金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
街
仲間集めをしていたナゾナゾ博士はヨポポペア、ウォンレイペア、チェリッシュペアを連れて清麿達が泊まる予定のホテルがある街に来ていた。
リィエン「いよいよあるね」
ジェム「そうね。千年前の魔物なんてコテンパンにやっつけてやりましょう、ヨポポ!」
ヨポポ「ヨポポイ!」
チェリッシュ「あの子、やけに気合が入ってるわね」
キッド「一緒に頑張ろうね、ヨポポ」
ナゾナゾ博士「さぁ、行こうか」
デボロ遺跡
ウマゴンの勝利に一同は驚いていた。
フォルゴレ「キャンチョメ、ウマゴンが勝ったぞ…!」
キャンチョメ「僕達…助かったんだね!」
戦いを終えたウマゴンに一同は駆け寄った。
ガッシュ「やったのだ、ウマゴン!」
ティオ「とても強いじゃない!」
コルル「凄いよ!」
しかし、術が解けてウマゴンはへなへなになってしまい、サンビームも座り込んだ。
パティ「ちょっとどうしたのよ、ウマゴン!」
ロップス「かう?」
サンビーム「何、気が抜けただけだ。心配しなくていい…」
しおり「サンビームさん!?」
サンビーム「ま、初めての戦いであれだけ頑張ったんだ。倒れない方がおかし…い…」
青ざめた状態でサンビームは倒れてしまった。
清麿「サンビームさん!(確かこの人…、魔物の攻撃をもろに喰らって…)恵さん、心の力はどれぐらい残っているんだ?」
恵「ガッシュ君がデモルトをあっさり倒してくれたからかなり残っているわ。ティオ、行くわよ!」
ティオ「ええ!」
恵「サイフォジオ!」
ウマゴンよりサンビームの方が深刻なため、サンビームはティオのサイフォジオによる治療を受けた。
レイラ「(デモルトをあっさり…、あのガッシュって子、ベルって苗字には聞き覚えがあるし、見た目は強くなさそうだけど、無傷でデモルトをあっさり倒せるなんてどれだけ強いの…!)」
アポロ「あれがティオの回復呪文か…」
フォルゴレ「一時は攻撃呪文かと思ったよ…」
サンビーム「済まないな…」
ウルル「気にしなくていいですよ。私達はこうやって支え合っているのですから」
しおり「でも、さっきの戦いではウマゴン君とサンビームさんは言葉が通じているようで当に凄かったわ。どうなってるの?」
サンビーム「何、そんなに難しい事じゃない。ウマゴンの声を聞くんじゃない、声に込められた思いを聞くんだよ。そう、言葉に頼り、上辺だけの会話をしてもダメなんだ…、常に相手の心から聞き、相手の心に語りかける会話をするんだ。そうすれば、誰とでも、何とでも会話はできるようになる」
恵「それがウマゴンとのコンビネーションの秘訣なのね。だったら、サンビームさんはウマゴンの言ってる事がわかるんじゃないかしら?」
既にガッシュからサンビームの事を聞かされている清麿以外は感心しており、清麿も表情に出してはいないが、感心していた。そして、その言葉を聞いたウマゴンにある考えが思い浮かんだ。
ウマゴン『メルメ、メルメルメ~』
サンビーム『君の言っている事がわかるぞ。何!?君の本当の名前はシュナイダーだったのか!』
そして、その考えを実行に移した。
ウマゴン「メルメ、メルメルメ~」
サンビーム「おお!メルメルメルメルメ!」
ティオ「恵、サンビームがウマゴンの言葉を!」
恵「話の内容はどうなのかしら…?」
一同はその光景を興味津々に見ていた。
ウマゴン「メルメルメ~」
サンビーム「な、何だって!?『僕の名前はウマゴンだよ』だって!?そんな事は言われなくてもわかってる!!」
