金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
某国
恵は仕事の準備をしていた。
恵「(ティオはガッシュ君達と仲良くやれてるのかしら…?)」
そんな中、ニュースが入った。
TV『ただいま入った速報です。A国G市で謎の下着盗難が発生しました。なお、目撃者からの話によれば、犯人はウサギと猿を足して2で割ったようなコスプレをした少年で、警察は少年による悪質なイタズラとみて、捜査しています』
恵「下着盗難…」
マネージャー「ちょうど私達がいる街ね。最近は子供も下着を盗むようになったわね。恵ちゃんも下着を盗まれないようにするのよ」
恵「わかったわ」
その犯人こそ、清麿達が探していた魔物、モモンであった。
高嶺家
ティオ達がお泊りした翌日。ガッシュとウマゴンはカマキリジョーを見る準備をしていた。
ガッシュ「おやつ、よーし!」
ウマゴン「メル!」
ガッシュ「おしっこ、よーし!」
ウマゴン「メル!」
ガッシュ「よーし、カマキリジョーの始まりなのだ!」
テレビの電源を付けるとちょうどカマキリジョーが始まっていた。
ガッシュ「おお、始まったのだ!」
そこへ、ティオ達が来た。
ティオ「大変大変、始まっちゃってるわ!」
ティオがテレビのチャンネルを変えると、チュリプュアがあった。
パティ「ああ~~っ!!」
ティオ「よかった、間に合った」
パティ「ちょっとティオ、私はガッシュちゃんと一緒にカマキリジョーを見るのよ!」
ティオ「何ですって!?」
ガッシュ「カマキリジョーなのだ!」
コルル「ちょっと、喧嘩はやめようよ」
見たい番組を巡って大喧嘩が始まってしまった。そこへ、華が来た。
華「あ~らあら、どうしたの?みんな」
コルル「カマキリジョーを見たいとかチュリプュアを見たいとかで喧嘩して…」
華「ガッシュちゃん、今日はティオちゃん達に付き合ってあげれば?みんなで仲良く一緒にご覧なさいな」
ティオ「やった!」
パティ「別に私もチュリプュアは嫌いじゃないけど…」
その後、ティオ達は華の手伝いをしていた。
華「こうやって手伝ってくれるコルルちゃん達と一緒にお料理をするのって楽しいわ。清麿もガッシュちゃんもこういうの全然なのよ」
コルル「私もしおりねーちゃんと会うまで一緒に暮らしていたのを思い出して楽しいよ」
パティ「あら、ティオったら不器用ね。天ぷらの衣を泡立てちゃうなんて。泡立てるのはよくないのよ」
ティオ「何ですって、パティ!」
パティ「あ~ら、嫉妬かしら?私だっていつまでも世間知らずのお嬢様じゃないのよ。ウルルと一緒に暮らしたお陰で家事もお料理もできるのよ」
ティオ「私だってそれぐらいできるわよ!」
コルル「ちょっと2人共」
華「2人共喧嘩はよしなさい。それに、3人とも顔が真っ白よ。ここはいいわ、ティオちゃん達はお風呂に入ってらっしゃいな」
ティオ達「はーい!」
3人ともお風呂に入る準備をしていた。
華「3人の着替えはここに置いとくわね」
それと同時にガッシュとウマゴンが帰ってきた。
ガッシュ「ただいまなのだ!」
ウマゴン「メルメルメ!」
ガッシュ「ウマゴン、お風呂で泥を落とさぬと母上殿に叱られてしまうのだ!」
ウマゴン「メルメル!」
ガッシュ「お風呂へGoなのだ!」
ガッシュは服を脱いでウマゴンと一緒にお風呂へ向かった。
華「あっ、ガッシュちゃん、今」
すでに遅く、ガッシュはお風呂へ入る準備をしようとしていたティオ達と鉢合わせした。
ティオ「ああ~~っ!!」
パティ「いやん!ガッシュちゃんったら、私と一緒にお風呂に入りたいのね!」
ガッシュ「ティオ達が先にいたのであったか」
コルル「私達が先に入るからお風呂から出るまで待っててね」
ガッシュ「みんなで一緒に入ればよいではないか」
ティオ「えっ!?何言ってるのよ、ガッシュ!」
ガッシュ「テッドやチェリッシュも一緒に入ったのだ」
