金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL51 ウォンレイの災難

某国

 翌日、ボコボコにされたロデュウはチータと共にファウードに戻っていた。

 

ロデュウ「くそっ!」

 

チータ「仕方ないな。あれ程の魔物がまさかいたとは…」

 

ロデュウ「あのガッシュとかいう野郎、チビの癖に何て強さだ!幸い、レインはまだ健在だから機会を見て引き込むが、あのチビは今度こそ仕留めてやる!」

 

 その頃、ガッシュペアは日本に帰る事になり、レインも人間の姿になってカイルと共に見送りに来ていた。

 

レイン「元気でな、ガッシュ!」

 

カイル「また遊びに来てね!」

 

 それから、ガッシュペアは何をお土産にするかで買い物をしていた。

 

ガッシュ「ウヌ、ウマゴンのお土産はこれにするのだ!」

 

 ウマゴンへのお土産は魚を釣っている人形にした。

 

ガッシュ「コルルとしおりはこれにするのだ!」

 

 コルルとしおりへのお土産はティーナ人形によく似た人形にした。

 

ガッシュ「ティオと恵には何にしようか…?」

 

清麿「えっと…ん?」

 

 南国のドレスとハイビスカス柄のビキニを見て、清麿は思わずドレス姿とビキニ姿の恵を想像してしまった。

 

清麿「め、恵さんとティオのお土産はあれにしよう…」

 

 結局、恵へのお土産は南国のドレスとハイビスカス柄のビキニにした。

 

清麿「フォルゴレやリィエンとかには何にしようか…?」

 

 皮肉にもフォルゴレはロケでレインとカイルが住んでいる国にいた。

 

フォルゴレ「おお、この眩しい太陽は私や仕事関係者にバンビーナ達を美しく照らすな!」

 

キャンチョメ「お菓子もミラノでは見られないものもいっぱいあるよ!」

 

 ビーチを眺めていると、何やら泳いでいるパピプリオペアを見つけた。

 

キャンチョメ「どうしたんだろう?」

 

 何とか岸に着いたパピプリオペアはお腹が減っていた。

 

パピプリオ「ルーパー、お腹が減ったよ…」

 

ルーパー「仕方ないわね、どこかで食べましょう。それにしても、ロデュウ様は迎えに来ないわね」

 

パピプリオ「まさか俺達、見捨てられたんじゃ…?」

 

???「ねえ、お腹が減ってるのなら、僕のお菓子を分けてあげるよ」

 

 お菓子をくれたのはキャンチョメだった。

 

パピプリオ「あ、ありがとう!!」

 

キャンチョメ「君は誰?」

 

パピプリオ「俺はパピプリオ。で、一緒にいるのがパートナーのルーパーだ」

 

ルーパー「あなた、パピーとそこまで歳が変わらないわね。名前は何って言うの?」

 

キャンチョメ「僕の名前はキャンチョメ」

 

パピプリオ「お菓子をくれてありがとな!そのお礼に俺、どうしたら…」

 

キャンチョメ「よかったら僕と友達になろうよ。友達になったらガッシュやティオを始めとする僕の友達を紹介するよ」

 

パピプリオ「ガ、ガッシュ!?」

 

キャンチョメ「どうしたんだい?」

 

パピプリオ「いや、何でもない。とにかくキャンチョメ、俺にお菓子をくれてありがとう!俺達はここで帰るけど、また会ったら遊ぼうな!」

 

 

 

某国

 逃げ延びたゴームペアはレストランでやけ食いをしていた。

 

ミール「あ~、あのガキ達は腹が立つ!!私達の攻撃は予知されるし、跳ね返されるし、もう、どうなってるのよ!リオウのうるささと合わせてストレスがすぐにたまるわ!」

 

ゴーム「ゴォ!!」

 

 ゴームペアがやけ食いしてしばらく経つ頃にはゴームもミールも20皿以上も食べていた。

 

ミール「悔しくてやけ食いしてたら20皿食べたぴょん。ゴーム、うるさいリオウの癇癪が始まる前に帰るわよ」

 

 食事が終わった後、ゴームは空間移動してファウードへ帰った。その際に何者かが髪の毛をゴームの空間移動の際に紛れ込ませていたとも知らずに。

 

 

 

 

中国

 リィエンの父、パクロンの元にある知らせが入った。

 

パクロン「奴がリィエンの排除に向かっただと?」

 