自分の本名がシュナイダーだと言ってもサンビームに全く伝わらない事にウマゴンは落ち込んでしまった。
しおり「落ち込んでしまったわね…」
清麿「そう言えばガッシュ、イギリスでウマゴンと会った時に本名を忘れたとか言ってたな。今は思い出す事はできないのか?」
ガッシュ「ウヌ…シュ、シュ…」
ティオ「ちょっとガッシュ、ウマゴンって本名があったの!?」
コルル「だから、さっき落ち込んでたんだ」
恵「何とかウマゴンの本名を思い出す事はできないの?」
ガッシュ「どうしてもウマゴンの本名は思い出せぬのだ…」
恵「困ったわね…。ウマゴンの友達のガッシュ君が思い出せないのなら、どうすればいいのか…?」
キャンチョメ「だったら、表現のやり方を変えて伝えればいいんじゃないかな?」
前の戦いにおいて、デュフォーにティオやシェリーより賢いと言われたキャンチョメは今回の戦いにおいても意外な一面で賢さを発揮した。
パティ「…あんた、戦いでは役に立たない癖にこういった時は役に立つじゃない!」
キャンチョメ「え?ええっ!ただ、思いついたから言っただけだけど…」
サンビーム「そうか、表現のやり方を変えればいいのか!ならば、ジェスチャーだ!」
今度はロックンロールを始めたサンビームとウマゴンに一同は若干引いていた。
ウルル「(あの人…、真面目な顔をしてこんな事をするんですか…)」
アポロ「(人は見た目によらず…だね…)」
またしてもサンビームに自分の本名がシュナイダーだと伝わらず、ウマゴンはまた落ち込んだ。
フォルゴレ「また伝わらなかったようだ…」
キャンチョメ「よーし、今度は僕がウマゴンの伝えたい事を当ててみるよ!」
サンビーム「ロックンロール!」
今度はキャンチョメも加わり、ロックンロールを始めた。そして、ウマゴンはジェスチャーで本名を伝えようとした。
清麿「わかるか、ガッシュ」
ガッシュ「私にはウマゴンと伝えているようにしか見えぬのだ…」
キャンチョメ「も、もしかしてウマゴンの本名は…」
フォルゴレ「どうした?キャンチョメ!」
キャンチョメ「僕、わかったよ!ウマゴンの本名は……シュナイダーなんだ!」
キャンチョメが本名で言ってこれた事にウマゴンは大喜びし、キャンチョメを舐め回した。
キャンチョメ「や、やめてよ、くすぐったいよ!」
コルル「ウマゴンの本名がシュナイダー…?」
ティオ「かっこいい名前じゃない!」
恵「清麿君、ウマゴンの本名がわかったから、これからウマゴンの事はシュナイダーって呼ぶ事にする?」
清麿「えっと…」
ガッシュ「私はウマゴンを呼ぶ時は本名よりもウマゴンの方が親しみやすくていいから、呼ぶ時はウマゴンのままでいいのだ」
本名がわかってもシュナイダーと呼んでくれないガッシュの態度にウマゴンは落ち込んだ。それを気の毒に思った清麿はウマゴンの頭を撫でた。
清麿「ウマゴン、ガッシュはシュナイダーからウマゴンに改名しろと言ってる訳じゃないんだ。俺もシュナイダーって名前の方がかっこいいと思うんだが…ウマゴンの方が親しみやすいニックネームになるんじゃないか?」
ウマゴン「メル?」
サンビーム「ニックネームというのは、友達が親しみを込めて言う名前の事だ。君の事をウマゴンというのは、これからは親しい私達が言う君の愛称という事でどうかな?」
ウマゴン「メル…」
勝手につけられたウマゴンという名前がニックネームでいいかと言われ、ウマゴンは一同が自分の本名を知った上で愛称でウマゴンと言ってくれる事にしばらく考えた後、承諾してくれた。
ガッシュ「ありがとうなのだ、ウマゴン!これからも私達は友達なのだ!」
ウマゴン「メルメルメ~!」
