んだものの、すぐに気を取り直して親友のガッシュに再会できた喜びでウマゴンはガッシュを舐めまわした。
ガッシュ「や、やめるのだ、くすぐったいのだ!」
清麿「へえー、ウマゴンって人懐っこいな」
便乗して清麿はウマゴンをなでようとしたが、ウマゴンは噛みついた。
清麿「いってぇ!何で噛みつくんだよ!」
ウマゴン「ガガガガガガッ!」
清麿「ぎゃああっ!!」
ガッシュ「やめるのだ、ウマゴン!清麿は私の大切な友達なのだ!」
騒動はしばらくして何とか収まった。
清太郎「確か、この仔馬はウマゴンって言ってたね。どうするんだい?」
清麿「とりあえず、日本に帰ったらうちで面倒をみる事にする」
ガッシュ「ウマゴン、明日は私を背中に乗せて走ってほしいのだ!」
ウマゴン「メルメルメ~~」
清太郎「ガッシュは相変わらず元気いっぱいだな」
清麿「(そう言えば、恵さん達はどうしてるんだろうな?)」
モチノキ町 空き地
日本のモチノキ町では、ティオペアとコルルペアでコルルの術の制御の特訓をしていた。
ティオ「コルル、どうしたの?」
しおり「コルル、動いて!」
夏休みになってからも恵の都合がいい日に特訓をしていて、コルルは第三の術まで習得していたが、ゼルクの制御はようやく無差別に人を襲う事はなくなったが、仲間との連携はまだとれない状態だった。
コルル「ごめんね…、まだ私…」
ティオ「コルルが気にする事はないわよ。悪いのはそんな術をコルルに使わせるようにしたガッシュのお父さんよ」
恵「呪文の力はパートナーが制御するからね。コルルちゃんのケースは特殊だと思うわ」
コルル「でも…、私…」
しおり「あんまり引きずらない。今日はここまでだけど、たまには気分転換でもしましょう」
ティオ「そうだ、明日はモチノキ町で恵のコンサートがあるから、息抜きしましょう」
しおり「ちょうどよかったわね、コルル」
コルル「恵お姉ちゃんのコンサート、楽しみにしてるよ」
モチノキ町
翌日、しおりとコルルはコンサート会場へ向かっていた。
しおり「今日はコルルが楽しみにしていた恵のコンサートよ。最後まで聴いてきましょう」
コルル「恵お姉ちゃん、今日のコンサートではどんな歌を歌ってくれるのかな?」
コンサート会場
当日になり、恵はティオと共にコンサートの準備で会場に来ていた。
ティオ「もうマルスもいなくなって安心してコンサートに臨めるわね」
恵「そうね。あの追われていた日々が嘘みたいよ」
そんな中、会場の人が来た。
スタッフ「恵ちゃん、恵ちゃん宛てに変な物が来てるよ」
何やらスタッフが恵宛に来た紙切れを恵に渡すと、恵の表情が一変した。
それから少ししてしおりとコルルがコンサート会場に到着した。
コルル「早く恵お姉ちゃんの歌を聴きたい!」
しおり「予定の時間にならないと始まらないわよ。でも、結構早く来たからあまり混んでないわね」
コルル「今のうちに会場に入って待とうよ」
しおり「そうね」
会場に入ろうとすると、恵のマネージャーと遭遇した。
しおり「あの…、急いでいるようですけど、何かあったのですか?」
マネージャー「ねえ、あなた達、恵ちゃんとティオちゃんがどこへ行ったか知らない?」
コルル「私としおりねーちゃんはここに来たばかりで2人とは会ってないよ」
マネージャー「困ったわね…。コンサートがあと1時間半で始まるというのに…」
しおり「それでしたら、私達も探すのを手伝っていいですか?私、恵とは知り合いなので」
マネージャー「ありがとう。私も誰かに手伝ってもらいたいと考えていたから助かるわ」
コルル「恵お姉ちゃんはいつからいなくなったの?」
マネージャー「そういえばスタッフが…」
恵がティオと共にどこかへ行ってしまったか、紙切れを恵に渡したスタッフに話を聞いた。
スタッフ「そう言えば、この紙切れを見た途端、急に恵ちゃんはティオちゃんと一緒にどこかへ行ってしまったよ」
しおり「見せてくれませんか?」
スタッフ「いいけど…」
頼まれた通り、スタッフは持っていた紙切れをしおりとコルルに見せた。