マフィア「我々もボスの後継者はお嬢様であると伝えたのですが…」

 

パクロン「あの馬鹿者め、私の指示を無視しおって…。これは、リィエンにお詫びの品を持っていかなければならないようだな」

 

 その頃、ウォンレイペアは…。

 

リィエンの祖父「2人はいつも仲がいいのう」

 

リィエン「ふふふ、勿論ある。私とウォンレイはラブラブあるよ。ね、ウォンレイ」

 

 しかし、ウォンレイは何やら考え事をしていた。

 

リィエン「ウォンレイ、聞いてるあるか?ウォンレイ!」

 

ウォンレイ「な、何だい?」

 

リィエン「何かあったあるか?」

 

ウォンレイ「い、いや、別に…」

 

リィエン「このところちょっとおかしいあるよ。ぼんやりしてて」

 

リィエンの祖父「どうかしたのかい?婿殿」

 

ウォンレイ「あの、午後の仕事なんですが…休ませてもらう事、できませんか?」

 

リィエン「ウォンレイ!」

 

リィエンの祖父「いいとも。今の時期は半日ぐらいどうって事ないさ」

 

ウォンレイ「すみません…」

 

 ウォンレイはどこかへ行った。

 

リィエン「おじいちゃん」

 

リィエンの祖父「なぁに、婿殿もたまには羽を伸ばしたいんじゃろうて」

 

リィエン「でも…」

 

 ウォンレイの行動が気になってしょうがないリィエンはウォンレイの後を追った。しばらく追ってみると、ウォンレイはある女と話していたが、リィエンには浮気しているようにしか見えなかった。

 

リィエン「ウォンレイ…こんな事、あるはず…ウォンレイに限って、そんな…!」

 

 女の謀略にリィエンは嵌ってしまった。

 

リィエン「何かの間違いある!私とウォンレイは…」

 

 リィエンはウォンレイ救出以降の事を思い出していた。

 

リィエン「私がウォンレイを信じないでどうするあるか…!でも、許さない!絶対に!!」

 

 

 

 

モチノキ町

 日本に帰ってから翌日、清麿はいつも通り学校に通った。休み時間にマリ子からある事を聞かれた。

 

マリ子「高嶺君って好きな女の子とかいるの?」

 

清麿「好きな女の子か…」

 

 清麿の好きな女は恵だが、迂闊に人気アイドルの恵が好きと言えば鈴芽はもちろん、最悪の場合は全校生徒を敵に回してしまってタコ殴りにされる事を恐れ、言えなかった。

 

マリ子「好きな女の子は同じクラスの鈴芽でしょ?」

 

清麿「悪い。そういった事は言えん」

 

 清麿は自分の席に座った。

 

鈴芽「マリ子ちゃん、高嶺君は私の事を好きと言ってくれた?」

 

マリ子「それが変なのよ。鈴芽が好きかと聞かれたら涼し気な様子でそういった事は言えんとか言ったのよ。もしかすると、高嶺君は別の女性の事が好きで鈴芽に対する興味なんて一切ないのかも知れないわ」

 

鈴芽「私の事が好きじゃない!?」

 

デュフォー『俺の出した答えでは清麿は大海恵という女に夢中だからな。お前に対する特別な感情は一切持っていない。そんな夢はとっとと諦めろ』

 

 清麿は別の女性の事が好きかも知れないとマリ子に言われた鈴芽はデュフォーから言われた事を思い出していた。

 

鈴芽「高嶺君が私の事を好きだと思ってないなんて……、そんなの嘘よ~~!!」

 

 思い出し泣きをして鈴芽は教室を出てしまった。

 

清麿「水野の奴、何やってんだ?」

 

 

 

中国

 ウォンレイはある場所に向かっていた。

 

ウォンレイ「は、はくしょん!」

 

女「どうかしたの?」

 

ウォンレイ「い、いや、ちょっと寒気が…」

 

 そこには、武闘大会の紙が貼ってあった。

 

ウォンレイ「武闘大会?あなたが?」

 

女「そう。用心棒を募集してるの。参加しなさいよ、きっと勝てるわ」

 

ウォンレイ「でも…」

 

女「いるんでしょ?お金」

 

ウォンレイ「そ、それはそうだが…」

 

女「だったら、迷う事はないじゃない」

 

 強く断り切れず、ウォンレイは武闘大会に参加する事になった。

 

審判「これより用心棒武闘大会を開始する!」

 

参加者「おぉ~~っ!!」

 

