金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
デボロ遺跡
グラブの執念により、清麿とガッシュは復活した。
ティオ「清麿、ガッシュ、本当に元に戻ったのね!」
ガッシュ「ウヌ!」
清麿「ああ。グラブが俺とガッシュを解放してくれた」
恵「…清麿君!!」
愛する清麿が復活した事で恵は涙を流し、清麿に抱き付いた。
清麿「恵さん?」
恵「私、あのゴーレンのパートナーに怖い思いをさせられたから清麿君が元に戻ってくれてとても嬉しいの!」
清麿「俺も恵さんやみんなが無事でよかったよ」
いい雰囲気になっていたが、モーリスによって恵の服はボタンを全て外された上、下着も外されて胸が露わになっているのが清麿の視線に入った。恵の胸を見た清麿は思わず我に返って顔を赤くした。
清麿「恵さん、服…」
恵「えっ…?」
清麿が元に戻った事で嬉しくなっていた恵も胸や下着が露わになっているのに気付き、顔を真っ赤にした。
恵「……(また清麿君に胸を見られたし、今度は私のブラも見られちゃった…)」
清麿「(恵さんの裸はいつ見ても綺麗すぎる…。それに恵さんの下着、初めて見た…。下着の色が薄い色だったなんて……)」
ガッシュ「2人共どうして顔が赤いのだ?」
ティオ「ちょっとガッシュ、見ちゃダメ!!」
顔を赤くしてる2人の事が気になるガッシュの目をティオは塞いだ。その後、恵は下着をしっかり着直した上で服のボタンをしっかり閉じた。
パムーン「復活してよかったな、ガッシュ」
ガッシュ「ウヌ(じじ殿とグラブがいるのにダニーとコーラルQがいないという事は…2人は私と清麿を元に戻すために戦って魔界に帰ったのか…)」
パティ「私、どんなにボロボロになってもガッシュちゃんがいれば戦えるわ!」
ウマゴン「メルメルメ~!」
チェリッシュ「坊やが復活したからにはへばってられないわね!」
ダニーとコーラルQが魔界に帰ったのをガッシュは声に出さずに悟った。ガッシュの復活に味方の魔物は奮い立った。
ティオ「さっきの剣、ガッシュの新しい術なの?」
清麿「それは」
モーリス「貴様、私にとって下劣で嫌いな男だが、温情で芸術品にしたのに私を殴ったな!男の分際で図に乗るな!!こうなればここにいる男共は皆殺しだ!!」
清麿に殴られた事でモーリスは逆上した。
ティオ「何が温情よ!恵を裸にしようとしたあんたこそ下劣じゃない!」
清麿「あいつがゴーレンのパートナーか…!」
ゴルドー「あれこそがあの男の本性じゃ。普段は紳士ぶっておるが、男に殴られるとその醜く下劣な本性を露わにする」
恵「それに、ゴーレンはデモルトと合体しているからさらに強力になっているわ」
モーリスと対峙した清麿は鬼と化していた。いつもと異なり、角は6本に増えていて肌の色や手、足まで鬼になっている他、瞳が螺旋状になっていた。
恵「き、清麿君…」
鬼麿「仲間を傷つけ、恵さんを脱がせたてめえは絶対に許さねえ!!行くぞ、ガッシュ!」
ガッシュ「ウ、ウヌ…!」
モーリス「許さないだと!?それはこっちのセリフだ!」
鬼麿「ザケル!ザケル!ザケル!ザケルガ!ザケル!ザケル!テオザケル!」
ゴモルトは連続で強力なガッシュの攻撃を受けた。
ゴモルト「ぐほっ…!」
モーリス「何をしている、ゴモルト!」
ゴモルト「終わったか…?」
鬼麿は息継ぎをしていた。
ゴモルト「(あの男、息継ぎしている…!)」
鬼麿「ザケル!ザケルガ!ザケル!ザケルガ!ザケルガ!テオザケル!」
ゴモルト「ぐほっ、がはっ…!」
鬼麿「恵さん、俺にギガノ・サイフォジオを!」
恵「(ギガノ・サイフォジオが出た時はまだ石になっていたのにどうして…?)え、ええ!ギガノ・サイフォジオ!」
ギガノ・サイフォジオで清麿は心の力を回復させた。
ゴモルト「まだ終わらないのか!?」
