金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
モチノキ町
ブラゴ戦の傷が治った後、ガッシュペアは魔物のゴフレと戦っていた。
清麿「ザケル!」
王族の力が目覚めたガッシュのザケル一発でゴフレはダウンしてしまい、巻き添えを喰らう形でパートナーが持っていた本も燃えてしまった。
清麿「案外、弱かったな」
ガッシュ「今の私は王族の力が目覚めておるから初めの頃に戦った魔物なら、ザケル一発で倒せるのだ」
清麿「王族の力?だからあんなに威力の高い電撃が出せるのか」
ガッシュ「その通りなのだ」
清麿「そろそろ帰ろう。近いうちに他の呪文の練習もしないといけないしな」
空き地
それからしばらくして、誰もいない場所で呪文の練習をしていた。
清麿「ザケルガ!」
ガッシュの口から収束したビーム状の電撃が放たれた。
清麿「なるほど、ザケルガは攻撃範囲がザケルより狭いが、速さと貫通力に優れているみたいだ」
ガッシュ「次はテオザケルなのだ」
清麿「テオザケル!」
次はザケルより広範囲かつ強烈な電撃がガッシュの口から放たれた。
清麿「テオザケルはザケルより攻撃範囲が広くなってる上に威力が上がっているな。次はガンレイズ・ザケルをやるぞ」
ガッシュ「おう」
清麿「ガンレイズ・ザケル!」
雷太鼓のようなものが出現し、そこからたくさんの電撃が放たれた。
清麿「ガンレイズ・ザケルは連続攻撃ができるのか」
ガッシュ「私は大抵の術を発動させている時は気絶しているから、ガンレイズ・ザケルを使う時は私を抱えて電撃のルートを確保しておくのだ」
清麿「わかった。残りのラシルドとジケルドはどんな術だ?」
ガッシュ「ラシルドは防御可能な攻撃を跳ね返す術で、ジケルドは相手に強烈な磁力を纏わせて金属に拘束する術なのだ。近くに金属がないとジケルドは使えないのだ」
清麿「ありがとう。これで今の時点で使える術の内容が全てわかったぞ」
ガッシュ「それと、心の力の配分にも気を付けて術を使うのだぞ」
清麿「何っ?無限に術を出せるんじゃないのか?」
ガッシュ「どんなエネルギーにも限りがあるであろう。でも、大切な人の事を思ったりする事で心の力を回復させる事ができるのだ」
清麿「大切な事を教えてくれてありがとな」
ガッシュ「まだ清麿には教える事があるのだ」
清麿「何だ?それは」
ガッシュ「それは…」
植物園
植物園では、何者かがパートナーの魔物と共に何かをしていた。
???「ふう、連続だと6回が限度か…。まぁいい、これだけ使えりゃ上々だ。次は動く標的だな」
モチノキ町
日曜日、ガッシュは清麿と共に植物園に向かっていたが、今はまだ再会できていないティオやウマゴン達の事を思っていた。
ガッシュ「(まだティオやウマゴン達とは会えておらんのう…。どうしておるのか…)」
清麿「ガッシュ、魔界での友達の事を考えてたのか?」
ガッシュ「ウヌ。昔に戻ったとはいえ、今はどうしておるのか気になってのう」
清麿「大丈夫さ。本が燃えてなきゃ、会える」
一方のコルルはパートナー探しをしていた。
コルル「すみません、この本…」
しかし、まともに読もうとする人はいなかった。
コルル「ブラゴのパートナーの人は探せと言ったけど…、見つかるのかな…?見つかってほしくないんだけど…」
誰も読んでくれず、仕方なく高嶺家へ帰るコルルだったが、その道中にある女子高生とすれ違った。コルルは気付かなかったが、女子高生は気づいて振り向いた。
女子高生「気のせいだったかな?」
気のせいだと思った女子高生はそのまま足を進めた。
植物園
植物園でガッシュは鈴芽と一緒にはしゃいでいた。
ガッシュ「ウヌ、懐かしい、懐かしいのう」
清麿「ガッシュは前に経験した王を決める戦いでこの植物園に来た事があるのか?」
