金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL44 マエストロの野望

中国

 その頃、中国にナゾナゾ博士とマジョスティック12、キャンチョメペアが来ていた。

 

フォルゴレ「博士、ここに清麿達が来ていたのですが?」

 

ナゾナゾ博士「うむ…ここで一体、何が起こったのか……?」

 

???「ねえ、あなた達、恵ちゃんや他の人達はどこに行ったか知らないの?」

 

 ガッシュ達の行方がわからず、どうしようもないナゾナゾ博士達の所へ恵のマネージャーが来た。

 

キャンチョメ「誰?」

 

マネージャー「恵ちゃんのマネージャーよ。あなた達は恵ちゃん達がどこへ行ったか知らないかしら?」

 

ナゾナゾ博士「申し訳ありません、我々も探していてどこにいるのか掴めておりません…。ところで、恵君達が消える前に何か変わった事はなかったのでしょうか?」

 

マネージャー「変わった事?そう言えば…恵ちゃん達が見当たらなくなる前にスタッフの誰かが銀色の髪の男と肌の色が悪くて目つきの悪い男が戦っているのを見たというのを聞きました」

 

ナゾナゾ博士「(銀色の髪の男と目つきの悪い男…恐らく…ウォンレイとブラゴか…!きっと、ウォンレイとブラゴの戦いの最中に何かがあったとしか思えん…!)」

 

フォルゴレ「恵のマネージャーさん、このイタリアの英雄、パルコ・フォルゴレが必ずや消えた恵とその同行者達を探し出してみます!」

 

キャンチョメ「(手掛かりもないのにそんな事を言って大丈夫なのかな…?)」

 

 

 

 

狭間の世界 マエストロの城

 一方、ガッシュ達は北へ進み、マエストロの城に近づいていた。

 

ティオ「本と同じマークが二つあるよ」

 

恵「あそこに何かありそうだわ。ところで、マエストロって何者なのかしら?」

 

ガッシュ「(そう言えば、私が経験した戦いにおいても参加者であったマエストロは戦いが終わっても失踪したままであったから死んだのではないかと囁かれていたのう…。もしや、狭間の世界の王のマエストロが参加者のマエストロと同一人物であったのであれば私の元いた時代のマエストロは今頃…!)」

 

清麿「ガッシュはマエストロを知っているのか?」

 

ガッシュ「詳しくは知らぬが、魔界の王を決める戦いの参加者であるのだ」

 

ティオ「ええ~~っ!!マエストロが王を決める戦いの参加者!?」

 

しおり「参加者の名前を把握してるのは流石ね」

 

恵「でも変よ。魔界の王を決める戦いの参加者のガッシュ君達は本と共に人間界に送り込まれたのよ。狭間の世界の王のマエストロが魔界の王を決める戦いの参加者なら、どうして人間界に来てないのかしら?」

 

清麿「そこが引っかかるな…」

 

サンビーム「本人に聞けばわかるんじゃないのか?」

 

清麿「そうした方が手っ取り早いな」

 

ウルル「ですけど、色々と見張りがいるんですよ。どうやって侵入しますか?」

 

パティ「正面突破がいいんじゃない?どうせこっそり忍び込んでも戦闘は避けられないし、あいつらは術が使えないから、私達の方が有利なのよ」

 

ウォンレイ「私やリィエンとしては早く人間界に帰りたいのだが…清麿はどういった侵入方法をとるんだ?」

 

清麿「…仕方ない、パティの言う通り正面突破と行くか!」

 

 一同は突っ込んでいった。

 

兵士「侵入者が来たぞ!」

 

 ガッシュ達が来たのをマエストロは見ていた。

 

マエストロ「ふっ、飛んで火にいる夏の虫か…」

 

 そこへ、自分の本を持ったブラゴがやってきた。

 

ブラゴ「やはり、奴等もこっちに来ていたか」

 

マエストロ「どうやら、手に入れたようだな。自由を。早速手に入れた力で腕慣らしをするといい」

 

