金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
デボロ遺跡 内部
自分達に味方したはずのレイラが攻撃した事に前の戦いの記憶があるガッシュとあらかじめその事を聞いていた清麿以外は驚きを隠せなかった。
ティオ「ちょっとレイラ、どういう事よ!あなたはゾフィスのやってる事に反対してるんじゃなかったの!?」
ロップス「かうかう!」
清麿「そこを通してくれ、レイラ!もう少しで月の石本体を壊して」
アルベール「オル・ミグルガ!」
話も聞かずにレイラはまた攻撃を仕掛けてきた。
恵「セウシル!」
今度はティオがレイラの攻撃を防御した。
コルル「どうしてなの?レイラ。ゾフィスを裏切れば石に戻るのを承知で私達を助けてくれたのに…」
ウマゴン「メル…」
アポロ「清麿、どうやらレイラは本気で僕達を倒すつもりのようだ」
清麿「さっきの攻撃からしてそうみたいだ…(前にガッシュが話した通り、ゾフィスによって石に戻る恐怖を叩き込まれているだろうな…)」
ビョンコ「いいゲロ、レイラ!それでこそオイラの家来ゲロ!」
グラブ「ロボルガ!」
今度はコーラルQの攻撃でビョンコは吹っ飛ばされた。
グラブ「いい加減にしろ、カエル!レイラや他の千年前の魔物はお前や俺とコーラルQの家来じゃない!余計な事を言ったらもっと攻撃を喰らわせてやるぞ…!」
しおり「(やっぱりグラブって人、根っからの悪い人じゃなかったのね)」
グラブ「どうする?清麿」
清麿「グラブとコーラルQはレイラがああなった原因を知ってるか?」
コーラルQ「私とグラブは別の任務があったからその事は知らないピヨ」
恵「清麿君、レイラがなぜゾフィスに協力するようになったのか話をしてみましょう」
清麿「俺もそうしようと思ってた所だ。それに、同じ千年前の魔物のパムーンの説得なら少しは耳を貸してくれるかも知れない」
パムーン「だが、俺とレイラはほとんど面識はないから上手く行かないかも知れないぞ。それでもやるのか?」
清麿「少しでも可能性があるのならそうしたい」
ガッシュ「頼むのだ、パムーン」
パムーン「わかった。俺もやれるだけの事はやってみる」
サンビーム「ビョンコの方はどうする?」
ウルル「パートナーが呪文の発音が上手くできないようなので、実質的に無害なのも同然です。かかってきた時は適当にあしらってやればいいでしょう」
パティ「そうした方がいいわ。あいつ、力はないけど口だけは多いから」
ビョンコ「オイラは適当にあしらえるほど弱くないゲロ!」
ビョンコがいくら言ってもアルヴィンは呪文の発音が上手くできないとガッシュ達に知られたため、レイラの事を優先するガッシュ達に無視されてしまった。
ビョンコ「コラ、オイラを無視するなゲロ!!」
レイラ「ビョンコ、下がってなさい。後は私がやるわ。大人しく本を燃やさせてくれれば、痛い思いをしなくて済むわ」
パムーン「レイラ、ガッシュ達はお前と戦う気はない!この上の部屋にある月の石本体を壊しに来ただけだ!それに、月の石本体を壊せば俺のパートナーもお前のパートナーも」
レイラ「なるほど…ゾフィスの言った通り、月の石を壊し、私を石に戻すために来たのね!」
ガッシュ「レイラ、昨日の清麿の話を聞いておらぬのか!?月の石を壊してもお主は石には戻らぬのだ!」
パムーン「清麿とガッシュの言ってる事は本当だ!信じてくれ!」
アルベール「ラージア・ミグロン!」
同じ千年前の魔物のパムーンの説得にさえレイラは耳を貸さず、また攻撃してきた。ガッシュはラージア・ミグロンをマントで防いだ。
レイラ「確かに私達千年前の魔物の方が間違っている!それでも石に戻るのは嫌なのよ!それほどに…つらい石の千年間だったのよ!」
