金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
イタリア
それから、清麿は仲間達と連絡をとった。
フォルゴレ「キャンチョメは行くんだな」
キャンチョメ「うん。僕は大好きなお菓子を食べられなくなるのもフォルゴレが出ている映画が見られなくなるもの嫌なんだ!そのために、僕は清麿の提示した特訓を毎日欠かさずこなして臆病を直すためにホラー映画を見続けて強くなったんだ!すぐにでも行く心の準備は整っているよ」
フォルゴレ「頼もしいな。ところで、何の絵を描いているんだ?」
キャンチョメ「うん、色々考えたんだけど、やっぱり僕の一番好きな動物、ライオンを描いてるんだ。かっこいいし、強いし、まさに動物の王様さ。デボロ遺跡でのガッシュも敵の魔物を寄せ付けない強さはまさにライオンのような感じだったよ。フォルゴレもライオンは好きだろ?」
キャンチョメの問いにはフォルゴレはあまり嬉しそうではなかった。
フォルゴレ「……いや、私の一番好きな動物は……カバさんだ…」
キャンチョメ「……カバ?あの口が大きくて太ってる…カバさん?」
フォルゴレ「…ああ」
キャンチョメ「フフフ、フォルゴレらしくないよ。カバさん、カッコ悪いぜ。強さもかっこよさもライオンとは比べ物にならないよ」
フォルゴレ「知ってるかい?キャンチョメ。カバさんは……」
それから、次の日になった。
キャンチョメ「今日もお仕事を頑張らないとね」
フォルゴレ「そうだな」
???「そのキャンチョメという魔物のパートナー、少し私と話をしてほしいのだが…」
声の主はグスタフだった。
フォルゴレ「構わないが…」
フォルゴレはグスタフと話していた。
グスタフ「君のそのキャンチョメという魔物、前の日に私のパートナーと共に偶然見たのだが、私が見た限りではその魔物の目は若干だが曇っているように見える。気付いていたか?」
フォルゴレ「ああ」
グスタフ「これは私の予想だが、キャンチョメはまだ本当の強さを身に付けていない。それ故、今よりもさらに大きな力を得ると思わぬ行動を起こすかも知れんぞ。そうなった時はどうする?」
フォルゴレ「…私の命をかけてでもキャンチョメを止める。ただ、それだけだ」
グスタフ「……どうやら、いらん心配だったようだ。仕事へ行く所を引き留めて済まなかった」
グスタフは去って行った。その後、グスタフはバリーを見つけた。
バリー「グスタフ、あのキャンチョメとかいう魔物のパートナーと話をしていたのか?」
グスタフ「少しな」
バリー「俺も感じてたぜ、キャンチョメの目が曇っている。何があったのかは知らんが、あいつはただ、がむしゃらに力を求めているようだな」
グスタフ「ああ。力を得るだけなら簡単なものだ。だが、本当の強さを持つ者にはでかいだけの力で勝つ事はできん。それはバリーがその身を以てよく知っているだろう?」
バリー「ああ。あの時、ガッシュに完敗したのも理解できる。あいつはあの時の俺よりも力も心もでかかった。そして、チェリッシュやエルザドルもな…」
中国
レインが魔界に帰らなかったため、リオウ一味はウォンレイを引き込もうとせずにほったらかしにしており、リィエンは呪いにかかっていなかった。
リィエン「ウォンレイ、旅費の事はどうするある?」
ウォンレイ「とりあえず、ナゾナゾ博士に頼んで…」
???「お金の事で困っているのか?」
旅費の事で悩むウォンレイペアに声をかけたのはパクロンだった。
リィエン「お父さん!」
パクロン「どこへ行くのかは私は知らんが、旅費の事で困っているのなら、私が出そう。だが、これだけは覚えておくんだ。2人共必ず生きて帰ってこい!私から言えるのはこれだけだ」
ウォンレイ「はい…、リィエンと共に必ず生きて帰ります!」
リィエン「ありがとうある、お父さん!」
ウォンレイペアの旅費はパクロンが負担してくれたのであった。
高嶺家
仲間達に連絡をとった清麿はいつも通りの日々を過ごしていた。
清麿「(仲間には全て連絡をとったし、恵さんは休みを作るために頑張っている。後は、残りの仲間の返事を待つだけか…)」
