金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL42 中国旅行

???

 人間界のある場所で光が放たれた。

 

高嶺家

 その夜、ガッシュは不思議な夢を見ていた。

 

ガッシュ「何なのだ…?」

 

 再び寝ようとしたら、清麿の毛布を引っ張っていった。

 

清麿「こら、ガッシュ、寝ぼけるな!」

 

 翌日早朝、中国旅行へ行くため、ガッシュ達はサンビームを待っていた。ガッシュは何やら石を積み上げていた。

 

ガッシュ「できた」

 

ウマゴン「メル」

 

ガッシュ「ウマゴン、これを知らぬのか?」

 

ウマゴン「メル?」

 

ガッシュ「私も知らぬ(昨日の夢は一体、何だったのだ…?)」

 

清麿「何やってんだ?ガッシュ。準備は終わったのか?」

 

ガッシュ「準備は終わっておるのだが…、私は昨日、おかしな夢を見たのだ」

 

清麿「その夢は前の戦いの時にも見たのか?」

 

ガッシュ「前の戦いの時はそんな夢は見なかったのだ」

 

清麿「これも、前の戦いと違うのか…ん?」

 

 ポストに手紙が入っていた。

 

清麿「何でエアメールが?」

 

 そんな時、電話が鳴った。

 

清麿「はい、もしもし…」

 

ナゾナゾ博士『元気にしているかね?清麿君』

 

清麿「その声は…」

 

ガッシュ「ナゾナゾ博士~!」

 

ナゾナゾ博士『その通り、何でも知ってる不思議な博士だ。ガッシュ君もウマゴン君も元気そうだな』

 

ガッシュ「元気いっぱいなのだ!」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

ナゾナゾ博士『早速だが、君に調べてもらいたい事がある。手紙が届いたと思う。同封した写真は衛星から撮ったものだ』

 

 封筒の中には2枚の衛星写真があった。一つは光が放っている時のもの、もう一つは光がない時のものだった。

 

清麿「これは?」

 

ナゾナゾ博士『光の正体はわからない。だが、不吉な予感がする。もしかしたら…』

 

清麿「ナゾナゾ博士」

 

ガッシュ「すっごい、すっごい!」

 

清麿「場所は…中国ですって!?」

 

ガッシュ「ちょうど私達も中国旅行へ行く予定なのだ!」

 

ナゾナゾ博士『もしかしたら、魔界と何か関係があるのかも知れない。中国旅行のついでの頼めないか?』

 

清麿「わかりました」

 

 電話が終わった後、華が来た。

 

華「清麿、ガッシュちゃん、ウマゴンちゃん、中国旅行に連れて行くサンビームって人が来たわよ」

 

清麿「わかった!」

 

 

 

 

飛行機

 ガッシュ達は中国に向かっていた。

 

ガッシュ「コルル達も同じような夢を見たのか?」

 

コルル「うん」

 

パティ「おかしな夢だったわ。いつものガッシュちゃんと結ばれる夢やティオに横取りされる夢じゃないの」

 

清麿「(夢の中でもパティはティオの事を敵視してるのか……)」

 

ウルル「(いつもの事ですよ…)」

 

しおり「何だが、ナゾナゾ博士の言う通り嫌な感じがするわ」

 

パティ「それだったら、その場所でガッシュちゃんのパートナーのアンサーなんとかっていうのを使えばいいのよ。そうしたら一瞬でわかるんでしょ?」

 

しおり「アンサー・トーカーよ。でも、ナゾナゾ博士の話によれば、アンサー・トーカーは自在に使うには数か月単位のトレーニングが必要なのよ。それに、脳への負担も大きいそうだからむやみに使うべきじゃないわ」

 

サンビーム「とにかく、何事もない事を祈ろう」

 

 そんな時、一同の本が一斉に光った。

 

パティ「一斉に光って何が起きたの?」

 

『おめでとう、人間界に生き残った諸君よ!この時点をもって、残りの魔物の数は40名になりました。試練を乗り越え、さらなる成長をし、魔界の王になるべく、これからも全力で戦い合ってください』

 

しおり「遂に魔物の数も半分を切ったようね」

 

