金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL40 戦いの後に

ホテル

 ブラゴとシェリーはゾフィスにココを元に戻させるために先に帰り、一同はホテルに戻って戦いの疲れを癒していた。

 

ナゾナゾ博士「ゾフィスの野望を打ち砕くために協力してくれたみんな、本当によく頑張ってくれた。悲しくも魔界に帰った者も出たが、君達の頑張りがあってこそ私達は勝利する事ができた。それを祝って、乾杯!」

 

 乾杯した後、一同は飲んだり食べたりした。

 

パティ「よかったわね、ガッシュちゃん!一緒に生き残った上で勝利する事ができて!」

 

ガッシュ「ウ、ウヌ…。ビョンコとは仲直りができたのか?」

 

パティ「できたけど…その直後にビョンコはビクトリームの術のチャージの時間稼ぎをするために単身デモルトと戦って魔界に帰ってしまったわ…」

 

ガッシュ「そうであったか…」

 

パティ「でもガッシュちゃん、ビョンコの活躍を無駄にしないためにも王様を目指しましょう!」

 

ティオ「ちょっとパティ、ガッシュを独り占めするんじゃないわよ!」

 

パティ「あ~ら、妬んでるのかしら?」

 

ティオ「べべべ、別に妬んでなんかないわよ!とにかくガッシュから離れなさい!」

 

パティ「嫌よ!ガッシュちゃんの隣で食べるんだから!」

 

ティオ「何ですって!?」

 

コルル「ちょっと、喧嘩はよくないよ!」

 

 いつものようにティオとパティの喧嘩が始まった。

 

ウルル「また喧嘩か…これで何回目だ…?」

 

恵「こんなに見てるとティオとパティの喧嘩も日常に見えてくるわね」

 

清麿「ほんとだな…」

 

しおり「そういう清麿君と恵は競合相手もいないから心も落ち着けるわよね」

 

清麿「し、しおりさん!」

 

恵「そ、その…」

 

グラブ「頭のいい清麿でも恋人の事となれば冷静になれないようだな」

 

清麿「こ、恋人!?グラブ、恵さんとはまだ交際は…」

 

恵「そ、そうよ!まだ私達は未成年だし…」

 

グラブ「2人を偵察してたら恋人同士にしか見えなかったぞ」

 

恵「わ、私達ってそんな風に見られてたの…?」

 

グラブ「それより清麿、友達や恋人を作るのってコツとかいるのか?俺、今まで友達がいなかったからコーラルQがいなくなって不安で…」

 

清麿「別にコツなんかいらないさ。とにかく、自分を偽らずに普通に接していればいいと思う」

 

グラブ「自分を偽らずに…。そうだな。学校に行ったら試してみようと思う」

 

ガッシュ「そうすればいいのだ」

 

グラブ「それと、伝えたい事がある」

 

清麿「伝えたい事?」

 

グラブ「俺とコーラルQは他の魔物を1体1体調べていたんだ。今、生き残っている魔物達は強者揃いだ。大半の魔物の強さはガッシュに劣るが、中にはガッシュに迫るかそれ以上の魔物もいるかも知れない。くれぐれも気を付けるんだ」

 

清麿「わかった、グラブも友達をたくさん作るんだぞ」

 

レイラ「みんな楽しそうね」

 

パムーン「辛い戦いが終わったからな。だから、気持ちを緩めたくなるんだろう」

 

レイラ「みんな、ありがとう。千年前の魔物を代表してお礼を言うわ。あなた達は私達みんなを助けてくれた。それで…最後にお願いがあるの」

 

アルベール「…ああ、俺からも頼む」

 

レイラ「私達の本を燃やして。それが最後の願いよ」

 

ガッシュ「それを今はやってはならぬ」

 

レイラ「どうして?その理由を教えて」

 

ガッシュ「それは…」

 

パムーン「それは俺が説明する。ガッシュの話では悪い奴が王様になったらとんでもない事が魔界に起こるそうだ。だから、ガッシュは悪い奴を全員やっつけるまで人間界にいてほしいと頼んでいるんだ」

 