レイラ「どうやら、いい物を持ってくる必要もないみたいね」
清麿「そのいい物ってのは、月の石の事だろ?」
レイラ「!?どうして、それがわかったの?」
恵「私と清麿君は実物を見た上に使った事があるの。だから、効果も知っているわ」
清麿「俺は実物を見る前にある情報通から月の石の事について聞いてるんだ」
レイラ「そうだったのね。(でも、不思議ね。ここまで月の石に詳しい情報通って何者なのかしら?)」
清麿「その情報通から朗報を聞いたんだ。レイラ達の封印を解いた月の光は月の石とは別の物だ。だから、月の石の光がなくなっても石に戻る事はないんだ!」
レイラ「えっ!?」
ゾフィスから聞かされた情報を根底から覆す事実にレイラは衝撃を受けた。この話は清麿にその事を教えていたガッシュ以外は話について行けなかった。
レイラ「…ごめんなさい、その話、あまりにも衝撃的過ぎて私もすぐに信じる事ができないの…。他の魔物だったら、絶対に信じたりしないわ」
ガッシュ「(真実をこの段階で言ってもまだダメであったか…)」
レイラ「それに、上が騒がしくなってきてるみたいよ。まだ心の力は残っているようだけど、早く逃げた方がいいわ」
アポロ「僕達もそう思ってた所だ。この場で逃げるとしよう」
清麿「レイラ、お前もビクトリームと一緒に」
レイラ「私は行けないわ。まだ、さっきの話が信じられないもの…」
清麿「だが…」
アポロ「清麿、この様子では無理に連れて行くのはよくない。置いて行くしかない。ところで、レイラは裏切りの方は大丈夫かい?」
レイラ「心配しなくていいわ、ダルモスも魔界に帰ったし、誰も私の裏切りを知らないもの」
ガッシュ「絶対に無事でいるのだ、レイラ」
レイラ「ええ。ビクトリームの事をよろしくね」
フォルゴレ「任せたまえ」
レイラ「それと、逃げる際には私達千年前の魔物をまとめるリーダーの魔物に気を付けるのよ。その魔物は他の魔物の居場所を正確に探知できるわ」
ガッシュ「(探知?もしや…)」
探知に聞き覚えがありながらも、ガッシュはそれについて考えるよりも仲間と逃げる事を優先して遺跡から逃げた。
レイラ「(驚いたわね、デモルトをあっさり倒せる実力を持つ魔物が現代にいたなんて…。あのガッシュという子なら、ロードさえ瞬殺できるんじゃないかしら?)」
街
その頃、街の上空ではデボロ遺跡に帰還しようとしていたバディオスに載っているコーラルQとグラブ、そしてコーラルQが従えている千年前の魔物3体の姿があった。
コーラルQ「ピポポポポッ、魔物の魔力を7体も探知したピヨ」
グラブ「7体だと?で、襲うか?」
コーラルQ「その通りだ。行くぞ!」
バディオスはガッシュ達の方へ向かっていった。その頃、ガッシュ達は見張りの魔物に見つかる事なく街に戻る事に成功していた。
しおり「追っ手も来ないわね」
フォルゴレ「どうやら千年前の魔物をまとめるリーダーは来てないようだな」
清麿「気を抜くな、レイラが言った奴が来てるかも知れないんだぞ!」
???「その通りだピヨ!」
声と共にコーラルQ達が降りてきた。
ガッシュ「お主は…コーラルQ!(まさか、千年前の魔物をまとめるリーダーがコーラルQであったとは…)」
清麿「その魔物を知ってるのか?」
ガッシュ「あの魔物は体内に特殊なレーダーを持っておるから、正確な魔物の居場所がわかるのだ」
ティオ「そ、それじゃあ、あいつはそのレーダーで私達の居場所がわかったの?」
グラブ「その通りだ。説明を先にしてくれて手間が省ける」
清麿「お前達はなぜゾフィスに手を貸すんだ!」