ティオ「同じ男の子のテッドはともかく、どうして女の子のチェリッシュと一緒に入ったのよ!」
ガッシュ「チェリッシュが一緒に入っていいと言ってくれたのだ。のう、ウマゴン」
ウマゴン「メル」
コルル「ガッシュ、素っ裸は恥ずかしいから服を着てよ…」
パティ「ガッシュちゃんったら、素っ裸も素敵!あ、棚にあるのは私達の着替えだからね」
ウマゴンがティオ達の着替えを見ている事に激怒したティオはウマゴンの首を絞めた。
ティオ「見るなって言ってるでしょ!!?」
パティ「ガッシュちゃんはともかく、馬ごときが私の着替えを見るな!!」
またしても大騒ぎになって華が来た。
華「あらあら、何を騒いでいるの?」
ティオ「ガッシュが…」
ガッシュ「ティオが…」
華「ガッシュちゃん、ティオちゃん達を先に入れてあげなさいな」
ガッシュ「どうしてなのだ?チェリッシュの時は一緒に入れたのに…」
華「ティオちゃん達は女の子なのよ。チェリッシュちゃんも女の子だけど、チェリッシュちゃんの時は一緒に入っていいと本人が許可したから一緒に入れてあげたの」
ガッシュ「ウヌ?」
華「お・ん・な・の・子、なの」
ガッシュ「ウヌ…女の子なのだな。しかし、女の子だとどうしてお風呂が先なのだ?」
一度、王を決める戦いに勝ち抜いたガッシュだったが、相変わらず異性の事に関しては極めて鈍感であった。
しおりの家
恵が帰国する前日、しおりは恵と電話していた。
しおり「恵、お土産は買って来れそう?」
恵『スケジュールの都合で買えるかどうかわからないわ…』
しおり「スケジュールの都合があるなら、無理に買わなくてもいいのよ」
恵『ありがとう。しおり、気になる事があったんだけど、5日ぐらい前に仕事先の都市で変な下着盗難事件があったのよ』
しおり「下着盗難?」
恵『それも、犯人はウサギと猿を足して2で割ったような子供だって』
しおり「実は、モチノキ町の近くでも同じような事件があったの。犯人はわかってないけど、同一人物の可能性も否定できないわ」
恵『しおりも下着の盗難に遭わないように気を付けてね』
モチノキ町
そして恵が帰ってくる当日、ガッシュ達は砂場で遊んでいた。
ガッシュ「恵は早く帰ってくるとよいのう」
ティオ「うん。今回、置いて行くと言った時はショックだったけど、清麿のお母さん、料理もおいしいし優しいから」
コルル「色々騒いだりしたけど1週間楽しかったよ」
???「久しぶりね、坊や達」
声の主はチェリッシュとニコルだった。
ティオ「チェリッシュ、ニコル、どうしてここに!?」
ニコル「オロロンサーカスの日本公演が決まって日本に来たの」
チェリッシュ「公演日じゃないから、私達は久しぶりにモチノキ町に来る事にしたのよ」
ガッシュ「チェリッシュ、朗報なのだ!テッドと会ったのだぞ!」
チェリッシュ「何ですって!?テッドは無事だったのね!」
パティ「そうよ。千年前の魔物との戦いを断ってしまったせいでチェリッシュの手掛かりを自分で捨てちまったとか言ったりしてたわ」
チェリッシュ「全く、テッドは全然変わってないじゃない」
???「あの…あなた達、ここで迷子を見かけませんでしたか?」
声がして一同がその方向を向くと、そこにはシスターがいた。
ニコル「あなたは?」
エル「私はエル・シーバスと申します」
ガッシュ「(迷子…モモンの事であるな…。あの時がまた…)」
ガッシュはモモンのせいでチャージル・サイフォドンを拝んでしまった時の事を思い出し、怯えていた。今回はそれを遥かに超える地獄になるとも知らずに。
その頃、清麿はいつも通り学校が終わって下校していた。
清麿「(ティオが俺の家に預けられて1週間…ガッシュの話が正しければ、モモンという魔物が来る日だ。似顔絵は…)」
ガッシュが書いてくれたモモンの似顔絵を清麿は見ていた。
清麿「(ウサギと猿を足して2で割ったような奴…)」
???「清麿君、下着泥棒を探すのを手伝ってくれない?」