 余計な不安を感じさせないように王の特権の詳細を上手く隠しつつ、悪い魔物を王にしてはいけない事をパムーンは伝えた。

 

ガッシュ「(ありがとうなのだ、パムーン)」

 

アルベール「その話は本当なのか!?」

 

清麿「本当だ…。だが、最終的に決めるのはレイラだ。それでもレイラは魔界に帰るのか?」

 

レイラ「……そんな事が起こるのなら、まだ魔界には帰る訳にはいかないわね。アル、いつまで世話になるのかわからないけど、悪い魔物が全員魔界送りになるまでお世話になるわよ」

 

アルベール「別に迷惑じゃないさ。学校なんて退屈だし、レイラが来れば少しは退屈しなくて済みそうだがな」

 

コルル「魔界にも学校はあるから学校生活に慣れるために人間界の学校に行くのはどうかな?レイラは角がある以外は人間と変わらない姿をしてるから上手く行くと思うよ」

 

レイラ「それも面白そうね」

 

アルベール「手配は俺がしておこう。俺の故郷に戻ったら面白い日々が待ってるぞ」

 

パムーン「俺はちょっと目立ちすぎるから人間界の学校に行くのはやめた方がよさそうだな」

 

ランス「じゃあ、どうするんだい?」

 

 一方のビクトリームはモヒカン・エースと共にメロンを食べていて話に参加していなかった。パムーン達は悪い魔物を全員倒すまで人間界に留まる事になった。

 

サンビーム「ウマゴン、好き嫌いはダメだよ」

 

ウマゴン「メル……」

 

ジェム「サンビームさんの言う通りよ。ヨポポは好き嫌いなんてしてないから見習いなさい」

 

ヨポポ「ヨポポイ!」

 

アポロ「ロップスも今すぐでなくていいから梅干し嫌いは治すんだよ」

 

ロップス「かう…」

 

チェリッシュ「坊や達は元気そうね」

 

ウォンレイ「戦いが終わってほっとしてるんだよ」

 

リィエン「私達のパートナーは落ち着いてるあるね」

 

ニコル「そうね。年長者だからだと思うわ」

 

 みんなは食事を楽しむ一方、キャンチョメはいつもの様子じゃなかった。

 

キャンチョメ「(ガッシュは魔界では落ちこぼれだったのに今では他のみんなとは飛びぬけた凄い強さを持っている…。他のみんなもとてつもなく強い呪文をどんどん覚えていくし、僕、このままだとみんなに置いてけぼりにされてしまうのかな…?)」

 

 キャンチョメはデボロ遺跡での戦いで他の仲間達の強力な術を目の当たりにしていたのを思い出した。

 

清麿『バオウ・ザケルガ!!』

 

恵『チャージル・セシルドン!』

 

ニコル『ディオガ・コファルドン!』

 

リィエン『ラオウ・ディバウレン!』

 

キャンチョメ「(僕って…本当の落ちこぼれなのかな…?)」

 

フォルゴレ「キャンチョメ、いつもの元気はどこに行ったんだい?」

 

キャンチョメ「へへ、いつも通りさ!」

 

フォルゴレ「(明らかに無理をして明るく振る舞ってるな…)」

 

 そして、女性陣から先に入浴となった。自分の部屋に戻ろうとしていた。自分の部屋に戻ろうとしていたグラブは風呂場を通ろうとしていた。

 

グラブ「ん?誰か入っているのか?」

 

 棚には女性陣の服が置かれていた。

 

グラブ「ティオ達が入っているのか…。でも…何だか頭がクラクラしてきた…」

 

 自分の意志とは関係ないかのようにグラブの体が動いた。

 

グラブ「い、いかん!体が勝手に!」

 

 グラブは風呂場に突入しようとした。その頃、女性陣は入浴を楽しんでいた。

 

ジェム「お風呂に入ったら疲れが吹っ飛んじゃうわ」

 

パティ「ねえ、コルル、背中を洗って」

 

コルル「うん」

 

ティオ「恵も大変な目に遭ったわね」

 

恵「そうね。傷だらけになるのはこれまでも結構あったけど、裸にされそうになったし…」

 