配達員「高嶺さん、エアメールの速達です」
清麿「はい、今行きます!(前の戦いではウォンレイはリィエンが呪いにかけられたせいでリオウに従わざるを得なかったそうだが、今回もそうなのだろうか…?)」
エアメールを清麿は受け取った。
ガッシュ「清麿、みんなの返事はどうなのだ?」
清麿「フォルゴレは来てくれるそうだ。それに、キャンチョメも行く気満々らしい」
ガッシュ「よかったのう」
清麿「ウォンレイ達も来れるらしい。リィエンも元気だとさ。パムーンやレイラ、ビクトリームはパートナーが休暇をとるのに手間取ってるから遅れるらしい」
ガッシュ「返事が来たのであれば、呪いにはかかっておらぬのう」
清麿「だが、レインから来た手紙には『カイルが呪いにかかってしまった!すぐにファウードに来てカイルを助け、ファウードを止めてくれ!』と書かれてあった」
ガッシュ「……困難ではあるが、どっちもやらねばならぬ…」
清麿「そうだな…」
そんな時、電話があった。
華「はい。清麿、ナゾナゾ博士から電話よ」
清麿「今、行く」
清麿は電話に出た。
ガッシュ「どうしたのだ?」
清麿「ちょっと少し前に気になってナゾナゾ博士に動いてもらったんだ…」
回想
それは、数日前ほど前の出来事だった。清太郎から電話が来た。
清麿「親父、急に何だ?」
清太郎『清麿の知り合いのジェムがヨポポと共に姿を消したんだ』
清麿「何だって!?ジェムとヨポポが!?」
清太郎『ジェムの家族や近所の人達に警察がジェムとヨポポの居場所を探しているんだが、まだ見つかっていない。清麿の所にジェムとヨポポはいるか?』
清麿「いないが…」
清太郎『そうか…』
清麿「それなら、ナゾナゾ博士に頼んで調査をさせてほしい。そうすれば、ジェムとヨポポの行方の手掛かりも掴めると思う」
清太郎『わかった。ナゾナゾ博士に頼んでみる』
ガッシュ「まさか…、ジェムが…!」
清麿「その可能性は十分にある…」
ナゾナゾ博士『清麿君かね?』
清麿「はい。どうでしたか?」
イギリス
ナゾナゾ博士はイギリスのジェムの住んでいる周辺を調べていた。
ナゾナゾ博士「今、一通り見てきたのじゃが、この辺りにヨポポ君とジェム君はいない。数日前から行方不明となっておる。ジェム君の通う学校の同級生や近所の人達にもどこへ行ったのかわからないそうだ。しかも、余所者さえ来なかったらしい。行方を突き止められずに済まなかった…。私はこれからブラゴなどに協力を要請する。何かあったら連絡するのじゃぞ」
高嶺家
ナゾナゾ博士からの情報に清麿は極力誰にも見つからずに移動できる魔物に心当たりがあった。
ガッシュ「清麿、どうだったのだ?」
清麿「ジェムとヨポポが行方不明だ」
ガッシュ「なぬ!?」
清麿「しかも、余所者さえ来ていないのに姿を消したらしい。誰にも見つからずに長距離移動ができるのはゴームしかいない。恐らくジェムも……」
そんな時、窓から白銀の髪の毛が入り、リオウ達の前に現れた何者かになった。
???「ヨポポは、そいつらの仲間になった」
清麿「何者だ!?」
ガッシュ「清麿、あの者はゼオンが作り出した使い魔なのだ!」
清麿「これは罠だろうが、ここは敢えて乗るしかない」
使い魔「お前達も知っていると思うが、魔界の建造物の名はファウードだ。そこにヨポポはいる。ファウード復活をかけて、リオウという魔物が力を集めている。ファウードを封印している鍵を壊すために、ヨポポは力に加わり、その力は徐々に揃いつつある。ファウードを人間界に呼び寄せた張本人、リオウは呪いをかける事ができる。呪いをかけられし者はあと四日で死ぬ。しかも、その呪いはリオウを殺しても解けず、ファウードの封印を解かねばならない。あと四日で全てが終わる」
そう言って使い魔は消えてしまった。
ガッシュ「いよいよ来たのか…。清麿、ファウードの位置は?変わっている可能性もある」
清麿「それならさっき答えが出た。ファウードのある場所は……ニュージーランドだ!」
ガッシュ「よし、皆の者に」
???「ガッシュ、貴様らだけはこの場で始末してくれる!」