考え事をしてる時に声がしたら、そこに下校中のしおりがいた。
清麿「しおりさん、どうしたんですか?」
しおり「私の通ってる高校で同級生の何人かの下着が盗まれてしまったのよ!犯人はウサギと猿を足して2で割ったような子供よ!」
清麿「(まさか、犯人はモモン!?)しおりさん、犯人はこんな顔ですか?」
ガッシュからもらったモモンの似顔絵を清麿はしおりに見せた。
しおり「だいたいそんな感じって下着を盗まれた子が言ってくれたわ!急いで捕まえましょう!」
急いでいると、今度はウルルも来た。
清麿「今度はウルルさんまで!」
ウルル「私の勤めているスイーツショップの女性店員の下着が盗まれたんです!」
清麿「とんでもねえ野郎だな!」
その道中で泣いている鈴芽とマリ子がいた。
鈴芽「うえ~~ん、高嶺君!ウサギと猿を足して2で割ったような子供に私とマリ子ちゃんのパンツとブラを盗まれた~~!」
清麿「水野まで!全く、どうなってるんだよ!!」
そんな中、モモンを発見した。
清麿「コラ、モモン、待て!」
一方、ガッシュ達はエルを家まで案内していた。
エル「私は訳あって旅をしていたのですが、この町に入った所でその子と逸れてしまって…」
ニコル「聞きたい事があるけど、あなたの探している迷子って魔物でしょ?そしてあなたは本の持ち主」
エル「およよよよ~~~!!」
パティ「およよよって」
ニコル「その本を見ればわかるわよ。私も魔物の本の持ち主だから」
そう言ってニコルはチェリッシュの本をエルに見せた。
エル「じゃあ、そこにいる子供達は…魔物の子…」
ニコル「そう。私は一番背の高い女の子のチェリッシュのパートナー」
エル「およよよよよ~~!!は、初めて出会いましたわ…」
高嶺家
その後、エルは清麿の家に上がっていた。
華「はい、どうぞ」
華はジュースを出した。
エル「ありがとうございます」
華「あ、ティオちゃん達、お洗濯物、もう乾くから取りこんで畳んでおくわね。後で鞄に入れておくのよ」
ティオ達「はーい!」
清麿の家にモモンの影があった。
コルル「エルさんは戦いに来たんじゃないのね」
エル「ええ。王を決めるために戦うなんて間違ってます。争いをやめさせるために旅をしてるんです、私。」
ガッシュ「ウヌ、私達はむやみな戦いはしておらぬのだ」
チェリッシュ「私達が戦う時は本当に悪い奴が襲ってきた時ぐらいよ」
エル「まぁ、ほんと!私、魔物ってもっと乱暴な子達ばかりだと思ってたの。嬉しいわ」
ティオ「私達のパートナーも優しいのよ」
エル「まぁ、ぜひお会いしたて」
???「ガッシュ、すぐに来い!モモンが見つかったぞ!」
慌てた様子で清麿、しおり、ウルルの3人が来た。
コルル「しおりねーちゃん!」
ガッシュ「モモンが見つかっただと!?」
しおり「しかも、私の同級生や鈴芽ちゃん達、ウルルさんの勤めてる店で働いている女の人の下着を盗んだのよ!」
エル「それ、本当なのですか!?」
ウルル「あなたがモモンのパートナーなのですか?だったら、すぐに私達と一緒にモモンを追いかけましょう!」
モチノキ町
モモンを一同は追いかけた。
エル「モモンがあなた達の友達の下着を盗んだのは本当なのですか?」
しおり「ええ。もしかして、海外であった下着盗難事件の犯人もモモンなの?」
エル「そうです!モモンがご迷惑をおかけした事を」
ウルル「パティ、ティオ、後ろ!」
パティ&ティオ「えっ?」
その後ろには2人のスカートを捲ってパンツを見ているモモンの姿があった。
パティ「わ、私のパンツを……怨怒霊!!」
ティオ「この猿!!」
エル「これ、いけません、モモン!女の子のスカートを捲るなど!」
激怒したパティとティオはモモンを追いかけた。
ティオ「パティ、あのエロ猿をけちょんけちょんにやっつけてやるわよ!!」
パティ「ええ!私のパンツをガン見しやがって、コンチクショ~~!!」
コルル「パティもティオも落ち着いて!」