 それから、マエストロは赤い魔界のマークを指差した。

 

マエストロ「あれが、人間界に通じる扉だ。あれを開くには奴等のうちの誰か1人を倒さなければならない」

 

ブラゴ「どういう事だ?」

 

マエストロ「本が燃やされた時、魔物を魔界に送り返すために力が生まれる。その力を利用すればあの扉を開く事ができる。それが、お前が元の世界に戻る事ができるたった一つの方法。そして、扉を通る事ができるのはたった一組の魔物というわけだ」

 

ブラゴ「やけに親切だな」

 

マエストロ「大事な客を無下にもできんだろ?」

 

ブラゴ「いいだろう。奴等とはいずれ、戦わなければならなかった」

 

 そのままブラゴはマエストロの部屋を去った。そのブラゴの姿をマエストロは嘲笑っていた。ブラゴが階段を下りていると、シェリーが待っていた。

 

シェリー「待ちなさい、ブラゴ!戦いに行くつもりね、だったら、本を渡しなさい!私も行くわ!」

 

ブラゴ「お前は来るな!部屋に戻っていろ」

 

 シェリーを突き放してブラゴはそのまま向かっていった。

 

 

 

 その頃、ガッシュ達は破竹の勢いで敵をなぎ倒しながら進んでいた。

 

清麿「ガンレイズ・ザケル!」

 

ウルル「ガンズ・アクル!」

 

しおり「ゼラルセン!」

 

恵「ギガ・ラ・セウシル!」

 

 ギガ・ラ・セウシルの中で跳ね返る攻撃を受け続けて兵士達は倒れてしまった。

 

リィエン「ゴウ・バウレン!」

 

サンビーム「ディオエムル・シュドルク!」

 

 ウォンレイの鉄拳1発で殴られた兵士は後ろにいた兵士を巻き込みながら大きく吹っ飛んでいった。ウマゴンを襲っていた兵士達はウマゴンの炎で火傷し、戦いどころではなくなっていた。

 

ウォンレイ「ウマゴンのお陰で道ができたぞ!」

 

ガッシュ「このまま一気に城の中へ進むのだ!」

 

サンビーム「(成長したな、ウマゴン。友のために自分から進んで突撃するとは…)」

 

 ガッシュ達はそのまま城へ突入した。一方のシェリーは部屋の中にいたきりだった。

 

シェリー「ピアノにはいい思い出がない。本当に辛かった。でも、ブラゴ、あなたとの戦いはどんなに辛くても乗り越える事ができた。それなのに……」

 

 ガッシュ達は城を突き進んでいた。

 

コルル「私達はどこを進んでいるの?」

 

ガッシュ「わからぬ…。だが、このまま突き進むしかない!」

 

 そのまま突き進んでいった。一方のマエストロは…。

 

マエストロ「全ては、計画通りだ」

 

 突き進んだガッシュ達が来たのはコイルがある所だった。

 

パティ「これは何よ」

 

清麿「電磁石のコイルのようだが、こんなものがなぜ…」

 

???「ようこそ、本を持つ者よ」

 

 声がした方を向くと、上の階の窓にマエストロがいた。

 

マエストロ「我が名はマエストロ。この地を治める王」

 

ガッシュ「あの者がマエストロ…」

 

ティオ「私達は人間界に帰りたいのよ!さっさと帰る方法を教えなさいよ!」

 

パティ「教えないのならボコボコにしてやるわ!」

 

清麿「まさか、俺達は誘い込まれていたのか?」

 

 そう考えていると、ブラゴが来た。

 

ガッシュ「ブラゴ!」

 

しおり「ブラゴが本を持っているわ!」

 

ブラゴ「覚悟はできているか?お前ら」

 

清麿「待て!俺達は今、戦っている場合じゃないだろ!?」

 

 そう言ってると、ウォンレイペアが前に出た。

 

ガッシュ「ウォンレイ、リィエン!」

 

リィエン「シェリーはどうしたあるか!?」

 