鬼麿「ザケル!ザケルガ!ザケル!ザケルガ!テオザケル!テオザケル!」
中級呪文連発でゴモルトは倒れてしまった。その後、鬼麿は元に戻り、ゴルドーやアルヴィンが持っていた月の石の欠片で心の力を回復させた。
モーリス「おのれ!!まだ終わっていないぞ!!」
モーリスは持っていた月の石でゴモルトを回復させてから、自身の心の力を回復させた。
ゴモルト「モーリス、奴等は強敵だ。頭の血を下げろ」
モーリス「あんな下等な男に殴られて頭の血を下げられるか!こうなったら強力な攻撃を連続で叩き込んでやる!!ディオガ・メドルク!」
ゴモルトの無数のヘビの頭髪が巨大化して伸び、清麿とガッシュに迫った。
清麿「第11の術、ブレールド・ディラス・ザケルガ!」
落雷がガッシュ目掛けて落ち、ゼオンのソルド・ザケルガとは違う形の雷の剣が形成された。その後、清麿はガッシュにある指示を出した。
ティオ「やっぱりあの雷の剣はガッシュの新しい呪文だったのね!」
モーリス「そんなちっぽけな剣で止められると思うな!」
清麿「ストーム!」
清麿がストームと叫んでガッシュが剣を振るうと、電撃を纏った衝撃波が放たれてヘビを切り刻みながらゴモルトの鎧のあちこちにヒビを入れて吹っ飛ばした。
モーリス「何っ!?ゴモルトのディオガ級の呪文が!」
ゴモルト「ぐあああっ!!」
ガッシュ「(やっぱりこの呪文はレイラの呪文に似てるのだ)」
回想
清麿「いいか、ガッシュ。ブレールド・ディラス・ザケルガはガッシュが話してくれたゼオンの呪文、ソルド・ザケルガに似ているが、ソルド・ザケルガと違ってお前が振るう時に俺がストーム、スピア、ラージ、リバースの4つのうちのいずれかを言えばそれに応じた追加攻撃ができるんだ。この術を使いこなせるかは俺とガッシュの呼吸を合わせられるかにかかっている」
ガッシュ「その新しい私の術はパートナーと息を合わせないといけない所がレイラのミベルナ・マ・ミグロンに似ておるのう」
清麿「とにかく、俺の指示をしっかりこなすんだ。それに、この術はラウザルクと同じようにガッシュは気絶しない」
ガッシュ「ウヌ!」
清麿「スピア!」
次は槍状の電撃が剣から放たれた。
モーリス「ギガノ・ゴルシルド!」
頑丈な石の盾で防御しようとしたが、あっさり貫通されてダメージを受けた。
清麿「ラージ!」
今度は剣が巨大化し、ガッシュは飛び上がってから振り下ろした。凄まじい電撃の剣をゴモルトは受け止められずにまともに喰らった。
レイラ「あのガッシュの雷の剣の術、パートナーと呼吸を合わせないといけない所がミベルナ・マ・ミグロンに似てるわ」
サンビーム「確かにあの術は扱いの難易度はミベルナ・マ・ミグロンに比べると低いようだが、術の力を100%引き出すには難易度が高い事に変わりはない」
パムーン「呼吸を合わせる点はガッシュと清麿は既にクリアしている。だが…、まだ使いこなす練習はおろか、初めて使ったのになぜあんなに使いこなせるんだ?俺でも初めて出た呪文をあんなには使いこなせないぞ」
ナゾナゾ博士「ついに清麿君はアンサー・トーカーを本格的に使って戦って居るようじゃ」
ランス「アンサー・トーカー?」
恵「それって、何なのですか?」
ナゾナゾ博士「『どうすればよけられるか』、『どうすれば攻撃を当てる事ができるのか』などといった答えを瞬時に出せる者の事だ。その力を使っているからこそ、清麿君は初めて出た術の内容を使う前から瞬時に理解し、使いこなしておるのだ」
アルベール「魔物との呼吸とアンサー・トーカーの二つで初めて使う術をあんなに使いこなしているのか」
アポロ「僕達も見てるばかりじゃなくて清麿達と一緒にゴモルトを倒してこの戦いを終わらせよう!」
ゴモルトはガッシュに格闘戦を挑んだ。
ゴモルト「禁呪を使った我のパワーを思い知れ!」
