金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL43 狭間の世界

???

 ディオガ・グラビドンとゴライオウ・ディバウレンのぶつかり合いにより、激突した二組とその戦いを見ていたガッシュ達は見知らぬ世界へ飛ばされてしまった。黒い光はある建物の近くへ、6つの光は遠くの方へ飛ばされた。

 

???「ようこそ、人間界の客人達。魔界との狭間の世界へようこそ。さて、客人はいずこへ?」

 

兵士「はっ、一組は城内に。もう一組と巻き添えになった5組は北西部平原に着地したと思われます」

 

???「余計な連中を巻き添えにしたが、何も問題はない。クロガネ」

 

クロガネ「はっ」

 

???「こちらから出迎えよう」

 

クロガネ「はっ」

 

 その言葉通り、ブラゴペアは城内に、他の6組は北西部の平原に着地した。

 

清麿「ここはどこだ……?」

 

 先に起きた清麿は起き上がろうとしたが、他の面々も近くにいたものの、恵に至っては気を失ったまま自身に抱き付いていた事に気付いて顔を赤くした。

 

清麿「(気を失っている恵さんの顔も綺麗だ…。って、いかんいかん!起こさないと!)恵さん、起きて!」

 

恵「…んんっ、清麿君…?あっ!?」

 

 未知の世界に飛ばされる際、清麿に抱き付いたまま気を失っていた事に恵は気づき、思わず顔を赤くした。

 

恵「清麿君、さっきの状態はわざとじゃなくて…」

 

清麿「と、とりあえずみんなを起こそう」

 

 2人はガッシュや他のみんなを起こした。

 

コルル「ここはどこなのかな?」

 

ウォンレイ「少なくともどこかへ飛ばされたのは間違いないみたいだ」

 

パティ「こういう時こそアンサーなんとかの出番よ。ガッシュちゃんのパートナー、さっさとアンサーなんとかっていう力を使いなさいよ」

 

清麿「その前にリィエンとウォンレイに聞きたい事がある。どうして二人はブラゴとシェリーの2人と戦っていたんだ?」

 

リィエン「それは、さっきの戦いの少し前の事ある…」

 

 

 

 

 

回想

 リィエンとウォンレイは畑仕事を終え、光の出ている場所へ向かおうとしていた。。

 

リィエン「あの光、少し前からよく出てるけど、何あるかな?」

 

ウォンレイ「私もあんな光は魔界でも見た事がない。あの場所は近いからその場へ行って確かめてみるか?」

 

リィエン「そうするある!」

 

リィエン『私達の住んでいる村の近く光が出たから、畑仕事が終わってからウォンレイと私は向かおうとしたけど、そこにブラゴとシェリーが来たある』

 

ブラゴ「おい。お前、ウォンレイとか言ってたな。戦いそっちのけでパートナーの女と何をしている?」

 

ウォンレイ「ただ、私はリィエンと共にあの光を見に行くだけだ」

 

ブラゴ「畑の様子をたまたま見てたが、お前とそのパートナーはお互いに現を抜かし合う甘ちゃんコンビのようだな。そんなんじゃ絶対に王になんかなれんぞ」

 

リィエン「…ブラゴ、さっきの言葉を取り消すある!」

 

ブラゴ「何…?」

 

ウォンレイ「私とリィエンは強い絆で結ばれている!私に対する暴言は聞き流してもいいが、リィエンへの暴言は絶対に許さん!覚悟しろ、ブラゴ!」

 

シェリー「(少しブラゴの対応はまずかったわね…。ある程度王の風格は備わってもまだあの2人の恋を理解していないようだわ…)」

 

ブラゴ「ふん、どっちにしろてめえともいずれは戦うんだ。てめえらがその気なら受けて立つ!」

 

 

 

 

リィエン「といった感じで私達はブラゴと戦っていたある」

 

しおり「確かにブラゴももう少し労わるような事を言うべきだったわね」

 

パティ「話が終わったのなら、すぐにアンサーなんとかを使いなさいよ!」

 

清麿「アンサー・トーカーだ。わかったから、ちょっと待ってろ」

 

 自分達のいる未知の世界がどこなのか清麿はアンサー・トーカーで答えを求めた。すると、驚きの答えが出た。

 

サンビーム「どこなのかわかったのか?」

 

清麿「……今、俺達のいる世界は…人間界と魔界の間にある世界、狭間の世界だ!」

 

 その言葉に一同は衝撃を受けた。

 