しおり「何々、『大海恵へ。これを読んだらすぐに一緒にいる少女と共にモチノキ港8番倉庫へ来い。もしもこれを無視した場合、コンサートに来た客の命はないと思え』。これって、脅迫状じゃない!」
スタッフ「私もこれはただのイタズラだろうと言ったんですけど…」
しおり「(これは…魔物が絡んでいるわね…)紙切れに書かれているモチノキ港8番倉庫はどこにあるのですか?」
マネージャー「モチノキ港8番倉庫はこの近くにあるわ」
しおり「すぐにそこへ行って恵とティオを連れてきます」
マネージャー「もしも何かあったら連絡して。これはただのイタズラじゃない可能性も十分にあり得るわ」
コルル「それじゃあ、行ってきます」
モチノキ港8番倉庫
脅迫状通りに恵とティオはモチノキ港8番倉庫に来た。
ティオ「ちょっとちょっと…、ここは冷凍倉庫よ…」
恵「ここに来いって言ってたけど…」
突如としてレーザーが飛んできてティオに直撃した。
ティオ「がっ!」
恵「ティオ!」
さほど間を置かずにまたレーザーが飛んできて今度は恵に直撃した。
恵「ああっ!」
ティオ「恵!ちょっと、隠れて撃つなんて卑怯よ!いるんだったら出てきなさいよ!」
???「どうする?ロブノス。出てやろうか?」
ロブノス「そうだね、リュック。おびき寄せるのに成功したからな」
ティオの文句に答える形でロブノスがパートナーと一緒に出てきた。
恵「あなた達が脅迫状の送り主なの!?」
リュック「そうだ。人気アイドルをおびき寄せるにはこうする方が手っ取り早いと思ってな」
ティオ「あんた達、あんな脅迫状を送ったからにはけちょんけちょんにしてやるわよ!!」
ロブノス「ふふふ、君達では勝てないよ。リュック」
リュック「ビライツ!」
ロブノスの目からレーザーが発射された。今度は恵とティオはちゃんと発射の瞬間を目撃したため、咄嗟にかわす事ができた。
恵「(この攻撃は相手をよく見れば呪文での防御が間に合わなくても避ける事は)」
ティオ「ああっ!!」
正面にいるロブノスの攻撃をかわした2人だったが、今度は背後からビライツがティオに直撃した。
恵「そんな!ちゃんとティオも私と一緒によけたはずなのに!」
不可解な事に気を取られている間に壁にぶつかって反射したビライツが恵を襲った。
恵「きゃっ!」
ガッシュが経験した戦いでは、ロブノスとの戦いの際、清麿は反射の角度などからビライツが来ない安全地帯を短時間で割り出す事に成功した。しかし、恵には清麿のような頭脳はなく、不可解な後ろから来るビライツと反射するビライツに呪文を使う暇もないほど翻弄された。数分後、2人はボロボロになり、寒さで意識もはっきりしなくなっていた。
ロブノス「案外、あっけなかったな」
リュック「さて、まずは一体かな?」
恵「(清麿君…ごめんね…。私達、清麿君達の力になれなかった…。清麿君はガッシュ君と一緒にイギリスにいるとわかってるのにどうして清麿君がいてくれればって思っちゃうんだろう…?)」
???「恵、ティオ!」
ロブノスが止めを刺そうとしたところ、しおりとコルルが到着した。
恵「しおり…」
ティオ「コルル…」
しおり「2人共ボロボロじゃない!」
ロブノス「おや、もう一体が来たか。おびき出そうと思ったけど、来てくれて手間が省けるよ」
コルル「どうして脅迫状を…!?」
ロブノス「決まってるじゃないか。君達をコケにしに来たのさ。ほんとはガッシュをコケにしてやろうと思ったけど、思った以上にかなりガッシュが強くなっていたから、勝てないと判断してガッシュがこの町からいなくなるのを待ってここに来たんだよ」
しおり「強いガッシュ君に勝てないから海外旅行でいなくなるのを待ってティオと恵を襲うなんて弱い者いじめじゃない!」
ロブノス「はははっ、我はその弱い者いじめが好きなんだ。ある奴が言ってたよ。守る事しか能がない弱い奴がモチノキ町にいるって。そんな弱い奴を仲間にしたガッシュもどうかしてるよ。強い攻撃呪文がないなら何の役にも」
コルル「その言葉…、取り消して!!」