パティ「同じ千年前の魔物の話はおろか、ガッシュちゃんの話にさえ耳を傾けないなんてどういう事よ!耳の穴をかっぽじってないの!?」
レイラ「だから昨日も言ったでしょ!?そんな話はすぐには信じられないって!同じ千年前の魔物のパムーンがガッシュ達の話は本当だと言っても決定的な証拠がないと信じられないわ!」
清麿「(石に戻る恐怖は予想以上だ…。何とか手を打たないと…!)」
グラブ「その証拠はある。レイラ達千年前の魔物は月の石の光で復活したんじゃない、俺が開発に携わったある魔物の呪文を再現したライトで復活したんだ!」
千年前の魔物を復活させるためのライトの開発に携わったグラブの発言にはレイラも衝撃を受け、すぐに言い返せなかった。
清麿「ありがとう、グラブ。お前の言葉はレイラに響いたみたいだ」
グラブ「それ程の事じゃない。一緒に話をしていくぞ」
ガッシュ「(ありがとうなのだ、グラブ。お主のお陰で突破口が見えるかも知れぬぞ)」
レイラ「それって…どういう事よ…」
グラブ「お前達を石にした張本人のゴーレンは石化解除呪文、メドルウが使えた。しかも、この呪文は人間界の月の光に似てる上、人為的な再現も可能だったんだ。それでゾフィスは俺と共同開発で特殊なフィルターを作ってからそのフィルターをかけたライトを使ってメドルウを再現し、レイラ達を復活させた。これが千年前の魔物の復活の真相だ」
レイラ「じゃ、じゃあ月の石は何なのよ!」
グラブ「そこは清麿が説明する」
清麿は月の石の説明や石化の術はゴーレンしか使えない事、レイラ達の見た石化はゾフィスによる幻覚に過ぎない事を話した。その話を聞いたレイラは衝撃を受けていた。そして、前日の事を思い出していた。
回想
それは、ガッシュ達が一旦ホテルに戻り、ゼオンが潜入している時の事だった。
ゾフィス「レイラ、あなたが彼等を逃がした事は知っています。だが、あなたが逃がした者達が月の光の石を壊しに来るようでしたら、あなたはまた石に戻ってしまうのですよ。このように…」
ゾフィスが指を弾くと、レイラは足元から石化するという幻覚に襲われた。
レイラ「や…やめて!!」
ゾフィス「ふん、石に戻りたくなければ…」
レイラは月の石の光が差し込んでいる場所へ吹っ飛ばされた。すると、レイラから見たら石化していた箇所が元に戻った。
ゾフィス「その月の光が降り注ぐ場所から外に出ない事ですね。そして、もし、その光が途絶えた時は…あなたは石に戻るのです…」
レイラ「幻覚…幻…もう石には戻らない…石には…」
石化は幻に過ぎないと言われてレイラは月の石の光の外へ手を出そうとしたが、石化の幻覚に怯えていた。
リィエン「レイラは何をしてるあるか?」
ウォンレイ「だが、かなり怯えているぞ。清麿が言ったようにレイラは私達には見えない幻覚に苦しんでいるのかも知れない…」
レイラ「やっぱり…月の石は壊させない!大人しく…大人しく倒されなさい!!アルベール、早く呪文を!」
コルル「どうしよう…このままじゃ…」
自分達の説得が届かない事にどうすればいいか悩む一同だが、チェリッシュはレイラの態度を見て立ち上がった。
チェリッシュ「ニコル、レイラに喝を入れるわ。だけど、攻撃呪文は使ってはダメよ」
ニコル「わかったわ」
チェリッシュはレイラの前に来た。
チェリッシュ「いつまでも石に戻る恐怖に負けてるんじゃないわよ、レイラ!!昨日、坊や達が来たときは助けてくれたそうだけど、その時の石に戻るのも承知で坊や達を助けた勇気はどこに行ったんだい!?」
チェリッシュの一喝にレイラは思わず怯んでしまった。
レイラ「石になった事のないあなた達現代の魔物にはわからないのよ!私達が石にされた苦しみが!」