ガッシュ「(狭間の世界だと!?確か、父上が言っていた罪人の流刑地のあの狭間の世界なのか!?)」

 

恵「ガッシュ君は王の特権とかを知ってたりして割と物知りだけど、狭間の世界も知ってるの?」

 

ガッシュ「来たのは初めてなのだが、父上から聞いた事はあるのだ。この狭間の世界は悪い事をした魔物が追放される土地なのだと」

 

コルル「じゃあ、私達って王を決める戦いから脱落したの?」

 

ティオ「そんな訳ないでしょ!本が燃えたらこんな世界じゃなくて魔界に送り返されるのよ。第一、まだ私達の本は燃えてないわ」

 

コルル「でも、戻る方法がわからないなら、私達は脱落したも同然だよ」

 

 元の世界に戻れない事に一同の不安は広がっていた。

 

清麿「とにかく、このままじっとしていても元の世界に戻る事なんかできない!魔物を見つけたら聞き込みでもしながら元の世界に戻る方法を見つけよう!」

 

 ガッシュ達は煙が出ている方へ向かった。

 

清麿「これほど純度の高い鉄の鉱石は見た事がないな」

 

パティ「どうしてそういうのがわかるの?私達には普通の石にしか見えないわよ」

 

リィエン「私達にはそういったのはわからないのに清麿は凄いある」

 

ガッシュ「煙が出ている方に行けば住んでおる魔物に会えるであろう」

 

 

 

 

 一方、ブラゴとシェリーも起き上がった。

 

ブラゴ「こ、ここは…?」

 

シェリー「ブラゴ」

 

ブラゴ「どうやら、とんでもない所に来ちまったな」

 

シェリー「どういう事?」

 

ブラゴ「考えてる場合じゃなさそうだ」

 

 城から魔物達がぞろぞろと出てきた。

 

シェリー「一体、どういう事?」

 

 戦闘態勢に入ったブラゴペアを何者かは見物していた。

 

???「ふふふ、ここはもういい、お前は別の一組を城へ連れてこい」

 

クロガネ「巻き添えになった連中はどうしますか?」

 

???「お前の判断に任せる」

 

クロガネ「はっ!」

 

???「いよいよだ…ふふふっ」

 

 ブラゴと魔物達の睨み合いは続いていた。

 

ブラゴ「シェリー」

 

 魔物達はシェリーが本を持っている事に驚いていた。

 

兵士A「本が!」

 

兵士B「持ってる!」

 

シェリー「レイス!」

 

 何体かをレイスで一層した。

 

???「ふふふっ、ようこそ、狭間の世界へ。ようこそ、罪人の世界へ」

 

ブラゴ「狭間だと?」

 

シェリー「罪人の世界?」

 

マエストロ「私の名はマエストロ。私はこの世界を治める王たる者!」

 

 マエストロの自己紹介と共に歓声が上がった。

 

 

 

 

狭間の世界

 その頃、ガッシュ達は煙の方へ進んでいた。

 

パティ「これ、落ち葉じゃないわね」

 

清麿「多分、石の結晶の森なんだろう」

 

恵「なんか、生き物とかもいなくて不気味だわ」

 

 そんな中、空が曇って石の雨が降ってきた。

 

ガッシュ「石の雨なのだ!」

 

清麿「バカ、とにかく逃げるんだ!」

 

 一同は急いで煙の方を目指した。そして、途中の橋の下で雨宿りしていた。その際に男性陣は女性陣の代わりに石に多く当たってしまい、タンコブがたくさんできていた。

 

恵「清麿君、私の代わりに石にたくさん当たって大丈夫?」

 

清麿「恵さんに怪我がないならどうって事ないよ…」

 

ティオ「私達はガッシュのマントに隠れて何とかなったけど…」

 

ガッシュ「ウヌゥ、鉄の傘があればよかったのだが…」

 

ウルル「(そういう次元じゃないと思うぞ…)」

 

コルル「ねえ、あそこに村があるよ!」

 

 コルルの指差した方には村があった。

 

しおり「みんな、鉄の傘を持ってるわね」

 

清麿「マジかよ…」

 

リィエン「とりあえず、あそこで情報収集をするある」

 

 橋の向こうに見える村でガッシュ達は情報収集する事にした。

 

 

 

 

 一方、ブラゴペアはマエストロと会話していた。

 

マエストロ「狭間の世界。人間界と魔界の隙間にある世界」

 

シェリー「な、何ですって!?」

 