 リィエンの問いにブラゴは答えなかった。

 

リィエン「まさか…、シェリーをこの世界においていくつもりあるか!」

 

ウォンレイ「見損なったぞ、ブラゴ!お前はパートナーを大事にしてると思っていたら、自分だけが帰るために見捨てるとは!断じて許さん!」

 

ブラゴ「ウォンレイ、俺が気に入らんのなら、ここで決着を着けるぞ!俺もてめえとは決着を着けたかったからな!」

 

ウォンレイ「臨むところだ!」

 

清麿「待て、ウォンレイ、ブラゴ!今は争っている場合じゃない!戦うとすれば、マエストロだろ!?」

 

リィエン「清麿達は手出し無用ある!清麿達を私達の戦いに巻き込んでしまった以上、けじめをつけるためにブラゴをやっつけるある!」

 

 ウォンレイとブラゴは再びぶつかり合った。

 

ティオ「また2人とも戦うの!?急いで止めよう!」

 

サンビーム「迂闊に介入してはいけない。介入すると双方とも黙ってはいないだろう」

 

コルル「私達は見てる事しかできないのかな?」

 

 ウォンレイとブラゴの戦いをガッシュ達は見ている事しかできなかった。

 

ブラゴ「てめえはなぜ自分で本を持たん!?」

 

ウォンレイ「私は例え本を持てば自分で術を出せる世界でもリィエンに本を持ってもらい、術を出してもらう!パートナーを見捨てたお前にはわからんだろう!」

 

ブラゴ「てめえの判断だけで勝手に決めつけるんじゃねえ!」

 

 お互いにぶつかり合った。術同士がぶつかり合うとコイルが光った事に清麿達は気づいた。

 

パティ「あのへんなもの、光ったわよ」

 

ウルル「何か仕掛けなのでしょうか?」

 

清麿「(なぜ光ってるんだ?何か仕掛けでもあるとでもいうのか……。だが、アンサー・トーカーはギリギリまで使わないでおこう…)」

 

 一方のウォンレイとブラゴの戦いはウォンレイが格闘戦を得意としている事もあり、ブラゴは意外と手古摺っていた。

 

ウォンレイ「流石は優勝候補だ…。一筋縄ではいかない…!」

 

ブラゴ「アイアン・グラビレイ」

 

リィエン「レド」

 

???「マグネシルド!」

 

 ブラゴの攻撃をウォンレイの足の速さでかわそうとしたが、突如としてバリアがウォンレイペアの周りに張られた。

 

ウォンレイ「ティオが張ってくれたのか?」

 

ティオ「私じゃないわよ」

 

リィエン「じゃあ、誰が張ったあるか?」

 

 張ったのはマエストロだった。

 

ブラゴ「本か…。何のつもりかは知らんが、この俺を舐めるな!」

 

 ブラゴはさらに重力を強くしたため、マグネシルドが歪んだ。それと同時にコイルからの電気が強くなった。

 

マエストロ「よし、その調子だ」

 

 その頃、シェリーはピアノを弾きながらこれまでの事を思い出していた。

 

シェリー「そう、私はあなたと約束した。なのに…なぜ?ブラゴ、なぜ?」

 

 そんな中、シェリーはある事に気付いた。

 

シェリー「そうか…、ブラゴ!」

 

 外での戦闘は続いていた。

 

ブラゴ「喰らえ、ディオガ・グラビドン!」

 

リィエン「こっちも強力な術で行くある!ゴライオウ・ディバウレン!」

 

 再びディオガ・グラビドンとゴライオウ・ディバウレンがぶつかり合った。二つの術がぶつかり合った事でコイルからさらに電気が発せられて赤い魔界のマークに送られた他、ディオガ・グラビドンとゴライオウ・ディバウレンが消えてしまった。

 

リィエン「そんな…」

 

ウォンレイ「技が…消えた…?」

 

 二つの術は消えた後、赤い魔界のマークに吸い込まれ、赤い魔界のマークから何かが見えていた。

 