チェリッシュ「私達現代の魔物だって石化とは別の様々な苦しみを受けたのよ。味方がいない事による疑心暗鬼、心が壊される程の拷問のような攻撃、ここにいる私達はそんな苦しみを受け、そして戦ってきたのよ!レイラは苦しみに抵抗しないでずっと逃げるつもりなの?情けないわね。こんなに言われてるのが悔しいのなら、あのゲス野郎の幻覚に打ち勝ちなさい!」
ガッシュ「(前の戦いの時の清麿よりも厳しいが、似たような事をチェリッシュが言ったのう…)」
ニコル「(チェリッシュ、今のレイラにゼオンとの戦いで心をボロボロにされた時の自分を重ねているからあんな事を……)」
アポロ「いざという時は呪文を…」
ニコル「みんな、攻撃呪文は使わないで!チェリッシュはレイラを説得してるの!」
アポロ「だが、万一の事も考えられる」
清麿「アポロ、ギリギリまで待ってくれないか?一番苦しんでいるのはレイラなんだ…」
アポロ「…レイラが苦しんでいるのはわかってるよ。それに攻撃するとは一言も言ってないからね。もしもの時はチェリッシュを助ける」
ガッシュ「清麿、私も説得に行ってくるのだ」
清麿「ああ。他のみんなも説得に行きたいのなら、行くんだ」
他の魔物達もレイラの説得に向かった。
レイラ「あなた達…本当に死にたいの…!?」
ガッシュ「レイラ、お主はもうありもせぬ呪縛に縛られてはならぬのだ!」
レイラ「まだ続いているのよ、石の呪縛は!見たでしょ!?この光の外に出した手が石に変わるのを!」
ティオ「全然変わってないわよ!」
恵「レイラのさっきの行動はやっぱり…」
清麿「レイラからは本当に石に変わっているように見えてたんだ…。こうされると、いくらレイラでも…(ゾフィスの術はあそこまでレイラの心を蝕んでいたのか…)」
レイラ「石に変わるのがどれだけ…、1人ぼっちがどれだけ…」
パムーン「俺もガッシュと戦うまでは石に戻るのは怖かった…。だが、ガッシュが俺の友達になってくれたのと同時に立ち向かう勇気ももらった!だからレイラ、俺やガッシュ達はお前の友達になるから怖がらなくていい!石の呪縛に打ち勝ってくれ!」
術を撃とうとしたレイラはスティックを落した。
レイラ「どうすればいいの?一体、どうしたら…」
コルル「レイラ…」
レイラ「わかってる、月の光から出した手も、あなた達には石に変わってない、普通の手に見えるのよね?これが、ゾフィスの幻覚だという事はわかった。でも…、でも、どうしようもないのよ!目の前が真っ暗になって心臓が止まりそうになる!おさえようがないのよ!!それに、私の本が燃えて魔界に帰っても、特別に私にかけられたゾフィスの暗示が解けてるかどうか…」
ビョンコ「何をしてるゲロ、レイラ!なぜガッシュ達を攻撃しないゲロ!お前が役に立たないのなら、オイラが!」
パティ「…黙りなさいよ、ビョンコ!」
パティの怒りに満ちた顔にビョンコは怯えた。
パティ「あんた…、どこまで欲ばかり求める気なの…?グラブやコーラルQと違ってどれだけ悪い事をしてるのか自分でわからないの!?友達などの大切な人のために戦おうという心はないわけ!?」
ビョンコ「パ、パティだってわがままで欲張りで…」
パティ「私はあんたと違って美味しいケーキ食べ放題とガッシュちゃんや友達のどちらかをとらなきゃいけないという二択を迫られたらガッシュちゃんや友達の方をとるわ!あんたがレイラ達にしてきた事がどれだけ悪い事かわからないのなら、とっとと引っ込んでなさい!」
ガッシュ「(ウヌゥ…、最初から仲間になっておったらパティはこうも変わるとは…)」
レイラ「私、この月の光の外に出るわ…」
清麿「レイラ、無理に外に出たら」