マエストロ「ここは罪人の流刑地。魔界の罪人が流されてくる見捨てられた土地なのだ。ここは最果ての地。空に見えるのは元の世界を示す印。しかし、ここは人間界へも魔界へも誰も戻る事はできぬ世界。つまり、お前達はもう…」

 

シェリー「私達は…」

 

ブラゴ「王を決める戦いから、脱落したというのか!!?」

 

マエストロ「ふっ、その通り」

 

 

 

 

狭間の世界

 その頃、ガッシュ達は村人から情報収集をしていたが、いまだに元の世界へ帰る方法は見つからなかった。

 

清麿「みんなで情報収集をしても有力な情報は得られないとはな…」

 

パティ「こうなったら最後の手段よ。ガッシュちゃんのパートナーのアンサーなんとかを使うのよ」

 

しおり「でも、アンサー・トーカーでも答えが出せない時もあるそうよ。もし、元の世界へ帰る答えが出なかったらどうするの?」

 

パティ「うぅっ…」

 

サンビーム「それに、清麿への負担も大きいんだ。今は安易に使わずに休ませて、いざという時に備える必要がある」

 

老人「お前さん達、早くここを離れた方がよさそうじゃぞ」

 

ウルル「一体どういう…」

 

???「いたぞ!こっちだ!」

 

 外を見てみると、そこには兵士と思わしき魔物がいた。

 

ウォンレイ「敵に見つかってしまったようだ!」

 

清麿「ここは逃げるぞ!」

 

 一同は逃げたが、進んだ先で囲まれてしまった。

 

清麿「囲まれたか!」

 

リィエン「こうなったら、戦うある!」

 

 パートナー一同は一斉に本を出した。

 

兵士A「本だ!」

 

兵士B「本を持ってる!」

 

ティオ「周りの魔物、何かに驚いているよ」

 

清麿「それにおかしいぞ、奴等は術で攻撃してこない」

 

恵「術で攻撃して来ないのにも何かあるんじゃないかしら?」

 

清麿「その可能性は十分にあり得る」

 

ガッシュ「皆の者、中央突破なのだ!」

 

サンビーム「まずは私達から行かせてもらおう。ウマゴン、清麿にツボを押してもらってから出た新しい呪文を試すぞ!」

 

ウマゴン「メル!」

 

サンビーム「ディオエムル・シュドルク!」

 

 ウマゴンは炎の鎧を纏った。しかし、炎を制御できずに近くにいた面々が熱がっていた。

 

サンビーム「あちちちっ!!」

 

パティ「熱いじゃない!もし、あんたの炎のせいで私達の本が全部燃えたらどうするつもりよ!!」

 

 自分のせいでガッシュ達の本が燃えたらと想像したウマゴンは体育座りして落ち込んでしまった。

 

サンビーム「まさか、新しく覚えた術がこんなに危険な術だったとは…」

 

ガッシュ「ウマゴン、今は落ち込むでない!」

 

パティ「だったら、私の水で吹っ飛ばしてあげるわ!」

 

ウルル「アクルガ!」

 

 アクルガで進行方向の先にいた兵士達は一気に吹っ飛ばされた。

 

パティ「もう、ガッシュちゃんのパートナーのお陰で私の術は水場が近くにあったらウルルの心の力の消費を抑える事ができたり威力を上げられることがわかったのにどうして水場が近くにないのよ!」

 

ウルル「そう言っても戦いはいつも水場の近くでやるとは限りませんよ」

 

サンビーム「さぁ、早く行くぞ!」

 

兵士「させるか!」

 

リィエン「ハイ~~ッ!!」

 

 襲い掛かった兵士はリィエンに蹴り飛ばされた。

 

兵士「この女、人間の癖に強いぞ!」

 

リィエン「次は誰がやられたいある?」

 

 人間なのに強いリィエンに思わず兵士達は後ずさりした。

 

清麿「みんな、今の内に行くぞ!」

 

 

 

 

 その頃、ブラゴペアは…。

 

マエストロ「一緒に来い。お前達を客人として迎えようじゃないか。」

 

ブラゴ「何?何が言いたい?」

 

マエストロ「私ならば、お前達を元の世界に帰す事ができるという事だ」

 

 それから、マエストロは配下の報告を聞いていた。

 

配下「マエストロ様、クロガネの部隊は予定通りに展開。よい報告ができるかと」

 

マエストロ「それはいい。客人を呼んでこい」

 

配下「ブラゴ様でございますか?」

 

マエストロ「そうだ」

 

配下「わかりました。すぐに呼んでまいります」

 

マエストロ「おっと、忘れてた。奴だけでいい」

 