清麿「あれは一体…!?」

 

???「あれは…扉だ」

 

 声と共にマエストロが来た。

 

マエストロ「しかも人間界に通じる扉ではなく、魔界へ通じる扉だ」

 

サンビーム「魔界だと!?」

 

マエストロ「この扉を開けるためにお前達を呼び寄せ、それぞれの最大呪文の力を利用させてもらったのだ。まぁ、余計な連中が来てしまうというアクシデントも発生したがな」

 

ティオ「それが私達ね」

 

恵「本を持っているという事は…」

 

ブラゴ「貴様も100人の魔物の1人か」

 

マエストロ「マグネルガ!」

 

 マエストロの攻撃でブラゴは吹っ飛ばされた。

 

マエストロ「口の利き方に気を付けろ、ブラゴ!もう貴様の役目は終わった。生きていたければ、この私に従う事だな。そこにいるお前達も同じだ」

 

パティ「怨怒霊~~!誰があんたなんかに従うか!」

 

ウルル「何を企んでいる!?」

 

マエストロ「私はこのまま魔界を攻め落とす。魔界への復讐のためにな!」

 

しおり「魔界への復讐ですって!?」

 

リィエン「そんな事のために私達を利用して最後は切り捨てるなんて許せないある!」

 

マエストロ「時は満ちた!さぁ、立て!狭間に堕とされし魔物達よ!魔界への扉が開く!私と共に魔界への復讐を果たすのだ!」

 

 マエストロの言葉に兵士達はコールを送った。

 

マエストロ「さぁ、私に続け!魔界に攻め込むのだ!その前に貴様達を私の手で血祭りにあげてやろう!呼び寄せる予定のなかった余計な連中も含めてな!」

 

ティオ「誰が余計ですって!?ふざけるんじゃないわよ!」

 

パティ「あんたなんか八つ裂きにしてやるわよ!!」

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

 魔界へ復讐しようとするマエストロにガッシュ達は怒っていた。

 

ウォンレイ「絶対に魔界への復讐などさせんぞ、マエストロ!そして我が鉄拳、受けるがいい!」

 

リィエン「レドルク!」

 

 一気にウォンレイはマエストロとの距離を詰めた。

 

マエストロ「マグネ・ドルク!」

 

ウォンレイ「ふんっ!」

 

 ウォンレイはマエストロを殴ろうとしたが、直前に呪文を唱えたマエストロには当たらなかった。

 

ウォンレイ「何だ!?今の感覚は?」

 

清麿「(さっきのようなのは何か仕掛けでもあるのか?)」

 

 マエストロの動きを疑問に思った清麿はアンサー・トーカーを使うべき時だと判断して使ってみた。すると、驚きの答えが出た。

 

清麿「(マエストロの力は磁力だと!?すると、あのコイルは…!)」

 

 コイルに関してもやはり清麿が思っていたのと同じ答えが出た。一方のウォンレイはマエストロの磁力のせいで攻撃が当たらなかった。

 

マエストロ「つまらん攻撃だな。今度はこちらから行くぞ!」

 

 マエストロのパンチをウォンレイはかわそうとしたが、引き寄せられてパンチが直撃してしまった。

 

ウォンレイ「ぐはっ!」

 

リィエン「ウォンレイ!」

 

サンビーム「さっきのマエストロの攻撃、まるで磁石に引き寄せられているみたいだ」

 

清麿「サンビームさんの言う通りだ。マエストロは磁力を操る魔物。周囲のコイルはマエストロの力を増幅させるためのものだ!」

 

恵「じゃあ、格闘戦が得意なウォンレイは…」

 

清麿「相当不利な相手だ…!」

 

ガッシュ「清麿、ウォンレイやブラゴではマエストロに勝てぬとでもいうのか!?」

 

清麿「1体1ならな。だが、勝てる見込みがないわけじゃない」

 

ガッシュ「勝てる見込み?」

 

 一方のウォンレイはマエストロの磁力で大苦戦していた。

 