外へ出てみると、リオウが来ていた。しかも、リスクを考慮の上でパートナーのバニキスを最初から外に出していた。
ガッシュ「リオウ!」
清麿「あいつがリオウか…。なぜ、俺達を潰す!?ガッシュの力を利用する方が効果的だろう!」
リオウ「バカめ、俺がシン級の呪文を持つ魔物を味方になど引き込むか。俺達の手におえない上、放っておけば俺達の脅威になるからここで潰す!」
バニキス「ギガノ・ファノン!」
獅子のような形のエネルギー弾が発射された。
清麿「ザケルガ!」
前の戦いのゼオンがリオウを子供扱いしたように今のガッシュの前ではリオウは子供同然であり、ザケルガたった1発でギガノ・ファノンは粉砕され、リオウに直撃した。
リオウ「ぐあっ!(俺のギガノ級の術が粉砕されただと!?)」
清麿「テオザケル!」
続けて放たれるテオザケルにリオウは何もできずに直撃してしまった。
バニキス「(な、なんて強さだ…。リオウが全く歯が立たない……!)」
リオウ「バニキス、こうなったら最大呪文で一気にカタをつけろ!そうすれば倒せるはずだ!」
バニキス「あ、ああ。ファノン・リオウ・ディオウ!」
焦ったリオウは最大呪文を放った。
ガッシュ「私達に対して何の考えもなく最大呪文を放ったのが運の尽きなのだ!」
清麿「ブレールド・ディラス・ザケルガ!」
電撃の剣一閃でファノン・リオウ・ディオウは豆腐のようにスパッと斬られて粉砕された。
リオウ「お、俺の最大呪文が……!」
バニキス「(つ、強すぎる……もうダメだ…、おしまいだ…。こんな奴に勝てるわけがない……)」
リオウ「何をしているバニキス、早くファウードの回復液を飲んでもう一度最大呪文だ!」
すぐにバニキスはファウードの回復液を飲んだ。
バニキス「ファノン・リオウ・ディオウ!」
清麿「自分の攻撃で自分がやられろ!リバース!」
再びファノン・リオウ・ディオウを放ったが、今度はリバースで術の進む向きを変えられてしまい、ファノン・リオウ・ディオウはリオウの方へ向かった。
リオウ「バカな、俺の最大呪文を剣の一振りで跳ね返しただと!?」
ガッシュとリオウの戦いをゼオンペアは見ていた。
ゼオン「まさか、俺のソルド・ザケルガに似た術をガッシュが覚えるとはな」
デュフォー「(リオウの奴、頭が悪いな。あれは剣の一振りで術を跳ね返しているのではない、敵の術を剣を振るった時に発する強力な電磁波の嵐に巻き込んで逆流させ、術の進む方向を変えているだけだ。だから、攻撃を跳ね返す防御術と違って術の威力が高すぎて跳ね返せなくても逸らしたりする事は可能だ)」
ゼオン「ふっ、この勝負はガッシュが勝ったな」
ガッシュの勝利を確信したゼオンはデュフォーと共に瞬間移動した。リオウペアは向きを変えられたファノン・リオウ・ディオウの直撃を受けてしまった。
リオウ「ぐあああっ!!」
リオウはまともに立てないほどボロボロになってしまい、バニキスに至っては意識を失ってしまった。
リオウ「ふ、ふざけるな……お前のような奴を…」
清麿「後は本を」
???「オルシド・シャロン!」
突然、ガッシュと清麿は影の触手に動きを封じられてしまった。
清麿「新手か!」
ガッシュ「これはザルチムの術なのだ!」
ザルチムはパートナーのラウシンと共にリオウとバニキスを抱えてゴームと共に撤退しようとしていた。
ラウシン「撤退するぞ、ザルチム!」
ザルチム「貴様ら、この場は退いてやるが、必ず叩き潰してやるからな!」
リオウ達はゴームの力でワープし、撤退した。それと同時にガッシュペアの拘束も解けた。
ガッシュ「まさか、リオウが直接潰しにかかるとは…」
清麿「とにかく、みんなに連絡をしよう」
アメリカ
その後、清麿はアポロに連絡をとっていた。
清麿『アポロは遅れて来るアルベールさん達を迎えに行ってくれないか?俺達の送迎はマリル王女がしてくれるそうだ』
アポロ「あのカルノア王国のマリル王女が?」
清麿『ある事件で知り合ってな。カルノア王国の性能が高い飛行機でファウードへ向かう予定だ』
アポロ「わかった。レイラ達は僕が連れて来るよ。先に行く清麿達も気を付けるんだ」