審判「勝ち抜き戦だぁ!最後まで残った1人が賞金1万元を獲得できる!」

 

女「ふふふ…(どうやら駒が揃ったようね…)」

 

 参加者の中には帽子を深く被って目元を見せていないものの、ウォンレイには見覚えのある人物がいた。

 

ウォンレイ「あの人……」

 

武闘家「一番は俺だ!命の惜しくない奴からかかってこい!」

 

女「出番よ」

 

ウォンレイ「いや、私はやっぱり…」

 

???「そんなに流されてばかりいると思わぬ災難が訪れるぞ。嫌だと思うならはっきり言え」

 

ウォンレイ「災難?」

 

女「そんなの見かけ倒しよ!」

 

武闘家「何?」

 

女「やっつけちゃいなさいよ!」

 

ウォンレイ「そんな……」

 

 謎の男の助言も虚しく、ウォンレイは女の態度に押されて武闘家と戦った。魔物でしかもカンフーを習得しているウォンレイに人間が敵うはずもなく、あっさり倒されてしまった。

 

女「強いのね、なんて頼もしいのかしら!」

 

リィエン「何よ、あの程度の奴に勝ったぐらいでイチャイチャして…!!」

 

ウォンレイ「はくしょん!気のせいか…?」

 

 気のせいではなく、リィエンの怒りはすさまじい勢いで溜まっていた。

 

剣士「今度は俺が相手だ!覚悟しやがれ!」

 

 次は剣士が向かったが、前の相手と同じく、あっさり倒されてしまった。

 

審判「さぁ、次は誰だ!?」

 

???「次は私ある!」

 

 その声の主は覆面をしてるものの、リィエンであった。

 

???「(やはり来ていたか、リィエン。ウォンレイ、リィエンは誤解で嫉妬と怒り心頭だぞ。この場はどう収める?)」

 

ウォンレイ「リ、リィエン!?」

 

リィエン「リィエンなんて知らないある!私は謎の美少女、恋々仮面である!」

 

ウォンレイ「そ、そんな事言われても…」

 

リィエン「そこの人、ギッタギタにのしてやるから覚悟するあるよ!」

 

ウォンレイ「リィエン、いや、恋々仮面、私達が戦い意味なんてないんじゃないか?」

 

リィエン「無意味?そっちになくてもこっちには大ありあるよ!!」

 

 リィエンの怒気に目元を隠した謎の男以外は気押されていた。

 

女「ふふふ(リィエン、あんたがいちゃ困るんだよ。今更『組織の跡継ぎを娘のリィエンにする』、なんて言われてもね。とんだ親バカさ)」

 

リィエン「行くあるよ!」

 

 リィエンの凄まじい嫉妬と怒りにウォンレイは押されていた。

 

???「(さぁ、早くしないと取り返しがつかなくなるぞ…)」

 

ウォンレイ「(強い…そして何より……)物凄く怖い!!」

 

リィエン「どうしたある!?よけてばかりじゃ私に勝てないあるよ!」

 

ウォンレイ「し、しかし私には何が何だか…」

 

リィエン「はん!ちゃんちゃらおかしいある!その程度の覚悟であんな事してたあるか!?」

 

 ウォンレイはリィエンの拳を受け止めた。

 

ウォンレイ「あんな事って一体何なんだ?」

 

リィエン「自分の胸に聞くある!」

 

 リィエンのキックを受けてウォンレイは吹っ飛ばされた。

 

ウォンレイ「落ち着け、リィエン!君は何か誤解している…」

 

リィエン「今更しらじらしい。騙されないあるよ!」

 

女「(私が香港の組織を手にするんだよ。そうさ、ボスになって暗黒街を支配する。そのためには、お前達が邪魔なんだ…)だいぶへばってきたようだから、そろそろ行くよ」

 

 ウォンレイはリィエンの気迫に押されっぱなしだった。

 

リィエン「痛かったあるか?だけど、私の痛みはこんなものじゃないある!」

 

???「リィエン、ウォンレイの話を聞いてやれ」

 

リィエン「勝手に首を突っ込まないでほしいある!」

 

 謎の男にリィエンは蹴りを入れたが、その男は受け止めた。

 

リィエン「(この感じ、初めて会った気がしないある…。それに、どうして私の名前を…?)」

 

???「少しは頭が冷えたか?ウォンレイの話を聞いてやるんだ。そして、周りの連中はグルになっているぞ」

 