 客人として迎えられたブラゴペアはある部屋にいた。

 

シェリー「ブラゴ、本当にこれでよかったのかしら?」

 

ブラゴ「どういう意味だ?」

 

シェリー「あのマエストロという魔物を信用していいか。人間界に戻る方法を知ってると言うけど、すんなり信用するのは危険だと思う」

 

ブラゴ「俺達はこの世界についてほとんど何も知らない。情報を得るにはこれが最良の選択だ。相手がどうあれな」

 

 そんな中、ノックする音が聞こえた。

 

配下「ブラゴ様、マエストロ様がお呼びでございます。シェリー様はここでお待ちを」

 

 ブラゴが行ったあと、シェリーは考え事をしていた。

 

シェリー「(あの紫の本の子達も来ているのかしら…?)」

 

 

 

 

 

狭間の世界

 一方のガッシュ達は一応、追っ手から逃げきった。

 

ウォンレイ「何とか追っ手から逃げる事ができたな」

 

コルル「清麿お兄ちゃん、私達ってどうして追われてるの?」

 

清麿「どういう訳かは知らないが、俺達はお尋ね者らしい。ガッシュ、なぜ狭間の世界の魔物達は術を使わないんだ?お前は何か知ってるのか?」

 

ガッシュ「使わないのではなく、使えないのだ。ここ狭間の世界では本を持つ魔物だけが術を使えると父上から聞いたのだ」

 

恵「だから、あの魔物達は本を持ってる私達に驚いていたのね」

 

ティオ「って事は…自分達の本を持っていればパートナー抜きで術が出せるのね」

 

ガッシュ「その通りなのだ」

 

パティ「でも、片方手が塞がっちゃうから不便よね~」

 

ティオ「恵と一緒に戦ってきたから、やっぱりここでも恵に本を持ってもらった方が落ち着くわ」

 

恵「そうね」

 

ウォンレイ「私もティオと同じだ。リィエンに持ってもらった方が落ち着く」

 

 パートナーと一緒に戦ってきた時間が長かったせいで本を持てば魔物だけで術を出せるとわかってもガッシュ達はパートナーに本を持ってもらう方が落ち着くのであった。そんな時、何かが落ちてきてガッシュ達はそれをかわした。上を向くと、そこにはクロガネ率いる部隊がいた。

 

サンビーム「見つかってしまったか!」

 

清麿「どうやら、そうみたいだ」

 

クロガネ「人間界より来た魔物と人間達、マエストロ様の所へ連行する!無駄な抵抗はやめて投降しな!」

 

パティ「誰がはい、投降しますってすんなり言うとでも思ってるの!?」

 

ティオ「私達はこんな何もない世界に来てしまってムシャクシャしてるのよ!あんた達の首も絞めてやるわ!」

 

清麿「(マエストロ?誰だ?そいつは…)」

 

クロガネ「このクロガネ様に向かって生意気に首を絞めてやるとか言ってんじゃねえ!お前達はただの道具だ!口答えする事すら許されてねえんだよ」

 

ガッシュ「私達が道具だと…!」

 

クロガネ「ああ?それがどうした?」

 

コルル「その言葉、取り消して!私達は道具なんかじゃない、ちゃんと自分の考えを持って生きている魔物とそのパートナーよ!」

 

ガッシュ「そこをどくのだ!私達は元の世界に帰る!」

 

ウォンレイ「どかぬというのであれば、お前達を蹴散らすぞ!」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

クロガネ「どうやら、この軍勢が見えてないらしいな。お仕置きだ、あばらの2、3本覚悟しろや!」

 

清麿「覚悟するのはお前達の方だ!」

 

恵「私達は共に戦う魔物と共に幾多の戦いを乗り越えた!」

 

しおり「その戦いはどれも厳しかったけど…!」

 

ウルル「乗り越える度に魔物や仲間との絆も深まった!」

 

サンビーム「仲間との絆はただ、数で来るだけのお前達よりも遥かに強固なものだ!」

 

リィエン「さぁ、行くあるよ!」

 

 パートナー一同は本を出した。それに、クロガネの舞台は驚いていた。

 

クロガネ「落ち着け、相手はたかが11人とおまけのペット1匹だ」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

サンビーム「ウマゴンをおまけのペット呼ばわりしたな!お前達を丸焼きにしてやるぞ!」

 

クロガネ「しゃらくせえ、攻撃だ!」

 

兵士「グランバオもどき!」

 

 兵士達はバズーカを発射した。

 