グラブ「本来、俺達は勝てない戦いはしない主義だ。今回の戦いも加わらずにいようと思っていた。だが、ゾフィス自ら俺達の力が必要だと誘ったから生き残るために、俺の才能をフルに活かすために加わったんだ」
清麿「ゾフィスに手を貸したのが自分の才能を活かすためだと!?」
グラブ「俺は知能が高いが、その知能は通ってる大学では活かせない上に周りからのけ者扱いされてきたんだよ。そんな時にゾフィスが俺の才能が必要だと言った。奴の事は完全に信用しちゃいないが、俺の才能はここでしか活かせないんだ」
清麿「いくらのけ者にされて才能が活かせないからと言って、やっていい事と悪い事あるだろ!それの区別もできないのか!?」
コーラルQ「話は終わりだ。さぁ、行くがいい!」
コーラルQが従えている千年前の魔物3体が前に出てきた。
パティ「あんたは戦わないの?」
コーラルQ「まだお前達のデータ収集は完全ではないピヨ。だから、こいつらが相手ピヨ」
アポロ「(少しまずいな…、清麿はともかく、他は心の力をだいぶ消耗している…)」
???「待ちたまえ、お前達が出る必要はない」
声と共にビクトリームが気絶から目が覚めて復活した。
フォルゴレ「これは華麗なるビクトリーム様、お目覚めになられたのですか?」
ビクトリーム「当然だ。お前達の騒ぎ声で私は目が覚めた。後は私に任せるがいい」
コーラルQ「ビクトリーム、なぜ裏切って奴等に手を貸した?」
ビクトリーム「簡単な事よ、彼等は戦う事しか知らなかった私に素晴らしい事を説いた。だから、彼等に手を貸す事にした」
恵「そんな事、言ったかしら…?」
ティオ「勝手に美化しすぎよ…」
ビクトリーム「お前達など私が軽く捻り潰してやる。モヒカン・エース!」
しかし、相手は同じ千年前の魔物であったため、モヒカン・エースは呪文を唱えなかった。
ビクトリーム「なぜ呪文を唱えない、モヒカン・エース!」
ウルル「千年前の魔物同士では呪文を唱えられないのを知らないようですね…」
パティ「まさに正真正銘のバカよ」
ビクトリーム「おのれ、こうなれば頭部を分離させるまでだ!」
ガッシュ達と笑える奇妙な(?)戦いの時のように頭部を分離させ、高速回転した。
ガッシュ「こ、これはまずいのだ、清麿!」
清麿「よせ、ビクトリーム、その状態で呪文を使うな!」
モヒカン・エース「マグルガ!」
再びビクトリームは無差別にマグルガを乱射した。今度は無差別であるためか、モヒカン・エースも普通に呪文を唱える事ができたが、当然、ガッシュ達は巻き添えを喰らう事になり、必死でかわしていた。
コーラルQ「何というバカだ!我々はおろか、味方まで攻撃するとは!」
清麿「この野郎、俺達まで殺す気か!!」
ビクトリーム「ふははははっ、これなら敵にも攻撃でき、ぶるぁあああっ!!」
また胴体を攻撃してしまい、ビクトリームはダウンしてしまった。
キャンチョメ「ああっ、華麗なるビクトリーム様が!」
グラブ「勝手に自滅したな…」
自滅したビクトリームに敵味方関係なくあっけにとられていた。
グラブ「…おっと、そんな場合じゃなかった!」
コーラルQ「みんな、戦闘態勢!」
アポロ「みんな、こっちも行くぞ!」
一同「おう(ええ)!」
そんな時、宝石が千年前の魔物の方へ撃ち込まれた。
パティ「この宝石…もしかすると…」
???「ちょっと待った、ガッシュ君の仲間はまだまだいるぞ!」
しおり「この声…」
サンビーム「Drナゾナゾか!」
声と共にナゾナゾ博士一行が姿を現した。
キッド「間に合ったね。もう少し遅かったら僕達の出番がなくなる所だったよ」
ガッシュ「おお、ウォンレイにリィエンにヨポポにジェムにチェリッシュにニコルではないか!」