ゴモルトのパンチをガッシュは軽々とかわした。
清麿「気を抜くな、ガッシュ!今から来る攻撃は二段攻撃だ!ヘビの髪にも注意してよけろ!」
清麿の言う通り、ゴモルトはパンチとヘビの髪で攻撃するという完全回避を難しくした二段構えの攻撃を行った。ガッシュは清麿の指示通りにパンチとヘビの髪両方に注意してよけた。
モーリス「くそっ、なぜ奴はこの二段攻撃を読まれた!?ガッシュのパートナーは予知能力があるとでもいうのか!?」
実際はアンサー・トーカーにより、どうすればいいのかの答えが出ているのだが、モーリスには予知能力としか思えなかった。
モーリス「だったら、回避不能の攻撃をしてやる!!ガンジャス・メドルク」
地面からたくさんのヘビが出てきた。
清麿「みんな、ヘビを一掃するんだ!」
ジェム「そんなヘビなんかに近寄られたくないわ!キロロ・ミケルガ」
しおり「ゼルク!」
ウルル「アクロウク!」
サンビーム「ゴウ・シュドルク!」
ヨポポはキロロ・ミケルガで、パティとコルルは鋭い爪でヘビの髪を切り刻み、ウマゴンは素早い動きと角を使ってヘビの髪を貫いていった。
ヨポポ「ヨポポイ!」
コルル「ぜりゃりゃりゃっ!!」
パティ「ラアアアッ!!こんな気色悪い髪でガッシュちゃんを縛らせはしないわよ!!」
ランス「デーム・ファルガ!」
ダメ押しとしてデーム・ファルガを盾代わりにしてゴモルトのヘビの攻撃を防いだ。
パムーン「俺達を忘れていたようだな、ゴモルト!」
清麿「パムーンとレイラは奴の動きを封じてくれ!できるな!?」
パムーン「任せろ!」
レイラ「アル、パムーン、私達のコンビネーション、夜空の舞で行くわよ!」
しおり「夜空の舞?」
コルル「どうしてコンビネーションの名前をそんな風に?」
キャンチョメ「きっと、夜空に輝く星と月からとったんだよ」
ランス「その通りだよ」
アルベール「ミベルナ・マ・ミグロン!」
再びレイラはパムーンとの連携をとった。
レイラ「3、5、9、13、15、18!」
アルベール「ロール!」
月達はゴモルトに迫り、ゴモルトは月達をかわしていった。
ランス「ファルガ!」
そこへ、パムーンの星が接近し、ゴモルトが避けた際の隙を突いてビームを発射した。それにはゴモルトは避けられずに喰らってしまった。
ビクトリーム「私も忘れるな!」
モヒカン・エース「マグル・ヨーヨー!」
ゴモルト「ぐはっ!!」
ヨーヨーを受けてゴモルトは思わずふらついた。
チェリッシュ「隙が出来たわよ!」
ウォンレイ「強力な術をぶつけるぞ!」
ニコル「ディオガ・コファルドン!」
リィエン「ラオウ・ディバウレン!」
遺跡に突入した現代の魔物の中で火力が高い2人の最大呪文をぶつけてもふらふらではあるが、ゴモルトはまだ立っていた。
チェリッシュ「流石にディオガ級の術1発とディオガ級とギガノ級の中間の威力の術1発だけでは倒れそうにないわね。もう1発ディオガ級の呪文を撃ち込めば」
???「ディオガ・グラビドン!」
突如として放たれたディオガ級の呪文を受けてゴモルトは倒れ込んだ。その術を放ったのはブラゴとシェリーだった。
ブラゴ「あの蛇野郎だけは生かしちゃおけねえ!」
シェリー「さっきはよくもやってくれたわね!ココの幻覚を見せて騙し討ちをしたあなたはゾフィス以上の最低最悪の魔物よ!!私の受けた痛みを数百倍にして返してあげるわ!」
キャンチョメ「(今の状況でブラゴとブラゴのパートナーが復活したのはよかったけど…僕は活躍できそうにないな……)」
モーリス「ええいっ、もう完全に頭に来たぞ!!こうなればお前ら全員石になってしまえ!!ディオガ・ゴルゴジオ!!」
完全に怒り狂ったモーリスは遂にゴーレンの最大呪文を使った。
清麿「恵さん!ティオ!」
ティオ「オッケー!」
恵「チャージル・セシルドン!」