清麿「(も、もどき…?)恵さん!」

 

恵「セウシル!」

 

 グランバオもどきはセウシルによって軽く防がれた。

 

リィエン「もどきって…何ある…?」

 

サンビーム「恐らく、ガッシュが言った通り奴等は術が使えないから術を模した武器で攻撃しているんだろう」

 

清麿「よし、全員コンビネーションで奴等を蹴散らすぞ!」

 

 ガッシュ達は散開した。

 

兵士「ガンズ・ガロンもどき!」

 

 鉄球をガッシュとティオはかわした。

 

ティオ「ガンズ・ガロン!?あ~、何だかムカついてくるわ!ガッシュ、徹底的にやっつけてやるわよ!」

 

ガッシュ「ウ、ウヌ…」

 

恵「(マルスが使っていた呪文の名前を聞いてマルスの事を思い出したのね…)」

 

清麿「ガンレイズ・ザケル!」

 

恵「ギガ・ラ・セウシル!」

 

 ギガ・ラ・セウシルの中で電撃弾は跳ね返り、閉じ込められた兵士達に襲い掛かった。

 

しおり「ゼルク!」

 

ウルル「アクロウク!」

 

 コルルとパティは鋭い爪で次々と兵士達の鎧を両断していった。

 

しおり「ジオ・ラ・ゼルド!」

 

 攻撃の締めに地面から爪が出てきて兵士達を一掃した。

 

リィエン「ハイ~~~ッ!!」

 

ウォンレイ「ふんっ!!」

 

 ウォンレイは呪文を使わずにリィエンと共に素手で蹴散らしていった。

 

サンビーム「たくさんいる敵をやっつけるにはあの呪文を使うしかないか…。ディオエムル・シュドルク!」

 

 再びウマゴンは炎の鎧を纏ったが、まだ制御ができないため、サンビームは熱がった。

 

サンビーム「あちちちっ!やっぱり、またこうなるのか…!」

 

ウマゴン「メル…」

 

サンビーム「清麿、このウマゴンの術の炎は制御可能なのか答えを出してくれ!」

 

清麿「初めて見たときに答えは出した!この術の炎はウマゴン次第で制御可能だ!」

 

サンビーム「そうか。ウマゴン、この術はウマゴン次第で制御が可能なんだ」

 

ウマゴン「メル…メルメルメ…」

 

サンビーム「心配するな、炎のコントロールは私の心の力のコントロールでもある。私も一緒に加減するから安心して戦うんだ」

 

ウマゴン「メ、メル……」

 

サンビーム「私に怯えるな、ウマゴン!そして炎の制御を難しく考えるな!敵にだけ闘志を燃やすんだ!」

 

兵士A「ギガノ・ビレイドもどき!」

 

兵士B「リグロセンもどき!」

 

 兵士達は鞭でウマゴンに攻撃しようとした。サンビームの言葉通り、ウマゴンは敵にだけ闘志を燃やした結果、向かってきた敵にだけ炎をぶつける事に成功した。

 

サンビーム「いいぞ!その調子で扱いに少しずつ慣れていくんだ!」

 

 少しずつだが、ウマゴンは炎を制御できるようになった。

 

兵士「オルダ・ビレイロンもどき!」

 

 今度は鞭で攻撃した。

 

パティ「鞭には鞭で返してあげるわ!」

 

ウルル「オルダ・アクロン!」

 

 水の鞭で兵士達は一掃され、リィエン以外のパートナー一同は兵士達の武器を持った。

 

恵「あなた達の武器、使わせてもらうわよ!」

 

 パートナー一同も持った武器で敵を攻撃した。ガッシュ達の猛攻で半数近くの兵士がやられた。

 

清麿「(そういえば、リィエンやウォンレイが敵を蹴ったりした時の音には聞き覚えがあるな。もしかすると…!)」

 

兵士A「つ、強い…、強すぎる…!」

 

兵士B「やはり、本を持つ者相手じゃ…!」

 

クロガネ「ビビってんじゃねえ!態勢を立て直せ!2班3班は防御に専念、4班5班は援護攻撃、残りは突撃!」

 

 兵士達はクロガネの指示通りに動いた。

 

クロガネ「全く、たかが11人と1匹にここまで手古摺るとはな…」

 

清麿「この勝負、俺達の勝ちだ!」

 

クロガネ「何だと!?何を根拠にそんな事を!」

 

清麿「お前達の鎧は鉄でできてるんだろ?それが仇となったな!ジケルド!」

 