レイラ「千年前のゴーレンのパートナーはあんな風じゃなかったわよ。まさかあんなにすさまじい変態がゴーレンのパートナーになるなんて思ってなかったわ」

 

ティオ「あの変態男なんてもう二度と戦いたくないぐらい嫌よ!あの変態ぶりを見てたらフォルゴレがマシに見えるわ」

 

しおり「そういえばフォルゴレさんは昔はあんな性格じゃないとゴーレンのパートナーは言ってたわね。一体、何の事なのかしら?」

 

ニコル「意外と有名人や偉人は若い頃はグレていたりしてる事だって多いのよ。きっと、フォルゴレも最初はそうで後で改心して世界的スターになったんじゃないの?」

 

チェリッシュ「もし、そうだったとしたら相当苦労を重ねた事になるわよ」

 

リィエン「ニコルの推測通りだと、フォルゴレは苦労人かも知れないある…」

 

 そう言ってると、グラブが風呂場に突入した。

 

女性陣「きゃああ~~~っ!!」

 

グラブ「し、しまった!」

 

ティオ「グラブ、あんたは覗き魔だったのね!」

 

グラブ「(こんな時はどうすればいいんだ…!?)」

 

リィエン「覗いたからにはみんなでグラブにお仕置きある!!」

 

 昨日のフォルゴレのようにグラブはお仕置きされた。

 

グラブ「まさか、すぐに殴る蹴るのお仕置きをされるとは…」

 

恵「私達ってどうして覗かれちゃうのかしら?」

 

パティ「それだけ私達が美女揃いって証拠よ。美しくなりすぎると狙われやすくなっちゃうわね~」

 

しおり「それ、必ずしもそういう訳じゃ…」

 

???「みんな、何かあったのか!?」

 

 悲鳴を聞いた清麿達が駆け付けた。グラブをお仕置きしていた女性陣は体にバスタオルを巻いていたため、清麿に見つめられている恵以外は恥ずかしがらなかった。

 

ティオ「さっき、グラブが私達の入浴中を覗いたのよ!もう、昨日はフォルゴレに覗かれて今日はゴーレンのパートナーのせいで恵が裸にされそうになったし、最悪の変態日和ね!」

 

清麿「(変態日和っていうのも間違いではないがな…)」

 

フォルゴレ「私のはわざとじゃなくて事故だよ」

 

 こうして、お風呂の時間は終わったが、キャンチョメはバルコニーで落ち込んでいた。

 

フォルゴレ「どうしたんだい?キャンチョメ。1人で悲しそうに外を眺めて…」

 

キャンチョメ「……僕、みんなの役に立ったのかな…?」

 

フォルゴレ「何を言ってるんだ?ベルギムの時もデモルトの時もキャンチョメがいなかったら勝てなかったんだぞ」

 

キャンチョメ「でも、僕が弱かったせいでキッドが魔界に帰ったし、みんなの姿を見てると僕なんて足元にも及ばないぐらい弱いと実感したんだ!だから、もっと強くなりたい!せめて、僕がガッシュぐらい強かったらキッドも魔界に帰らずに済んだのに…!」

 

 泣きながら話すキャンチョメにフォルゴレは何とも言えなかった。そこをティオと恵が通った。

 

ティオ「どうしたの?キャンチョメ」

 

キャンチョメ「ちょうどいい所に来たね、ティオ。どうしてティオはあんなに凄い呪文が使えるようになったんだい?」

 

恵「どうしてそんな事を聞くの?」

 

キャンチョメ「僕はもっと強くなりたいんだ。今のままじゃ、みんなの足を引っ張ってしまう。だから…、強くなれた秘訣を教えてほしいんだ!頼むよ!」

 

 涙ながらのキャンチョメの頼みに恵とティオは強くなれた秘訣を話す事にした。

 

恵「ティオが強くなれたのは清麿君に頭のツボを押してもらったのと特訓を行った事よ」

 

フォルゴレ「ありがとう。キャンチョメ、清麿に頼みに行こう」

 

キャンチョメ「うん…!」

 

 キャンチョメはフォルゴレと共に清麿の所に行った。そして、キャンチョメは強くなるための特訓はどうなのかを清麿に教えてもらい、ツボを押してもらった。

 