ウォンレイ「仲裁してくれてすいません…。リィエン、私を信じてくれ…」

 

リィエン「ウォンレイ…」

 

女「あいつ、私を裏切ってリィエンについたようね!みんなやっておしまい!あの3人を生かして帰すな!!」

 

 集まった男達は襲い掛かった。謎の男はリィエン達に味方した

 

ウォンレイ「一緒に戦ってくれるのですか?」

 

???「当然だ。たまにはこうやって体も動かさんと体が鈍るからな」

 

リィエン「最初から私達が狙いだったあるか!この武闘大会、最初から胡散臭かったある!」

 

ウォンレイ「わかってはいたんだが、つい、その…」

 

リィエン「ついデレデレしたってあるか!?」

 

ウォンレイ「仮面をとった方が怖い…」

 

???「ウォンレイも少しはリィエンに誤解されるようなマネはするな」

 

 ウォンレイはリィエンと謎の男のダブル拳骨を受けた。その間にも男達は一掃された。

 

女「そんな、こんな事が!」

 

???「随分と勝手なマネをしてくれたな」

 

女「あんた、何者なの!?胡散臭いし、急にリィエンに味方して!」

 

???「お前、私の事を忘れたのか?」

 

 謎の男が帽子をとって目元を見せると、その正体はパクロンだった。

 

リィエン「お父さん…」

 

女「ボ、ボス!どうしてこんな場所に!?」

 

パクロン「お前の行動が気になったから正体を隠して追っていたんだよ。ボスの私がいつも建物の中でふんぞり返っているとでも思っていたのか?」

 

女「そ、そんな…」

 

パクロン「お前の処分は後で考える。それよりもリィエン、私の部下がお前に迷惑をかけて済まなかったな。お詫びの品をじいさんの家に届けている。その品はお前達が欲しかったものだぞ」

 

リィエン「お父さん…」

 

パクロン「ウォンレイ、お前は私がリィエンを託せると見込んだ男だ。お前がリィエンと籍を入れるまでは負けて魔界に帰るのは決して許さんぞ!リィエンの事が大切なら、何が何でも生き残って結婚式をやってみろ。金の方は私が出すからな」

 

 部下と共に女を連行してパクロンは去って行った。

 

リィエン「お父さんからのお詫びの品って何あるか…」

 

ウォンレイ「私にはそれが何なのか想像もつかない…」

 

 

 

ファウード

 ファウードではガッシュとレインにボコボコにされたロデュウとゴームが帰ってきた。

 

???「ロデュウ、ゴーム、何だ、その様は?」

 

ロデュウ「うるせえ、邪魔が入ったんだよ」

 

???「その邪魔のせいで力を取り逃がしたというのか?」

 

ロデュウ「口の利き方に気をつけな、リオウ!てめえに協力しちゃいるが、てめえの手下になった覚えはねえんだぜ」

 

ミール「そもそも私達に至っては呪い殺すっていう脅しをかけて無理矢理従わせてるじゃない!ゴームがキレたらどうなるかわかってるでしょうね!」

 

リオウ「余計な事を言うな、ミール。これ以上気に障る事を言ったら本当に今からお前を呪い殺すぞ。それが嫌なら大人しくしていろ」

 

ミール「全く、呪いを盾にして黙らせるなんてムカつくわね!あいつなんか他の魔物に再起不能になるまでやられちゃえばいいのよ」

 

ゴーム「ゴォ……」

 

 呪いで脅しをかけるリオウの態度にミールとゴームは不満だった。

 

リオウ「俺がいなければこの計画は実行できない。各自に与えた使命だけは守ってもらうぞ。とにかく強大なパワーが必要なのだ。こいつの鍵を壊すためにはな!」

 

ロデュウ「ファウードの封印か…リオウ、正直どれくらいなんだ?こいつの鍵を壊す力ってのはどれくらいなんだ?」

 

リオウ「2,3体、ディオガ級の術より強い力を出せる者が必要だ。急げ!ファウードに気付いた魔物も何体かいるはずだ。そいつらが妙な行動を起こす前に」

 

ロデュウ「焦らなくてもこいつを隠す魔法の装置は動いてて外からは見えねえようになってんだろ?」

 

リオウ「それでも強力な勘を持つ魔物はファウードの力を感知する。ただ、そんな奴が生き残ってるかはわからんがな。だが何であれ、邪魔が入るってのは、非情に腹が立つ!その前にこいつの封印を解き、人間界諸共残りの魔物を吹っ飛ばす!」