 清麿はアンサー・トーカーを使わずに自身の頭脳で兵士達の鎧が鉄でできているとわかり、兵士達にジケルドをぶつけて動きを封じた。

 

しおり「どんどん敵が動けなくなっていくわよ!」

 

ウォンレイ「これなら、私達の体力やパートナーの心の力の消耗も抑えられるな」

 

クロガネ「くそっ…!」

 

ティオ「口ほどにもないわね。この程度の実力で私達に勝てるとでも思ってたの?」

 

クロガネ「この俺様を雑魚と一緒にするんじゃねえ!」

 

ガッシュ「雑魚だと…?お主、仲間を何だと思っている!?」

 

クロガネ「おいおい、何言ってんだ?こいつらも足引っ張ってるだけ道具だ。仲間なんかじゃねえ、雑魚だ、雑魚」

 

清麿「こいつら、性根が腐ってるようだな…!」

 

恵「清麿君、私達の強さを嫌という程見せてあげましょう!」

 

クロガネ「リグロセンもどき!」

 

 ワイヤーによる攻撃をガッシュ達はかわした。その隙にウォンレイは懐に飛び込んだ。

 

リィエン「ガンズ・バウレン!」

 

ウォンレイ「うおおおおっ!!」

 

 ウォンレイの連続鉄拳を受けてクロガネは鎧のあちこちが凹んだ他、顔もタンコブだらけになっていた。

 

クロガネ「この野郎が…!ディノ・リグノオンもどき!」

 

 別のフックつきワイヤーでクロガネは巨大な岩を持ち上げた。

 

ウルル「テオアクル!」

 

 激流であっけなく岩は砕かれた。

 

クロガネ「そ、そんな!」

 

清麿「ジケルド!」

 

 クロガネが岩を砕かれた事に気を取られている隙にクロガネに近づいていたガッシュはジケルドをぶつけた。

 

清麿「だから言っただろ、俺達の勝ちだと」

 

クロガネ「何っ!?」

 

サンビーム「お前の切り出した岩は鉄を多く含む鉄鉱石、いわば鉄の塊!砕け散った鉱石は全てお前に来るぞ!」

 

 サンビームの説明通り、岩はクロガネに来た。

 

サンビーム「グルービーだ、清麿、みんな!」

 

パティ「こいつには色々と聞かなくちゃいけないでしょ?」

 

清麿「そうだ」

 

 ガッシュ達はクロガネから情報を聞いていた。

 

清麿「つまり、お前に俺達を城へ連れ帰るように命令したマエストロって奴はここからずっと北に行った所にある城にいるんだな?」

 

クロガネ「ま、そういう事だ」

 

リィエン「そのマエストロという奴に会って人間界に帰る方法がないか聞き出すある」

 

コルル「この世界の王様なら、きっと帰れる方法を知ってるかもしれないね」

 

ウォンレイ「では、すぐに向かおう」

 

クロガネ「やめとけよ…お前らの術じゃマエストロ様に勝てやしねえよ」

 

パティ「生憎、私達はさっきの戦いは本気で戦ってないのよ。どんな敵だろうとやっつけてやるわ!」

 

 ガッシュ達はマエストロの城へ向かった。

 

クロガネ「ふん、奴等…、自らマエストロ様の城へ向かっていきやがった…」

 

 

 

 

 マエストロの城では、マエストロは配下から報告を聞いていた。

 

配下「マエストロ様」

 

マエストロ「何事だ?」

 

配下「クロガネの部隊が連絡を絶ちました」

 

マエストロ「…そうか…」

 

配下「敵の一団はマエストロ様に会うためにこちらに向かっているとの情報も入っております。くれぐれも」

 

マエストロ「ふふふっ、ははははっ!全ては私の描いた筋書き通り。全て私の手に!時は来た!」

 

 今、マエストロの邪悪な野望が動き出そうとしていた。

 




これで今回の話は終わりです。
今回は狭間の世界での雑魚敵達との戦いを描きましたが、アニメのようにガッシュとブラゴだけでは寂しいので、ティオ達も出しました。
今回、ディオエムル・シュドルクが出ましたが、狭間の世界編ではまだサンビームが乗れるようにはならず、ファウード編のカルディオ戦で乗れるようになります。
今小説のガッシュが狭間の世界の知っているのは、前の魔界の王であるガッシュとゼオンの父親なら狭間の世界の事も知っていると考え、父親から聞いたという事にしました。
次の話はウォンレイとブラゴの激突とマエストロ戦の前半です。
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