ロップス「かう!」
カルノア王国
マリルの元へも連絡が来ていた。
マリル「そうか。遂にファウードへ行く時が来たのか」
カラオム「マリル様、既に高性能の大型輸送機と腕利きのパイロットを揃えました。いつでも日本へ出発する事は可能です」
マリル「よし、ガッシュ達をファウードへ送り、世界の滅亡を阻止するためにも私達も日本に向かうぞ!」
カラオム「はっ!直ちに出発の準備をいたします!」
ファウードは対岸の火事ではないとマリルは考え、出発の時が来たために早速、日本へ向かう事にした。
ホテル
ビジネスホテルでは、エルがモモンにファウードのある場所を探らせていたが、モモンは特定しようとしなかった。
エル「さぁ、モモン。ファウードのある場所を教えてちょうだい!」
しかし、モモンは教えなかった。
エル「モモン、教えて」
仕方なく、モモンはオーストラリアの辺りを示した。
エル「そこ、そこね!オーストラリアの辺りなのね!?」
汗をかいたモモンは下着で汗を拭った。
エル「およよ、私のブラジャー!いつの間に!こら、離しなさい、モモン!」
モモンと下着の取り合いになった。
エル「こら、いい加減にしなさい!もう、あなたって子は!」
某国
テッドはマジョスティック12から事情を聞いていた。
ジード「そうか。テッド、ファウードを止めるのにチェリッシュも行くそうだ」
テッド「チェリッシュが!?今まで見つからなかったあいつが、俺より先にファウードを止めるために向かうのか!」
ジード「行くか?」
テッド「ああ!」
ニュージーランド
リオウはファウードをニュージーランドに移動させたが、ガッシュへの伝達などを済ませたゼオンは直ちにデュフォーの力でファウードの所在地を突き止め、ニュージーランドに来た。
ゼオン「ふふふ。リオウ、一度デュフォーがファウードの映像を見た上、この俺はファウードの力を感じる事ができる。どこへ逃げても俺達からは逃れられんぞ」
ガッシュ達は使い魔がゼオンの罠だと知りつつも行動を起こしたが、リオウはゼオンの罠に気付いていなかった。
空港
そして次の日、マリルは空港で待っていた。
マリル「出発の準備はできておるから、いつでも出発できる。仲間達と共に来るのじゃ」
ガッシュ達も空港に来ていた。
ガッシュ「ティオ達も来ておるのだ!」
清麿「みんな、来てくれたか!」
恵「当然じゃない。大好きな清麿君と一緒ならどんなに危険な所だって怖くないわ!」
清麿「俺も恵さんがいれば常に100%以上の力が出せるよ」
早速、恵は清麿と手を繋いだ。
しおり「清麿君と恵は愛の炎に燃えてるわねえ」
ティオ「私達も負けてられないわ」
コルル「パティやチェリッシュも来てくれて嬉しいよ」
パティ「当然じゃない!」
チェリッシュ「あんな巨大な魔物を放っておけるわけがないしね」
ウマゴン「メルメルメ~!」
清麿「空いたペットボトルは持ってきたか?俺は6本持ってきた」
恵「私は4本よ」
しおり「3本」
ウルル「私は25本持ってきました」
清麿「(25本…?やけに多いな。まぁ、パティは大食いだからたくさんジュースを飲んでいても違和感はないのだが…)」
ニコル「私は7本よ」
サンビーム「私は5本持ってきた。後はフォルゴレ達の到着を待つだけか」
ニコル「そのようね」
日本に滞在している魔物達はこれで全員集まった。世界の命運をかけた戦いが今、始まろうとしているのであった。
これで今回の話は終わりです。
今回はゼオンが送った使い魔により、ガッシュ達はジェムが呪いをかけられてしまったせいでヨポポがリオウ側についた事を知る話ですが、今小説のウォンレイは最初から味方にするため、誰を原作のファウード編のウォンレイの代役にしようか考えた所、ヨポポが最適だと考えてヨポポを原作のウォンレイの代役にしました。
ゼオンがメッセージを伝えてからのリオウとの戦いは原作のゼオンvsリオウの時のようにあまりにも圧倒的な差でガッシュが勝利するという内容にしました。
次の話はウォンレイペアとキャンチョメペアが空港に到着し、一同がニュージーランドに行ってからいよいよファウードへ突入します。