マエストロ「どうした?お前の自慢の鉄拳とやらは全然私には当たらんぞ」

 

ウォンレイ「なぜ私の拳が当たらない…!」

 

リィエン「どうすればいいある……?」

 

マエストロ「今度はこちらから行くぞ。マグネルガ!」

 

 磁力によって回避不能の攻撃となっているマグネルガはウォンレイにはかわせず、リィエンまで直接受けてしまった。

 

ウォンレイ「がああっ!!」

 

リィエン「あああっ!!」

 

コルル「ウォンレイ、リィエン!」

 

 マエストロの猛攻で2人はボロボロだった。

 

マエストロ「ふはははっ!枠にとらわれた魔物は脆いものだな」

 

ウォンレイ「枠にとらわれただと…?」

 

リィエン「ふざけるんじゃないある…!私はウォンレイの事が大好きある。そして、ウォンレイも私の事が大好きある…!」

 

ウォンレイ「例えいずれ別れる事になろうとも、私達は共に戦う!マエストロ、大切な人を持たないお前に私達は負けはしない!」

 

ブラゴ「(あいつら……)」

 

 ウォンレイとリィエンの姿にブラゴは2人の事を誤解していたと気付かされた。

 

マエストロ「まだ立ち上がるとは…。だが…これで終わらせてもらう!」

 

 マエストロの背中のコイルがせり上がると、周囲のコイルの磁力と合わさって宙に浮かんだ。

 

清麿「まずい!俺達も加勢するぞ、ガッシュ!」

 

ガッシュ「ウヌ!」

 

???「まだ終わらないわ!」

 

 声と共にシェリーが現れた。

 

リィエン「シェリー!」

 

ブラゴ「遅かったな」

 

シェリー「言ったはずよ。私はあなたを王にすると。さぁ、仕切り直しよ」

 

マエストロ「ふっ、人間1人が駆け付けたぐらいでどうにもなるまい」

 

シェリー「それはどうかしら?私はブラゴの言葉をずっと考えていたわ。その言葉が何を意味するかを」

 

 シェリーはブラゴの言った事を思い出していた。

 

シェリー「ブラゴはあなたとの戦いに備えて、私の心の力を温存していたのよ!」

 

ウォンレイ「何という事だ…、私は早とちりしてブラゴを勘違いしていた…」

 

リィエン「(ブラゴはシェリーを見捨てた訳じゃなかったあるね…)」

 

 ウォンレイペアもまた、ブラゴの事を誤解していた事に気付かされた。

 

マエストロ「(あの本の輝き、前とは全く異なる光を…)なるほど。ただ、踊らされていた訳ではないという事か」

 

ブラゴ「詰めが甘かったようだな、マエストロ」

 

マエストロ「何?」

 

ブラゴ「貴様の野望はもう終わりだ!行くぞ、シェリー!」

 

シェリー「ええ!」

 

 ブラゴは立ち上がってシェリーと共に向かっていった。

 

マエストロ「所詮はこの攻撃で」

 

シェリー「レイス!」

 

 ブラゴだけの時よりもレイスの弾速が上がっている事にマエストロはかわしながら驚いていた。

 

マエストロ「速い、こいつ!」

 

ブラゴ「どうした?さっきまでの威勢のよさはどこに行った?」

 

シェリー「リオル・レイス!」

 

マエストロ「マグネシルド!」

 

 マグネシルドでリオル・レイスを防いだものの、その衝撃でマエストロは地面に叩きつけられた。

 

マエストロ「同じ術でも比較にならぬ速さ。あの人間のせいか!」

 

 シェリーのフレールによる攻撃をマエストロはかわした。

 

マエストロ「くそっ、これでは術を使う事も」

 

 そうしていると、横からブラゴがマエストロを殴り飛ばした。次にシェリーが蹴り飛ばそうとしたが、マエストロは宙に浮いてかわした。

 

シェリー「アイアン・グラビレイ!」

 