チェリッシュ「落ち着かないと見えるものも見えなく」
しおり「コルル!」
ニコル「チェリッシュ、後ろ!」
今度はコルルとチェリッシュまでモモンにスカートを捲られてパンツを見られた。
コルル「恥ずかしいわよ、モモン!!」
チェリッシュ「許さないわよ!!」
パティとティオ程ではないにしろ、モモンにパンツを見られてしまい、コルルとチェリッシュも怒りだしてしまった。
チェリッシュ「みんな、あのモモンという猿を捕まえるわよ!」
怒り狂う女の子の魔物達に一同は唖然としていた。
ニコル「あんなに怒るチェリッシュを見たのは初めてかも…」
ガッシュ「女の子は怖いのだ……」
しおり「清麿君、何とかあのすばしっこいモモンを捕まえる方法とかないの?」
清麿「今、答えを出した所、手っ取り早く捕まえるにはラウザルクを使うという答えが出た。行くぞ、ガッシュ!ラウザルク!」
魔物の術を初めて見たエルは驚いていた。
エル「こ、これが魔物の術…!」
清麿「ガッシュ、モモンを追いかけろ!」
ガッシュ「ウヌ!」
ラウザルクでスピードアップしたガッシュはあっさりモモンに追いついた。
ガッシュ「モモン、大人しくするのだ!」
ガッシュはモモンを取り押さえる事に成功した。
ティオ「でかしたわ、ガッシュ!」
パティ「このまま袋叩きにするわよ!!」
エル「待ってください!争いはダメです!」
そのままエルはガッシュにモモンを放してもらった。
エル「お許しください。確かにこの子はエロ猿です。おてんばイタズラ大好きです。しかし、だからと言って傷つけあうのは!」
しかし、モモンは全く反省してなかった。
ティオ「反省してねえ!!」
チェリッシュ「これはお仕置きが必要ね」
そんな時に恵が来た。
恵「みんなどうしたの?」
しおり「大変よ、恵の言ってた下着泥棒が現れたのよ!」
恵「下着泥棒って」
ウルル「あのモモンというウサギと猿を足して2で割ったような子供です」
恵「た、多分、イタズラがすぎたんじゃ」
何とかそれぞれのパートナーは魔物を落ち着かせようとしたが、モモンはティオ達のパンツを取り出すという火に油を注ぐ行動を行った。
ティオ「あのエロ猿……!!」
パティ「もう許さないわ!!ウルル、戦闘準備よ!」
コルル「しおりねーちゃんもよ!」
チェリッシュ「どうやら、あの子は反省の色がないわね。徹底的にやっつけるわ!!」
ティオ達の怒りは収まらなかった。
エル「どうかお怒りをお静めください!この猿は後で私が懲らしめますから!これ、パンツから手を放しなさい!」
ティオ「恵!」
パティ「ウルル!」
コルル「しおりねーちゃん!」
チェリッシュ「ニコル!」
ティオ達「戦いの準備よ!」
ティオ達の怒気に押されて恵達は渋々本を出した。
ガッシュ「ティオ、私も」
ティオ「ガッシュは手を出さないでよ!」
パティ「ガッシュちゃんが出るまでもないわ!こんなエロ猿は私達で懲らしめないと気が済まないの!!」
恵「と、とりあえず清麿君はアンサー・トーカーでモモンの特徴などの答えを出して」
清麿「は、はい……」
ウルル「(あのパンツはパティがとても大切にしているから取り返さないと…!)アクル!」
あっさりモモンはアクルをかわした。
パティ「あの猿……!」
ティオ「すばしっこいわね!」
エル「およよよよ……」
清麿「(そう言えばガッシュのラウザルクを見た時もエルさんは怯えていたな。やはり、ガッシュから聞いた通り、この戦いでもまだ他の魔物に会ってなかったのか…)」
ウマゴン「メル?」
ガッシュ「やけに落ち着いておるのう、清麿」
清麿「ティオ達の怒りようが凄まじくてな…。恵さん達も今回ばっかりは逆らえないんだろう…」
恵「サイス!」
しおり「ゼルク!」
ニコル「コファル!」
次々とモモンは攻撃をかわしたが、ゼルクで豹変したコルルやティオ、パティ、チェリッシュの攻撃にエルは怯えていた。
エル「およよよ、この戦いを終わらせなきゃ……」
