金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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石版編
LEVEL23 ゾフィス現る


???

 ロード一派は石版集めを続けていた。

 

ビョンコ「石版が40枚も集まったゲロ!」

 

アポロ「そうだね…」

 

ビョンコ「後は封印を解く光のフィルターの完成を待つだけだゲロ」

 

アポロ「さっきから気になったけどカエル君、あの41枚目の石版は何なのかな?確か、ゴーレンによって石版にされた魔物は40体だったはずじゃ…」

 

ビョンコ「ロードもその石版だけは触るなと言ったからオイラにも何なのかわからないゲロ。ただ、この石版はロードがイギリスの森で見つけたって言ってたゲロ」

 

アポロ「ところでカエル君、ロードはどこに行ったんだい?」

 

ビョンコ「何でも、用があるから出かけると言ってお出かけに行ったゲロ」

 

アポロ「そうか…。千年前の魔物を復活させたらパートナーの方はどうするんだい?」

 

ビョンコ「ロードは千年前の魔物から聞いて心の形が似た人間を集めろと言ったゲロ。今、オイラが知ってるのはそれだけゲロ」

 

アポロ「(なるほど…それは多くの関係ない人間を巻き込むようだな…。魔物が復活してパートナーを探すために本を渡されたらすぐに燃やそう。そうしたら、後はロードから逃げるだけ。無理かどうかはやってみなくちゃわからない…)」

 

 

 

 

高嶺家

 その頃、清麿はアンサー・トーカーを安定させるトレーニングをやりつつ、ナゾナゾ博士の言っていた悪しき者について電話で恵と話していた。

 

恵『清麿君、ナゾナゾ博士の言っていた悪しき者ってどういった存在なのかしら?』

 

清麿「今の俺も詳細はわからない…。だが、気を付けておかなきゃいけない事に変わりはない。恵さんも何かあったら俺やしおりさん、ウルルさんに連絡してほしい」

 

恵『わかったわ』

 

 電話を切った後、清麿は考え事をしていた。

 

清麿「(ゾフィスも色々な準備をしてる頃だろうな。俺達もアンサー・トーカーを安定させるためのトレーニングをやっていざという時に備えなきゃな……)」

 

 

 

モチノキ町

 その頃、しおりとコルルは買い物に行っていた。

 

しおり「今日の夕ご飯のおかずなどを買わなきゃね。今日は何を食べたい?」

 

コルル「お魚を食べたい」

 

しおり「じゃあ、決まりね。今日の夕ご飯は焼き魚よ」

 

 その道中、ウマゴンがパートナー探しをしてるのを目撃した。

 

しおり「ウマゴンもパートナーを探しているみたいね」

 

コルル「パートナーはどんな人かな?」

 

 しばらく見てると、ウマゴンの本を読もうとする人が出て、ウマゴンは震えていた。しかし、読めない事がわかるとほっとしたような態度をとった。

 

しおり「パートナーじゃなかったのにどうして?」

 

コルル「もしかしてウマゴン、しおりねーちゃんと出会う前の私と同じように本当は戦うのが嫌でパートナーが見つかってほしくないんじゃないかな?」

 

しおり「言われてみれば、そのようにしか思えないわね…。ウマゴンは以前のコルルのように戦いを好まないようだし、仮にパートナーが見つかってもそのパートナーが一緒に戦ってくれるかどうかもわからない…」

 

 建物の上でロードはココと共に下を眺めていた。

 

ココ「ロード。ガッシュを呼ぶ方法はどうするの?」

 

ロード「ガッシュの知り合いを操って招待しようか。ん?」

 

 ちょうど清麿やガッシュの話をしている鈴芽を見つけた。

 

ロード「ちょうどいい時に最適の人間が来たようですね。彼女を使いましょうか」

 

 鈴芽に狙いを定めたココとロードは降りていった。

 

 

 

 

高嶺家

 清麿はまだ会った事がないウマゴンのパートナー、サンビームの事について考えていた。

 

清麿「(そう言えばガッシュが言ってたウマゴンのパートナーのサンビームってどんな人なんだ?悪い人ではない事は確かだが…)」

 

 そんな中、インターホンが鳴ったため、清麿が出てみると、そこには鈴芽がいた。

 

清麿「水野か。宿題がわからないから来たのか?」

 

 しかし、鈴芽は答えなかった。そして、鈴芽はある手紙を渡してから倒れた。

 

清麿「水野!?この手紙は一体…」

 

 そんな時、ガッシュが帰ってきた。

 

ガッシュ「ただいまなのだ!どうしたのだ?清麿」

 

清麿「水野が少し前に来たんだが…まるで誰かに操られているようだった。ガッシュの知ってる魔物にそんな事ができる奴はいるのか?」

 

ガッシュ「だとすれば…ゾフィスしか考えられぬ…」

 

清麿「もうゾフィス自ら動き出したというのか!?それに、この手紙…」

 