いつもの姿からは考えられないコルルの強い怒りにロブノスは思わず怯んだ。
コルル「ティオは役立たずなんかじゃない!私とガッシュの大切な友達よ!ティオと恵お姉ちゃんを傷つけてバカにするなら、私は絶対に許さない!!」
激しいコルルの怒りに反応するかの如く、コルルの本が輝いた。
しおり「これは…」
ティオ「新しい呪文なの…?」
本を確かめてみると、ゼルクの行数が増えている事に気付いた。
しおり「確か、行数の増えた呪文は強くなるんだったわね。戦う準備はいい、コルル!」
コルル「うん!ガッシュがいないから、私がしおりねーちゃんと恵お姉ちゃんとティオを守らないと!」
しおり「ゼルク!」
呪文でコルルは凶暴な姿に豹変した。その光景にロブノスは驚き、リュックは思わずビビった。
リュック「かわいい女の子があんな化け物に豹変するなんて…」
ロブノス「何をビビってるんだ、リュック!」
リュック「そ、そうだな。ビライツ!」
しおり「コルル、このまま突っ込んで行くのよ!」
コルル「うん!」
ちゃんとしおりの指示を聞いて返事をした事にしおりはもちろん、恵とティオですら驚いていた。
ティオ「コルルが…、敵味方の識別ができて話せる…」
恵「呪文の制御に成功したのよ!」
ビライツを爪で弾いて反射させた後、コルルは一気にロブノスに接近して格闘戦を挑んだ。コルルの猛攻にロブノスはどうにもならなかった。
ロブノス「くっ、もう1人はこんなに強かったとは…」
リュック「ビライツ!」
ティオ「よく狙いを定めないで何をやって」
すると、コルルの背後からビライツが飛んできたが、かすった程度であり、攻撃を続けた。
ティオ「恵、さっきのは見た?」
恵「ええ。あそこに何かいるわね。サイス!」
ビライツが飛んできた方向へサイスを撃ち込んでみると、そこにもう1人のロブノスがいた。
ティオ「こいつが後ろから撃ってた張本人ね!コルル、今戦ってる奴を後ろへ投げ飛ばしなさい!」
コルル「ぜええいっ!!」
今、戦っている方のロブノスを掴み、コルルはもう1人のロブノスの方へ投げ飛ばした。
しおり「これで終わりじゃないわ、ゼルセン!」
ロブノス「うぎゃ~~っ!!」
ロケットパンチのような術を受けてロブノスは壁に激突した。
ティオ「凄いじゃない、コルル!」
恵「術を制御できるようになるとこんなに頼もしくなるなんて!」
ロブノス「くそっ、こうなったらリュック、合体だ!」
リュック「ああ。レリ・ブルク!」
2体のロブノスはみるみるくっついていき、身体も大きくなった1体のロブノスになった。
ティオ「どうなってるの?合体して1体になるなんて!」
ロブノス「教えてやろう、今まで我は呪文で2体に分身していたからだ。さて、攻撃力、防御力共にフルパワーになった我に勝てるかな?」
しおり「(どれぐらい敵の強さが上がってるのかわからないけど…)ゼルク!」
再びコルルはロブノスに猛攻を加えた。しかし、さっきと違って攻撃を受けてもロブノスは少ししか傷つかない上に少し下がる程度だった。
ロブノス「その程度か…」
猛攻の中でも難なくロブノスはコルルの腕を掴んだ。
しおり「(思った以上に強い!これが、あの魔物の本来の力…?)」
リュック「ビライツ!」
今までのビライツとは比較にならない威力のビライツがコルルに直撃した。ビライツの直撃を受けたコルルは吹っ飛んだ後、術が解けて元の姿に戻ってしまった。
しおり「コルル!」
ロブノス「やっぱり今日はついてるぞ。2体も魔物を倒せるんだから」
リュック「さて、止めと行こうか。ビライツ!」
しおり「(しまった!)」
ビライツの直撃を受けたコルルの方を先に気にして駆け寄ったためにしおりはよけるのが間に合わなかった。
恵「セウシル!」
ところが、間一髪でティオの防御呪文の発動が間に合った。
ロブノス「な、なんだ!?我の攻撃が防がれたなんて!」
ティオ「私の事を守る事しか能がないとバカにしてたけど、その守る力に泣かされる気分はどうかしら?」
恵「ガッシュ君との特訓で鍛えられた私達の守りの力は伊達じゃないわよ」
ロブノス「くそ、リュック、もっと力を込めて!」