ディオガ・ゴルゴジオとチャージル・セシルドンが競り合ったが、ティオの思いにより、盾の石化した部分が元に戻っていった。
ゴモルト「そんなバカな!我が最強呪文を受け止めているのに盾の石化が解除されているだと!?」
ディオガ・ゴルゴジオを防ぎ切る事に成功した。
モーリス「何っ!?ゴーレンの最大呪文を防いだだと!?」
ゴモルト「おのれ!だが、パワーは我の方が上だ!」
完全にヤケになったゴモルトはパワーでガッシュ達を叩き潰そうとした。
パムーン「ガッシュのバオウで止めを刺すために奴の動きを封じるぞ!ランス!」
ランス「エクセレス・ファルガ!」
清麿「第12の術、エクセレス・ザケルガ!」
エクセレス・ファルガとガッシュの新しい術、エクセレス・ザケルガがゴモルトに直撃し、ゴモルトは倒れ込んだ。
パムーン「まさか、俺のエクセレス・ファルガと似たような術を覚えるとはな、ガッシュ」
ガッシュ「私も予想外だったのだ」
モーリス「まだ動けるはずだ、ゴモルト!」
ゴモルト「まだだ…。今度こそ我のパワーで」
アポロ「ディノ・リグノオン!」
レイラ「オール!」
アルベール「コネクト!&、ハーベスト!」
またしてもゴモルトは二重の拘束を受けた。
ゴモルト「こんなもの、我のパワーで!」
シェリー「バベルガ・グラビドン!!」
次はすさまじい重力をかけられてゴモルトは完全に動けなくなった。
ゴモルト「ぐあああっ!体が全く動かない!!」
清麿「シェリー!」
シェリー「本当だったら、私達がとどめを刺したいけど、戦っている相手はゾフィスではないからとどめは赤い本の子に任せるわ。私達が押さえるから早くあの最低最悪の魔物に止めを刺しなさい!」
清麿「わかった!」
モーリス「なぜだ!?なぜゴーレンがデモルトと合体した上で禁呪を使ってもあんな奴等に押されているんだ!?」
清麿「他の魔物と無理矢理合体して得た力では俺達の人間と魔物、そして仲間同士の絆が生み出す力には一切勝てはしない!」
恵「自分とパートナーの魔物以外の全ての人や魔物を自分の欲望を満たす道具としか思わないあなたにそれは絶対にわからない!」
清麿「喰らえ!バオウ・ザケルガ!!」
恵とティオ、コルル、パムーン、ブラゴ、シェリー、リィエン以外はバオウを見た事がなかったため、バオウの凄まじい大きさと迫力に驚いていた。
パティ「あ、あれがガッシュちゃんの最大呪文!!?」
しおり「でかすぎるわ!!」
キャンチョメ「(ガッシュ…さっきの呪文だけじゃなくてこんなに強力な呪文まで使えるなんて……)」
モーリス「そ、そんなバカな!!私の、私の夢が、私の最高の芸術が!!!」
ゴルドー「バカタレが。お前の醜い自己満足の芸術はガッシュ達の絆という名の芸術には敵わなかったのじゃよ」
月と鎖と超重力によって完全に動きを封じられたゴモルトはバオウをまともに受けてしまった。
ゴモルト「ぐおおおおっ!!ガ、ガッシュはやはり奴の子だったのか!!」
モーリス「ぐああああっ!!!」
ゴモルトとモーリスがバオウに食われてからバオウが消えた後、その場には瓦礫の山しかなかった。
清麿「これで…終わったな!」
キャンチョメ「僕達、勝ったんだね!」
ウマゴン「メルメルメ~~!」
デボロ遺跡での長い戦いが終わり、一同は喜びに包まれていた。
恵「やっと終わったわね、清麿君」
清麿「それまでに払った犠牲は決して小さくはなかったがな…」
ナゾナゾ博士「だが、この場にいるみんながいなければ千年前の魔物やゾフィス、ゴーレンの野望を打ち砕く事はできなかった。みんな、力を貸してくれてありがとう」
ニコル「それで、デモルトのパートナーは死んだの?」
ナゾナゾ博士「さっきマジョスティック12から連絡が入ったが、全治4か月の全身やけどで死んではいないそうだ」
しおり「以外ね…。というより、私達って割と魔物の攻撃を受けるから普通の人より頑丈になってしまったのかしら?」