キャンチョメ「さっき言ったのをこなし続ければ僕は強くなれるんだね?」

 

清麿「ああ」

 

キャンチョメ「ちゃんと毎日欠かさずやるよ。後、他のみんなにも清麿にツボを押してもらうように頼みに行ってくるよ」

 

フォルゴレ「それじゃあ、これで」

 

 キャンチョメはフォルゴレと共に自分の部屋に戻っていった。その直後に恵とティオが来た。

 

恵「キャンチョメ君のツボを押して強くなるための特訓の内容を伝えたのね」

 

清麿「強くなりたいという気持ちが伝わってな」

 

ティオ「まぁ、その特訓をこなしたら少しは強くなるんじゃないかしら?」

 

恵「でも、どう言えばいいのかわからないけど、私は何かよくない事でも起こるんじゃないかって思うのよ……」

 

清麿「(俺も嫌な感じがする…。明確にこれからキャンチョメがどうなるかという答えは出てないが…、恵さんの言うよくない事が起きてもそんなに不思議じゃないだろうな…)」

 

ガッシュ「心配するでない、キャンチョメのパートナーはフォルゴレなのだ。そのよくない事が起こってもフォルゴレが何とかするであろう。だから、清麿も恵も暗くするでない」

 

恵「そうね、確かにガッシュ君の言う通りだわ」

 

清麿「フォルゴレならきっと何とかするだろうな」

 

 その後、コルル達も清麿にツボを押してもらった。

 

 

 

 

モチノキ町

 そして、全員故郷へ帰っていった。数日後、ガッシュ達はパートナーが仕事や学校に行っているため、魔物だけで公園に集合した。

 

コルル「あれから数日経つね」

 

ウマゴン「メルメル」

 

パティ「何だかあの激しい戦いが嘘みたいよ」

 

ガッシュ「でも、本当に私達はあの戦いに勝ち、帰ってきたのだ」

 

ティオ「あれから、他のみんなはどうしてるのかしら?」

 

コルル「確かに気になるよ」

 

ガッシュ「みんな元気にやってるのだと私は思うぞ」

 

パティ「そうよね。ガッシュちゃんの言う通り、みんな元気にやってるわよ」

 

コルル「確かレイラは人間界の学校に通うって言ってたわよね。ちゃんと馴染めてるかな?」

 

ティオ「そう言えば、レイラは人間の大人よりも力が強いから案外、ちゃんと力加減ができずに色々壊したりして…」

 

コルル「それ、あり得ると思うよ…」

 

 

 

 

 

某国 学校

 アルベールが教師として勤めている学校ではレイラが初めて学校に登校した。

 

教師「転校生を紹介します」

 

レイラ「レイラです。よろしくお願いします」

 

男子児童A「結構かわいいな!」

 

女子児童「でも、角があるよ」

 

男子児童B「そんなのどうでもいいだろ?」

 

教師「レイラはアルベール先生の親戚の子で親の事情により、この学校に来ました。みんなもレイラと仲良くするんだよ」

 

 ちょうどその日、アルベールが勤める学校は体力テストの日だった。レイラのクラスはまずはボール投げで、次々と児童は挑戦していき、遂にレイラの番になった。

 

教師「では、レイラの番だ」

 

レイラ「ボールを投げればいいのね、えいっ!」

 

 思いっきりレイラはボールを投げた。しかし、これまでの児童の記録を大きく超え、遂にはグラウンドの外にボールが飛んでしまった。

 

男子児童A「な、なんて距離だ!」

 

教師「す、凄い…!校内の最高記録を大幅に更新している…!」

 

アルベール「あちゃ~…、加減しろって言ったのに加減が出来てないじゃないか、レイラ…」

 

 別のクラスの体力テストをしていたアルベールは加減ができていないレイラにため息をついた。次は走り幅跳びだった。

 

レイラ「それっ!」

 

 やはりレイラの場合は砂場を超えてしまった。次は50m走だった。

 

教師「よ~い、ドン!」

 

 合図とともに走り出したが、レイラは他の児童を大きく突き放して1位になった。

 