ガッシュ「(千年前の魔物との戦いが終わってようやく40人となったのか…。今回はコルルやパティといった前の戦いでは千年前の魔物との戦いが終わった時点で既に魔界に帰っておる者達のうち、何人かが生き残っておるからのう…)」

 

サンビーム「半数を切って戦いもいよいよ後半戦だ。敵との戦いは気を引き締めて行こう」

 

パティ「その前に中国旅行を楽しみましょう!あ~、本場の餃子やチャーハン、北京ダックなどが食べたいわ…」

 

清麿「(食べ物が優先かよ…)」

 

 中国のおいしい料理を食べたいパティに清麿は呆れ、ウルルはため息をついていた。

 

 

 

 

中国

 中国に到着した後、一行は指定の場所を目指していた。

 

ガッシュ「ウマゴン、中国に来たのだ!」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

パティ「おいしそう……」

 

 売店を通り過ぎる度にパティは中国料理に目を光らせていた。

 

ウルル「はぁ…今回も食べすぎそうですね…」

 

サンビーム「パティが食べすぎるからウルルはお金の事で苦労してるな…」

 

コルル「せっかく旅行に来たから私達もお土産を買っていこうよ」

 

しおり「そうね。せっかくだから、お土産も買っていく?」

 

コルル「そうしようよ」

 

清麿「ま、中国まで来たからお土産を買おう」

 

 一同は中国のお土産を買いに売店に来た。

 

パティ「ねえ、ウルル、北京ダックを買いたいわよ」

 

ウルル「でも、値段が高いですよ…」

 

サンビーム「私は何を買おうか…」

 

ウマゴン「メル……」

 

コルル「しおりねーちゃん、このアクセサリーを買っていい?」

 

しおり「いいわよ。値段も安いし、コルルに合ってると思うわ」

 

ガッシュ「清麿は何を買うのだ?」

 

清麿「俺は……」

 

 何を買おうか迷う清麿だったが、偶然チャイナドレスが目についた。すると、恵がチャイナドレスを着ている姿が見えた。

 

清麿「(め、恵さんがチャイナドレスを着てるのが見えてしまうなんて…。とりあえず、チャイナドレスを…)」

 

???「何をニヤニヤしてるの?清麿」

 

清麿「どわっ、急に脅か」

 

 急に聞かれて声がした方を向くと、そこにはティオと恵がいた。

 

清麿「恵さん、ティオ!どうしてここに!?」

 

ティオ「恵の仕事で中国にいたの」

 

恵「清麿君達はどうして中国に?」

 

サンビーム「私が仕事の同僚からチケットをもらってな。清麿達も誘ったんだ」

 

清麿「後、ナゾナゾ博士から頼まれ事も頼まれている」

 

ガッシュ「ティオも何かお土産を買うのか?」

 

ティオ「まあね。清麿は何を買うの?」

 

清麿「俺は……」

 

ティオ「わかった、恵にチャイナドレスを着てほしいからチャイナドレスを買おうとしてたのね!」

 

 ティオの言葉が図星で清麿は蒸気が出る程顔が真っ赤になった。

 

ガッシュ「どうして清麿は恵にチャイナドレスを買おうと思ってるのだ?」

 

ティオ「見かけた時に清麿がチャイナドレスを凝視してニヤニヤしてたからよ」

 

パティ「恋に関しては敏感ね」

 

恵「清麿君が私に買ってくれるなんて…。じゃあ、私はウォンレイが着てるような服を清麿君に買ってあげるわよ」

 

 結局、お互いに中国系の服を買う事となり、着用してみた。

 

ティオ「なかなか似合うじゃない、恵!清麿も結構似合うし、お揃いって感じよ!」

 

恵「リィエンに見せたらどういう評価をするのかしら?」

 

コルル「それは実際に本人が見ないとわからないよ」

 

しおり「リィエンは中国のどこにいるのかな?」

 

ティオ「デボロ遺跡での戦いが終わって別れる時に聞いてなかったわね」

 

恵「運よく会えたらいいけどね」

 

 しばらく一同は恵の撮影を見る事にした。

 

清麿「(そう言えば、例の光が出ている場所はこの辺りだったな…。衛星写真を見比べてみると…光が出てない時に撮ったものは石の配置がまるで本の模様のようにも見えるな…)」