 手紙を見てみると、ロードという文字があった。

 

清麿「ロード?何の事だ?」

 

ガッシュ「ロードはゾフィスが名乗っていた偽名だ」

 

清麿「今すぐ指定の場所に来い…か…。これは行くしかなさそうだな…」

 

 

 

 

モチノキ町

 指定の場所にガッシュペアは来た。そこへ、ロードとココが現れた。

 

ロード「よく来てくれましたね。自己紹介といきましょうか。私の名は」

 

ガッシュ「ゾフィスだな」

 

ゾフィス「(ど、どうして私の本当の名前を?それに…、この感じは…)瞬時に私の本当の名前を言い当てるとは流石ですね。まぁ、そんな事はおいておきましょうか。あなたのおっしゃる通り、私の本当の名前はゾフィス。傍にいるのが私のパートナー、ココ」

 

清麿「何の用で俺達を呼び出した?」

 

ココ「随分喧嘩腰ね」

 

ゾフィス「私達はあなた達と戦うために来たのではありません、手を組むために来たのです。ガッシュ、あなたの噂は耳にしていますよ。どうですか?私と手を組んでみては。王になる者は心清き者、心正しき者がなるべきです。違いますか?」

 

ガッシュ「断る!お前のような邪悪な者は絶対に王にはさせん!」

 

清麿「心清き者とか、そんな事をお前のような悪党が言っても説得力なんて全くないぞ!今すぐ魔界に送り返してやるぜ!」

 

ゾフィス「おやおや、断るのですか。では、あなた方には消えてもらうしかないようですね」

 

ココ「テオラドム!」

 

清麿「ザケル!」

 

 電撃と光球がぶつかったが、すぐに電撃が光球を打ち破ってゾフィスの方へ飛んでいった。

 

ゾフィス「(バ、バカな!ガッシュは強いと噂で耳にした上、それなりに強いと感じてはいたが、一番弱い呪文がこのような威力になっていたとは!)ぐあああっ!」

 

清麿「追い討ちをかけるぞ、ラウザルク!」

 

ガッシュ「ぬおおおおっ!!」

 

 ザケルを受けてゾフィスが吹っ飛んだあと、ラウザルクでガッシュの身体能力が一時的に上がって、ゾフィスへ向かっていった。肉体強化呪文がないゾフィスは距離をとろうとしたがすぐにガッシュに追いつかれ、一方的にガッシュに殴られ続けた。

 

ゾフィス「(何て強さだ…、ブラゴより強いんじゃないのか…!)」

 

 連続で殴られた後、ストレートパンチで大きく殴り飛ばされた。

 

清麿「ザケルガ!」

 

ゾフィス「ぐっ…ここで負けるか!」

 

ココ「ギガラド・シルド!」

 

 ラウザルク解除後にザケルガがゾフィス目掛けて放たれたが、ゾフィスは爆炎の盾で何とかザケルガを相殺させた。

 

ゾフィス「ココ、強力な呪文を使え!」

 

ココ「ディガン・テオラドム!」

 

 無数の火球がガッシュと清麿を襲った。

 

ゾフィス「流石に連続で受ければ…」

 

ガッシュ「絶対に許さぬぞ……!!」

 

 しかし、ゾフィスが見たのは炎の中から出てきたガッシュと清麿だった。炎から出ると、ガッシュは炎から守るために清麿を包む形で伸ばしていたマントを元のサイズに戻した。その気迫に満ちた顔を見たゾフィスは一気に顔色を変えてある人物の事を思い出していた。

 

ガッシュ「ゾフィス、お前のような他人の心を操り、弄ぶ者が王になる資格はない!私達に倒されて魔界へ帰るのだ!」

 

ゾフィス「(な、なぜだ…、なぜガッシュの顔が…あいつに…)」

 

 

 

 

回想

 魔界にいた頃、ゾフィスはある人物を見かけた。

 

ゾフィス「おやおや、あなたは落ちこぼれのガッシュなのですか?周りにいじめられてとてもかわいそうですね」

 

 ゾフィスが見た人物はガッシュではなく、ゼオンだった。そのガッシュと間違えているゾフィスの態度にゼオンは反応し、足を止めて振り向いた。

 

ゼオン「おい、お前。今、俺をあのマヌケと間違えやがったな…!」

 

ゾフィス「(紫電の眼光、白銀の髪、こ、こいつは…雷帝ゼオン…!!)」

 

ゼオン「俺をガッシュと間違えた以上、どうなるかわかってるのか?答えてみろよ…!」

 

 ゼオンの気迫と威圧感溢れる目に押されてゾフィスは声を出せず、動けなかった。

 

ゼオン「フン、所詮は強者には何もできんヘタレか。気が削がれて叩きのめす気にもなれん。魔界の王を決める戦いではずっと俺に怯えているんだな、ヘタレが」

 

 

 

 

ゾフィス「(なぜガッシュの顔が雷帝と瓜二つなんだよ!!)ひ、ひぃ~~~っ!!」

 