シェリー「石にされたココとゾフィスはどこにいるのかしら?」
清麿「最後に心当たりのある場所と言ったら…」
その頃、ゼオンは魔物の力を感じていた。
デュフォー「どうした?ゼオン」
ゼオン「さっき、大きな力を感じた。遺跡へ行くぞ」
最後に王の間に来たが、まだココとゾフィスは石にされたままだった。
シェリー「そんな!ゴーレンを倒したのに元に戻ってないなんて!」
パムーン「ゴーレンを倒したぐらいで元に戻る事はない」
シェリー「じゃあ、ずっとココは石にされたままだと言うの!?ここまで苦労したというのに…!」
清麿「いや、元に戻す方法はある。その証人がパムーン達だ」
シェリー「あなた達の味方になっている千年前の魔物が?」
レイラ「私達千年前の魔物はゾフィスが作ったゴーレンの石化解除呪文を再現した特殊なライトで石にされた状態から元に戻ったの。清麿とガッシュも石にされたけど、その特殊なライトに使われているフィルターを使った懐中電灯で元に戻ったのよ。ココという人もその懐中電灯を使えば元に戻るわ」
シェリー「だったら、早く使わせて!ココとゾフィスを元に戻してから、ゾフィスにやってもらわないといけない事があるの!?」
コルル「やってもらいたい事?」
石にされてから元に戻った際にグラブが気を失って落とした懐中電灯を清麿は拾っていた。その懐中電灯をシェリーに渡し、シェリーはその光を石にされたココとゾフィスに向けた。すると、石にヒビが入り、ココとゾフィスは元に戻った。
シェリー「ううっ…うぅぅっ……ココ~~~っ!!!」
凄まじく辛い戦いを乗り越えたシェリーはようやくココを助け出した事で泣きながら喜んだ。一方、ゾフィスは意識が戻った後、感動の場になっている場所から逃げ出そうとした。
ブラゴ「おい、どこへ逃げるんだ?」
ゾフィス「ブ、ブラゴ……」
気が付くとゾフィスはブラゴ、ガッシュ、ウォンレイ、チェリッシュに囲まれていた。
ゾフィス「ガッシュ…、ウォンレイ…、チェリッシュまで…!」
ガッシュ「逃げ出してまた悪事を働くつもりなのか、ゾフィス!」
チェリッシュ「どさくさに紛れて逃げ出そうなんていい度胸ね。私はあんたに何度も家を燃やされた恨みがあるからその場で脳天をぶち抜くかも知れないわよ」
ウォンレイ「ブラゴのパートナーが言ってたぞ、貴様にはまだやってもらわないといけない事があると」
ブラゴ「どうする?またボコボコにされたいのか…?」
ゾフィス「…はい、あなた達の言う通りにします…。ココを元に…私と会う前の状態に戻します……」
清麿「これであんたの戦いも一つ終わったな、シェリー」
シェリー「ええ…、あなた達にも大きな借りができたわ…」
ガッシュ「みんなで帰るのだ」
ゾフィスを縛って一同はホテルに帰った。
一方、月の石があった場所ではモーリスとゴーレンが瓦礫の山から出てきた。モーリスは野望を打ち砕かれて怒り心頭だった。
ゴーレン「危ない所だった。禁断具を壊して合体を解除し、デモルトを盾にしなければ我らはやられていたな」
モーリス「おのれ…おのれ、高嶺清麿!おのれ、大海恵!次に会った時は必ず殺してやるぞ!!」
ゴーレン「とりあえず、立て直しをしてから奴等を倒そう」
???「そう立て直しが上手く行くのかな?」
声がした方を向くと、そこにはゼオンとデュフォーがいた。
ゴーレン「貴様は……紫電の眼光、白銀の髪、ゾフィスが言っていた雷帝ゼオンか?」
ゼオン「よくあのヘタレから俺の事を聞きだせたな。だが、お前はもうこれで終わりだ」
モーリス「終わりなものか!復讐をしてやるのだよ!」
デュフォー「お前、あの男の元にいた助手か?整形していたようだったから俺も最初に潜入した時にはわからなかったぞ」
ゼオン「整形か。で、ボロボロになった今の顔は昔の奴の顔に似てるのか?」
デュフォー「そうだな」