チェリッシュ「久しぶりね、坊や」
キャンチョメ「えっ、チェリッシュはガッシュと知り合いだったの!?」
ティオ「私達ともね。そういうキャンチョメもチェリッシュと知り合いだったの?」
フォルゴレ「キャンチョメがサーカスにいた時に知り合ったんだ」
リィエン「清麿と恵も久しぶりある!」
恵「2人共元気そうね」
ナゾナゾ博士「今はそんな事を言っている時ではない」
ジェム「さぁ、悪い悪い奴等をやっつけるわよ!」
ヨポポ「ヨポポイ!」
コーラルQ「まさか、援軍がくるとは…各員、整列!」
号令に応じて千年前の魔物は整列した。
ナゾナゾ博士「清麿君達、ここは私達に任せたたまえ。君達はデボロ遺跡で頑張ったんだ。私達も出番が欲しいからね」
そう言ってナゾナゾ博士達は前に出た。
ジェム「あいつらはまとめてすぐにやっつけよう!」
ナゾナゾ博士「ジェム君、今の隊列を組んだ状態の敵に対して何の考えもなく突っ込んでいくのは危険すぎる。まともに攻撃を当てるのも難しいぞ」
ジェム「じゃあ、どうするのよ!」
ニコル「ナゾナゾ博士、何か秘策は?」
ナゾナゾ博士「ちゃんと秘策はある。私が先に突っ込み、隙を作る。その後に君達が追い打ちをかけてくれ」
リィエン「それでは博士が危険ある!」
ナゾナゾ博士「何、大丈夫だ。私にはマジョスティック12という僕がいる事を忘れたのかね?」
話し声は後ろにいる清麿達にも聞こえていた。
ガッシュ「(今回もビッグボインが来るのか…?)」
清麿「マジョスティック12?」
ウルル「知らないのですか?」
清麿「初めて来た時はナゾナゾ博士も含めて変な連中だったから、イライラして紹介の前にザケルで吹っ飛ばしてしまった」
しおり「あらら…」
恵「(ナゾナゾ博士は清麿君の逆鱗に触れてしまったのね……)」
アポロ「生真面目で突っ込まずにはいられない清麿らしいね。僕が説明するけど、マジョスティック12はアメリカ生まれの超能力集団だそうだ」
清麿「そっか…。そのマジョスティック12、ガッシュのザケル1発でダウンしてたから役に立たないんじゃないのか?」
ナゾナゾ博士「ははははっ、皆の者、見て驚け、聞いて驚け!アメリカ生まれの超能力集団だ!紹介しよう!」
後ろから光線が来て地面に当たり、その後に何かが来た。
グラブ「(地面が砕けた様子も焼けた様子もない…)」
パティ「何か来たわよ」
コルル「ティオ、あれってもしかして…」
ティオ「あの超能力集団?」
ガッシュ「(もしや…、今回はマジョスティック12が全員来ておるのか?)」
ナゾナゾ博士「目から光線、『ツー・ライティング・アイ』!走力は時速300キロ、『ロケット・フット』!飛行能力を持つ戦士、『フライング・ビート』!透視能力で全てを見通す、『セカンド・サイト』!腕の力は恐竜並み、『ダイナソー・アーム』!予知能力を持つ男、『ワンダフル・ザ・フューチャー』!すべての能力者をまとめる司令塔、『テレパシス・レーダー』!ビッグ、ビッグ、『ビッグボイン』!そして、こんな奴等も」
ファイヤー・エルボーとブリザード・シンク、トレマー・モグラも現れた。
ナゾナゾ博士「ははははっ、彼等が我が僕、マジョスティック12だ!」
グラブ「ちょっと待った!マジョスティック12は12人なのにこの場にいるのは11人しかいないぞ!」
コーラルQ「インチキピヨ!」
ウォンレイ「確かに11人しかいない」
チェリッシュ「残りの1人はどうしたの?」
ナゾナゾ博士「念能力を備えた野生児、『サイコ・ジャングル』は…」