 

ロデュウ「レインはまだ残っているが、他は…」

 

???「リオウ、変な奴が乗り込んで来たぞ」

 

リオウ「どうした?ザルチム」

 

 ザルチムの案内に従ってリオウ達が来た所にはおかしな何かがいた。

 

リオウ「貴様、なぜ乗り込めた!?ザルチム、ファウードを隠す装置はちゃんと動いているだろうな?」

 

ザルチム「さっき、異常がないか確かめてみたが、装置は至って正常に稼働している」

 

リオウ「なぜ乗り込めたか話してみろ!」

 

???「そんな事はどうでもいいだろ?それよりも、お前達がファウードの封印を解くために求めているディオガ級以上の術を持つ魔物を教えてやる。一番手っ取り早くファウードの封印を解くにはシン級の術を持つ魔物、ガッシュ・ベルを引き込む事だ。まぁ、お前達に従ってくれないというのであれば、ヨポポという魔物を引き込め。そうすれば、ガッシュが仲間と共にファウードへ来るかもしれんぞ」

 

リオウ「何、シン級だと!?もうディオガ級を超えたシン級の呪文を覚えた魔物が現れたとでもいうのか!?」

 

ロデュウ「おい、そのシン級の術を持つ魔物がいればディオガ級の術を持つ魔物何体分ぐらいになるんだ?」

 

ザルチム「リオウの見立てでは、最低でも3体分、多ければ5体分以上になるらしい。実際に試してみなければわからんそうだがな」

 

???「他にも竜族の神童のアシュロンやこの戦いの優勝候補のブラゴなどといった強い奴等もいる。ファウードの封印を解くために誰を引き込むかはお前達次第だ。それでは、お前達の健闘を祈る」

 

 そう言って何者かは消滅した。

 

リオウ「ザルチム、あいつは何者なんだ?」

 

ザルチム「俺にはわからん。なぜ、奴は現れたのか?そいつはその情報で俺達を罠に嵌めようとしているのか、それとも、俺達を支援しているのか…」

 

リオウ「何者なんだ?姿を隠す装置があるのにも関わらずにここへ乗り込めるとは……」

 

 

 

 

某国

 デュフォーのアンサー・トーカーでファウードの所在地を突き止めたゼオンはその場所へ向かい、事前に使い魔の素材となる髪の毛をゴームの空間移動の際に紛れ込ませ、使い魔を通してリオウに情報を送っていた。

 

ゼオン「デュフォー、お前が偶然清麿と会ってファウードの映像を見たお陰でいつでもファウードの所在地がわかるようになったとはな」

 

デュフォー「今から乗り込まないのか?」

 

ゼオン「今はその時じゃない。ガッシュ達の情報をあのバカ共に送ったが、バカ共はどう行動するのかな?」

 

 怪しげな笑みを浮かべ、ゼオンはデュフォーをマントに包んで瞬間移動した。

 

 

 

中国

 家に帰ったウォンレイペアが見たパクロンからのお詫びの品はテレビと靴だった。

 

リィエン「これが…お詫びの品…」

 

リィエンの祖父「よかったな、リィエン、ウォンレイ。誰が送ったのかは知らんが、ウォンレイが欲しがっていたテレビが手に入ったのだぞ」

 

ウォンレイ「私が買おうとしていた靴まである!」

 

リィエン「ウォンレイはこれが欲しかったあるか?」

 

ウォンレイ「そうだよ。まさか、買えないと思っていたテレビまで手に入るとは思わなかったけどね」

 

リィエン「でも、お父さんはどうして私達のほしいものを…」

 

ウォンレイ「きっと、たまに様子を見ていたんだよ」

 

リィエン「ウォンレイ、誤解してごめんある。私はウォンレイが大好きある!」

 

ウォンレイ「私もだよ」

 

 ウォンレイペアの仲は修復されたのであった。




これで今回の話は終わりです。
今回はアニメのファウード編でのウォンレイ主役回ですが、アニメとの違いとして、武闘大会に変装したパクロンが潜入していたという流れにしました。
途中であったリオウ一味のやりとりの中でシン級の呪文を持つ魔物はディオガ級の呪文を持つ魔物何体分になるのかというのは、この時点の原作ではまだシン級の呪文が登場していなかったため、最終的にやってみなければわからないという風にしました。
次は清麿が恵の過去について知る話になります。
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