リュック「もちろんだ。こんな盾、ぶっ壊してやる!」
セウシルを破壊するため、リュックは全ての心の力を込めた。しかし、リュックがいくら心の力を込めてもガッシュとの特訓で強化されたティオのセウシルにはヒビ一つ入らなかった。
しおり「コルル、大丈夫?コルル!」
コルル「た、ぶん…」
しおり「コルル、こうなったら最後の手段よ。パートナーの持ってる本を狙うわ。敵が
ティオに気を取られている今がチャンスよ。準備はいい?」
コルル「いいよ、しおりねーちゃん!」
しおり「ゼルクッ!」
再びコルルは豹変して今度はリュックの方へ向かった。一方のロブノスとリュックはセウシルを破ろうと必死になっていたため、コルルの接近に気付いていなかった。そうしている内にビライツの発射が止まってしまった。
リュック「しまった、心の力が!」
コルル「ぜえええぃ!!」
リュックはコルルが来てる事に気付いてなかったため、無防備なままコルルの爪でロブノスの本をズタズタに引き裂かれてしまった。
ロブノス「そ、そんな…!ガッシュの仲間がこんなに強かったなんて…!」
信じられない光景を認められないままロブノスは魔界へ送還された。その際、ゼルクの行数が増えた際にゼルクの任意解除も可能になったのか、しおりが心の力の放出を止めた後、コルルは元の姿に戻った。
戦闘の後、冷凍倉庫は寒いので、一同は外に出た。
ティオ「恵…、私達…初めて勝ったわよね!」
恵「ええ。しおりとコルルちゃんの協力もあってだけどね」
しおり「それでも勝ったという事実に変わりないわ」
コルル「しおりねーちゃん、ちょっと荒っぽくなってたけど、やっと私も術を制御できたよ…。これで、暴れて他の人を傷つける事もなくなるよね」
しおり「その通りよ。コルルが戦う決意が出来たから制御が可能になったのかもね。私も、いつかコルルが術を制御できるようになるって信じてたから…」
ようやく術の制御ができた事にしおりとコルルは嬉し涙を流していた。そんな状況の中、リュックはしれっと逃げ出そうとした。
恵「どさくさに紛れて逃げるのかしら?」
リュック「ゆ、許してくれ!見逃してくれ!」
ティオ「脅迫状を出した上、恵を傷だらけにしておきながら許してくれですって!?息ができなくなるぐらい首を絞めてやるわよ!!」
いつもより怒り狂っているティオの首絞めでリュックの首はかなり伸びた。
コルル「お巡りさんに知らせなきゃ」
しおり「そうね。脅迫状を送ったり暴行をやったからにはあの人は逮捕されても文句は言えないからね」
通報により、駆け付けた警察によって脅迫状の件や恵への暴行の容疑でリュックは逮捕された。
ティオ「これで一件落着ね」
恵「まだよ、ボーッとしてるとコンサートの開始に間に合わないわ!」
しおり「後、30分よ!マネージャーさんやスタッフも心配してたし、早く行こう!」
コンサート会場
何とか会場に到着し、予定に間に合った。恵のコンサートを楽しみにしていた面々の中には金山達の姿もあった。
しおり「今回もコンサートが台無しにならずにすんだわね」
コルル「うん。恵お姉ちゃんのコンサートは私も楽しみにしてたから、誰にも妨害されたくないよ」
その日のコンサートは無事に終わったのであった。
しおりの家
翌日、ある知らせがしおりの家に来ていた。
コルル「しおりねーちゃん、誰から電話が来たの?」
しおり「清麿君からよ。ガッシュ君と一緒に帰って来たって。コルルも清麿君の家に行く?」
コルル「行きたい。どうせだから、ティオも一緒に連れて行こうよ」
しおり「そうね」
高嶺家
清麿とガッシュはウマゴンと共に家に帰ってきた。ガッシュとウマゴンが清麿のベット
で跳ねている最中、清麿の同級生が来た。前の戦いの時は鈴芽、岩島、山中が来たが、今回は鈴芽はゼオンに怪我を負わされて入院してまだ帰ってきておらず、代わりに金山が岩島や山中と共に来て清麿に勉強を教えてもらっていた。
金山「高嶺、水野はイギリスで怪我をして入院してるってニュースであったけど、まさかお前が怪我をさせたんじゃないだろうな?」