しおり「清麿君、モモンの呪文はどんな効果なの?」
清麿「モモンの呪文は全て直接的な殺傷力を持たない術ばかりだ。モモンの術で本が燃やされるという危険性はない」
エル「アムロン!」
モモンの手が伸びた。
エル「モモン、あの人達の本を奪うのよ!」
しかし、モモンは本を奪わず、ティオ達のスカートを捲った。そのせいでパティとティオとチェリッシュの怒りは増していった。
パティ「アンチクショ~~!!」
ティオ「あのエロ猿が~!!」
エル「違うのです!本を奪うのです!」
コルル「こんなエロ猿は痛い目に遭わせなきゃね、しおりねーちゃん!」
しおり「そ、そうね……(も、もうコルル達を止められない…)」
恵「(普段だったらコルルちゃんやパティがティオのストッパーになってくれるけど、今回はみんな暴れん坊状態になっているわ…)」
ニコル「(チェリッシュまで暴れん坊になってしまったらもう誰も止められない…)」
ウルル「ガンズ・アクル!」
恵「サイス!」
ニコル「ガンズ・ゴウ・コファル!」
あらゆる攻撃をモモンはかわし続けた。
エル「危ない、早く次の呪文を。(でも、このたくさんの呪文の中で私、さっきの手が伸びる呪文しか唱えた事がないのよ…)」
そうしてる間にモモンはティオに迫ってきた。コルルは向かっていったものの、全く攻撃が当たらず、チェリッシュとパティの攻撃も当たらなかった。
チェリッシュ「もう、こんなにすばしっこい魔物に会ったのは初めてよ!」
パティ「こっちに来るわよ!」
恵「セウシル!」
コルル以外の面々を守るためにセウシルが張られた。
エル「およよ!危ないわ、ぶつかる!アグラルク!」
モモンは地中に消えた。
ティオ「あっ…」
清麿「みんな、さっきの呪文は地中の中を自由に移動できる呪文だ!モモンはティオ達の後ろに来る!」
パティ「後ろに?」
清麿が言った通り、モモンはティオ達の後ろに現れ、ティオとパティのスカートを捲った。
エル「どうして清麿さんはさっきの呪文の効果をすぐにわかったの…?」
ティオ&パティ「きゃっ!」
ウルル「こんなに色んな使い方ができそうな呪文をスカート捲りに使うとは!」
エル「私は悪くありません!スカートを捲れとは一言も」
パティ「このエロ猿が~~!」
パティ達は殴りかかった。
エル「何か、モモンの身を守る術を……。わからないけど、この呪文で。オラ・ノロジオ!」
清麿「その光線をよけろ!」
チェリッシュ「えっ?」
モモンの光線を急によけろと言われてティオ達は戸惑い、チェリッシュに当たってしまった。
恵「光線が!」
チェリッシュ「さっきから思うように動けない…!」
清麿「その光線は8秒間だけ当たったものの時間の流れを遅くする術だ!」
ニコル「だから、チェリッシュは思うように動けないのね!」
その後、モモンはチェリッシュのパンツをニヤけて眺めた後、つんつんした。その行為にガッシュの仲間の女の子の魔物の中で最年長で一番落ち着いているチェリッシュもとうとう激怒した。
チェリッシュ「……どこまで性根が腐ってるの…、このエロ猿が!!」
エル「ごめんなさい、ティオちゃん、コルルちゃん、パティちゃん、チェリッシュちゃん、私、そんな術とは知らなかったの!許してください!」
恵「やっぱり、さっきから様子がおかしいと思ったら、あなた、持ってる呪文の効果をほとんど知らないのね!」
清麿「(ほとんどの呪文の効果を知らないのは、ある意味一番怖いな…)」
恵「きゃあっ!」
なんと、モモンはわずかに恵の鞄から見えたブラを見て、恵の下着を盗んだ。
エル「モモン、こんな事をしては」
恵「もう、許さな」
???「恵さんの下着を盗みやがって……このクソエロ猿が~~!!!」
恵の下着が盗まれてしまった事でモモンは眠っている悪魔、鬼麿を呼び覚ましてしまった。しかも、今回は角が8本になり、金色の鬼麿になっていた。一時は怒りだしそうだった恵の怒りもすぐに鎮静化した。