パムーン「いや、止めるな。外に出るのだな?レイラ」
レイラ「ええ。あなた達を見てると、私も外に出ないともう何も進めないと思い始めたの。ありがとう、ガッシュ、パムーン、そして、私を説得してくれたみんな」
レイラは月の光の外に出た。すると、レイラは石になったような感覚に襲われた。
ガッシュ「レイラ!」
チェリッシュ「(レイラ、その状態から再び立ち上がれるかどうかはレイラ次第よ…!)」
外へ出たレイラの様子をガッシュ達はほとんどがパートナー共々もどかしそうに見ていたが、チェリッシュはニコルと共に落ち着いて見ていた。
レイラ「(体が固くなっていく…。重く、冷たくなって…、いや、違う!これは幻よ、幻覚なの!だから早く元の体に戻って!早く…)」
しかし、その感覚は元に戻らなかった。
レイラ「(何で…何で元に戻らないの…?手が…足が…もう動かない…。千年前と同じように石に…いや…暗い…冷たい…いやぁあああ!!)」
動かなくなってしばらくすると誰かの涙がレイラに落ちた。
レイラ「(何?温かい…ここだけ温かい…。いや、ここだけじゃない…手も温かい…誰かが握ってくれてる…?触れ合っているのもわかる…。鼓動も体の感触が元に戻っていく…。誰…?そこにいるのは…。ガッシュ?パムーン?他のみんな?それとも…)」
レイラの手を握っていたのはアルベールだった。
レイラ「ア…アルベール…」
アルベールの姿を見て、レイラはアルベールと共に過ごした日々を思い出していた。
レイラ「何よ…アルベール、私の声、届いていたじゃない」
ティオ「やったわ!レイラが目を覚ましたわよ!!」
恵「本当によかったわね、清麿君」
清麿「ああ。レイラは恐怖を乗り越える事ができた」
チェリッシュ「(よかったわね、レイラ。ゲス野郎の幻覚に打ち勝つ事ができて…)」
ガッシュ達は大喜びし、チェリッシュも静かに笑っていた。
アポロ「一時はどうなるかと思ったけど、これでレイラの心の傷の件は一段落だね」
レイラ「ありがとう、アルベール。今度は私があなたを助ける番ね。みんな、気を引き締めて!この上で月の石を守っているのは」
ガッシュ「デモルトなのだな」
レイラ「話が早いわ。デモルトは千年前の魔物の中でも最強の魔物よ」
パティ「でも、昨日はパートナーが逃げたせいで本を燃やせなかったけど、ガッシュちゃんはそのデモルトに圧勝したのよ。だったら、今回も楽勝よ」
しおり「それに、こんなにも仲間がいるのよ。みんなで力を合わせればデモルトにもゾフィスにも勝てるわ」
パムーン「よし、月の石の光が差し込んでいる場所でコンディションを整えるぞ」
グラブ「月の石は壊さなければならないが、今はその回復させる力を逆に利用してやろう」
清麿「みんな、ベストコンディションで行くぞ!」
一同「おう!」
一同は月の石の光を浴びてコンディションを整えた。
ニコル「ディオガ級以上の威力の術を使える魔物が3体、ギガノ級とディオガ級の中間の威力の術が最大威力の魔物が2体、こんなにも戦力が集まるなんてね」
パティ「これも全てガッシュちゃんの導きによるものよ!」
ウルル「(まぁ、否定はしないが…)」
リィエン「もう私達に敵はいないある。先に進んでデモルトとゾフィスをやっつけるある!」
清麿「ああ。それに、ナゾナゾ博士達の事も気になる」
そのまま一同は先へ進もうとしたが、パムーンが待ったをかけた。
パムーン「待て!見えている階段からは上の部屋には進めない!」
ウマゴン「メ、メルメ!?」
サンビーム「では、どこに本当の階段があるんだ?」
パムーン「今からそこを開ける」
ランス「ファルガ!」
部屋にある石像のうちの一つをパムーンが破壊すると、そこに階段があった。
コルル「階段が…」