ガッシュ「そうなのだ。そこで、スギナとそのパートナーが植物園に来ていた人達を動く標的として攻撃していたのだ。この植物園に潜んでおるようだ」
清麿「とんだワルだな。だが、今は前の出来事を経験したガッシュがいるんだ。そうなる前にそいつらを見つけ出してタコ殴りにしてやろうぜ」
スギナとそのパートナー、春彦を見つけ出して懲らしめるのも兼ねてガッシュペアはあちこちを回っていた。
清麿「しっかし、相変わらず空いてんなぁ、ここは。日曜日だというのに、客が数える程しかいねえじゃねえか」
???「何が空いてるって?」
ガッシュ「これはつくし殿ではないか!」
つくし「あたしを知ってるの?」
ガッシュ「あ、それは…」
清麿「こいつは最近、俺の家に住んでるガッシュなんだ。つくしの事を知ってるのも、俺が教えたからさ」
つくし「それだから知ってたのね。植物を傷つけないように見回しながら満喫していってね」
植物を観賞しながら、ガッシュペアはスギナペアがいないか見回っていた。
清麿「この跡もスギナって奴の仕業か?」
ガッシュ「そうなのだ。スギナの魔力も近くにあるのだ」
ガッシュは辺りを見回すと、スギナペアを発見した。
清麿「あいつがスギナか?」
ガッシュ「そうなのだ」
清麿「奴等が植物園に来ている人たちを襲う前に一気にカタをつけるぞ、SET、ザケルガ!」
呪文のトレーニングをしようとしたスギナペア目掛けて出来る限り植物園を荒らさないように加減したザケルガが放たれ、スギナに命中した。
スギナ「ぐあああっ!!」
ザケルガを受けたスギナは一発で気絶した。
春彦「な、何だ!?急にスギナが…!」
清麿「お前、関係のない人達を巻き込もうとしてただろ!?タコ殴りにしてやるぞ!」
春彦「くそっ、ひとまずここは逃げよう!」
スギナを抱えて春彦は逃げた。
清麿「ありがとな、ガッシュ。お前が経験した王を決める戦いの時の俺はこんな事を教えていたのか」
回想
ガッシュ「清麿、戦闘中にあっち向けとか指示していたらすぐに敵の攻撃を受けてしまうのだ。そこで、清麿はSETという掛け声とともに右手の指をさして欲しいのだ。その方向へ私はすかさず顔を向ける」
清麿「俺もいちいちあっち向けとか言ってたらすぐに攻撃できないって思ってたんだ。お前の言うのも合理的でいいと思う」
ガッシュ「これは、前に経験した戦いの時の清麿が私に教えてくれた事なのだ」
清麿「へえー、ガッシュが経験した戦いの時の俺がガッシュに教えて、今のガッシュが俺に教えるのか。なんか、奇遇だな」
ガッシュ「お礼を言ってる暇はないのだ。急いでスギナの本を燃やすのだ」
植物園から春彦は出たが、突如として動けなくなってしまった。
春彦「どうして俺の足が…?」
足を見ると、いつの間にか凍っていた。そこへ、細川とレイコムが来た。
細川「おい、お前の抱えている小僧とその本をよこしな。よこさねえなら、痛い目に遭わせてやる」
春彦「くそっ、今日は最悪だ。トレーニングの邪魔をされた上、逃げてる時に他の魔物と遭遇するなんてよ…。スギナ、起きろ、スギナ!」
ガッシュのザケルガのダメージが凄まじかったのか、スギナは起きたものの、ふらふらだった。
レイコム「お前、相当やられてるみたいだな。ガッシュにやられたのか?」
スギナ「ガッシュだと?あんな落ちこぼれにそんな凄まじい攻撃ができるのか?」
レイコム「何もわかっちゃいないようだな。今のガッシュは落ちこぼれなんかじゃねえ、ブラゴや雷帝にも匹敵する程の悪魔さ。ま、お前はここで俺に潰されな」
細川「ギコル!」
春彦「こんな所で負けてたまるか!ジュロン!」
レイコムの氷とスギナの植物の蔓がぶつかり合った。
春彦「(思ったよりもスギナのダメージが大きい。長引かせるとこっちが不利だ…!)」
細川「やるようだが、植物は低温に弱いんだよ。レイコム、こいつを新呪文でも使うぞ」