しおり「清麿君が鬼になった!」
ウルル「しかも、色が金色なのでデボロ遺跡の時よりも何だか大変な事になりそうですよ!」
しおり「恵、清麿君を止めるのよ!止められるのは恋人の恵だけよ!」
恵「そ、そんな事言われても…あの状態の清麿君を止めるなんて…」
鬼麿「てめえのような野郎は絶対に許さねえ!!ガッシュ、俺達も加勢するぞ!」
ガッシュ「ウ、ウヌ……(こんな金色の鬼になった清麿は前の戦いでも見た事がないのだ…!)」
ティオ「恵の下着まで盗むなんて!!憎い、憎い!この猿が憎い!!」
コルル「ボコボコにしなきゃ気が済まない!」
パティ「コンチクショーが!」
チェリッシュ「流石に私の堪忍袋の緒が切れたわ!もう脳天をぶち抜く!」
そんな時、一同の本が一斉に輝いた。
恵「まさか…新しい呪文…?」
しおり「こっちもよ!」
ウルル「私もです!」
ニコル「私も…!」
恵「じゃあ、清麿君の方も……」
ガッシュ「(ま、まさか私達全員同時に新呪文を習得するとは……!)」
鬼麿「もう許さねえ!!第13の術、バオウ・クロウ・ディスグルグ!」
かつてガッシュが使っていたバオウの腕による攻撃、バオウ・クロウ・ディスグルグが使えるようになった。
鬼麿「ガッシュ、モモンを叩き潰せ!」
ガッシュ「ウ、ウヌ!」
アンサー・トーカーを発動させてモモンに確実に当てられる答えを出した清麿はその指示をガッシュに出し、ガッシュはバオウの腕を振り下ろしてモモンに当てた。
エル「およよよ……」
鬼麿「まだ終わらねえぞ!第14の術、ジオウ・レンズ・ザケルガ!!」
今度はバオウとは異なる電撃の龍が出現し、しかもその龍の鱗が分離してあらゆる方向からモモンに迫った。これも、アンサー・トーカーで確実に当てられる答えを出して狙ったものであり、モモンは避けられずに全部受けてしまった。
エル「およよよ~~!!このままじゃモモンが殺されてしまう…!何とか、強い術を……ミンフェイ・ミミルグ!」
モモンの耳が長く伸び、プロペラになった。
ティオ「あのエロ猿、逃げる気よ!他のみんなも早く新呪文を使いなさいよ!!」
恵「え、ええ…。チャージル・サイフォドン!」
しおり「ギルゼドム・バルスルク!」
ウルル「スオウ・マーレ・ギアクル!」
ニコル「グラード・マ・コファル!」
術を放ち終わり、意識が戻ったガッシュとモモンに怒りをぶつけて何とか正気に戻った清麿、ウマゴンは一同の新呪文に驚いていた。
恵「正気に戻ったのね、清麿君…!」
清麿「は、はい…(ガッシュが前に話した通り、あのチャージル・サイフォドンって術はかなりやばい!チャージル・セシルドンはティオの守りたい想いで強くなるが……この術はティオの怒りや憎しみと受けた痛みで強くなる!)」
しおり「コルル…?」
コルルは更に筋肉質で爪も禍々しくなっていった。
しおり「まさか、あの時のように大暴れを……」
しかし、コルルは無意味に暴れようとしなかった。
しおり「コルル、私達がわかる?」
その問いにコルルは頷いた。
コルル「当然じゃない、しおりねーちゃん」
しおり「よかった…」
コルル「あのエロ猿、私は無性に叩きのめしたい!手加減なんかしてられないよ!」
コルルは以前よりもすさまじいスピードでモモンに迫り、モモンを吹っ飛ばした。
パティ「次は私の番よ!」
スオウ・ギアクルよりもさらに巨大化した水の龍がモモンに襲い掛かり、モモンは避けようとした。
パティ「避けようとしても無駄よ!」
巨大な水の龍は4体の龍に分離してモモンに襲い掛かり、モモンはよけきれずに吹っ飛ばされた。殺されるという危機感を感じたモモンはプロペラのようになった耳で空を飛び、急いで逃げた。
ニコル「チェリッシュの新呪文がスナイパーライフルだったなんて…」
チェリッシュの新しい術が大型のスナイパーライフルであった事にニコルは驚いていた。
チェリッシュ「逃がさないわよ、シュート!」