キッド「秘密指令で今はデトロイトさ。メジャーリーグに挑戦中なんだ。ね、博士」
ナゾナゾ博士「ははははっ、キッド、それは嘘」
嘘にキッドは愕然とした。
ナゾナゾ博士「本当は彼は有給休暇をとっていてね、今頃、マイアミのリゾートでゆっくりしてるはずだ」
ニコル「(有給って、給料払ってるの…?)」
そんな時、近くの茂みが動いた。
ヨポポ「ヨポイ?」
ナゾナゾ博士「おお!」
茂みからサイコ・ジャングルが出てきた。
ナゾナゾ博士「我らのために休暇を放り出して駆け付けてくれたのか…!」
マジョスティック12は感動の光景になっていたが、ナゾナゾ博士とキッド、フォルゴレとサンビーム以外のパートナー一同と女の子の魔物は唖然としていた。
清麿「ってか、今はそんな事をしてる場合か…?」
恵「清麿君のように強く言えないけど、確かに今はそんな場合じゃないわね…」
ナゾナゾ博士「では、12人揃った所で改めて行くぞ!この中で仲間外れはだ~れ?」
突然のナゾナゾにコーラルQとグラブ、そして千年前の魔物達は唖然とした。
清麿「こんな状況でナゾナゾかよ!ふざけんじゃねえ!!」
ナゾナゾ博士と最初に会った時にナゾナゾをやらなかった事が災いして、戦いの時にナゾナゾをやるナゾナゾ博士に対して清麿は怒っていた。
恵「ま、まずいわよ、ガッシュ君!このまま清麿君が怒りが溜まり続けたら鬼になるわ!」
ガッシュ「そうなってしまったら恐ろしい事が起きるのだ!!」
コーラルQ「グラブ、私のレーダーに異常反応!あのピヨ麿という男がさらに怒りを蓄積したらとんでもない事になる!」
鬼になった清麿を見た事があるガッシュやティオ、コルル、パティとそのパートナー達は慌てふためき、コーラルQも清麿の異常さに慌てた。
グラブ「問題の答えがわかったぞ、答えは…ビッグボインだ!」
ナゾナゾ博士「ブッブー、ハズレ。正解はフライング・ビート、飛べるから!」
コーラルQ「ふざけるな!グラブはIQ190の天才だ!そのグラブは仲間外れが誰なのか考えた結果が何の能力も持たず、1人だけ女のビッグボインに行きついたのだぞ!ビッグボインだって十分仲間外れだピヨ!」
パティ「確かにビッグボインは1人だけ女だから十分仲間外れに入るわね」
コルル「あのグラブって人の言ってる事も間違いではないと思うよ」
清麿「(IQ190?あのグラブって奴、俺と同じぐらいの頭脳の持ち主じゃねえか!)」
ナゾナゾ博士「それでもハズレはハズレ。それではマジョスティック12よ、クイズにハズレた奴等にお仕置きだ!」
マジョスティック12は向かっていき、まずはツー・ライティング・アイが光線を発射した。
グラブ「あの光線はよける必要もない!目を瞑るだけで十分だ!」
コーラルQの言葉に清麿はグラブの頭脳を知り、少し冷静になった。グラブの指示通りにコーラルQと千年前の魔物達は全員目を瞑った。
ジェム「全然ダメじゃない!」
ヨポポ「ヨポポイ!」
ナゾナゾ博士「(もしやあのグラブという少年、最初にツー・ライティング・アイが撃った時にその威力を見抜いたとでもいうのか…?)」
その後もマジョスティック12は挑み続けたが、敵の隙を作る事すらできずに散々な結果に終わった。その光景に清麿は怒るどころか、呆れて怒りも静まろうとしていた。
ティオ「一時はどうなるかと思ったけど、清麿が鬼にならなくて済んだわね」
恵「そうね」
しおり「清麿君が鬼になったら止められそうなのは恋人の恵しかいないからね」
恵「ちょ、ちょっとしおり、私と清麿君はまだはっきりとした恋人同士じゃないし、鬼の清麿君を止める事なんて…」
清麿「…なぁ、ガッシュ、お前の戦いではこの時はどうやって切り抜けたんだ…?」