レイラ「よく覚えていたわね、パムーン」
パムーン「当たり前だ。月の石の欠片を取りに行く時はいつもそこを通っていたからな」
清麿「さて、入口も見つかったから行くぞ、みんな!」
ビョンコ「待つゲロ!お前達が束になってかかってもデモルトには勝てないゲロ!帰るなら今ゲロ!」
パティ「さっきの話を聞いてなかったの?ガッシュちゃんはデモルトに圧勝したのよ。だから、デモルトなんて私達全員でかかれば瞬殺よ。そういうビョンコこそとっととここから逃げた方がいいんじゃない?」
コルル「私達は操られている人を救うために行かなきゃいけないの。私達を心配してくれてるかも知れないけど、それでも私達は行くよ」
ビョンコ「オ、オイラがお前達にそんな事するわけないゲロ!絶対に後悔するゲロ!お前達なんてデモルトにやられてしまえばいいゲロ!」
ガッシュ「早く来るのだぞ、ビョンコ」
ビョンコ「ゲ、ゲロ…」
そのまま階段を登ろうとしたガッシュ達だったが、突如としてビームが飛んできた。
清麿「恵さん!」
恵「清麿君?」
このままビームが進めば恵とティオに当たると判断した清麿はガッシュと共に恵とティオを突き飛ばした後、ビームに当たってしまった。
清麿「ぐあああっ!!」
ガッシュ「があああっ!!」
恵「清麿君!」
ティオ「ガッシュ!」
ビームを受けた2人は石になってしまった。
ティオ「ど、どうなってるのよ…清麿とガッシュが石になってしまうなんて…」
???「ふふふ…、初めまして、とでも言うべきかな」
ビームが飛んできた先からゴーレンが来た上、パートナーのモーリスも一緒にいた。
サンビーム「何なんだ、あの魔物は…」
ウォンレイ「今まで見た事もないぞ…!」
コルル「どうしたの?レイラ。あんなに怯えて…」
レイラ「…あいつはゴーレンよ…。私達千年前の魔物を石にした張本人…!」
一同が見ている魔物がゴーレンだという事に一同は衝撃を受けた。
しおり「あいつが…レイラやパムーン達を石にした張本人…」
パティ「み、見間違いじゃないの…。本物がいたなんて…」
パムーン「見間違いなものか!あいつは間違いなく本物のゴーレンだ!あの姿は石にされて千年経っても瞳に焼き付いていやがる…」
恵「(アルムの言っていたゴーレンがいたというのは本当だったのね!)本当にゴーレンで間違いないのね?」
ゴーレン「いかにも。我こそはゴーレンだ。そして、隣にいるのはパートナーのモーリス(あの不意打ちで石にしたガッシュという奴、苗字があの男と同じベルである上に姿も似てる…恐らく…あの男の子供だな…)」
ティオ「レイラ達を石にした張本人のあんたは石になってないのにどうして千年経っても千年前の姿と変わらないのよ!」
ゴーレン「…石版にされていない?それは間違いだ。我はガッシュの父親とその仲間達との戦いでディオガ・ゴルゴジオを跳ね返されて石にされていた。それから千年経ち、ゾフィスが目覚めさせたのだ」
チェリッシュ「という事は、あんたはゾフィスの手下って事ね」
ゴーレン「手下?違うな。手下はゾフィスの方だ。ゾフィスはガッシュや雷帝、ブラゴに怯えて我を目覚めさせたが、我はパートナーが見つかってからすぐにゾフィスに反逆し、奴を石にして従わせて乗っ取ってやったのだよ」
レイラ「私達のトラウマに付け込んで押さえつけていたゾフィスが逆に石にされていたなんてね」
パムーン「まさに因果応報って奴だな」
恵「それよりも早く清麿君とガッシュ君を元に戻して!」
モーリス「そんな事をする必要はない。君も愛する男と一緒に私の芸術品になるんだ。本来なら、美しい女性だけを芸術品にするけど、君が高嶺清麿と愛し合っているから特別サービスで君達2人を芸術品にすると言ってるんだよ」