宝石の弾丸が発射され、見事、モモンに命中した。
チェリッシュ「締めはティオに譲るわ!」
ティオ「いっけ~~っ!!」
他のみんなが大暴れしている間にチャージル・サイフォドンの水晶の部分にティオがモモンにパンツを見られている映像が映し出されて女神の部分が次第に凶暴化していき、怒っているティオ達以外は怯えていた。そして、止めにティオはチャージル・サイフォドンを放ち、モモンに当てる事に成功した。
ガッシュ「やっと終わったのだ……」
こうして、モモンによって怒り心頭のティオ達の怒りは静まった。
エル「モモン、罰が当たったのですよ。あのう、やはり私の本を燃やすのでしょうか?」
ティオ「当然でしょ!!」
パティ「その前にもっとボコボコにしてやるのよ!」
コルル「今日はこれくらいにしようよ」
ティオ「どういうつもりよ、コルル!」
チェリッシュ「これくらい痛い思いをすれば少しはモモンも反省するでしょうね。だから、今日はこれくらいで勘弁してあげるのよ、パティ、ティオ」
清麿「それに、モモンはコーラルQのように魔物の居場所を正確に探知できる魔物だ。ガッシュも魔物の居場所を探知できるが、距離は限られている。モモンは魔物の居場所を探知する事で魔物から逃げ続け、一度も魔物に会わなかったんだろ?」
エル「およよよ。そうなの?モモン」
モモン「うん…」
エル「では、私が世界中旅して魔物と出会わなかったのは…」
モモン「うん…うん…」
清麿「今回の下着泥棒をしたお前へのお仕置きはこれくらいで止める。だが、その代わりにファウードへの案内人になってもらうぞ」
ファウードの案内人になってもらうという清麿の言葉にモモンは怯えた。
清麿「(やはり、ファウードのやばさはモモンも知っているようだな…)」
エル「おかしいわ、この子がこんなに怯えるなんて…これで2度目よ」
清麿「2度目?最初はどうだったんですか?」
エル「最初は半年以上も前にも同じようにモモンは怯えていたんです。その際にリーンという人から赤ちゃんを頼みますと言われてその子を近くの児童施設に預けました」
清麿「(ガッシュの話ではクリアのパートナーは赤ん坊だった。それに、アシュロンの話と合わせればモモンが怯えた原因はゼオンとクリアの戦いだ!)」
ティオ「さぁ、盗んだ下着を返してもらうわよ!」
下着を取り戻そうとしたティオ達を見たモモンはまた逃げてしまった。
パティ「まだ反省してなかったのね!」
ティオ「待て~~っ、このエロ猿!!」
パティとティオの2人と違い、チェリッシュは静かに怒っていた。
チェリッシュ「…ニコル」
ニコル「グラード・マ・コファル!」
チェリッシュ「シュート!」
またしてもモモンはチェリッシュに狙撃され、その後、ティオ達の制裁を受けるのであった。そのティオ達の姿はもう誰も止める事はできない。
これで今回の話は終わりです。
今回は自分も執筆を楽しみにしていたモモンの話で、もし、モモンの話の時にティオ以外の女の子の魔物もいたら、という考えでパティやコルル、チェリッシュも出し、パワーアップ回にしました。
アニメではモモンは過去に無差別に下着泥棒もやってたので、原作以上に悪事がエスカレートして被害者も増やしました。
パティの新呪文のスオウ・マーレ・ギアクルはガッシュのジオウ・レンズ・ザケルガのような感じの名前を考えてこんな感じになり、威力はだいたいファノン・リオウ・ディオウぐらいの威力です。
コルルの新呪文のギルゼドム・バルスルクは文字通り禁呪で、他の禁呪程パワーアップはしない反面、コルルがより好戦的になるものの、理性は失わないという利点があります。
モモンがディオガ級以上の術を6発連続で受け続けて死ななかったのはギャグ補正だと考えてください。(モモンの耐久力では普通なら、死んでもおかしくないので…)
次の話はマリル王女がまた再登場します。それと、原作では決着が着かなかった清麿の恋愛事情にも決着が着きます。