ガッシュ「ビッグボインが頑張ってくれたから切り抜けられたのだ」
清麿「ビッグボインが?」
そうしているうちに前の戦いの時のようにビッグボインが『ボインチョップ』で敵味方双方を呆れさせていた。
清麿「(これが…ガッシュの言ってたやつなのか…)」
ナゾナゾ博士「ギガノ・ゼガル!」
その隙にナゾナゾ博士はキッドと共に敵の背後に回り、ギガノ・ゼガルで吹っ飛ばした。
ウォンレイ「本当に隙を作った…」
チェリッシュ「何とも言えないわね…」
ナゾナゾ博士「さぁ、ヨポポ君、君の出番だ!」
ヨポポ「ヨポポイ!」
ジェム「第4の術、ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイ!」
ヨポポの動きと共に敵の魔物も同じ動きをした。
コーラルQ「な、何だ?体が勝手に…」
ジェム「次はウォンレイよ!」
ウォンレイ「おう!」
リィエン「レドルク!」
すぐにウォンレイは千年前の魔物に近づき、全員蹴り飛ばした。
ナゾナゾ博士「さぁ、1人ずつ本を狙うぞ!ゼガル!」
ニコル「コファル!」
ジェム「キロロ・ミケルガ!」
キッドとチェリッシュは普通に術で敵の魔物の本を燃やしたが、ヨポポの方はヨポポの口から細いビームが出たが、ビームはレーザーカッターのように千年前の魔物の本を貫通した。貫通した後に木の枝もスパッと切れた。
ガッシュ「おお!あれがヨポポの新しい術か!」
キャンチョメ「すげえ!木の枝が簡単に切れちゃったよ!」
千年前の魔物を倒したと浮かれていると、コーラルQはディゴウ・ロボルクでバイクみたいになった。
コーラルQ「今回は私達の負けだ。だが、我々は必ず倒しに来るピヨ!それまで首を洗って待っているピヨ!」
コーラルQはグラブを乗せ、バディオスと共に逃亡した。
パティ「あいつら、逃げるわよ!」
ナゾナゾ博士「深追いは禁物だ。それよりジェム君、キロロ・ミケルガはあれ程人に向けて撃っちゃいけないと言ったのにどうして撃ったのかね?」
ジェム「だって、あれの方がミケルやドレミケルよりも早くて当てやすいから使っちゃうもん」
ナゾナゾ博士「だが、あれの威力は恐ろしいものだ。人間の体なんて豆腐のように切れるし、魔物の体でも容易く貫通できるのだから、せめて魔物に向けて撃とう」
清麿はキロロ・ミケルガで切れた木の枝を見ていた。そこへ、恵達が来た。
しおり「どうしたの?清麿君。ヨポポとかいう魔物の術で切れた木の枝なんか見て」
清麿「この木の枝、チェーンソーとかよりも綺麗に切れている」
断面を見てみると、驚くほど綺麗に切れていた。
コルル「ほんとだ!」
ティオ「あのヨポポとかいう魔物はレーザーで木の枝を切ったの?」
清麿「あれはレーザーじゃない。レーザーなら、焦げていたはずだ。俺の推測だがキロロ・ミケルガの正体は…超音波メスだ」
恵「超音波メス?」
清麿「簡単に言うと超音波を使ってより物を切りやすくした刃物の事だ。ヨポポは音を使った術を得意としているから、キロロ・ミケルガは音を一点集中して発射し、攻撃目標を切りやすくしてると思う」
恵「流石は難しい事がわかる清麿君ね」
アポロ「みんな、敵を撃退したからホテルで休もうか」
一同は休息のため、ホテルに行く事にした。
これで今回の話は終わりです。
キロロ・ミケルガの由来はぶっちゃけガメラシリーズによく出てくる怪獣のギャオスの超音波メスで、超音波メスを魔物の術で再現したら、というのをやってみました。
次の話は休息回ですが、清麿と恵のラブラブぶりとサービスシーン、ゼオンの暗躍が描かれます。