恵「(この人、話が通じない上に今まで会った魔物のパートナーよりも不気味過ぎるわ…!)」
レイラ「人間や魔物を石にする事のどこが芸術よ!石にされた苦しみをわからずにそんな事が平気で言えるわね!」
サンビーム「お前は美女を石にすると言ったが、男はどうなんだ!?」
モーリス「実を言うとね、私は人間も魔物も関係なく男が嫌いなんだ。カップルや夫婦ならまだしも、品のない男やジジイなんて私に従う奴以外は存在する価値さえない。ちなみに私がゴーレンと共にゾフィスに反逆したのもあんなバカな男の元にいるのが気に食わなくて追い落としたんだよ」
ウォンレイ「筋金入りに男が嫌いなのなら、どうして男を憎むようになった!?」
モーリス「ちょうどその説明もするよ。私はかつては芸術家だったが、素晴らしい作品を作っても誰も評価せず、あるジジイからはちっぽけな自己満足と言われたんだ。それ以来、私は以前から男が苦手だったのが嫌いになったんだよ」
しおり「それはあなたがそのおじいさんの言うちっぽけな自己満足に浸っているからそうなったのよ!」
ニコル「同情の余地はないわね」
モーリス「では、話が終わったところで女の子は全員私の芸術品になってもらおうか。もちろん、カップルならその男も一緒に芸術品になっていいよ」
パティ「冗談じゃないわよ!私の石像を作ってくれるのはともかく、幼気な女の子を石にしようだなんてどういう事よ!それに、愛しのガッシュちゃんを元に戻しなさいよ!」
ティオ「みんなでゴーレンをやっつけるわよ!」
アポロ「待つんだ!僕達は月の石も壊さないといけないんだ!このまま全員でゴーレンに向かったら勝てるかも知れないが、最悪の場合は全員石にされて全滅するというのもあり得る!」
パティ「じゃあ、どうすればいいのよ!」
グラブ「ここにいるメンバーが手分けしてゴーレンとの戦闘とデモルトとの戦闘、及び月の石の破壊を同時にこなすのが今の最善の手段だろう」
パムーン「だが、デモルトもゴーレンも強敵だ。メンバー分けはどうする?」
サンビーム「…ここに残るメンバーはティオ、ウォンレイ、チェリッシュ、パムーン、コーラルQだ。月の石を壊しに行くのはウマゴン、コルル、パティ、ロップス、レイラにする」
ウルル「どうして強い魔物をゴーレンとの戦いに?」
アポロ「ゴーレンの実力はまだわかっていない。念には念をって奴だろう。僕達は月の石を壊しに行く。みんなも気を付けてくれ!」
コルル「ティオも石にされないでね」
ティオ「当たり前よ!ガッシュを石にしたからにはけちょんけちょんにやっつけてやるわよ!」
パティ「後、絶対にガッシュちゃんを元に戻すのよ!」
アポロは月の石を壊すメンバーを連れて上に向かった。残るメンバーはゴーレンと対峙した。ゴーレンを倒し、ガッシュと清麿を元に戻すために
これで今回の話は終わりです。
今回はレイラの話と同時にガッシュと清麿が石にされる展開にしています。
今小説ではガッシュが最初から強すぎるため、清麿が死亡する展開や最初からガッシュがいる状態で苦戦するという展開がやりづらく、死亡させないで一時離脱させる展開としてゴーレンによって石にされる流れにしました。
ちなみに、ギガノ・ゴルゴジオはネットやまるかじりブックでゴーレンの術を見て、ディオガ・ゴルゴジオとゴルゴジオがあるのなら、初級とディオガ級の中間のギガノ・ゴルゴジオがあってもおかしくないのではと思い、考えました。一応、ギガノ・ゴルゴジオはディオガ・ゴルゴジオと違ってただ石になるだけで失格扱いにはならないと設定しています。
次はデモルト戦とゴーレン戦を同時にやりますが、これまですぐ気絶したりして役に立たなかったビクトリームがようやく大活躍します。