マエストロ「ギガノ・マグネシルド!」

 

 マグネシルドの上位術でマエストロは難なく防いだ。

 

ブラゴ「もう一度だ!もっとでかい奴を!」

 

シェリー「ええ、わかったわ。ディオガ・グラビドン!」

 

 ディオガ・グラビドンもギガノ・マグネシルドには効かなかった。

 

リィエン「ディオガ級の威力の術が効いてないある!」

 

ティオ「どうなってるのよ!ギガノでディオガを防ぐなんて!」

 

清麿「そのからくりは奴の操る磁力だ。奴は周囲のコイルで磁力を増幅し、攻撃を防いでいる」

 

恵「どうにかして破る方法はないの?」

 

清麿「その答えは至って簡単だ。周囲のコイルを破壊する事だ。そろそろ俺達の出番だ、ガッシュ!」

 

ガッシュ「ウヌ!ウォンレイ、ブラゴ、ここから先は私達がマエストロと戦う!お主達は下がるのだ!」

 

ブラゴ「お前が出しゃばるんじゃねえ!」

 

ウォンレイ「元はと言えばガッシュ達まで来てしまったのは私のせいでもある。手出しはしないでくれ」

 

清麿「なら、お前達が協力するしか奴を倒す手段はない!」

 

リィエン「嫌ある!ブラゴは私達を侮辱したある!ブラゴが謝らない限り私達はブラゴと一緒に戦わないある!」

 

サンビーム「その気持ちはわかるが、今はそんな時じゃないんだ!」

 

シェリー「(確かにそうね。マエストロは1人1人で戦って勝てるような相手じゃない)」

 

ウォンレイ「それでも、私達は」

 

ブラゴ「…お前達を勘違いして済まなかったな。甘ちゃんコンビと言った事は謝る」

 

 ブラゴが謝った事にウォンレイペアはおろか、シェリーですら驚いていた。

 

シェリー「(ブラゴが謝るなんて…)」

 

しおり「さ、さっきブラゴが謝るって言ってなかった…?」

 

ウルル「聞き間違いではありませんよ。確かに謝りました」

 

ウォンレイ「さっきのは本当なのか…?」

 

ブラゴ「本当だ。お前達の戦いぶりを見て、俺はとんだ勘違いをしていたようだ」

 

ウォンレイ「だったら、私もブラゴがパートナーを見捨てたと勝手に思い込んでしまって済まなかった」

 

ブラゴ「謝るのはここまでにしろ。とっととマエストロをぶっ飛ばして人間界に帰るぞ!」

 

 戦いの中でわがだまりが解け、元の世界へ帰るためにウォンレイとブラゴは共闘した。

 

清麿「何とか協力してくれたか。ウォンレイとブラゴがそこまで言うのなら、ガッシュとティオはサポートに徹する!マエストロを倒すのはお前達に任せるぞ!」

 

シェリー「感謝するわ」

 

リィエン「ティオ、私の心の力を回復させるある!」

 

ティオ「ええ!」

 

恵「ギガノ・サイフォジオ!」

 

 ティオの術でリィエンの心の力が回復した。

 

マエストロ「まさか、力を回復させる魔物がいたとはな。徒党を組んで私に勝てるのかな?」

 

リィエン「行くあるよ、シェリー!」

 

シェリー「ええ!」

 

 シェリーとリィエンはパートナーの魔物と共にマエストロに向かっていった。




これで今回の話は終わりです。
今回はウォンレイとブラゴの戦いを描きましたが、2人の戦いの理由が誤解なのは、戦いの中で何かしらのきっかけがあればすぐに認め合って共闘できるようにするためです。
ガッシュをマエストロと直接戦わせずにティオと共にウォンレイとブラゴのサポート役に回したのは、王族の力に目覚めたガッシュならタイマンでも力押しでマエストロを粉砕できるため、すぐに戦いが終わってしまうためです。
次の話でマエストロとの戦いに決着が着き、ガッシュ達は人間界に帰れます。
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