モーリス「Dめ、まさかまだ生きていて魔物を拾っていたとは!こうなれば」
デュフォー「ザケル」
容赦なくデュフォーはザケルを発動させた。
ゴーレン「何という威力だ…。ガッシュを超えている…」
ゼオン「お前、ガッシュと戦ったのか?」
ゴーレン「凄まじかったぞ…。雷の剣などの凄まじい威力の術、中でもバオウ・ザケルガは恐ろしい威力だった。合体していた魔物を分離させて盾にしなければ我も一緒に魔界送りにされていたぞ…」
ゼオン「…やはりガッシュはもうバオウを使えるようになったのか…。デュフォー、雑魚をとっとと蹴散らすぞ」
モーリス「私達をコケにするな!!」
ゴーレン「お前を石にしてやろう!」
ゴーレンはヘビの髪を伸ばしてゼオンを拘束しようとしたが、ゼオンは難なくかわし、キックやパンチを叩き込んだ。
ゼオン「あっけないな。デュフォー、止めを刺すぞ」
デュフォー「ああ」
???「やめるのだ!」
声がした方にはガッシュがゴーレンに握られていた。
ガッシュ?「やめるのだ!このまま攻撃すれば私も死んでしまうのだ!」
ゴーレン「(さぁ、隙を見せろ。恐らくガッシュとゼオンは血縁関係がある。家族であればゼオンは…)」
デュフォー「テオザケル」
ゼオンは何の迷いもなくゴーレンを攻撃した。
ゴーレン「ぐおおおっ!!」
モーリス「ぐああああっ!!」
テオザケルを受けた際、ゴーレンの本は燃えてしまった。
ゴーレン「なぜだ…、ガッシュは大切な家族ではないとでもいうのか…?」
ゼオン「ほう、お前の推測は当たりだ。俺とガッシュは兄弟だ。だが、俺はガッシュの事が憎いんだよ!非常に腹立たしく、恨まない日などない程にだ!ガッシュの偽物を出したのは逆効果だったな」
ゴーレン「では、なぜお前はデボロ遺跡に来た?」
ゼオン「ガッシュが苦しむ姿を見に来たんだよ」
ゴーレン「嘘だな。口ではガッシュが憎いと言ってても、心のどこかではお前は弟を憎むどころか大切に思っている。弟が憎いというものお前の理性によるものに過ぎん。遺跡に来たのは弟の苦しむ姿を見に来たのではなく、どうしようもない危機になったら助けるつもりだったのだろう?非情を装っていても家族の事では非常になりきれないようだな、ゼオン」
ゼオン「黙れ…黙れ!!俺はガッシュが憎いんだ!デュフォー、もうこいつの顔は見たくもない!さっさと魔界に帰せ!」
デュフォー「ザケル」
ゴーレンの言葉にゼオンは激しく怒り、燃えてる本に再び攻撃してゴーレンを魔界送りにした。
ゼオン「心のどこかではガッシュを大切に思っているだと…!?そんな事はない!バオウを奪い、辛い訓練の日々を送る俺の人生の原因を作ったガッシュが憎い、憎いんだ…!」
デュフォー「(こんなに動揺したゼオンは初めて見た…。ゴーレンの言葉は予想以上に響いているようだな…)次はあの男から聞き出したい事がある」
ゼオン「好きにしろ」
デュフォーは初めて相棒の動揺した一面を見たが、すぐにモーリスから必要な情報を聞き出した。
これで今回の話は終わりです。
今回はゴーレンとの決着を描きました。
新たにガッシュが習得した電撃の剣の術の名前がソルド・ザケルガではなくブレールド・ディラス・ザケルガなのは、作者の「ガッシュはソルド・ザケルガを習得できませんが、似たような術は生み出せます」という発言を考慮した上でソルドを使わずに剣の呪文にするにはどのように名付ければいいのか考えた末、剣の名前でよく使われるブレードをもじってブレールド・ディラス・ザケルガにしました。
ブレールド・ディラス・ザケルガの元ネタは犬夜叉の鉄砕牙で、スパロボのダイゼンガーの斬艦刀が元ネタのラージを除けば全ての追加攻撃の元ネタは鉄砕牙の技です。
次の話は石版編のエピローグ的な話になりますが、モーリスから情報を聞き出した後のゼオンペアのその後の行動も描かれます。