 

マネージャー「清麿君もその中国の服、似合ってるわよ」

 

清麿「そ、そうですか……」

 

マネージャー「恵ちゃんと並んだらもっと絵になるかもね。恵ちゃんのチャイナドレス姿もお似合いよ」

 

恵「清麿君と…?」

 

 マネージャーの発言に清麿と恵は顔を赤くした。その後、昼食は恵とティオも加わって楽しくとった。

 

清麿「何っ!?ティオもガッシュ達と同じ夢を見たのか!?」

 

恵「ええ。『光に集え』とかって声がした夢を見たそうよ。それに、少し前からこの辺りで光が放たれるようになって、地元の人は悪い事の前触れではないかと噂になっているわ」

 

清麿「恐らく、魔界が絡んでいるのだろう。とりあえず、夕方辺りに」

 

客「おい、昼間なのに例の光が出ているぞ!」

 

 客の声にガッシュ達が慌てて外に出ると、ナゾナゾ博士の写真と同じ光が出ていた。

 

清麿「あれは間違いない!ナゾナゾ博士の写真と同じ光だ!」

 

 光に驚いていると、何やら爆発音がした。

 

パティ「今度は何なのよ!」

 

ガッシュ「とにかく、行ってみるのだ!」

 

 ガッシュ達が光の方へ行ってみると、そこにはウォンレイとリィエンの姿があった。

 

ガッシュ「おお、ウォンレイにリィエンではないか!」

 

ティオ「まさか、近くにいるなんて思ってなかったわ。やっほー!」

 

リィエン「ガッシュ、ティオ、今は挨拶をしてる時じゃないある!」

 

ティオ「それってどういう」

 

 その言葉通り、魔物の攻撃が飛んできた。

 

パティ「ちょっと、誰が撃ったのよ!」

 

コルル「まさか、ウォンレイは他の魔物と…」

 

 攻撃が来た方からブラゴとシェリーが姿を現した。

 

サンビーム「ブラゴだと!?」

 

清麿「どっちもなぜこんな場所で戦っているんだ!?」

 

ウォンレイ「その理由は至って簡単、ブラゴが私達の仲を侮辱したからだ!私への侮辱は聞き流しても、リィエンへの侮辱は絶対に許さん!例え優勝候補であろうともな!」

 

ブラゴ「ふん、戦いそっちのけで女に現を抜かして呑気に暮らしている甘ちゃんコンビと言っただけでこうも怒るとはな」

 

ウォンレイ「ブラゴ、お前には私とリィエンの想いは理解できないであろう!行くぞ!」

 

ブラゴ「しゃらくせえ!」

 

 ウォンレイとブラゴは激突した。

 

恵「清麿君、私達も」

 

清麿「止めたい所だが、今のウォンレイとブラゴは頭に血が上っている。あの戦いは俺達には止められない…」

 

 凄まじい気迫でぶつかり合うウォンレイとブラゴの姿にはガッシュ達は入り込む余地はなかった。

 

リィエン「ガンズ・バウレン!」

 

 ウォンレイの連続パンチをブラゴは受け止め続けた。その隙にリィエンはシェリーに襲い掛かり、今度はリィエンとシェリーの女同士の格闘戦となった。

 

シェリー「ブラゴがまだ恋愛を理解してないが故にあなた達を怒らせてしまった事は謝るわ。でも、魔界の王を決める戦いの最後に生き残るのはたった一人。私はブラゴと違ってあなた達の事をバカにする気も恨みもないけど、勝たせてもらうわよ!」

 

リィエン「負けられないのはこっちも同じある!私達の方こそ勝つある!」

 

 拳をぶつけあったりした後、互いに距離をとった。

 

シェリー「アイアン・グラビレイ!」

 

リィエン「レドルク!」

 

 ブラゴのアイアン・グラビレイをウォンレイは脚力を強化してからリィエンを抱え、その場から猛スピードで離れた。

 

ウォンレイ「リィエン、このまま一気に奴の懐に飛び込むぞ!」

 

リィエン「はいある!ゴウ・レドルク!」

 

 更に脚力を強化してからウォンレイは一気にブラゴに接近した。猛スピードにはブラゴも反応が間に合わず、まともに蹴りを受けた。

 

ブラゴ「ちっ、こいつは俺よりパワーは劣るがスピードは勝ってやがる…!」

 

 

 

 

???