教師「ま、またしても最高記録を更新した…」

 

 屋外でのテストが終わり、次は体育館での体力テストになった。まずは握力だったが、案の定、レイラは力を入れ過ぎて握力計を壊してしまった。

 

男子児童「すげえ!レイラってかなり力持ちだな!」

 

女子児童「力持ちになった秘訣は何なの?」

 

レイラ「えっと…(まずいわね…、やっぱり人間の子供と一緒に授業を受けたりするために力を加減するのは難しいわ…)」

 

 結局、全ての記録でレイラが学年1位になった。学校が終わった後、アルベールと共に自宅に帰った。

 

レイラ「人間界での学校生活は難しいわね」

 

アルベール「初めはこういった事も多いからな。俺も務めたばかりの頃は結構失敗も多くてね。でも、そのうちレイラも馴染むさ」

 

レイラ「そうね」

 

 

 

 

某国

 一方、パムーンはランスと共にプラネタリウムにいた。

 

パムーン「すげえ!望遠鏡で見てみたが、星ってこんな風になっていたのか!」

 

ランス「そうさ。宇宙には色んな輝きを持つ星があるんだ。僕はプラネタリウムの管理人なんだよ」

 

パムーン「俺、こんなもん見せられたから掃除とかはちゃんとやるぞ!」

 

ランス「頼もしいな!」

 

 

 

 

 

モチノキ町

 時を同じくしてガッシュ達は公園で話を続けていた。

 

ガッシュ「ビクトリームはどうしているのかのう?」

 

ティオ「ビクトリーム!?」

 

コルル「流石にビクトリームはどうしているのかわからないね…」

 

ウマゴン「メルメル」

 

ティオ「案外、メロンを探し求めてるんじゃないかしら?」

 

パティ「あり得るわね。メロンが罠に使われていたら簡単に引っかかるぐらいメロン好きだからティオの言う通りにしてるかも知れないわ」

 

 

 

 

 

某国

 ティオの言った通り、ビクトリームはモヒカン・エースと共にメロンを探し求めていた。

 

ビクトリーム「モヒカン・エース、ゴージャスメロンを食べるまでは頑張ってくれ!」

 

 ビクトリームの言葉にモヒカン・エースは頷き、進んでいた。

 

 

 

 

 

モチノキ町

コルル「そう言えばグラブは残っている魔物はみんな強い奴ばかりと言ってたよね。私達、生き残れるのかな…?」

 

パティ「何を言ってるのよ。私達が力を合わせればどうとでもなるじゃない」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

ティオ「これから、どんな魔物が出てくるのかな?」

 

パティ「ゼオン以外でとんでもなく強い魔物と言ったら竜族の神童とかいるそうだけど、どんな魔物が出て来ようとも、ガッシュちゃんの前では瞬殺よ」

 

ガッシュ「ゼオン以外はのう。(ゾフィスをやっつけた後はファウードなのだ…。今なら清麿を死なせずにリオウを倒せるが…問題はゼオンなのだ…。今の私達でゼオンとどこまで戦えるのやら…)」

 

 

 

 

 

某国

 同じ頃、とある研究所ではある話題で大騒ぎになっていた。

 

研究者「デボロ遺跡に行ってたモーリスとの連絡がとれなくなっただと?」

 

研究員A「はい。数日前から…」

 

研究員B「月の石という画期的な調査するものが見つかったというのに何だ、これは!」

 

研究者「モーリスめ、デボロ遺跡にあるという月の石を持ち帰るように伝えたのに誰にも理解されん芸術と底なしの性欲を満たそうとするからこうなるのだ」

 

研究員A「数々の兵器を開発している我々も人の事は言えないのでは…」

 

研究者「何か言ったかね?」

 

研究員A「それよりも彼を極地に放置するのはよくなかったのではないでしょうか?彼は世界でも数えるほどしかいないとされる逸材なのですよ。彼を失う方が損失が」

 

研究者「全く、君はグレースと同じぐらいDに情が湧いているようだね。どうせ、Dは死んでるよ」

 

研究員A「万一という可能性もあるのですよ。あなたがそんな事をしたら彼は必ず復讐しに来ます!そうしたら」

 