清麿「違うって!」
岩島「高嶺君の可能性は全くないぞ。ニュースでは、犯人とみられてる奴は詳しい事はわからないけど、逆立った金髪の10代後半ぐらいの奴と銀髪で白い服を着た小さい子供の2人だそうだ」
山中「清麿は黒髪だから犯人には全く該当しないな。よかったな、似たような奴が犯人じゃなくて!」
清麿「まぁ、そうだな(山中の言う通りよかった…。もし、ゼオンの外見がガッシュに似てるようにデュフォーって奴の外見が俺に似てたらたまらないぜ…)」
金山「ところで高嶺、あの馬は何かしてるぞ」
金山の言う通り、ウマゴンは自分の本を読んでもらおうと見せびらかしていた。
山中「何やってんだ?あの馬」
岩島「いやいや、ロバだろ?」
清麿「(パートナーを探しているのか…。でも、俺とガッシュにはウマゴンのパートナーがサンビームって人だとわかってはいるが…、どこにいるのかわからないからコルルの時と同じでどうにもならないな…)」
華「清麿、ガッシュちゃん、可愛いお客さんが来たわよ」
清麿「可愛いお客さん?」
華の言う通り、可愛いお客さんのティオとコルル、しおりが来た。
コルル「帰ってきたって聞いたから遊びに来たよ、ガッシュ」
ガッシュ「ティオにコルルにしおりではないか」
ティオ「恵が仕事でいなくて暇だったから、しおりとコルルの2人と一緒に来たの」
ウマゴン「メルメルメ~!」
ティオ達にウマゴンは飛びついてきたが、しおりがキャッチした。キャッチしたしおりをウマゴンは舐めまわした。
しおり「や、やめて、くすぐったいわ!」
すぐにウマゴンはティオとコルルにも懐いて舐めまわした。
しおり「清麿君、あの仔馬は何?」
清麿「こいつはウマゴンと言って、魔界にいた頃のガッシュの友達だそうだ」
ティオ「じゃあ、魔物?」
コルル「ちゃんと本を持っているよ」
しおり「それにしても、人懐っこいわね。コルルやティオにも負けないぐらい素晴らしい友達ね」
清麿「(なぜ俺にだけ懐かないんだ…、ウマゴン…)」
金山「おおっ、高嶺にも恋人ができたのか?」
清麿「違うって!」
しおり「私はガッシュ君の友達のコルルの保護者よ。清麿君の恋人は別の人よ」
山中「誰なんだ。教えてくれよ」
しおり「ひ・み・つ」
金山「教えるのがダメなら、せめてヒントを」
しおり「そうね…。ヒントは普通の女の子じゃなくて有名人の女の子よ。そこから考えてほしいわ」
岩島「う~ん…」
山中「有名人か…。やっぱ、誰なのかわかんねえな」
清麿「しおりさんも金山達の宿題を手伝いますか?」
しおり「そうね。中学時代の復習にもなるし、手伝うわ」
しおりも金山達の宿題を手伝った。ウマゴンの方はガッシュとティオとコルルの3人と一緒に遊んでいた。金山達が帰った後、一同は清麿がイギリスに行っている間に起こった出来事などを話していた。
ガッシュ「コルルはやっと術を制御できるようになったのか」
コルル「これで一緒に戦う時もガッシュやティオを襲う事はなくなるよ」
ティオ「それより…ウマゴンはどうするの?」
清麿「パートナーがまだ見つかっていないからうちで面倒をみる事にした」
ガッシュ「ウマゴン、私を背中に乗せて走ってほしいのだ!」
ウマゴン「メルメルメ~~!」
ウマゴンに乗ってガッシュは外に出た。
清麿「わざわざ外に出なくても…」
コルル「ウマゴンのパートナーってどんな人かな?」
ティオ「わからない。でも、清麿や恵にしおりのようないい人だといいわね」
こうして、ウマゴンは清麿の家に住む事になった。
今回は出番が飛んだロブノスが出てくるとともに、いつもガッシュが圧倒的な力で敵を蹴散らしていくため、戦闘力が大幅に劣るティオとコルルだけでロブノスと戦うシチュエーションにしました。
今小説でのマルス戦では恵は原作と違って全く怪我をしていないため、その分も含めてティオ共々、ロブノスの攻撃に翻弄されてボロボロになるのを描きました。
次はアポロが登場します。
なお、感想で読みづらいとの指摘があったのでこの話から少し隙間を空けました。