 ある場所ではその場所に設置されたコイルが作動していた。

 

???「強い力だ。この力ならば……」

 

 

 

 

中国

 ブラゴとウォンレイは今度は格闘戦で渡り合っていた。

 

ブラゴ「てめえのような女に現を抜かす軟弱な奴は魔界に帰りやがれ!」

 

ウォンレイ「ブラゴ、目指す王の姿は人それぞれだ。お前の目指す王の姿を私は否定しない。だが、リィエンへの侮辱だけは許さん!リィエンに謝れ!」

 

 お互いに距離をとった。

 

シェリー「あの魔物、できるわね」

 

ブラゴ「シェリー、一気に勝負を決めるぞ!」

 

ウォンレイ「リィエン、このまま長引かせると心の力で劣るリィエンが不利だ!一気に勝負を決める!」

 

リィエン「はいある!」

 

 互いに心の力をかなり込めた。

 

ガッシュ「次の一撃で勝負を決めるつもりなのだ」

 

コルル「どっちが勝つのかな?」

 

清麿「どっちが勝つんだ…?」

 

 念のため、アンサー・トーカーを清麿は発動させた。すると、どちらが勝つのでもない、とんでもない答えが出た。

 

清麿「(何なんだ?この答えは…!)」

 

恵「どうしたの?清麿君」

 

清麿「早くシェリーとリィエンに呪文を唱えるのをやめさせるんだ!そうしないと、大変な事になる!」

 

ティオ「そんな事をしなくても二つともチャージル・セシルドンで防げば」

 

清麿「そうしても同じ結果になる!早くするんだ!」

 

 答えを出した清麿の行動は間に合わず、シェリーとリィエンは互いにディオガ級の威力の呪文を唱えようとした。

 

シェリー「ディオガ・グラビドン!」

 

リィエン「ゴライオウ・ディバウレン!」

 

 巨大な重力の球と白虎がぶつかり合った。その際に近くで放っていた光が強くなった。

 

ウルル「光がさらに強くなりましたよ!」

 

サンビーム「一体、何が起ころうとしてるんだ…?」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

 

 

 

???

 ディオガ・グラビドンとゴライオウ・ディバウレンのぶつかり合いはある場所にいるある者も感じ取っていた。

 

???「おお!この力だ、この力を待っていたのだ!扉が、扉が開いて行く!」

 

 その通り、空間に穴が開いていた。

 

 

 

 

 

中国

 人間界でのディオガ・グラビドンとゴライオウ・ディバウレンのぶつかり合いは続いていた。しかし、二つの術は近くの光に吸い込まれた。

 

リィエン「こ、これは何ある…?」

 

シェリー「何かおかしいわ!」

 

恵「これが、清麿君の言ってた大変な事…!」

 

清麿「このままだと俺達まで…!」

 

 二つの術が吸い込まれるのと同時にブラゴペアとウォンレイペアはおろか、ガッシュ達まで光に吸い込まれていった。




これで今回の話は終わりです。
アニメオリジナルの狭間の世界編のこの話はガッシュとブラゴの激突により、双方のペアが狭間の世界に飛ばされるのですが、今小説のガッシュは既に魔界の王を決める戦いを通してブラゴの事をよく知っている上に今の時点でのガッシュとブラゴの実力差もすさまじいので、アニメのマジロウというガッシュの友達になった魔物がブラゴによって魔界に帰された事に激怒し、ブラゴに挑むという展開がやりづらく、ブラゴと戦う相手をウォンレイに変更し、戦いのきっかけもよりシンプルな誤解にしました。
ちなみに、アニメオリジナルの魔物のニャルラトとマジロウは今小説では70名になったという知らせの前に脱落しています。
今回、清麿と恵は中国系の服を着たまま仲間達と共にウォンレイとブラゴの戦闘を目撃して一緒に狭間の世界に飛ばされています。今小説の狭間の世界編では今回のゴライオウ・ディバウレンのように本来ならファウード編で出る一部の呪文が先行解禁されます。
次の話は狭間の世界が舞台です。
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