レイコム「そうだな」
細川「ラギコル・ファング!」
春彦「ラージア・ジュガロ!」
レイコムとスギナの戦いは熾烈を極め、植物園にも流れ弾が飛んできた。
つくし「氷と植物の種が飛んできた?どうなってるの!?」
慌ててつくしは外に出ると、周りの事を気にせずに戦っているスギナとレイコムの姿を目の当たりにした。ちょうどその時にガッシュペアも外に出た。
ガッシュ「レイコムまで来ておったとは…!」
清麿「つくし、外に出るな!危険だ!」
つくし「あんた達、何かあったか知らないけど、あんた達の喧嘩の巻き添えであたしの友達を傷つけないで!」
細川「友達?何の事だか知らねえが、邪魔するなら容赦しねえ!ギコル!」
春彦「ラージア・ジュガロ」
レイコムとスギナの攻撃がつくしに襲い掛かった。
清麿「ラシルド!」
ラシルドで攻撃を弾き返した。
つくし「あ、ありがとう…」
細川「てめえ、あの時のガキじゃねえか。邪魔するなら容赦しねえ。ガンズ・ギコル!」
複数の氷塊がガッシュペアを襲った。しかし、清麿はよけようともせずに受けたが、何ともないように立っていた。
細川「こいつ、レイコムの攻撃をわざと受けたのに何ともないのか!?」
清麿「てめえら……、いい加減にしろ!無関係な人間を巻き込もうとしたばかりか、周りの被害を気にしないで戦おうなんざいい度胸だな!てめえら全員、喧嘩両成敗でぶちのめしてやる!!」
細川「喧嘩両成敗?」
春彦「歴史の授業で習うあれか?ぶちのめすのはこっちのセリフだ!ラージア・ジュガロ!」
細川「ギコル!」
レイコムとスギナの攻撃がガッシュペアに襲い掛かった。
清麿「ガンレイズ・ザケル!」
二つの攻撃をガンレイズ・ザケルで掻き消し、攻撃を掻き消した後の残りの電撃がレイコムとスギナを襲った。
清麿「一気にケリをつけるぞ!今からいう事を行うんだ」
清麿は作戦をガッシュに教えた。
春彦「何をやってるのか知らねえが、これで終わりだ!ラージア・ジュガロ!」
細川「ラギコル・ファング!」
二つの呪文が襲い掛かった。
清麿「ラシルド!」
またしてもレイコムとスギナの呪文はラシルドで防がれて跳ね返された。
春彦「またあの盾か。もう一度、ラージア・ジュガロ!」
しかし、呪文は発動しなかった。
春彦「しまった!心の力が…!」
細川「くそっ、氷が出ねえ!」
ラシルドが解除されたが、そこにはガッシュの姿はなかった。
スギナ「ガッシュがいない?」
レイコム「どこへ行った?」
春彦「…!スギナ、上だ!」
上を見ると、そこにはマントで浮いているガッシュの姿があった。
清麿「チェックメイトだ、テオザケル!」
春彦達をまとめて電撃に巻き込める位置でテオザケルが放たれた。
春彦達「ぐああああっ!!」
上から放たれたテオザケルは落雷の如く春彦達に降り注ぎ、細川と春彦の持っていた本は燃えてしまい、レイコムとスギナは魔界へ帰った。
清麿「死なないように加減はしておいた。その痛みを以て今までしてきた悪事を反省しろ」
その後、春彦は病院に搬送されたが、テオザケルをまともに浴びたためか、電気に異常に怯えるようになり、細川の方は今までの悪事ですでに逮捕状が出ていたため、駆け付けた警察に逮捕された。
つくし「やるじゃない、清麿、ガッシュ!」
ガッシュ「つくし、私と清麿はかっこよかったであろう」
つくし「当然じゃない。2人は私の友達を守ったヒーローなんだから」
清麿「じゃあ、俺達はこれで」
ガッシュ「また私達はここに遊びに来るのだ」
レイコムとスギナを倒したガッシュと清麿は家に帰った。その光景をピエロみたいな魔
物、フェインが見ていた。
フェイン「落ちこぼれのガッシュからあんなに凄まじい力の波動を感じるなんて…。戦うのはやめといたほうがいいわね」
ガッシュに勝てないと判断したため、パートナーと共にフェインはその場を去っていった。