研究者「口答えするのなら、もう君はどこかへ行きたまえ。我々の所には必要ない」

 

研究員A「言われなくても出てきます。後で後悔しても私は知りませんよ」

 

 良心的な研究員は出ていった。

 

研究者「全く、なぜ奴はDがまだ生きているという考えができると言うんだ。そんな可能性など」

 

???「ないとでも思っていたのか?」

 

 楽観的な考えをする研究者が声がした方を向くと、そこにはゼオンとデュフォーがいた。

 

研究者「D、なぜ生きている!?お前を極地の研究施設ごと破棄したはずだ!」

 

ゼオン「これからお前に言う必要はない」

 

研究者「それより警備の連中はどうした!?Dとガキが来たのになぜ我々へ連絡しない!?」

 

デュフォー「全員ねている」

 

ゼオン「デュフォー、こいつらがお前を長年苦しめてきた連中か?」

 

デュフォー「そうだ。こいつらの事はお前に会ってからどうでもいいと思っていたが、モーリスという不快な男を見て気が変わった。だから、始末する事にした」

 

ゼオン「お前ら、デュフォーを長年苦しめてきたそうだな。俺もお前らの事はどうでもいいが、デュフォーが始末したいと言っているから始末するぞ…」

 

研究者「な、何をしている!早くDとガキを取り押さえろ!」

 

 研究者の命令で多くの警備員が来たが、ゼオンに一蹴された。

 

研究者「人間のガキが大人を一掃したとは…!」

 

ゼオン「これから始末されるお前らに特別に言っておこう。俺はゼオン、魔物だ…」

 

研究者「魔物!?我々も研究対象にしようと考えていた不思議な奴等か!?」

 

 デュフォーの持つ本の光が大きなものになっていた。

 

デュフォー「最大呪文を撃つのを止めないのか?」

 

ゼオン「お前にとって忌々しい連中を排除するんだろ?だったら、お前の好きにするといい」

 

研究者「ま、待つんだ!君への仕打ちは全て我々が悪かった!そうだ、我々の全財産を君に譲るというので許してくれないか?名誉も賞状も全て君に譲る!悪い話では」

 

デュフォー「ジガディラス・ウル・ザケルガ!!」

 

 研究者の命乞いも聞かず、デュフォーはゼオンの最大呪文、ジガディラス・ウル・ザケルガを発動させた。凄まじい電撃は研究所を破壊し尽くしたのであった。それを出ていった研究員は目撃していた。

 

研究員A「あの研究所の爆発、デュフォーの仕業なのか…?そう言えば、私が独自に入手したデュフォーの情報では、デュフォーはあの銀髪の少年と一緒にいたな。もしかすると、あの銀髪の少年が彼を助けたのかもしれない…」

 

 ゼオンとデュフォーは燃える研究所を後にしていた。

 

ゼオン「つまらん景色だ」

 

デュフォー「そうだな。また違う景色はどうすれば見れるんだろうな?」

 

ゼオン「見なきゃ死ぬって訳でもないし、そう焦る事でもないだろう?」

 

デュフォー「そうだな…」

 

 2人は燃える研究所を後にした。デボロ遺跡での大きな戦いは終わったが、次の戦いの狼煙が上がるのはそう遠い事ではなかった。





これで今回の話は終わりです。
今回は石版編のエピローグとして、ホテルでの休息とその後を描きました。
グラブの『い、いかん!体が勝手に!』はアニメのグラブの声はサクラ大戦の大神隊長だったので、それにちなんだネタとして取り入れました。
悪い魔物が全員魔界に帰るまで人間界に残る事にしたパムーン達はファウード編でも再登場します。
ちなみに、最後のゼオンペアが始末した研究者はデュフォーの回想に出ていた悪い科学者で、本編には出ていなかったのでゼオンペアが始末したのではと思い、この展開を挿入しました。
この話で石版編は終わりですが、すぐにファウード編には入らず、アニメオリジナルの狭間の世界編に突入します。
次の話はキャンチョメペアがキッドを失って元気のないナゾナゾ博士を元気づける話です。
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