ココ「ゾフィス、どうしたの?」

 

ゾフィス「ココ、ここは撤退だ!奴等の目を眩ませろ!」

 

ココ「テオラドム!」

 

 今度は地面に向けてテオラドムを放った。テオラドムによる煙で清麿とガッシュの目は眩んでしまった。

 

清麿「しまった!ゾフィスは!?」

 

 煙が晴れて辺りを見回してみると、ゾフィスはココと共に姿を消していた。

 

清麿「逃げられたか…!だが、今の俺達でなら、あいつを倒せるかも知れないな」

 

ガッシュ「だが、止めはブラゴとシェリーに任せよう」

 

清麿「どうしてなんだ?」

 

ガッシュ「実は…」

 

 ガッシュはゾフィスとシェリー、ブラゴとの因縁を清麿に教える事にした。

 

清麿「そうだったのか…。わかった、止めはシェリーとブラゴに任せる事にする」

 

 

 

 

???

 ガッシュに圧倒されて必死でゾフィスは逃げていた。その光景をゼオンとデュフォーは見ていた。

 

デュフォー「ゼオン、あの魔物は?」

 

ゼオン「魔界の王を決める戦いが始まる前に俺をガッシュと間違えたヘタレさ。あの逃げっぷりも無様さもあのヘタレには相応しいぜ」

 

デュフォー「だったら、すぐに潰すか?」

 

ゼオン「すぐに魔界に帰したら俺という恐怖から解放されるぞ。敢えて燃やさずにしておいてずっと俺に怯え続けるというのもある意味拷問で面白そうじゃないか」

 

デュフォー「確かにゼオンの言う通りだな」

 

 慌ててゾフィスはココと共に本拠地に帰ってきた。

 

ロップス「かう?」

 

ビョンコ「お帰りなさいませゲロ。ってどうしたゲロ?」

 

ゾフィス「ちょ、ちょっと強い魔物と出会って相討ちになっただけですよ…。別に問題はありませんから…」

 

アポロ「(あれがロードの素顔…。ロードがこれほどやられて帰ってくるとは…。余程強い魔物と戦ったんだろうな…)」

 

ゾフィス「ビョンコ、その触ってはいけない石版に封じられている魔物も他の千年前の魔物とは別のタイミングで目覚めさせますよ」

 

ビョンコ「ほんとゲロ?」

 

ゾフィス「当然ですよ。(ガッシュめ…、必ず潰してやるぞ…!さすがにあの魔物と戦えば負けるはずだ…)」

 

ビョンコ「いつになったら光のフィルターは完成するゲロ?」

 

ゾフィス「協力者からの話ではあと数日といった所ですね。それが終わって千年前の魔物のパートナーを見つけたらいよいよ現在の魔物を一掃しますよ」

 

ビョンコ「楽しみゲロ。早く完成してパティを仲間にできたら……」

 

 

 

 

 

モチノキ町

 ゾフィスが逃げた後、ガッシュと清麿はゾフィスに操られて気を失った鈴芽を家に帰した後、自宅に帰っていた。そこへ、コルルとしおりが来た。

 

清麿「しおりさん、コルル」

 

しおり「偶然ね。今、買い物が終わって帰ろうとしてた所よ」

 

コルル「途中まで一緒に帰ろうよ」

 

ガッシュ「そうしようなのだ」

 

 そう言っていると、ウマゴンを見かけた。しかし、本を持っていない上、いつもの様子はなく、落ち込んでいた。

 

しおり「何があったのかしら?」

 

コルル「本もなくなってるよ」

 

清麿「(もしかすると、ウマゴンはサンビームって人に会ったのか?)」

 

ガッシュ「(ウマゴン、戦うか、戦わないのかはお主が決めるのだ…。お主自身が悩み抜いて、答えを出すのだ…)」

 

 ウマゴンがどういった答えを出すのかをウマゴン自身の判断に任せるガッシュであった。




これで今回の話は終わりです。
今回はアニメのゾフィスがガッシュと清麿の前の姿を現す話が元ネタですが、王族の力が目覚めたガッシュに一方的にやられて逃げ出す展開にしています。
なお、ゾフィスがガッシュの顔を見て、ゼオンとそっくりだというシーンはシャーマンキングのリゼルグが葉の顔とハオの顔がそっくりだと思うシーンが元ネタです。
原作やアニメの石版編と違って今小説の石版編では原作の石版編では出番のなかったゼオンとデュフォーもガッシュ達と顔を合わせる事はないものの、ちょくちょく出てきます。また、王族の力が目覚めたガッシュが相手ではゾフィスもデモルトも石版編のラスボスとしては力不足なので、ある魔物が石版編のラスボスになります。そのヒントは41枚目の石版かも知れません。なので、ゾフィスは最初からヘタレ全開で行きます。
次の話はビョンコとパティが対面しますが、あるすれ違いが発生して面倒な事になります。
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